第一章　『眠り姫』 　初めてLROを始めた日、僕はゲームの世界に居続ける少女と出会った。彼女の願いと思いが、このLROというゲームを加速させていく。現実とゲームの境界を曖昧な物にしていった。 　第二章『世界に愛された娘』 　LRO事件が終わって数ヶ月。日々は至って平穏だ。だけどあの人が、自分達の会長が、とんでもない物を持ち込んできた。最初はそれに参加する資格も、思いもなかった自分だけど、同時期に塾で密かに気になってた娘が姿を消した。 　それには会長の持ってきた物と関係があって……自分は『誰かがやってくれる』その『誰か』になろうと思ったんだ。

　成人の祝福。 　人族が１６歳の誕生日に職業とスキルを得る事が、そう呼ばれる。 　その得られる職業は、本人の努力では無く、本人の素質、神の気まぐれで決まると言われている。 　そして、その得られた職業で、その後の人生は大きく変わってしまう残酷な世界だ。 　だが、それを打破する理も用意されている。 　それは、世界に勇気を示す事。 　だけど、そのハードルが高すぎて、強くなれない人族。 　そんな異世界に、神らしき存在が裏技を使う事によりチート職業勇者職を与えた者が居る。 　そして、その神らしき存在に、君の価値観と性格だと勇者だとバレルとそれを利用しようとする権力者達との殺し合いになるだろう等の理由から出来るだけ隠れてとも指示された。 　なので、主人公は同じパーティの友人にも嘘をつくことに。 　隠れ勇者イサムは、今日も偽り・嘘をつき続けます。 　残酷な描写があり、嫌な性格の人達も出て来るので、そう言うのが苦手な人は避けた方が良い作品です。 　お題をもらって書くのも良いかも、と急遽描いた作品です。 　推敲は不十分で、プロットは他作品からの流用で不十分なのですが、期間制限があるので、とりあえず投稿してみます。 ２０２４年７月１４日変更 　タイトルを『今日も嘘をつく』より語呂が良いかなと『今日も嘘つき』に変更。

　――――来世では、”友達”を作りたいなぁ、、、 　前世でブラック企業に勤め、過労死してしまった主人公パープ。転生して獣人の王国の王女として転生するが、王族の印である特殊な瞳孔を持っていなかったため、魔物が巣食う森に捨てられてしまう。 　絶対に生きてこの森を出る。そして、友達を作るんだ。 　前世と同じ道は辿らない。後悔しないよう――”一欠片の勇気さえあれば”と思わないように、全力で生きるんだ。 ※この作品は『転生したうさ耳少女は一生懸命がんばります！　～友達を作ろうとしたらいつの間にか世界救ってました!?～』のリメイク版です。

主人公はFラン大学を卒業して社会人2年目 同棲する彼女と日々の厳しい仕事に耐えながら生きている 帰りの電車で通り魔と鉢合わせ 最初は逃げようとする主人公だったが渋々と通り魔と戦い意識不明になってしまう 女神が現れて命乞いをする主人公に対して 女神はモニターで主人公の生前の記憶を見て判断するという短編です

　僕はニザ。魔法玩具師の弟子だ。僕と師である親方とおかみさんは、世界の境海を越える旅の途中で海賊に襲われた。さらわれた僕は海賊島からは逃げ出したけど、異郷の地でひとりぼっちに。でもぬいぐるみ妖精のシャーキスはずっと一緒にいてくれた。僕は親方ご夫妻の行方をもとめ、〈職人がたくさんいる国〉へたどり着く。そこで聞いた魔法玩具師の言い伝えをたよりに〈月と太陽の砂時計がある街〉を訪れようと考えるが、そこは、魔法玩具師がけっして訪れてはいけない理由があったのだ……。 ※長いお話で二部構成予定です。ただいま前半の『海賊島からの脱出編』を執筆中。表題の〈太陽と月の砂時計がある街〉は後半に登場します。

冥王アザラフが滅び、十二神域が解放されてから三か月。星環界は奇跡的に再生を始め、各地に残された廃墟や傷跡にも緑が芽吹き、人々はようやく平穏を夢見始めていた。だが――ある夜、満天の星空を覆うように、天が音もなく裂けた。そこから溢れ出したのは、災厄のような黒き奔流。現れたのは、七人の黒衣を纏う邪王たち。そして、その背後に鎮座するのは、かつて十二神域の神々すら恐れ封じた「古の女神」。

京都に住んでいる大学講師の浅上は、東京の小中で一緒だった萩と、久しぶりに会って食事をする。そこで浅上と連絡を取りたい数人のクラスメイトの話をされた。その中の一人の女の子、方宮希が、京都の研究室を訪ねてくる。京都を案内する中で、ほのかに示される好意に、浅上は……。5000字と少し長い短編ですが、最近夢で「方宮さん」が出てきたので書きました。

　神城海斗（かみしろ かいと）、二十五歳。国際天文台の観測部に勤める青年は、人工衛星から送られる膨大なデータと向き合っていた。彼のデスクのモニターには、宇宙望遠鏡が捉えた木星外縁の映像が拡大表示されている。ここ数週間、太陽系外からの微弱な電磁パルスが周期的に検出されている。それは明らかに自然の電波パターンとは異なり、人工的な“符号”を含んでいた。

人と話すのが苦手な悠は、友達をどう作ればいいのか分からずにいた。 けれど、ある日こぼれた小さな「ありがとう」から始まった会話が、少しずつ彼の世界を変えていく――。 友達づくりの第一歩を描いた、あたたかな短編ストーリー。

