精霊を使役し戦う「精霊術師」のアリーフェは、低位精霊しか喚べない無能だと蔑まれて勇者パーティを追放される。 　更に国から金を貰うために利用されたアリーフェは、装備を根こそぎ奪われ、立ち入った者は必ず死ぬといわれる『死の地』へ飛ばされてしまった。 　『死の森』で凶暴化した最強モンスター・「古龍」と遭遇、死を覚悟したアリーフェだったが、突如聞こえた声に応えると、いつの間にか彼の身体には『愚者』と呼ばれる最上位精霊が宿っていた。これにより、アリーフェは嘗て一人しか例を見ない『精霊憑き』の能力者であったことが発覚する。 　心を強い意思に燃やし、力を手にしたアリーフェは『死の地』の脱出を目指す。 　次第に、世間に彼の力が認められていく中、彼を追放した勇者パーティはどんどん地に堕ちて行くのだった……

勇者HEROゆきは、色々あって異世界に転生する。 なんか色々あって魔王にたどり着くかもしれない物語。

　鶴城悠は、天才少年である。 　生まれたときから人類の頂点に立てる程の卓越した頭脳を持っていた彼に、自由はなかった。研究所に隔離され、テストで浪費されていく毎日……。 そんな日々から逃げ出しニート生活を満喫していた彼だったが、ひょんなことからその身ひとつで異世界に放り出される。 　剣と魔術の異世界で唯一、魔術が使えない悠。しかしその正に『天才』というべき頭脳を使って、1から魔術を創って見せたり、最強格モンスターを倒したりやりたい放題！　 　知恵と工夫で強くなれ！　天才少年の異世界快進撃、開幕！

　男は殺し屋だった。 　意志を持たぬ自身の生き方に、男は疑問を持ち始める。　 　それが始まりだった。

　「きっとわたしだけは、あなたをわすれない」 　科学技術に変わり剣と魔法が発達してきたこの世界で、もう何百年以上も前に突然地面に浮き出てきたとされる、古代技術が盛り込まれた幻想の塔。 　隠蔽魔法がかけられたその存在に気づくものは誰ひとりとして居なく、それは正しく「あってないもの」であった。 　その中に一人、ただ暮らす少年がいた。名をエイト。 　彼は何故か「塔」を見つけ出した宮廷魔道長の少女、シエラとの出会いをきっかけに、宮廷魔道士として王に仕えることになる。 　そして、喪われてしまったエイトの前世の記憶を取り戻すため、彼らは共に遺跡を回ることになるが……。 　彼は、一体何者なのか？　そして、何故あの「塔」の中に居たのか？ 　全ての真実が明かされる時、物語はきっとあなたを包み込む。 　

　俺、アッシュは神様に魔王を倒すための勇者に選ばれた。 　旅立つに渡って、国王様に頂いた装備品はひのきのぼう、なべのふた、そんで資金の1000G。 　……は？ 　正気を疑うような贈り物に抗議する俺だが、そのまま追い出され、旅立ちを余儀なくされる。 　でも神様がなんか同情してくれて、装備を変えられない呪いをかけられた代わりに装備が壊れないように―!? 　壊れない装備を持ってるけど、攻撃力はひのきのぼう、防御力はなべのふた。 　それでも持ち前の戦闘テクニックを駆使し、勇者として成り上がっていく！ 　多分いまだかつてない、新感覚コメディ作品、ここに見参。

人間界にベストセラー小説家としての自分を持つ名もなき神は、スランプに陥っていた。 小説投稿サイト「小説家になりましょう」で異世界転生ファンタジーを執筆、あわよくば大金稼いで人間の美人にモテる。そんな夢を叶えるため、彼はある手を思いつく。 「そっか、人間を異世界に送って、そいつをモデルに書けばいいんだ」 そうして異世界に転生した霧雨冥夜(きりさめめいや)だったが、自分勝手な神様が課した『条件』のせいで苦難の連続で……!? 「テンプレは書きたくない！ テンプレ禁止な！」 「そりゃ無茶だろ神様!?」 超強い能力を貰ったのに、真逆の「異世界テンプレ」禁止!? テンプレやったら爆死する！ アンチテンプレ(強制)ギャグファンタジー、開幕！

「異世界ってのはもっとこう、素晴らしくて格好良いもののはずだったのに――！」(経験者談) 　日本で命を落とし、女神の雑な手続きのせいでその身一つで異世界に転生するハメになった大学生・田中光二。彼が唯一貰ったスキルは、『紙を作ったり変形できる』だけの雑魚スキルで!? 　「俺の最強スキルはどこ行った!?」 　「お母さんのおなかの中に置いて来たんじゃないですか？」 　「最強スキルの前に、最低限の常識を持ってくれないだろうか……」 　無双したいのにさせてくれない！　ハチャメチャな異世界で、コウジと女神と騎士とその他は今日も頑張ってます。 　これは、最強無双な主人公に「なりたかった」男が、時には卑怯で姑息な手段を使ってピンチを切り抜け、またある時は正々堂々と強敵と戦う、そんな模範的なファンタジーである。 　そして最後には、魔王かなんかを倒すかもしれない。 ※アルファポリスにも載せさせて頂いてます。よろしければそちらもよろしくお願いします！