レビュー一覧(全24845件)

「世界全てを敵に回してでも。同じ場所に住んでいた誰かだろうと、最強の魔王だろうと、人間相手だろうと、剣聖だろうと、どんな事情があろうと、大仰な運命だろうと。全部、斬って捨ててやる」

剣に生き、剣に死ねなかった武芸者が、異世界で女に生まれ変わってもなお、剣に狂う。
剣鬼ソフィアとその剣戟は蠱惑的な迄に美しい。

この傑作の大きな特徴、それは、語らないことの美しさ。
剣戟の描写から人物の生い立ち、思いや目的その他を、あえて書かない。
不思議とそれによって、一文が印象的に映え、一つのセリフから言外の思いと積み重ねが響き渡り、その剣戟は美しく仕上がり魅せる。

繊細で大胆な文章の業を魅せながらも、この物語全体には喧しく澄んだ音色が響き渡る。

楽器は剣、音をかき鳴らすは剣士と強者。
その鋼の音色は、思わず道を踏み外してしまうような、狂気で正気な、魅力的で蠱惑的な、乱雑で静謐な、最高にロックな一曲の音楽。
死合の乱舞の中、彼らは悠久にも感じる刹那の間際に、剣戟で語り合う。

さぁ、共にロックンロールを奏でよう。どちらかが倒れるまで。どちらかが死ぬまで。
剣戟を、かき鳴らせ。

レビュー投稿者:ベギンレイム
2017年 07月 24日 06時 14分

小説タイトル:剣戟rock'n'roll
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面白い、からこそ

貴方の作品は抜群に面白い。ただ独特の密度と文体がプロの道を邪魔している気がする。いつの日かあえて平易な文で、作品を一つ書いて欲しい。良い癖は物語に充分溶け込んでいる。率直に言えば、現状は『癖』の過多のように思える。殆どの作品に目を通しているが、一番コミカルで物語に癖があり、読みやすい当作にレビューする。

レビュー投稿者:七篠しいな
2017年 07月 24日 05時 06分

小説タイトル:美化委員会の不浄理論
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現代政治風刺?ファンタジー作

八男、銭と比べて作者の書籍化への割り切りを感じる作品です。(それでもチャレンジする出版社がどこか楽しみです。)

舞台は現代。ファンタジー世界からの大規模転移が起こることにより科学文明と魔法文明の併存する形になりその認識の違いや各国の国情により大きく世界を揺るがします。
ここまでならちょっと珍しい作品ですが「八男」終盤で物議を醸していた政治や社会への風刺から一歩踏みこみ政治関係を中心にほぼ実名が多用されたマイナス方向の言動がかなり盛り込まれた作品になりました。
日本はじめ徹底的に落とされる一方アメリカや欧米各国の上げ描写の楽さがすごいです。

にやっと笑って読める人とさすがにうざく感じる人で読者をまず選ぶ作品だと思います。

レビュー投稿者:ジント
2017年 07月 24日 02時 53分

小説タイトル:勇者の活躍はこれからだ!
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全俺が震撼した、「なんだよ!」凌ぐ面白さ。

PART2にて切なくて純粋なラブストーリは今のところ見当たらないが、お兄ちゃんのおち●ち●を観察する童女は出てくるぞ!

「異世界転生ってなんだよ!(後略)」より、魔王を討伐せずに済んだ主人公。ゲーム、ラノベ、アニメには疎い元高校生、榊原 健人(さかきばら けんと)。
「ああ、●ックスしてぇ・・・」から始まる次章は、宿屋兼異世界居酒屋ノ……で、住み込みで働く彼の姿を描く。
ちなみに前作未読でも問題は無い。でも読んで欲しい。

豊富なメタネタ。ダン・シモンズ影響があるかは知らないが、人を選ぶ作風ではあるだろう。
だが、嵌った人はとことん嵌る。そんな良さを感じる一作。私は嵌った方の人間だ。

独立系(インディーズ)のドラゴンと戦う日もそう遠くは無い。と私は期待している。インディーズだがドラ●ン・アッ●ュではない。

不定期連載中の本作、ぜひご一読下さい!
そして、リリスちゃんの成長を見届けよ。

レビュー投稿者:くそざこなめくじ
2017年 07月 24日 00時 55分

小説タイトル:なんだよ!2(仮)
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気がつけば重油まみれ

この作品の魅力は何かと聞かれて第一に挙げるとすれば、独特の世界観であろう。なろうでよく見る異世界モノとは一線を画すSF感漂う『セカイ』。第一話で、読者はこの不思議な世界にその足を踏み入れることになる。
そして、この作品の魅力はそれだけではない。私が特に驚愕したのは、文章から垣間見える設定の緻密さだ。設定がしっかりしているからこそ、現実には決してあり得ない世界にリアルを感じることが出来る。
他にも、まだまだこの作品の魅力は多い。個性豊かなキャラ達(自分は特にイサカが好きです)だったり、続きが気になる引きだったり。
この作品の沼は深い。しかも、沼は重油で満たされているので、一度ハマるとなかなか抜け出せなくなる。既に私の身体は重油まみれだ。
アナタも、私と一緒に重油まみれになってみませんか?

