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作者:深谷しずく/作品情報/Nコード:N8762HZ
短編 |
疲れた日常を生きる主人公は、満たされない心を、コーヒーで埋めようとしていた。
すぐ近くにあったのは、自販機の缶コーヒー。でも、缶コーヒーは自分へのご褒美にしては陳腐すぎた。
結局主人公は、コーヒーチェーン店に並ぶ。しかしクリスマス前、店は大行列で、並ぶことも諦める主人公。
別にコーヒーが飲みたかったわけじゃないし。駅のホームで寒さに耐えながら電車を待っていると、会社の後輩・冴島君が通りがかる。
「コーヒー店並んでたんだけど、混んでて諦めたんだ。」
そんな会話だけ交わして、冴島君はそのまま通り過ぎっていった――かと思った。
一分も経たずに戻ってきた冴島君の手には、缶コーヒーが2つ、握られていた。
「僕も飲みたかったんで。」
それは陳腐だと思っていたはずの、ただの缶コーヒー。それなのに、冴島君から受け取ったそれは、主人公の手のひらを熱く灯していく。心が――満たされていく。
「ありがと。」
二人で缶の蓋を開け、琥珀色の月を眺めながら、ほどよくぬるいそのコーヒーを飲み始めた。
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: 日常 なろうラジオ大賞4 最終更新日:2022/12/31 09:53 読了時間:約2分(998文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:深谷 しずく/作品情報/Nコード:N8497FH
短編 |
亡くなった曾祖母の家の押し入れにあったのは、”みらい”のショコラ、一粒…。
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 近未来 バレンタイン チョコレート バレンタインデー 短編小説 ファンタジー アンドロイド 最終更新日:2019/02/13 17:41 読了時間:約15分(7,155文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 9 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 9 pt |
作者:深谷 しずく/作品情報/Nコード:N0928FH
短編 |
火星第一郵便局。そこは、青い夕陽が美しく映える場所。
今日もエイデンは、一通の手紙を待ちに、郵便局へと向かった。
ジャンル:宇宙〔SF〕キーワード: 近未来 MBSラジオ短編賞1 未来 最終更新日:2019/01/31 12:48 読了時間:約10分(4,929文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
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