【時間＝通貨】の世界。 パン一つに“寿命30秒”を支払い、宿に泊まるには“寿命1時間”が必要。 貧しさは、命の残量を削っていく。 寿命残量10分。死を待つしかなかった少年・クロに、 他人の時間を奪うスキル《時蝕（じしょく）》が目覚めた。 禁忌とされるその力を使い、クロは寿命を盗み、生き延びる。 だがそれは、秩序に背く存在としてギルドに追われる運命でもあった。 「命が金になる世界が正しいって？ 冗談じゃねえよ」 貧困、差別、階級、そして支配。 命の重さを数値で測る世界に、少年は“生きる”ことで抗う。 寿命＝通貨のディストピアで、最底辺から成り上がれ。 ■成り上がり／スキルバトル／寿命管理／ダークファンタジー ■毎日投稿

恋愛には一切興味なしの主人公、高代辰也は、高校二年生になってから少し恋愛をしてみたいと思うようになった。順調で最高の青春を送る日々を過ごすようになった、そんなようなことも一瞬のうちに何事もなかったかのように消えてしまう、キュンキュンもして切なさも満載の青春ラブストーリー。辰也を魅了させた女子とは一体、、、。筆者の経験談を元にして書いた小説である。

　木こりのジャックはふとしたことから森の奥で泉の精と遭遇してしまう。 　泉の精に気に入られたジャックは二本の魔法の斧――何でも斬り裂ける金の斧と投げれば必ず命中する銀の斧――を授かるが、同時に嘘をつけない呪いをかけられてしまう。 　その呪いが原因でトラブルに巻き込まれたジャックは故郷の村を出奔する羽目に！ 　成り行きから盗賊に身を落としたジャックだったが、魔法の斧を頼りに瞬く間に名を上げていく。 　やがて正義の義賊として名が知れ渡ったジャックのもとに王女を名乗る美少女が現れ、家来になれと要求してきた！ 　王位を巡って陰謀が渦巻く中で、嘘をつけない正直者は果たして生き残れるのか？ 　正直な木こりの「成り上がり」が今始まる！

コンピュータの仕組みに取り憑かれた大学生、山崎和也は今日もサークルで論理回路の研究に勤しんでいた。 夏休み、実家へ向かうためのトンネルを抜けると、そこは異世界… 何？ 魔法は術式で発動する？ ならば命題論理で表現できる！ 理論的に可能なことは現実にも可能だ！ 案件。 プログラム可能な魔法陣で、8本の腕と88の魔道具を持つ悪魔、ハーヴァー将軍を迎え撃て！

俺はごく普通の高校生、木枯東風。ある日、庭園の魔女エミリア•グリーンを名乗るお嬢様から、怪しい鍵を額に埋め込まれた俺は、それを追い求める劫火の魔女レディ•ローズ•フランソワに襲われて…？ 間一髪、俺を助けてくれたのはオレンジ髪のちっこい魔女、ネイピア•ネースター。 彼女の二つ名は…マーマレードの魔女!?

高ニ、夏の課題で論文を執筆している俺•木枯東風は、マーマレードをテーマに古文献を調べる知的な日々を送っていた。 それなのにようやくたどり着いた史料を、オレンジ髪の少女に奪われて……? 何者だ、てめエ!　人の苦労して見つけた文献を…… マーマレードの魔女!?　ハハハご本の読みすぎでちゅねー。 ……あれ?　本物? ま、待て待て平和的に行こうぜ!　魔法使いのお嬢様アァ!?

「木枯（こがれ）さん、小夜（さよ）は運命の人に出会ってしまいました……」 よかったですねえ今名小夜諜報員。ただし、その相手が標的じゃなければな。 「小夜は、あの人のすべてが知りたいの……」　 それは結構。仕事熱心なのはよいことです。公私混同の気がありますが大目に見ましょう。 「木枯さんなんて大嫌い！　どうして小夜の恋路を邪魔するんですかああああ⁉」 それはあなたの恋人が我々の標的だからです。どうしてわかってくれないの。 内務省治安局防犯課、天才諜報員今名小夜は今日も標的に恋をする！ 闇夜にはびこる悪党どもよ。 その娘と付き合うのと刑務所に入るの、どっちが自由だと思う……？

主人公がただ和室で耳かきされる。 文章だけでどこまで耳かきの至福を表現できるか、チャレンジしてみました。

小学生のころ、団地で流行っていたカードゲームは、プレイするのが楽しかったが、毎日のようにプレイすることで退屈も感じていた。 そんなある日、友達からカードの交換を希望される。 相手がくれるカードは当時流行っていたデュエルマスターズ。それに対して、こちらが渡すのは誰も団地ではプレイしていなかったポケモンカードだった。 僕は喜んで交換する。 その結果、大切なものを失い、そしてもっと大切なものを後に得られると知らずに。

