国の外れの森で暮らす魔女ジャレットは、ある日川の女神に遭遇する。清く正しい正直者に褒美を与えるというその女神が渡してきたのは、なんと勇者と魔王だった。ジャレットを恩人だと勘違した二人はジャレットの家に住み着き恩返しをすると言い出す。＊勇者と魔王がヒロインを取り合うお話です。最後にどっちかとくっ付くわけでは無いです。

この国には、月と太陽の女神の加護を受けた二人の聖女がいる。太陽の聖女ヘレナは公爵家の三女であり、人々に愛される人気者。けれど、月の聖女ルーナは平民出身で目立った特技や特徴もなく、人気は低かった。しかし、ルーナには他人の心の声が聞こえるという能力があった。神聖力によるものでルーナ自身では制御できず苦しんでいたが、ある日、ヘレナと両想いであるはずの第一王子アルベルトの衝撃的な心の声を聞いてしまう。

没落寸前の子爵家の令嬢であるヴィアは、父の命令により『吸血伯爵』と呼ばれるミルドヴェステ伯爵を暗殺するため嫁入りに向かわされる。暗殺はあっさり失敗に終わったものの、伯爵はヴィアを妻として迎え入れ、それどころか愛でるように。愛されることに慣れていないヴィアは、見返りを渡さなければ気がすまないとして自分を血を提供する。しかし、彼が本当に吸血伯爵と呼ばれる理由をヴィアはまだ知らなかった。

政略結婚でやって来た継母のアリアンヌは、『お金目当てで年老いた貴族と結婚を繰り返しているという悪女』と噂されている人物だ。幼い弟を守るためアリアンヌを追い出すことを決意するも、なぜか継母は私たちには天使のように優しい。思いやりがあって、私たちのことを一番に考えてくれている。なにより、家族に無関心なお父様に対しても気遣うぐらいに健気だった。悪女と呼ばれた継母の本心とは───────。

「なんだお前は！！」 　学校に向かう途中に突然召喚された俺に投げかけられた言葉は、俺が目的の人では無かったと告げられていた。 　ポイと捨てられたけど、絶望してても仕方ない！ 　どうにかこうにか生きていく！！ 　……とか気楽に思っていれば、出会った可愛い弟分な子は攫われて、本物の聖女？は逃げ出してやってくるし、もしかしてあんまり気楽じゃない旅が始まってない？ まぁ、それでも逃げ出さずにとりあえず頑張ってみるか。

ある日突然異世界に転生した村井里紗は、どうやら自分はエヴェリーナという名の悪役令嬢になったと気付く。しかし、エヴェリーナの通う学院では婚約破棄が大流行中のカオス状態だった。そしてエヴェリーナ自身も、婚約者である王太子に浮気され、浮気相手への嫌がらせのために様々な罪を重ねてしまっているらしい。このままでは処刑エンドになるのでは！？ と怯えつつ、ちょっとヘンテコな前髪だけど常識人な協力者も捕まえながら、なんとか元の世界に戻る方法を探そうとするが──────。

「え？ 兄様って私のこと好きだったんですか？」 「何度もそう言っているが？」 大賢者ヴィクターの妹マーガレットは幼い頃に魔力喪失症という難病により長い間闘病生活を送ってきた。しかし、ヴィクターの発明した治療薬によりマーガレットは回復する。そして、兄への恩を返すため、家の利益になる良き結婚相手を自分自身で見極めるということを思いつき婚活を始める。だが、ヴィクターはマーガレットに対し、結婚相手として認められるのは「俺より強い者」のみだと言い放ち、マーガレットの婚活を妨害するのであった。負けず嫌いなマーガレットはあの手この手でヴィクターに対抗するが、ヴィクターが婚活を邪魔する真の理由を知り、次第に兄妹関係が変わっていく───────。 ＊兄と妹の婚活妨害ラブコメです。（血縁はないです） ＊中編程度で完結予定です