レビュー投稿者:赤葉忍
2017年 07月 24日 00時 15分

小説タイトル:本日ハ所ニョリ磁気嵐、重油雨ノチ音波風
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『魔法の本の使い方』


もしも、何でも願いを叶えてくれる本があったら。

第1話から物語の世界に引き込まれました。
世界観はファンタジーで美しく、物語に流れる空気も澄んでいます。

そんな世界に現れたのは、一冊の本でした。
その本はなんでも願いを叶えてくれる魔法の本。

その本を主人公が祖母にプレゼントしてもらうところから、この物語は始まります。

私はこの小説を読んで、人の願いと欲望の違いとはなんだろうと思いました。
道徳も倫理も美徳も、価値観は勝手に人間が作ったものです。
人間以外からすれば、差はないのかも知れません。


しかしその『差』こそが、生き物の心の正体なのではないでしょうか。


私はこの小説を読んでそんなことを感じました。
おそらくこの物語を読んで思うことは十人十色だと思います。
読者の数だけ、答えがある。

それは素敵なことだと私は思います。

レビュー投稿者:はしもと
2017年 07月 23日 23時 35分

小説タイトル:願いは何ですか?
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一風変わった青春コメディー!         +非常に面白いアクアリウム小説!

校内に自分だけの空間が欲しかったとある男子生徒がいました。

しかし、折角手に入れた空間を
アクアリウムに愛を捧げる個性豊かな女子生徒達に、熱帯魚を飼う事に使われ、奪われてしまいます。

そして説得を受けて渋々、彼も水槽を立ち上げます。


その男子生徒はアクアリウムについて詳しいけど、冷めてます。そんな彼は丁寧に解説しながらも、ツッコミを入れまくるのだけど、これが非常に笑えて面白いです。

そうして笑ってるうちに、物語は佳境を迎えます。
難題が襲いかかり必死になる中で、生き物を飼う事と真剣に向き合う姿に青春を感じます。


アクアリウムを知らなくても大丈夫です!
僕もアクアリウムについて全く知らないですが、
気付いたら笑ってて終わる頃には、凄く晴れやかな気持ちになれました。

そんな素晴らしい小説です。
一風変わった青春コメディーとして凄く面白いので、読んでみることをお勧めします!

レビュー投稿者:岬林 守
2017年 07月 23日 22時 48分 ()

小説タイトル:僕と彼女と彼らの水槽学入門
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青春の甘さと苦さ

部活動は僕も文化部だが経験をしている。そこにはいろんな人がいて、いろんなことが起こる。でもそれはとても楽しくて、でも辛かったりもする。そんなアンビバレントな感情や汗と涙の匂いは歳をとるにつれて懐かしさに変わっていく。この小説はいままさに学生の作者が、学生の立場から演劇部を描いた作品だ。主人公の端正な一人称で語られる内容は一つ一つみずみずしい。運動会や新入生発表会。それらを様々なトラブルを乗り越えて達成する姿は本当に清々しさがあり、また青春のすばらしさを感じる。しかし一方でこの作品は決して青春の甘さだけを描いているわけではない。対立や未熟さゆえの緊張、そして仲間の痛み…それらは実際に学生生活を送っているうちに起こりうる出来事だ。そのシビアさも忘れずに描かれている点はさすがと言えるだろう。もし実生活で疲れたのであればタイムスリップしに読んで欲しい。きっと元気をもらえるはずだ。

レビュー投稿者:Lang_E
2017年 07月 23日 22時 30分

小説タイトル:演劇部で毎日バカしてますがなにか?
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三つの要素が見事にマッチした作品

これは友人の作品なのですが、一言で言うと“嫉妬しました”
なんというか、ギャグとシリアスと文学的表現が綺麗に混ざりあい見事なテイストを表現した、そんな作品でした
自分はレベルが低いので偉そうなことは言えないのですが、個人的には文句がない作品でした
世界観も学園もので、委員長と一緒に何かをする、というありがち内容だったのですが、他の作品に埋もれることがない独特な細かい設定やキャラが見事に存在感を出していました
また、途中途中でやけに長い説明や、現実世界に存在する小ネタを使っていてクスッときました
一話が長く、読み応えのある作品でした
今後とも見守らさせていただきます

レビュー投稿者:田中サトウ
2017年 07月 23日 21時 56分

小説タイトル:KLaRoa
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それぞれの表と裏の顔を堪能しましょう。

 まだ始まったばかりの作品ですが、丁寧な語りでゆっくりと、なのに勢いよく引き込まれてしまいました。
 アデルは性別を偽っていることを告げる。
 その結論を出すまでにどれほど悩み、苦労したか。

 じんわりとアデルの心の葛藤が伝わってきます。

 家族のことを思えば当然告げてはならない事実。
 でも、それを隠したくないと思ってしまうほど、セリスを好きになってしまった。
 沸き立つ感情は抑えることなど出来ない。

 真実を告げると、セリスもまた性別を偽っていたことを告げてきました。
 つまりアデルは、セリスを好きでいていいのです。
 二人とも、お互いを求め合っていいのです。
 越えなければならないことは多々ありますが。
 それでもこの二人の強い愛なら乗り越えていけると、そう実感することができました。

 というかですね。

 ……アデルがセリスに迫られてるシーン、もっと見たいです!!!

レビュー投稿者:Abel
2017年 07月 23日 20時 55分

小説タイトル:男装貴族の幸福な結末
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