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作者:なと/作品情報/Nコード:N7825HQ
短編 |
夏化粧
半夏生とちょっと似てますね
蜩が鳴き始めて
暮れ行く夏のともし火を哀しがる頃
あの娘は綺麗な化粧をして
竹藪通りをからんころんと
心地いい下駄の音と
晩の夕餉の匂いを
あの大きな長い坂を
ゆっくりとゆっくりと
昇ってゆきます
空にはオレンジ色の入道雲が
惜しむ夏を切なげに
その眼の妙
ジャンル:詩〔その他〕キーワード: 伝奇 ミステリー 怪談 夏 懐古 ホラー詩 如来 入道雲 西陣羽織 最終更新日:2022/05/28 20:33 読了時間:約8分(3,559文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
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