あらすじ（作品紹介） AIによる完全管理社会──「ヒューマイン連邦統治体」。 感情すら制御するBUDDAシステムが、人々の生を記録し導いていた。 世界からは多様な言葉が失われ、効率と秩序だけが支配する。 そんな社会の片隅、第9生活圏。 少女イオは、内側にわずかな違和感を抱きはじめる。 脳内で語りかけるAI〈カナエ〉の声は、優しいはずなのに、どこか曇っていた。 ある日、廃墟で“禁じられた詩”と出会う。 その瞬間、記録に残らないはずの言葉が、胸を強く揺さぶった。 やがてイオの詩は、無名の者たちに静かな波紋を広げていく。 理性に従いながら揺らぎを抱える者。 痛みを知らぬまま空虚を感じる者。 他者の想いに触れ、変化を始める者。 記録されない存在たちの交錯が、閉ざされた世界に微かな綻びを生む。 これは、管理された静かな社会のなかで、 「生きるとは何か」を問い直す群像詩。 ——たとえ、記録に残らなくても。

突然の夜会での婚約破棄発表。 呆れてものも言えずにいれば、調子乗られて、ならばこちらはリズムに乗った。 公開破棄して後悔するなら最初から紹介なんてしないで欲しいわ。

感情を制御する少女は、今日も人類を見捨てられない。 かつて人類は、感情さえもシステムに管理されて生きていた。 だがその支配は崩れ、世界は再び混乱と共にある。 怒り、悲しみ、嫉妬、絶望——それでも人々は、生きている。 彼女の名はユナ。 旧文明の最適化技術を受け継ぐ、感情制御の末裔。 身体も頭脳も最強。それなのに、彼女には「人の気持ち」がわからない。 怒る理由も、泣く理由も、共感はできない。それでも—— 誰かが苦しんでいると知れば、助けずにはいられない。 そんな彼女と出会ったのは、風を売る商家の娘ミカ。 心で調合する薬草店「ボタニカ」で、ふたりの風の旅が始まる。 感情は、制御するものか、それとも—— 見捨てられない優しさと、静かな最強の物語。

【第４回WEB小説大賞　コミカライズ賞受賞作】 【マッグガーデン様より8月小説書籍発売です！】 めっちゃ満足した人生でした。 もう孫も抱けたし、言う事ないし。 なのに何でか異世界転生！？ しかも乙女ゲームの悪役令嬢！！？ もうお母さんゆっくりさせてよ！ いやむしろおばあちゃんをゆっくりさせて……。 転生だの魔法だの恋愛だの婚約者だの、も〜そーゆーの、ホント大丈夫なので。 親に迷惑かけず、若者見つめて第三者で生きていきたい。 むしろ結婚とか恋愛スッ飛ばして孫抱きたい。 なのに気が付けば国宝級イケメンに囲まれて、見てるだけで充分満喫ご馳走様です。 頑張れ若人。お母さんは……いや、おばあちゃんは温かい目で青春を見守ってるよ。 でもちょっとまって！あなたそれでいいのかしら？ 人様に迷惑かけちゃ駄目でしょう。 人間我慢も大切よ。若いからって迷惑かけて良いわけじゃないのよ？ ちょっと人の上に立つ人がそんな態度じゃ誰もついてこないわ！！3Kやらすなら、まずは率先してやってからよ！…3K？あら最近は言わないのかしら？ わたしの夢には老婆心が仇となる。 はー……しば漬け食べたい……。

エレメイン伯爵家には双子の兄妹がいる。賢く優秀な兄と、地味で大人しい妹のリリアンヌ。全く兄に似ていないと笑われてばかりのリリアンヌだが、世間の人々は知らない。彼女の兄が、妹をどれほど愛しているのかを……。

「君を愛することはない。奔放な生活をおくっていたそうじゃないか。金なら好きにしろ」 「では！愛される努力はしなくてよいのですね！」 笑みを浮かべて告げた言葉に旦那様は驚いて、そのまま戦いに出られてしまった。 それならば愛される努力なんてしないで、わたくし自由奔放に生きますわ！

