イチオシレビュー一覧

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主人公は神霊術が得意な少女、誘拐犯を追う守備隊に協力するところから冒険は始まります。

魔術ではなく神霊術だったり、人にして人に非ざる存在が居たり等、設定が面白く独特の世界観だと思います。

チェルニは十四歳、頑張り屋さんでしっかり者だけど幼さも残っていて、考え方も行動もとても可愛いです。
王国騎士団長のネイラ様とは文通のみで年の差もあり、先は長いな〜と思っていたら衝撃の展開が!

魅力的なキャラクター、情景が浮かぶ地の文、イキイキとした会話、言葉遣いの美しい丁寧な文章は、読みやすくストレスがありません。

家族愛に溢れ、飯テロや淡いロマンスもあり、ほっこり且つドキドキワクワクさせてくれるファンタジーです。

《神威の覡》は我らが化身、《神託の巫》は我らが縁。《神託の巫》は雛にして、今暫くは微睡みの内

この美しい調べの世界を皆さまにおすすめします。
レビュー作品神霊術少女チェルニ〈連載版〉須尾見 蓮連載中 / 全114エピソードハイファンタジー[ファンタジー]
本エッセイの作者様は、とある小説で大変な光景に遭遇したそう。

ハルバードを!
腰に!
帯剣した王子!

ハルバードは、ファンタジーに慣れた者の中ではそれなりに有名な武器だと思います。
ですので「ハルバード」と読んで、すぐに姿が浮かぶ方も多いのではないでしょうか。

それを腰に、となると大変なことになっているのは容易に想像できましょう。そして、剣ではないから帯剣は違う、というのもそう難しいことではないはず。

これはよくある「異世界サンドイッチ」とは似て非なる問題です。
例を挙げるとすれば「死んでいないのに転生」のような誤用の一種。
折角の面白さに一点の瑕疵となり、とても勿体ないです。

一書き手として、こうした誤用には気を付けたいと改めて思いました。

小説に実在のものを登場させるときにきちんと調べることの重要性がよく分かるエッセイでした。
レビュー作品【画像付】『ハルバードを腰に』考【腰ハル】 ハルムベルテ小篠短編その他[その他]
本作は間咲正樹さんが紡いだ「なろうラジオ大賞3」の参加作品である。

登場人物は、どこかで聞いた(いや誰もが知ってる)名前な2人。
そして作中において2人が何をするのかと言えば……タイトル通り、ヒロインから主人公がカセットテープを渡されるというもの。

しかもこれまたタイトル通り……2828必須なメッセージが込められたカセットテープである。

果たして、主人公はこの後どうなるのか……一緒に見届け想像しましょう(意味深
時々無性に読み返したくなる作品です。

全体的に優しくて穏やかなのですが、なんと言っても好きなところは、起承転結の美しさです。あぁ、そこにつながるのね…とその見事さに、つい何度もその流れをもう一度読みたくなるのです。謎を絡めながら自分の存在の意味を見つけていく、そのプロセスにぎゅっと心を掴まれました。おすすめです。
密室に閉じ込められた勇者君。
脱出を試みるが、縄で縛られて身動きが取れない。
目隠しで視界を塞がれているので、自分がどこにいるのかさえ不明。

どこかへ連れていかれるようだが……。
いったいどこへ!?

姫も一緒に囚われている。
まさに絶体絶命、大ピンチ!

果たして勇者君はこの難局を乗り切ることが出きるのだろうか!?
レビュー作品密室の罠Y.ひまわり短編コメディー[文芸]
なろうラジオ大賞3に参加作品。
クラスメイトの女子から突然カセットテープを渡された主人公の下野君。
「実物は初めて見た」とか言う辺りに世代を感じましたね……。

閑話休題。
家に帰ったら聞いてほしいとテープと、再生機器まで渡されて。
そこにはよくわからない言葉が録音されていた。どういうことだと首をかしげていた所に、見慣れない機能を見つけて……。

分かる人にはタイトルを見た段階で分かってしまう仕掛けではありますが。
しっかりと違和感を見つけてた彼が、それを聞いてどんな顔をしたのか想像するだけでニヤニヤしてしまう。
短いながらもしっかりと恋を描いている、安定感のある短編。
小説を書いて、急に筆が止まる。
そんな経験はありませんか?
または、今まさにそんな状況とか。

だとしたら、このエッセイを読んでみて下さい。
きっと活動再開のヒントになります。

どうして書く気力がなくなってしまったのか。
書くのが楽しく感じなくなったのはなぜか。
ひとつの考え方ではありますけど、明確な答えが用意されています。
ズバリ、それを言葉にすると……続きは是非、本編で。

対処法もあわせて紹介されています。
筆を折るその前に、是非ともこのエッセイを。
自転車競技。
知らないなぁと、ふと目に入り読み始めたら、一瞬で引き込まれました!
弱虫ペダルやら、流行りましたが、あまり知りません。
でもこんな感じだったのかな?
早々に食らいつき、一気読みしてしまいました。
いま、二周目に入りました(笑)
映像が目に浮かびます。アニメ化してほしい。
勝負事だし、勝ち負け、ライバル、そして戦略。人間模様も。
これから楽しみです。
期待大‼️
目覚まし時計が鳴らず、大慌てで飛び起きる主人公。
大慌てで階段を駆け下りると母親からちゃんと朝ご飯を食べてと言われる。

仕方なく席について食事をとる主人公。
何とか朝食を食べ終えたら、洗面所へ猛ダッシュ。
歯を磨いて、髪を整え、身だしなみを整える。

カバンをつかんで行ってきます!
バス停まであと少し……。

実に微笑ましい日常的な風景である。



なろうラジオ大賞3の投稿作品。
読んだ後にこれはすごい、と思わずつぶやいてしまった。
作者様の執念に脱帽である。
レビュー作品目覚まし時計が鳴らなくて猫らてみるく短編ヒューマンドラマ[文芸]
※この投稿者は退会しています
淡々とお味噌汁を作る過程が描かれています。

本人の思い出を挟んで。

空は雪の気配を感じさせる風が吹いています。

そんな中、淡々とお味噌汁が出来上がっていきます。

今まで何度繰り返した手順でしょうか。

その中に人生観・死生観が吐露されます。

たかがお味噌汁、されどお味噌汁。

一杯を大切に毎日を過ごしたいですね。

短い中に様々な想いを込めた掌編です。

是非お読みください。