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作者:基 創/作品情報/Nコード:N2345DP
完結済 (全5エピソード) |
頭のいい人が好きなわけじゃない。
頭がよくない人が好きなわけでもない。
じゃあ頭がよくって頭がわるい人が好きなのときかれても困る。
頭がわるい振りをしているのに頭のいい人が好きなのっていう質問を自分自身に投げかけてみて納得しかけてやめた。
能ある鷹は爪を隠すというけれど。
……たしかにそうだったかもしれないとは思ってしまっていたから。
その鷹はどうやら私をその鋭い爪で捕まえて飛び去ってゆくつもりらしい。
こんなにもゆっくりとしか実際の距離は縮められてはいないのに――。
「ある過去」によって元々の人間嫌いが加速してしまった「変わり者」の女子高生、木村薫(きむら・かおる)と「変わりすぎている者」の初老の男性塾講師、ゲコとの、ちょっと遅くてでも速い、日常に潜んでいる謎と危険とそして愛情との、「変わっている」けど「変わっていない」ふたりの関係の物語。
近づきたいのに近づけないと思ってはいませんか?
もしかしたら相手もそう思っているのかもしれませんよ?
うまく「バカな」ふりをしていながら。
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: 年の差 日常 青春 ミステリー サスペンス 探偵小説 ラブコメ ハッピーエンド 最終更新日:2016/10/22 18:25 読了時間:約152分(75,746文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:基 創/作品情報/Nコード:N1707DN
完結済 (全5エピソード) |
下校前、主人公の青年、日雲誠一(ひぐも・せいいち)は、狐の嫁入り――天気雨――にあってしまう。
若干の帰りにくさに手こずっていると、自宅までの道で何も雨を防ぐものも持たずに、笑いながら雨に打たれている少女と出会う。
無邪気そうな顔立ちにまるで不釣り合いな、《黒く大きなサングラス》をかけたままの彼女――セカイ――と、である。
《未来から来た少女》と《胸の中で氷を作り続けていく青年》の、雨なのに晴れのような関係の先にあるものとは。
雨のなかに太陽を探すとは、なにか。
ジャンル:空想科学〔SF〕キーワード: R15 悲恋 日常 青春 ミステリー タイムマシン ハッピーエンド 最終更新日:2016/09/15 09:50 読了時間:約164分(81,659文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 12 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:基 創/作品情報/Nコード:N0322DN
完結済 (全4エピソード) |
巨大な大陸というものが存在せず、細かな島がそれぞれひとつの「国」として機能している世界、《シェルファ》。
この世界では昔から、情報を他国に伝えるための技術が進まず、そのため、ある特殊な能力を持つ種族にそれを任せていた。
彼らはボイス・ポストマン――《呼人(よびと)》と呼ばれており、自分の中に依頼人の声や動作をそのまま記憶、コピーして、それを確実に再生できる能力を持っていた。
……しかし、時は進み、いまだ「郵便」技術は未熟なものの、かつてのようにシステムがほとんどなく不便な状態からは抜け出した《シェルファ》は、次第にその能力以外にも彼らの秀でた部分――身体能力や、思考力。「無私」であることを誇りにするような崇高な――ある意味、扱いにくい性質――などを恐れ、嫌悪し。
今ではその数を大きく減らされ、《呼人》は絶滅したとまで真(まこと)しやかにささやかれる始末である。
主人公、『カキネナシ・カケネ』は呼人の数少ない生き残りであり、今でもその能力を使って《声を届ける》ことに自分の命をかける日々を送っている。
彼と、いくつかの島――「国」で起きていく、「人生」をめぐる、様々な「声」と「つながり」の物語。
世界は美しい場所であるはずだと信じている。
たとえ、世界から嫌われていたとしても。
――報われなくとも。
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: ハードボイルド ヒーロー 冒険 シリアス 男主人公 人外 職業もの ハッピーエンド 最終更新日:2016/09/06 21:48 読了時間:約184分(91,885文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 14 pt ブックマーク: 2件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:基 創/作品情報/Nコード:N9127DM
完結済 (全6エピソード) |
喫茶店を題材にしてる小説ってなんだか最近多いんだよなぁと、僕なんかは思っている。
それはやっぱり、そういった場所には様々な人たちが集まるものだし、しかも、その地に深く密着できもするから、非常に濃くて熱い(コーヒーとかけまして。……アホか。)人間ドラマも扱いやすくなるという利点も、かなりあるのだと店主としては納得してしまうのである。
――でもこの「日記」には、そんなエンタメ系の推理能力に長(た)けているかわいい女性も出てこないし、人の機微にさとい店主も全く(僕だし)出てこない。
様々な悩みを抱えており、それを解消するための場所としての機能の喫茶店でも、全然ない。(この日記もまぁ多少、……そうである時もあるんだろうけれども……)
ここに書かれていることは、たった「ひとつ」だけ。
僕がこの世で一番好きなひとがどれくらいに可愛く、そしてやさしくって健気(けなげ)でそして儚(はかな)くって辛い過去も背負っているのに、まるで緩やかな微風(美風?)のようにして、周囲の人々をも癒してくれているのかという。
その、彼女がいかに素晴らしいかを讃(たた)えるという、たった「ひとつ」の事実だけなのである――……。
僕の大好きなひとは、『妖怪』でした。
……しかも、あの学校の怪談では、おそらくもっともポピュラーな存在でもあるらしいのです。
まぁ、関係ないんだけどねー、別に。
とりあえず、これを読んでもらって、どのくらいにその人が可愛くって美しくってまた、「素晴らしい」のががわかってもらえるのなら、それ以外に望むものなんてチリひとつほども、ない。
彼女の名前は《綺麗華子さん》と、いう。
……そしてちなみに、数あるチャーム・ポイントのひとつを挙げるのならば、左足の付け根付近にある、ちょうど、隠れてしまう位置にある雫のような形をしたほく――「……みいいぃいいいいん、……ちゃああああああああああああああああああああああああああああんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんッッッッッ(怒)(怒)(怒)(怒)(怒)(怒)(怒)(怒)!!!!!!!!!!!」
……本文にのってないからサービスで出してみた『情報』だったのにねぇ。
それ以外にも知りたいひとがいるならばまぁ――――……『本文』を、……どうぞ?