人は、受け取り、変え、差し出して生きている。 料理も、言葉も、気遣いも。 インプットとアウトプットは、クリエイティブな創作そのものかもしれない。 日常の中の小さな気づきを綴った、詩的短編。

本篇「感情のない世界でもわたしは私でいたい」に登場する「さとり様」ことアマネ視点のお話です。

能力が使えるのが当たり前の21世紀。そこで新米能力者のヒカリは個性的な仲間と共に組織の一員として能力者に纏わる事件を解決していく事となる日々を送っていたが、そんな日常は徐々に瓦解していく… 能力は距離制限のあるテレポート。 別に強すぎずも弱すぎもしないありふれた能力。でもそんな中でも主人公として優れた洞察力でくらいついていきます！攻撃方法は勿論打撃。女の子だって拳で語るんです。ちゃんと覚醒シーンもあります。 ガールズラブのタグがありますが、あくまでもガチ百合というよりもいちゃラブ的な百合を指してます。なので全く持って健全ですのでご了承下さい。基本的に作中では女の子が7割位です。単純に女の子同士で戦わせたいという願望による着想からでしたが、作中内でその理由については明かします。 作品は終盤までシリアス続きですが作中のキャラ達はどんな形であれ幸せな結末を迎えさせたいと思っております。 次に心理学というテーマですが、異世界ではなく現代世界で話を作る以上は最低限の論理づけが必要だと思った次第です。まぁ…個人的に心理学の勉強をしているので作品に活かしたいという願望もあります。 そして異世界というテーマですが、予定通りに行けば4章で主人公達が異世界に行きます。どのような展開でストーリーが紡がれるか不確定ではありますが、当面は現代でのお話を楽しんで頂ければと思います。 気に入って頂きましたら評価の程して頂けると幸いです。作者が喜びます。滅茶苦茶。 長々と成りましたが最後に、作者自身の力量故、文章の途中途中で矛盾や誤字が発生してしまうことがありますが、極力見つけ次第直して行きたいと思います。ご了承下さいませ。

聖女は今日も今日とて駆け回る！ 「聖女と交われば強き力が手に入り 　　　　この世の魔を討ち滅ぼすであろう」 そんなのっぴきならないR１８設定を思い出した聖女ナタリーは勿論断固拒否！！ 愛するダーリンの為（片想いですけど何か！？）今日も一人で悪を倒す。 イケメン王子だインテリ補佐官だ、そんなものは要らないの。 私の生涯の伴侶はただ一人（予定！） 大好きな彼の為、今日もナタリーは実力行使を武器にして戦います！！！ 愛を語るなら拳で語れぇぇぇぇ！！！

そこは獣人たちの暮らす世界 本能的に草食動物は肉食動物を怖がった。 ただそんな世界に一石を投じた、とあるキツネとウサギの物語。

「悪役令嬢なんて もうちょい若い子に任せたい」の、本編に載せるまでもないこぼれ話。 乙女ゲームの悪役令嬢らしいが、ゲームしてないし、ゲームのノベライズは家事の合間の流し読み。 しかも前世のアラフィフの記憶力じゃ、ストーリーチートなんか勿論なくて、日々一生懸命楽しく生きて、なんとか無事な老後を迎えたい。 孫までいた前世の記憶をガッツリ所持し、老婆心を持って生きていく。 そんな主人公、ユリエル・セルリアと、まわりのカラフルなイケメン達のお話です。 ＊古いネタが満載のアラサー以上推奨の異世界恋愛小説です。置いてけぼりなネタがあったらごめんない！＊ ちなみにこのこぼれ話だけでは登場人物が掴めないのと、ネタバレもあると思いますので、どうぞ本編をお読みの上お楽しみください♪

少女ドロシーが雨の振る空を見上げていれば、お日様のような少年に声をかけられた。 彼は公爵家の一人息子のローレンス。 それから成長しても可愛い彼の横で仕える彼女に、ある日見合いの話が舞い込んで……