何で人は、心が覗けないのだろう
どうして、相手が分からないのだろう

それは恋なのか執着なのか
傷付いた二羽の鳥は、羽根を毟るようにさらにお互いを傷つけ
それでも、もがきながら必死に愛を相手を求める

これは恋なのか執着なのか。

端から見たら冷たい雨も二人には恵みの雨かも知らず
すれ違いながらも、ただ二人は激しく求むる

二人だけの愛を



これはそんな冷たい熱の、泥濘の様な愛の物語。

　刻一刻と変わる確率。
『妻を殺してもバレない確率』。
　それは憎しみとともに婚約した二人の唯一の絆。

　数字に愛は無いという。
　金で買われたと妻を憎む夫はプレゼントを妻の目の前で投げ捨てる。
　あなたを愛することはできない。
　妻は夫に愛されるゲームを提案する。

『今日は1％だった。調子が悪い』『あら。当面私は安泰ね』

　数字は話題となり、二人の間で交わされ、揺れていく。
　愛する自信はないが、憎むことならできる。
　愛されたいのに愛し方すらわからない。
　ひととせ、春夏秋冬すぎ、幾年も共に過ごす。

　二人の愛は数字で測れない。
　数に愛そのものが宿っているから。

　是非ご一読を。
　揺れる数字に貴方の心は温かくなる。

この「小説家になろう」というサイトは巨大であり、約51万の作品と約112万のユーザーがいるサイトである。
この中で面白いと思えるユーザーや作品に出会うのは難しい。
ポイントが多いからと言って良い作品とは限らない。
大ベストセラーになった本を読んだ時に「なんだかよくわからないなぁ」と、思ったことがあるだろう。それと同じで、ランキング上位にあるからといって必ずしも自分にとって面白いとはかぎらないのである。
この巨大サイトには0ptで忘れられた素晴らしい作品が鉱物のように眠っているに違いないのだ。
ランキング上位作品を漁るのも良いが、たまには0ptに目を向けて頂きたい。その山の中から探し出すのは大変だが、発掘したときの喜びはひとしおに違いあるまい。
そのとき、その作品と共に作者も光り輝くのだ。

　レイトーマ国の姫・マナは、国王を殺され波瀾万丈な幼少期を過ごしてきたが、素直な女の子。マナの周りにいるのは人間味あふれる人々。彼らは所属する国や組織の違いにより対立し戦うのだが、みんなそれぞれに信念をもって行動している。
　世界には４つの国が存在し、龍族は滅び人間は半数が死滅した。その歴史を知ることは禁忌とされた――これは隠された世界の記憶を知りたいと願ったマナが、護衛の緋媛とともに波乱の人生を送る人生ドラマのような物語である。
　マナを始め、登場人物たちの人間模様をドラマチックに演出することをベースとして、隠された歴史を紐解いていくミステリーとしての面白さ。それをしっかりと楽しむためには、ネタバレを怖れずに０章を先に読むことをお勧めする。そして本編を読み進めながら、時々０章に戻ってみる。すると、最初は分からなかった情報が少しずつ解明され貴重なヒントになっていることに気付くだろう。

(私的に)注目していたエッセイスト野人先生の、初小説。

リアルで空手をしている野人先生。
“野人”と呼ばれる主人公の戦闘描写のリアル感、迫力が秀逸です。

エッセイでの個性的なユーモアは、本作品の地文でも遺憾無く発揮されています。

異世界の魔物のファンタジーと、リアルな空手、野人先生の個性がピタッと噛み合い、面白い小説に仕上がっています。

チートなし、しかも裸で森からスタートした主人公“野人”の異世界サバイバル。
短編で隙間時間に読みやすいです。
ぜひ読んでみて下さい♪

まず目を引くのが世界観です。荒廃したディストピアのような世界観で音楽を規制され自由を奪われた音楽家たちが夢を捨てきれず地下で歌う様がとても強く美しく、想像が膨らみます。その想像をさらに広げる思わしげな展開が読み進めるうちに氷解していくのでしょう。２話目からその巧みで作り込まれた世界がこれまた丁寧に描写されていくのでぐいぐい引き込まれます。今後に大いに期待できる作品であります。

とっても面白い 語彙力無くてすみません後は文字稼ぎはなさたさたさたしたはまさまさたさたかたかあきたなさたやたはたはさましまさたさたはさたさたさてあさたしたさたかたかたきたさたはあなやたらたらまらまはなさなはたひたはたさたさたはたさたさたさたさたかたかさたさたさはたさたさたさたさたかやきやかやさやはかまかた
語彙力ない自分が恨めしい

この小説は主人公が主人公らしくなく、現実の世界のなんて言うか、「一人の人間」としての現実感が表現されていて自分自身が主人公に気持ちを重ねやすいので、「全部俺のおかげだろ！」とか言った時は自分のことでもないのに、「言っちゃった」感が凄く、ここまで文章が巧い作家はラノベ以外でもそれほどいないと思わせるほどの巧さ。

ストーリーも良くて主人公に全く優しくなく、ご都合主義もそれほど無いので、主人公が葛藤しながらもその能力を使って藻掻く姿はダサいなと思いつつもカッコイイと俺は思う。

拙い文章ですみません。

是非、この作品の書き出しの部分を読んでみてください。
そして、8まで読み進めてください！

私は、最初に書かれた部分と8の後半に書かれた言葉を見比べてみて、あああ――、そういう意味だったのか――と、ぞくりとしました。

個人的には、
冒頭から死んでる田村さんですが、物語の中では一番、何故か気にかかりました。どうして、田村さんは殺されてしまうほどの「人」になってしまったのか――。
殺される直前の彼は何を思っていたのか。

その部分は謎で終わっていいところだと思いますので、色々想像してみます（笑）

ちなみに、田村さんの死体、このあと、どうするんだろう。

これは見事な夏の小説である。
ここまでやられたのは久しぶりである。
私は違和感を覚えつつも、最後まで彼らの正体に気づかなかった。
彼女は、店先で綺麗な声を響かせ客を呼び込むのが仕事だった。それは彼女を見込んだ先代の爺さんの願いでもあったのだ。
爺さんは彼女を丁重に扱ったそうだ。
その爺さんとの別れあっというまに訪れた。人があっというまに亡くなってしまう。
それでも彼女は店先で歌い続けた。
その声は年齢を感じさせない透き通った声であり、どこまでも人の心に届く声に違いあるまい。
これからも彼女は歌い続けるのだ。爺さんの願いを忘れぬように。