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: 異類婚姻譚 日常 怪談 ラブコメ ほのぼの 人外 現代 ハッピーエンド 最終更新日:2016/09/04 16:49 読了時間:約194分(96,587文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 14 pt ブックマーク: 2件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:基 創/作品情報/Nコード:N7971DM
完結済 (全4エピソード) |
あなたには今、好きなひとがいる?
そしてもしもそのひとが、よく、縁側で寝ていて。犬小屋をいまだに欲しがっていて。散歩に連れていかれるのをとても楽しみにしていて。
――でも。
自分が辛いときとか、悲しいとき。そんなときには、気が付けばいつも、すぐ隣にいてくれる。
自分よりもずっと長生きで。
自分なんかよりも、ずっとずっと、いま自分が住んでいる神社のこととかを、ようく、知っていたりもする。
そんな「ひと」であったらあなたならば――――どうする?
どこかにあるであろう、ちょこっと不思議な町、宿借(やどかり)市にある神社の守り神。狛犬のコマさんと、その神社の一人娘の、高校生の冷(れい)の、これまたすこしだけ不思議な、恋の物語。
好きなひとの「名前」をみつけるための、物語。
呼んでもらうための、お話。
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: 異類婚姻譚 身分差 年の差 日常 青春 ラブコメ 女主人公 和風 現代 ハッピーエンド 最終更新日:2016/09/01 17:16 読了時間:約119分(59,474文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:基 創/作品情報/Nコード:N5352DG
完結済 (全5エピソード) |
小柄な体躯(たいく)と、それに見合わぬ食欲を合わせ持つ男、遠回理道草(とまわり・みちくさ)はそれ以外に特に目立ったところのない優男であるが、実は、生まれもっての鋭い観察眼と推理力を持つ、人の心を見抜く特殊な能力を持っていた。
しかし、その才能を発揮する機会もさほどないまま時が過ぎる。
……しかもいとこであり、親もいなくなってしまった筋金入りの不良だった少女、山野辺(やまのべ)タンポポを守るために、《ある事件》から彼女を解放した際、彼の幼馴染であり、今は亡き人となっている想い人である女性、《囲炉裏薪(いろり・まき)》の存在によって、彼は、自分の趣味である『散歩』と、それを一緒に歩くことによって、己の能力である観察力や推理力、直観力といった力をつかい、依頼人の心の奥にひそむ闇や、わだかまりなどを『やさしく』解決することによって報酬をえる仕事、――『散歩屋』――という変わったものを始めることとなる。
彼に依頼してくるひとたちは、みな、表面からは見えない、ちょっとした些細な過去の傷や、または、大きなおおきな埋められない痛みの空白によって、縛られている。
そこに、相手を弾劾(だんがい)するでもなく、追求をするでもなく。――ただ、一人の人間として、その人ときちんと寄り添おう、聴かせてもらおう、という心地よくも温かい姿勢によって、今日も誰かが、彼のその『力』によって、こころを軽くしているのであった。
ささいな〝棘〟を散歩の途中に気がつけば抜いている男、遠回理道草の、ほんの少しだけ変わった『散歩屋』事件ファイル集。
今日も誰かと、彼は道を歩いている。
はじまり、はじまり。
ジャンル:ノンジャンル〔ノンジャンル〕キーワード: ミステリ 感動 涙 旅行/旅 美形 推理 ハッピーエンド 現代(モダン) 最終更新日:2016/08/12 10:13 読了時間:約114分(56,777文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 13 pt ブックマーク: 2件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 9 pt |
作者:基 創/作品情報/Nコード:N5190DG
完結済 (全5エピソード) |
両親の死をきっかけにして、内因性(精神的ショック)により言葉を発することができなくなってしまった主人公『帽子谷夏彦(ぼうしやなつひこ)』は、それまでの歪みの多かった性格が変化し、周囲との関係もうまくとれるようになっていた。彼をひきとった祖母と、支えてくれた幼馴染の『木洩日詩織(こもれびしおり)』さんのおかげもあって、楽しくも騒がしい学園生活を送っていた。
そんなある日、彼の趣味で日課でもある近くの山に登って、開けている空間で星を眺めながらサンドイッチを食べる、ということをしようとしていたら、そこになんと倒れている少女がおり、空腹でそうなっていたという変人の女の子、『天河詩好子(あまかわうたこ)』さんと持ってきていたサンドイッチをあげるという奇妙な〝縁〟により、一緒に星空を眺めるような関係になっていく。
