全世界を突如襲った大地震。 　各国の主要となる都市に異界（ダンジョン）へとつながる道が発見され、その後出現した異界から現れた災厄の魔物により世界は荒れ果てた。 　各地に現れた災厄の魔物が討伐され地上は平和を取り戻しつつある中、異界だけが残る。 　異界の中は、魔物が生息しており、ある者は悲劇を繰り返さぬよう勇気を振り絞り立ち向かい困難へと身を投じ、ある者はくすぐられた好奇心から異界へ趣きそして飲まれていった。 　そんな平和とは程遠い混沌とした日本で異界と魔物による多くの被害と犠牲を危惧した日本政府は、新たに国家資格制度を設け異界への立ち入りを制限した。 　異界が出現してから５年の月日が流れたある日、災厄を生き延び心の傷も癒えないまま日々の生活を送っている白縫 春人（しらぬい はるひと）は、国家資格である対魔物討伐許可異界探索員を取得し生活費を稼ぐため１人異界へと探索にでるのであった。 注意):この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。 毎週、金曜日から土曜日にかけて更新中！ カクヨムでも掲載しています。それ以外の日は、気分で投稿します！

世界は平和だった。 大陸には７つの種族が栄ており、人族のアドラス、超命のエルフェンリート、水と供に生きるサイレニア、野生に生きるベスティア、技術に命をかけるドヴェルフ、天をかけるエンジェルス、大地の申し子テラネムの７種族が世界を統べていた。 ７種族は田畑を耕し、作物を実らせ、街を作り、城を作り、文化を作った。 神々の加護により争いのない平和な世の中を実現させていた。 そんな平穏な日々がある時、一柱の神の離反によって幕を閉じることとなる。 離反した神は、反逆の神と呼ばれ７種族に対抗すべく７体の強力な魔人と多くの奇々怪々の魔物を生み出した。 ７種族は、反逆の神に対抗するが必死の抵抗も虚しく大陸の約７割を奪われ大きく力を保持した種族は残すところ３種族のみとなってしまった。 この物語は、自身の探究心のままに生きる１人の青年が強力な神に抗うため全身全霊を賭して戦った話である。 最期に世界を勝ち取ったのは７種族か反逆の神か、誰なのか・・・終わってみてからのお楽しみである。