聖魔大戦終結から10年後。大秘境レントに住む少女カルラはその事を未だに知らず、過酷な魔法の修行を続けていた。彼女の夢は大魔法を身に着け、勇者パーティの一員として魔王と戦う事。そして彼女はついに大魔法『流星雨』を習得、近隣の街ヴィントへ向かう。そのギルドで初めて戦争終結を知り、愕然とするカルラ。しかも先代の王は亡くなり、勇者が新たな王となっているとか。カルラは冒険者ギルドを出るが、そこにギルドの受付嬢リーナが待ち構えており、彼女に１枚の依頼書を渡す。それは「亡くなった筈の先代の王が優れた勇者を探している」との内容であった。頭が？マークのカルラだが、その場所『マドラム』へと向かう。その街は廃墟と化していたが、依頼書が変化した黒鳥に導かれ、魔王の間へと向かう。そこは広い闘技場の様になっており、カルラは突然魔族に襲われるが流星雨にて一瞬で蹴散らす。そしてカルラはその実力を認めた先王、及び討伐された筈の魔王と出会う。先王は大戦後、勇者の力を恐れた為、勇者を亡き者にしようとして失敗・逃亡し、魔王も奇跡的に一命を取り留め、意気投合した二人は協力する事にしたらしい。先王は自分の非を認めつつ、勇者が闇に囚われた事を知り、魔王軍として戦い、勇者を倒す事をカルラに依頼する。カルラは呆れつつも、憧れだった勇者を英雄に戻す為、戦いを決意する。共に戦うはリーナを始め、かつて死天王と呼ばれた魔王軍の精鋭、敵は勇者とそのパーティだった四英雄。かくして、第二次聖魔大戦が開始されたのだった。