彼の所属している部活動、『奈々津荷(ななつに)歴史研究部』またの名を『奈々津荷神秘調査部』の活動である、住んでいる奈々津荷市にある昔からの不思議話、“昔、愛し合った男と女が結局結ばれることなく、互いを求め合いながらも別れてしまう悲恋の物語をベースとした、〝天の羽衣〟の流れもくんでいるその『歴史』を調べることになる。
実は、その女のほうは空の住人で、しかも天使であり、最後には、天と地をまたぐことは出来ずともお互いを愛し合える、というラストになることから、それが七月七日、天に星の橋がかかる時に二人は再び会う事が出来るため、その伝説にあやかり、想い人とその場所に行ってふたりで願い事をすると、恋は成就し願いごとも叶う、というオマケがついていた。(そっちのほうが、実は部内ではメインだったりもしていた)
……が。
その調査を進めていくと共に、夏彦たちの過去やそれぞれの関係、謎にも深く関わっていくようになっていく。
夏彦の声を取り戻すことと、詩好子の父との間に起きている、悲しくも切ないすれ違うの関係が修復、また成就したとき、奇跡と同時にそれに値する『対価』も夏彦は支払うことになってしまうのだが、それを、彼らがどう受け止め、そして次の新しい時間を生きていくようになるのかの、嘘と、やさしい『前進』の物語。
人が人を想うように、ほかの存在とだって、そう想い「あえる」のかもしれない。そう、信じていく〝物語〟です。
(星空文庫のほうに、一章だけ保存してます。)
ジャンル:ノンジャンル〔ノンジャンル〕キーワード: 天使 涙 青春 現代(モダン) 学校/学園 山 高校生 幼馴染 感動 最終更新日:2016/04/23 16:43 読了時間:約142分(70,507文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:基 創/作品情報/Nコード:N5181DG
連載中 (全1エピソード) |
両親の死をきっかけにして、内因性(精神的ショック)により言葉を発することができなくなってしまった主人公『帽子谷夏彦(ぼうしやなつひこ)』は、それまでの歪みの多かった性格が変化し、周囲との関係もうまくとれるようになっていた。彼をひきとった祖母と、支えてくれた幼馴染の『木洩日詩織(こもれびしおり)』さんのおかげもあって、楽しくも騒がしい学園生活を送っていた。
そんなある日、彼の趣味で日課でもある近くの山に登って、開けている空間で星を眺めながらサンドイッチを食べる、ということをしようとしていたら、そこになんと倒れている少女がおり、空腹でそうなっていたという変人の女の子、『天河詩好子(あまかわうたこ)』さんと持ってきていたサンドイッチをあげるという奇妙な〝縁〟により、一緒に星空を眺めるような関係になっていく。
彼の所属している部活動、『奈々津荷(ななつに)歴史研究部』またの名を『奈々津荷神秘調査部』の活動である、住んでいる奈々津荷市にある昔からの不思議話、“昔、愛し合った男と女が結局結ばれることなく、互いを求め合いながらも別れてしまう悲恋の物語をベースとした、〝天の羽衣〟の流れもくんでいるその『歴史』を調べることになる。
実は、その女のほうは空の住人で、しかも天使であり、最後には、天と地をまたぐことは出来ずともお互いを愛し合える、というラストになることから、それが七月七日、天に星の橋がかかる時に二人は再び会う事が出来るため、その伝説にあやかり、想い人とその場所に行ってふたりで願い事をすると、恋は成就し願いごとも叶う、というオマケがついていた。(そっちのほうが、実は部内ではメインだったりもしていた)
……が。
その調査を進めていくと共に、夏彦たちの過去やそれぞれの関係、謎にも深く関わっていくようになっていく。
夏彦の声を取り戻すことと、詩好子の父との間に起きている、悲しくも切ないすれ違うの関係が修復、また成就したとき、奇跡と同時にそれに値する『対価』も夏彦は支払うことになってしまうのだが、それを、彼らがどう受け止め、そして次の新しい時間を生きていくようになるのかの、嘘と、やさしい『前進』の物語。
人が人を想うように、ほかの存在とだって、そう想い「あえる」のかもしれない。そう、信じていく〝物語〟です。
(星空文庫のほうに、一章だけ保存してます。)
ジャンル:ノンジャンル〔ノンジャンル〕キーワード: 恋愛 青春 感動 涙 山 高校生 天使 ファンタジー 学校/学園 最終更新日:2016/04/23 11:14 読了時間:約54分(26,723文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
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検索時間:0.0185949秒
最新の情報と異なる場合があります。予めご了承ください。