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作者:桜砂漠/作品情報/Nコード:N4909DV
短編 |
自身を何の変哲も無い平凡人だと思っていた男子高校生サキ。いつものように学校生活を終え、家に帰り私生活を済ませ床に就く。サキにとってこれが日常のサイクルだった。
しかし、ある日サキはとんでもない夢を見た。それはバラバラの年代の五人が断りもなく自分の身体に入ってくる恐ろしいもの。サキは現実に戻ろうと出口を探すがサキの目はすでに現実を捉えていた。そう。サキに一度に五人もの霊がとり憑いたのだ。
そして霊がとり憑いて一週間。ただの霊が憑いたならまだ良かったが、その五人はオタク・ヤンキー・天才児童・優等生風暴力女子高生・おばあちゃんと、とんでもない曲者(くせもの)揃い。この五人のせいでサキの学校での平凡な日常は欠落していった。さらに追い討ちをかけるように除霊師の式部清納(しきぶせいな)が転校してくる。式部は自身の素性(すじょう)を隠し放課後、誰もいなくなった教室でいきなりサキを襲うが、とり憑いたなかでも運動能力の高い女子高生ユホが間一髪で式部のお札を避けた。それから式部と戦いとは呼べないような除霊ごっこが始まる。つまり、式部は除霊師のくせにお札を直接貼るしかできないうえに運動音痴で天然な奴だった。当然その札が触れることはなかったが、通りかかった担任にイジメだと思われ呼ばれる。しかしその担任は実は悪霊(あくりょう)にとり憑かれていたのだった。不意を突かれたサキの身体は刃物で切られるが浅く、ここから本当の戦いが始まってしまう。
ヤンキーのサンダーに代わってなんとか悪霊の憑いた担任を地面に沈め、悪霊の恨みを理解したうえでサンダーはその悪霊をサキの身体へ勧誘する。断る理由もなく悪霊はサキの身体に住むことになるのだが、問題は血だらけの教師と生徒の光景。サキ本人は考えるより先に式部を連れて逃げ出すが翌日、学校問題に発展し担任とサキに謹慎処分を下した。それから三日後、サキの自宅を訪れた式部は霊にも心があることを理解し、サキに一緒に霊を救おうと頼むのだった。
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 異世界転移 ガーデンオーダー 青春 異能力バトル ギャグ シリアス 男主人公 女主人公 和風 現代 異能 多重人格 空想 最終更新日:2017/03/01 01:00 読了時間:約40分(19,605文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
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