空いてるトイレで、真ん中を敢えて使う人いませんか？ 私もそうです。 真ん中のトイレを使うことに対する葛藤と快感を書いてみました。

会話ってセックスですよね、という話です。 人との会話が苦手な方にとって、別の視点から会話の楽しみを提供できればと思い書きました。

主人公は夢を見る。穴の空いた羽をもつ蝶が大空へ憧れる。。。 夢から覚めた主人公はとあることに気づくのであった。 完璧でない自分を少しだけ好きになれる、そんなお話です。

ある日の舞踏会でのこと、弱小田舎貴族であるサイハーテ男爵は皇太子殿下の突然の“新”婚約者発表によってなんの前触れもなく将来の皇太子義父にされてしまった。 大慌てて所領に逃げ戻ろうとする男爵だったが、敢えなく捕縛され、皇太子殿下の“元”婚約者の実家であるスゴイチイノタカイ公爵邸へと連行されてしまう。 果たしてサイハーテ男爵は生きて所領に帰ることができるのだろうか……

「召喚に成功しました！」 「おぉ！ついにやったか！」 まばゆい光に包まれてひとりの青年とコッペパンが召喚された。

〈白百合姫〉ことリリーは、森の木々と草花に愛された魔女でした。 好きなモノはお兄様とお義姉さま。苦手なものは太陽。 魔法の力を使って楽しく暮らしていた彼女のもとに、ある日突然黒尽くめの暗殺者が送られてきたのです！ イタズラのし過ぎでとうとうお義姉さまがブチ切れたのだと悟ったリリーは、お城を出奔し森に身を隠すことに。 逃げ込んだ森の奥深くで出会ったのは七人の小人たち。 ひと悶着の末、ほとぼりが冷めるまで彼らに匿ってもらうことになったリリーでしたが、小人たちはみな一癖ある偏屈者ばかり。 その上、凶暴な地龍の退治を手伝えなどと言い出すものだからさあ大変！ お義姉さまの刺客や、白馬の王子様もやってきて森の中はてんやわんやの大騒ぎに！ 果たして白百合姫は生きて森から出られるのでしょうか……

「私を、最強の負けヒロインにして欲しいのですっ！」 　てんでこれと言って特徴のない僕――立花一樹の元に、ある日学年の人気女子、志津川琴子が相談にやって来た。 　彼女が僕の元に持ち込んだのはちょっと変わった恋愛相談。 　大好きな仁科君にとって自分が最強の負けヒロインとして負けること。それが彼女のたった一つの望みだった。 　更には天才少女の鳴海さんも現れて、果たして僕と志津川さんの計画は一体どこへ向かうのか。 「私、まずヒロインレースに参加できるんでしょうか……？」 　そんなこんなで始まった、僕らの最強負けヒロインを目指す日々。 「あの子たちみたいになりたいんです。悔しくても、悲しくても、それでも好きだった人のために精一杯笑えるような、前向きな女の子に」 　果たしてその願いが叶った先で、本当に志津川さんは幸せなのだろうか 　そして本当に、僕は彼女にそうなって欲しいと思っているのだろうか。 　負けヒロインになりたい彼女と負けヒロインを心から愛する僕の、「最強」を目指すちょっと変わったラブコメディが幕を開ける。

光の世界の王子 闇の世界の魔王 敵対するはずの人と魔物が、一緒に世界を救う。 何を守り何と戦うのか、その答えを見つける物語。

隣の席の筑下（つくした）さんは私物をよく落とす。その度に俺はその私物を拾って彼女へと手渡すのだが――すべては筑下さんの思惑通り？

雨の日が嫌いな男子高校生丹沢奈央（たんざわなお）には小学校卒業以来疎遠になった幼馴染がいる。三栖楓（みすみかえで）。悪く言うと根暗だが、よく言うとお淑やかさが服を着て歩いてる、とは奈央の悪友の談である。 奈央の初恋の相手でもある楓だが二人が中学に上がって以来すっかり言葉を交わすことは無くなってしまった。 そんな奈央が再び楓に出会ったのは、彼の嫌うとある雨の日のことだった。

世界に名だたる悪名高き「大罪級ダンジョン」。凶暴な魔物と荒ぶる冒険者が入り乱れる修羅のようなダンジョンの深部に、平然と営業する道具屋。そこに出入りする商人ナタルの野望は「世界の果て、地の底にあるラストダンジョンの最深部に道具屋を開業すること」。まだ誰も販路を作ったことのない前人未到の目標を掲げる商人ナタルの果てなき夢は、やがて世界に大きな爪痕を残すのだった。