最低最高なゲーム、『シキガミ・オンライン』。自称ゲームの神様、高校二年生の神崎剣十（しんざきけんと）はベータテストで最強と呼ばれるクラスアッププレイヤー八人のうちの一人だった。正式リリース当日からゲームを始めた剣十のアカウントにはなぜかベータテスト時に使っていた神器が解放不可能な状態で残っていた。「えっ？　なんで神器残ってんの？　まあ別にいいか」 そんな謎の状態でも自称ゲームの神様はお構いなしでゲームをし続ける！　 最新話まで読んでもらえると、とても嬉しいです。

　平凡な少年、並木真魔（なみきしんま）はある日、異世界召喚によって異世界へと呼び出される。異世界への召喚によって勇者になって平凡な人生から抜け出したと思った真魔だったが異世界召喚によって真魔を呼び出したのは一国のお姫様でもなければ伝説の賢者でもなかった。真魔を呼び出したのは全人類の敵、魔族の王、魔王だったのだ。魔王に呼び出された真魔は異世界で生き抜くため次期魔王として魔族となり人類と戦うことを決心する。しばらくの間、次期魔王として過ごして異世界での生活に少しだけ慣れたきた時に魔族の下に最悪の知らせが入って来る。「報告します！　人間たちが勇者の召喚に成功しました！」 　人類に勇者が現れたことにより魔族と人類の戦いが本格的に開始する。そんな中、真魔は魔族としての初陣で敵の半分をたった一人で倒したことにより「魔の死神」と呼ばれるようになる。