記憶を失った青年は、森の中で目を覚ました。 エルフの村では、謎の噂と少女が襲われる事件が起きていた。 証言、疑惑、対立する村人たち。 黒い剣。 そして、記憶を失った剣士・ソードが疑われる。 「俺が……彼女を襲った犯人かもしれない……？」 群像劇×異世界×謎解き。 ファンタジーの中で“真実”を探す物語。

＜剣道三段タケルの章＞ 「鳥居の真ん中は神様の通り道。決して通ってはならん」草薙タケル（１７）は巫女である祖母の言いつけを破ったことで異世界へと飛ばされた。 魔法が存在するこの世界は絶大な魔力を操る”聖騎士”が戦局を左右する。しかし互いの魔力干渉により攻撃魔法が無効となる魔力領域≪レジオン≫が存在する為”聖騎士”同士の戦いは剣術のみの実力勝負となる。 とあるきっかけで精霊魔力を発現させたタケルは、ローゼンヌ王国近衛隊長に潜在能力を見出され近衛隊に入隊する。 転移して３か月が過ぎた頃、国境での小規模戦闘により緊急招集されたタケルはブリュセイユ王国の騎士団と遭遇。そして迷彩のプレートメイルを纏った自衛官らしき敵聖騎士と激突する。「テオの右腕を吹き飛ばしたのはこいつか？！」剣道VS銃剣格闘の真剣勝負の行方は？ ＜銃剣道三段ユーゴの章＞ 義父に「娘を守って欲しい」と頼まれたユーゴは妹のレティシアと共に騎士学校に入学した。 王国騎士団に入団する為には学校の最終試験である御前試合（模擬戦）を戦い、チームとして三位以内に入らなければならない。しかしチームを組むことになったのはユーゴと義妹レティシア、名門だが家族に入学を猛反対された小柄で非力なドロテ、これまで騎士を輩出していない下級貴族で剣術経験ゼロのメリッサ、騎士どころか貴族でもない農民の子ルシアンの３人だった。 ～一年後の御前試合～。 自分を騎士学校に入れる為領主に身を委ねた母を嫌悪し苦悩しながら戦うルシアン。偉大な聖騎士だった亡き祖母の墓前で誓いをたてたドロテは身長２Mのアルバンに挑む。勘当され家を追われたメリッサは騎士団入団を賭けて妹のフィアンセと大将同士の直接対決。レティシアは祖父の命と領地を奪ったクルーゼ家の次期当主相手に再興を賭け立ち向かう。ユーゴをリーダーとした序列最下位のチームは女子三人を中心に知恵と工夫と秘策を携えエリート達に挑む！ ＜薙刀二段ルリカの章＞ 予定です。

せっかく大きな魔法処理分野の脳を持って生まれてきたのに魔力干渉系という糞役に立たない系統にほとんどが割かれて普通の魔術が並みにしか使えない状態に。いわゆる貴族に産まれた少年には低級しか使えない魔術では嘲笑者。技術者として大成するべく、魔術の仕組みについて勉強すると、干渉とその知識を応用すると魔術のコントロールが出来ることに気づいた。これをハッキング魔術と名付け、ハッキング魔術を使い徐々に無双していく。そんな彼が国立首都魔術学園に入学し、革命を起こしていく物語。*休止