もがきと迷いの中で自分の道を見つけ、大きなキャリアチェンジを選んだ青年の物語。 哲学的な問いを抱えながらも、自分の価値観をつかみとる姿は、同じ時代を生きる誰かの励みになるかもしれません。

小説を読むことが生きがいの桐子。 けれど、自分が書くことにはずっと踏み出せずにいた。 ある夜、哲学書の一節が彼女の心を揺らし、初めての物語を書き上げる。 投稿ボタンを押した瞬間、桐子は気づく—— たった一行でも、誰かに届けば、それはもう自分だけの世界ではないのだと。

『心のままに歩く道』は、自分の心の声に従いながら迷い、悩み、少しずつ前に進む一人の女性の物語です。高校時代の先生との出会いや、新しい環境への挑戦、仕事を辞める決断など、過去の経験を通して主人公は自分らしい生き方を見つけていきます。文章を書くことや自分の思いを形にすることを通して心を整理し、休職中の今は家族と穏やかに過ごす日々を大切にしています。 この物語は、誰もが抱える不安や迷いを受け止めつつ、自分の心の声に耳を傾けることの大切さを優しく伝えます。読み終えた後、あなたも「小さな一歩を踏み出す勇気」を感じられることでしょう。

地元の高校に通う梨里香（りりか）は、明るく活発な１６歳。夏休みを田舎の祖父母の家で過ごそうとバス停で待ちながら、お気に入りのファンタジー小説を読んでいた。 いつの間にか降り出した雨は雷雨と変わる。 遅れてきたバスに乗り込み、停留場で降車するも傘を持たずにいたので、濡れながら祖父母の家を目指すことに。 途中、道に迷い諦めかけたとき、見知らぬ少年が梨里香を助けてくれる。 その出逢いが全ての始まりだった。 一方、高校２年生の紫苑（しおん）は同じくバス停でバスを待ちながら、お気に入りの曲『Ｍｅｅｔ　Ｙｏｕ　Ａｇａｉｎ』を聴いていた。 いつの間にか降り出した雨は雷雨と変わる。 遅れてきたバスに乗り込み、停留場で降車するも傘を持たずにいたので、濡れながら祖父母の家を目指すことに。 途中、道に迷い諦めかけたとき、全てが意外な方向へと。 その時すでにはじまっていた、もうひとつの世界での不穏な動き。 なにかがどこかで繋がったとき、現代と異世界が交錯する。 登場人物一覧は随時更新していきます。 尚、作中に出てくるお料理レシピは、作者のオリジナルです。 著作者：藤乃 澄乃 　２０２０年５月６日投稿開始 無断転載は固く禁じます。

人生の分かれ道に立ったとき、ふと目にする「ゾロ目」の時間。 それは偶然なのか、それとも何か大切なメッセージなのか。 仕事を辞め、新しい一歩を踏み出すことに迷っていた主人公が、 不思議な数字たちに背中を押され、勇気を持って未来を選ぶ姿を描く短編シリーズ。 心のざわつきを抱えながらも、自分の道を見つけていく過程に寄り添い、 読んだ人が自分の人生の転機を感じられる物語です。

夏の終わり、商店街の古道具店で「銀の皿」を買った高校生五月。 帰り道まばゆい光に包まれた。気が付けば見知らぬ世界。腕は銀の皿が時計のようにはまって、どうやら他人には見えない。 「金の皿」を持っている、誰かと重ねれば元の世界へ戻れるという。 やがて五月は、金の皿を持つ"心を閉ざした少年"と出会う。

ゴーヤチャンプルーの苦みが、ふたりの心をそっとほどいていく――。 久しぶりに会った友人と過ごす、ひと晩の物語。 「話せなかったこと」を話せた人と、「聞くだけのこと」を選んだ人。 それぞれの視点から描かれる連作短編は、 苦さも痛みも、やさしさに変えていく“ふたりの関係”を静かに見つめます。 日常の中にある小さな癒しと、心の触れあいを丁寧に描いた物語。 読み終えたあと、少しだけ世界がやわらかく見えるような、そんな一冊です。

過去に縛られ、自分を責め続けていた陽菜。 けれどある朝、ふとした瞬間に思った。「新聞に載るようなことはしていない」。 その言葉が心をそっとほどいていく―― これは、自分を許し、今を生きると決めた小さな再出発の物語。

　主人公・日向アキトは、東京郊外の篠宮学園高校に通う三年生。ある日、教室で突然の眩暈に襲われ、謎の声に導かれて異世界へ転移した。目覚めた先は白銀の神殿、そこには五つの玉座と見知らぬ四人の男女が。アキトは「選ばれし者」として、運命の扉を開く役割を担うことになる。この先、彼らが神々の試練や戦いに立ち向かいながら、友情や愛を育み、成長していく姿を描いた壮大な冒険譚。

荒廃した世界では、戦車を使い賞金を稼ぐタンクハンターが活躍していた。 新米タンクハンターのヴィットは、意志を持ち話す事の出来る最強戦車のマリーを手に入れ、冒険の旅に出る。 数々の謎を秘めたマリーは、強力な火力や数々のハイテク最新装備の他にも、機械ではあり得ない最強の武器……”やさしさ”持っていた。

「想いの儘」というシリーズで掲載。 主に、18歳から約10年間ほど書き溜めてきた詩を、こちらでシェアしていきます。 (たまに、30歳くらいの頃に書いたものも掲載します)