作品情報
短編
25,430文字
アクション〔文芸〕
最終更新日:2012/11/25 23:46
格闘家藤瀬卓二は、ある日雨宮るるみという少女と出会う。
雨宮るるみは藤瀬卓二を、級友からお金を脅し取った一味と思い、彼に襲い掛かる。
最初は相手を小学生の女の子と侮っていた卓二であったが、るるみは常識外れな力を発揮し卓二は大いに怯む。
しかし卓二もまた武の世界に生きる男。自分を取り戻すと非常識な力を持つるるみへ戦いを挑む。
るるみの非常識な力の正体は、魔法であった。
祖母より学んだこの力で、るるみは卓二と一進一退の戦いを繰り広げるが、るるみの魔法により建物が崩れ、これを切欠に勝負も動く。
るるみの強力な魔法の直撃を受けるも、卓二は最後の力を振り絞り、るるみを倒す。
お互い、生きる死ぬを考えねばならぬ程威力のある攻撃を繰り返して来た同士であったが、卓二はるるみにトドメはささず、また戦いに来いと誘う。
そして数年後るるみは再び卓二に挑むが、二人は何処かお互いを認め合っているようにも見えた。