同じ騎士団の子爵令嬢フランツィスカとあまりにも親しすぎる婚約者の侯爵令息ダミアンを咎めた伯爵令嬢アメリアだったが、
「騎士団では男も女も関係ない。これが常識だ」
と言われ続け、納得できないままもやもやを抱え続ける。ある日、アメリアは王都の街中で二人のデートを目撃する。友人のドーリスと尾行して決定的な証拠を掴もうとするが、そこで見たのは、ダミアンの贈り物をきっぱり拒絶する、どこか様子のおかしいフランツィスカだった。
翌日、問い詰められて逆ギレしたダミアンが彼女の腰に手を回そうとしたその瞬間、予想もしなかったことが起こる。なんとフランツィスカがアメリアを守り、ダミアンを組み伏せたのだった。
実はこのフランツィスカ、フランツィスカ本人ではなかった。常識知らずの姉の命令で変装していた彼女の弟、ギュンターだったのだ。