いらない子のようなので、出ていきます。さようなら♪　その８の続きです。 　国王と王太子の話です。 (カクヨムさん、アルファポリスさんにも載せています)

　いらない子のようなので、出ていきます。さようなら♪　その７の続き。 　国王の苦悩です。 (カクヨムさん、アルファポリスさんにも載せています)

僕はただの平凡な一般人だ。毎朝顔を洗い、歯を磨き、朝食を食べる。仕事に行き、帰宅する――そんな、何も変わらない日々を送っていた。 しかしある日、帰り道で偶然目にしたのは――人が殺される瞬間だった。黒いフードの男と倒れる女性。その光景は、あまりに現実離れしていて、目を逸らしたくなるほどだった。なのに、気づけば僕は犯人扱いされていた。必死に否定しても、誰も信じてはくれない。 逃げるしかない――そう思った僕は、無我夢中で家まで走った。手元のナイフはいつの間にか消え、気づけばベッドの上で倒れていた。平凡だったはずの日常は、完全に壊れてしまったのだ。 そして、罪人には世界の秩序を守る少女――執行官が来て裁きを下す。 僕はただの一般人のはずなのに、なぜこんなことに巻き込まれてしまったのか。理解できないまま、日常と非日常が交錯する、奇妙な生活が始まる――。

いらない子のようなので、出ていきます。さようなら♪　その６の続きです。 　追い詰められていく国王編。 (カクヨムさん、アルファポリスさんにも載せています)

「もう我慢ならん。お前との婚約は解消する！」 　見目麗しい紫の髪の伯爵令息は、婚約者カルーラ・ドンマインを自宅に呼びつけて、婚約解消を告げた。 「わかりましたサム様。今までありがとうございました」 　深々と礼をして去っていくカルーラは、悲壮感の欠片もなく慎み深い微笑みだけを浮かべていた。 「なんでだよ、カルーラ。簡単に納得するなんて！」 　婚約解消を言い渡した伯爵令息サム・ロンベサールは、悔しげにその後ろ姿を脱力して眺めた。 　その背後では母親のマリンが、うんうんと頷きながら近づき彼の両肩に手を置いた。 　マリンはこの婚約に反対だったのだ。 「やったー!　婚約解消できた。マジぎりだった」 　カルーラは、婚約解消を心から喜んでいた。 　だって私達は知っていた。 　これは映画で見た《愛と悲しみのカルーラ》に似ていたから。 　それも家族揃って、役柄も一緒だ。 　でも実体はあるし不思議。 　何だか、別の世界にいるような感じなのだ。 (アルファポリスさん、カクヨムさんにも載せています)

ひかれて死んで生まれ変わったら異世界に？！

　いらない子のようなので、出ていきます。さようなら♪　その５の続きです。 　強いて言うと、ジョニーが主役です。 (カクヨムさん、アルファポリスさんにも載せています)

『～新しい人生をありがとう～　嫌いだった義妹へ』その④です。 アルミスカの昔の記憶の話です。 (アルファポリスさん、カクヨムさんにも載せています)

　いらない子のようなので、出ていきます。さようなら♪　その４の続きです。 　またアンディの話です。 (アルファポリスさん、カクヨムさんにも載せています)

いらない子のようなので、出ていきます。さようなら♪　その３の続きです。 　アンディ転生編です。 (アルファポリスさん、カクヨムさんにも載せています)

いらない子のようなので、出ていきます。さようなら♪　その２の続きです。 前世のアンディの両親の話になります。 (アルファポリスさん、カクヨムさんにも載せています)

いらない子のようなので、出ていきます。さようなら♪　その１の続きです。 コメディー寄りです。　 (アルファポリスさん、カクヨムさんにも載せています)

「もう、いつもそれだ。お前は俺の母親か？　もう聞き飽きたぞ。口を閉じろ！　それにか弱いガーベラを睨むなと、何度言ったら覚えるんだ！　お前の顔は怖いんだよ！」 「ですが、殿下」 「ええい、うるさい。もう去れ」 「………はい、失礼します」 私は第一王子の婚約者、ベロニカ・コールデンと申します。先程怒っていたのがその第一王子、ウィルデンガー・ゲインスト様です。 何やら私の言い方が良くないのか、最近すぐに怒られてしまいます。その上必要以上に距離の近い女生徒がいて、それは良くないことだとお諌めしていたのですが、4日程前に2人の仲睦まじい様子を見て、考えを改めました。 彼女の微笑みに目を細められる殿下の姿は、私には向けられないものです。彼女もまた目を輝かせて殿下を見つめていました。そして私を目に入れた彼女はニヤリと微笑み、殿下の胸に顔を埋めました。その後に殿下は私を睨み付けたのです。 私の雇う隠密の話によると、殿下は彼女の言うままに贈り物をし、彼女も殿下を喜ばせようと菓子を焼き贈っているそうです。 これぞ相思相愛。相互の意見を受け入れ尊重し、幸せに戯れて語る。 ああこれは、邪魔なのは私ですわ。 彼女が殿下をお諌めすれば、きっと殿下は良い方向に動けるのではないかしら？ そう思えるようになったのは、私の好きな小説『微笑むリトルフラワーは、僕の最愛』を読んだからですわ。内容は弱小貴族である、男爵令嬢と王太子との身分を超えた愛。国王や婚約者の妨害を乗り越えて、懸命な努力をし立派に成長した2人は、周囲を説得して結婚するのですわ。もう涙が止まりませんわ。愛ですわ。 そんな訳で私は傍観者に徹しようと思いますの。小説によると私の立場と同じ公爵令嬢は、女生徒の持ち物や本人に危害を加えるのですが、そんなことは出来ませんわ。だって男爵令嬢は未来の国母になる方ですもの。 私はそっと身を潜め、彼らの目に入らないように致しましょう。幸い王太子妃教育は終了しておりますので、登城することもありません。出来る限りエンカウントするのは避けて、隠密からの報告を楽しみに待ちましょう。 楽しくなって来ましたわ！ (アルファポリスさん、カクヨムさんにも載せています) R7、８/29　誤字報告ありがとうございました。 大変助かります(*^^*)♪

