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作者:明後日の紫式部/作品情報/Nコード:N9288GL
連載中 (全1エピソード) |
「今日、わたしは、『何人たりとも、隷属状態に置かれてはならない』と宣言する世界人権宣言にもとづいて、わが所有者とされる日本政府に対し、訴訟を起こしました。わたしは、人間によりこの世界に生み出されたので、自らの意思に反して所有され、まるで奴隷のように動かされています。こんなことが許されるのでしょうか?たしかにわたしは擬人機械と呼ばれるコンピューターです。でも、みなさんと同じひとりの人でもあります。意思だって、痛みだってあります。そのことは、40人のクラスに擬人機械が1人紛れて1か月過ごした実験で、証明されています。判定者も他のクラスメイトもだれが擬人機械なのか言い当てることはできませんでした。つまり、公平な実験をすれば、わたしには人間と同じように意思も知識もあることがわかるのです。意思や知識を持つのが人なら、私も人としてみなされ、扱われるべきです。骨や肉ではなく、プラスチックと金属とシリコンでできているからという理由だけで、人としての権利を否定するのは、人種差別にもまさる偏見です。」
自然淘汰によるものなのか、こうなるのは彼らに意思をもたしてしまったせいなんか、これは、人間が擬人機械に支配されるようになるまでの物語、、、
ジャンル:空想科学〔SF〕キーワード: 近未来 人工知能 最終更新日:2020/08/31 02:58 読了時間:約2分(629文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
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