かつての戦場、ゴラン平原をはさんで魔王軍と教会軍がにらみ合う中、ココルは囚われたヴァロ救出のためにヒルデとクラントとともに魔王城となったカロン城への侵入を試みる。 一方でフィアはフゲンガルデンにて元魔王クファトスと対峙していた。 役者はそろいゴラン平原を舞台にその幕は静かに上がり始める。

半年ほどの旅も終わり、ヴァロたちはフゲンガルデンに戻ってきていた。 マールス騎士団領にやってきた四人の不審な男たち。 彼らはある密命を受けやってきていた者たちだった。 一方でフィアはカランティを倒すべく独自に動きを開始する。 そして、さまざまな思惑が交差する中、第五魔王ポルファノアがいよいよ動き始める。 魔王ポルファノアの標的はリブネント。 湖都市リブネントに魔王の牙が迫る。

極北の地での魔神との決戦も終わり、フィアたちはトラードの聖堂回境師の任命式に向かう。 トラードの聖堂回境師になるのはミョルフェンという魔女である。 そこでフィアたちはイクスと言う謎の男に出会うことになる。 その男は教皇暗殺計画が任命式の裏で動いているという。 それはかつてトラードを追放したカランティが仕組んだ陰謀だった。 フィアたちはその陰謀を阻止するためにトラードを駆ける。

その日、極北の地においてその光は二つの太陽となり、極北の地を照らす。 それは極北の地の動乱の幕開けでもあった。 『オルドリクスの魔神器』と同化したモルトーアは『船』の核を奪い完全体となるために、魔術王直轄地ラムードへ向かい、対するヴァロたちは魔術王ヴィズルと五人の魔族とともにそれを阻止しようとする。 極北の地において大陸の存亡をかけた攻防が始まる。

フィアたちはラフェミナの命により北に向かう。 氷の都ミョテイリにつくとそこは五人の魔族による襲撃を受けていた。 聖堂回境師エーダは一人の男とフィアたちにその討伐を命じる。 ドーラルイは一人フィアたちの元を離れ、『オルドリクスの魔神器』を追う。 ヴァロたちと五人の魔族『爵位持ち』との戦闘が北の地で始まる。

天空都市トラードの聖堂回境師カランティが失脚し、湖都市リブネントでその代わりとなる聖堂回境師を決める会議が開かれる。フィアその候補の一人だという。 ヴァロたちはそれに出席するべく湖都市リブネントを目指す。 そこで待ち受けていたのは三人の聖堂回境師候補だった。 陰謀が渦巻く中、フィアの下す決断とは。 極北の魔術王編の開幕です。

はぐれ魔女集団『真夜中の道化』の討伐を果たしたヴァロとフィアは、 交易都市ルーランにてユドゥンから『真夜中の道化』の真の首謀者を告げられる。 向かうは天空都市トラード。 そこでは一連の事件の黒幕である聖堂回境師カランティが待ち受けていた。

大陸東部にて、『真夜中の道化』の討伐を果たしたヴァロとフィアは 聖堂回境師ユドゥンに会うために、交易都市ルーランに向かう。 そこで待ち受けていたのは一人の魔女。 彼女は東の大陸から侵略を試みる男に取り入り、ヴァロたちの抹殺を謀る。 絡み合う思惑の中、ヴァロたちはその騒動に巻き込まれていく。

遺跡都市ミイドリイクでの事件より一年。 ヴァロたちは魔獣退治のためにマールス騎士団領東部に向かう。 そこでは村人の集団失踪事件が起こっていた。 ヴァロたちはそれを目の当たりにし、その元凶の追跡を始める。 立ち向かうは大陸最大の謎。 二百年前より続く謎の集団失踪事件の元凶をヴァロたちは追う。 謎のはぐれ魔女集団『真夜中の道化』の追跡の先に待つモノとは？

ヴァロとフィアはミイドリイクにやってきていた。 魔軍の脅威は去ったものの、さらなる問題が彼らを待ち受ける。 幻獣王ローファにより、人間と魔族の共同作業が提案されたのだ。 大魔女ラフェミナはそれを受け入れ、有史以来初めての人間と魔族の共同作業が現実のものに。 そして、忘れられていた地の底への扉が開く。 地の底で彼らを待つモノは底なしの絶望か？それとも… 語られるフィアとヌーヴァの因縁。 魔族の伯爵カリアはそれに激怒し、 聖剣所有者ヴァロと魔剣使いクラントは共にそれに抗う。 第四魔王ドーラルイは獣王ローファとともにそれと対峙する。 遺跡都市ミイドリイクそこは古代の英知が眠る場所。 ミイドリイク編いよいよ大詰めです。

フゲンガルデンのある日常の後日談の後日談。 ヴァロはドーラに兄の職場を紹介する。 かくしてドーラは面接にいくことになりました。 ドーラが過去の回想とともに就職するまでを描く予定です。

大魔女ラフェミナの命により、遺跡都市ミイドリイクにやってたヴァロ一行。 着いたミイドリイクは既に異邦から来た魔物に包囲されていた。 「巧妙に偽装しているけど、ミイドリイクを包囲しているのは魔軍だよ」 すべてはドーラの一言から始まる。 事態は彼らの想定した遥か斜め上をいく。 見え隠れする異邦の『爵位持ち』の影。 さまざまな思惑の交錯する中、ミイドリイクを巡っての魔軍との駆け引きが始まる。

聖都コーレスの大騒動から二か月ほど経ち、フゲンガルデンに住むヴァロたちは平穏な日々を過ごしていた。 そんな中ヴィヴィからコーレスに届け物をしてほしいと依頼を受ける。 聖都コーレスに向かうヴァロたちの前に、一人の魔女が現れる。 その者は雷撃とともに現れる。 いよいよササニーム編です。楽しんで書かせていただきます。

聖都事変後、魔王ドーラルイがフゲンガルデンにやってきた。 とぼけたなりをしているが、その魔法の知識は深淵。 ヴァロたちはどう対処するのか。 フゲンガルデンの日常の一コマ。 聖都事変のその後の話。

盗賊の捕縛劇から二か月後、フゲンガルデンにいるヴァロとフィアに聖都コーレスから招待状が届く。 それは聖都コーレスを管理する聖堂回境師ニルヴァ=アルゼルナからの聖都の式典への招待状だった。 戸惑いながらもヴィヴィの勧めもあり、二人はその式典へ出席するべく聖都へ向かう。 そこでは一人の聖堂回境師と二人の『狩人』が待ち受けていた。 ウルヒの思惑が成就するとき、事態は最悪の展開を迎える。 結社メルゴート編はこれで完結します。 よろしければもう少しおつきあいください。

フゲンガルデンを揺るがす事件より一年後、 ヴィヴィの依頼でヴァロとフィアは独立騎士団とともに 盗賊討伐に向かうことになる。 話ではその盗賊団は魔力を使用した痕跡があるという。 ヴァロたちは待っていたのは一年前に出会った狩人ウルヒ。 彼はある取引をヴァロに持ちかける。 そしてそれは聖都カリナを揺るがす事件に発展していくことになるのだが…。

マールス騎士団領特殊対策課ヴァロ＝グリフは任務中に一人の少女フィアと出会う。 その少女は魔女であり、忌むべき対象でもあった。 忌むべき対象からただの一人の少女だと知ったとき、 ヴァロは彼女を連れて城塞都市フゲンガルデンを出ることを決意する。 そしてそれは騎士団領を揺るがす大事件に発展していくのだが・・・。