　バルタラ山――かつて人類に甚大な被害を齎した邪龍が住み着いたとされるこの山には、ある噂があった。 　山頂には龍の魔女が住んでいて、対価次第でどんな願いでも叶えてくれるらしい。飼い慣らした邪龍の、強大な力を使って。 　主人公グラウスは噂に縋り、単身でバルタラ山を訪れ、そこで一人の少女に出会う。少女は自らを龍の魔女と認め、グラウスに邪龍の力の一端を見せた。 　魔女というには余りに純朴で、素直で、扱いやすそうな少女だった。グラウスは自らの願いを叶えるために、彼女を利用することにした。 　魔女だろうが邪龍だろうが、使えるのならなんだっていい。 　これはグラウスが私欲を叶えるための物語である。

～新しい人生をありがとう～　嫌いだった義妹へ　③『アルミスカの正体』の次の話になります。 (アルファポリスさん、カクヨムさんにも載せています)

…静かな夜、白銀の月、鈴虫の鳴く声。 こんな夜は人間界でしか見ることができない。 今日も軽くスキップしながら夜風にあたる 私が手に持っているこの刀も、この場所だとほんとに良く輝いている。でも、その牙も今はまだ口を閉じて隠す…… そして獲物を見たら瞬時に口を開き首元に喰らい付く…… 今日も私は人を斬った。 鈍い音と共に斬られた事に気づかず倒れる獲物(人)。この瞬間(とき)自然と私はにやついている。 その後見つめていると焦げ色のアスファルトにそれは赤黒いが生き物のように一定の粘土を持って進み、広がっていく……。 この時初めてにやけていた口元から声が漏れる。 「ふふっ。」 と。 でも同時に苦しくもなる。だから自然と涙が溢れる。 数々の殺人鬼はだいたい人を殺した時に快感を覚える、そして次々と殺していく…。 ”でも私は好きで殺ってるんじゃない” 信じられる？

『～新しい人生をありがとう～　嫌いだった義妹』へのおまけみたいなものです。 アルミスカのことについて、少し付け加えました。 特に、ざまぁはありません。 (アルファポリスさん、カクヨムさんにも載せています)

世界は進化していった。技術や科学が発展し続け、巨大な都市が出来上がっていた。 　しかし、あるとき、それは起きた。異界からのモンスターが現れたのだ。大小様々な形をした怪物達が現れたのだ。奇妙な力を持った怪物が現れたのだ。どこから現れたかって？ 　それは―――人の身体の中からだ。人の身体の中から、現れた。 　それからは、世界は崩壊の一途を辿っていった。 　怪物が生まれる。怪物が生まれる。怪物が生まれる。。人は逃げていった。人類は窮地に陥った。そこに、少数の集団が複数集まり、この現状を打破しようとした。この集団は、奇妙な集団で、不思議な力をもっていた。しかし、彼らでも、凄まじい力を持つ怪物達を全て滅ぼすことはできなかった。 　そこで、苦肉の策が提案された。それは、怪物の侵攻を遅らせること。奇妙力を持つ彼らは、その力を使い、一つの都市を中心に、檻のように結界を張り、そこの怪物達を外に出さないようにした。さらに、その結界は外の怪物を惹きつけ、外から怪物を中に入れさせることができた。 　これによって、怪物の侵攻を遅らせることが可能になった。 　だが、その都市にいた人間は外にも出ることが出来ず、ただ滅びるしかなかった。 　時は経ち、その都市には、たった一人の人間しかいない。 　この物語はここから始まる。 　彼が進むのは、何か？ 　世界を破滅させるのか、それとも、救済するのか？

　愛人の子であるリンダは、先妻が亡くなったことで母親が後妻に入り侯爵令嬢となった。 　特に家族との確執もないが、幼い時に受けた心の傷はリンダの歩みを決めさせる。 「貴族なんて自分には無理！」 　そんな彼女の周囲の様子は、護衛に聞いた噂とは違うことが次々に分かっていく。 　真実を知った彼女は、やっぱり逃げだすのだろうか？ (アルファポリスさん、カクヨムさんにも載せています)

　私は菊。源お父ちゃんの養女だ。お父ちゃんは同心で、浅賀清次郎さんに雇われて、岡っ引きをしている。いつも仕事終わりに夜回りと言って、呑んで帰ってくるから心配なの。 　南町奉行所のあるこの町は平和だったけれど、最近子供が居なくなる事件が発生している。お父ちゃん、何とかして！ 　 　家名については、フィクションとしています。実在の方とは別と思って下さいね。 　 (アルファポリスさん、カクヨムさんにも載せています)