「正体不明の歌姫」として知名度を持った少女、秋城　紺。 彼女が目を覚ました場所は「捨てられた世界線」として存在した日本だった。魔物が闊歩し、人間は全て消え去った場所に、知名度を持った配信者が集められたのだという。 挙句、秋城は自らの姿をドローンへと書き換えられていた。手も、足もない姿ではどうすることも出来ない。 途方に暮れていた中で同じく捨てられた世界線の中で彷徨っていた少年、瀬川　怜輝と出会う。どうやら、瀬川は秋城の恋人と友達らしい。共通の知人を持つ二人は、捨てられた世界線からの脱出を図るべく協力関係を結ぶ。 彼等を繋げるキーワードは「配信」だった。 困難を打開するスキルにはスパチャが求められ、情報を得る為には知名度が求められる。 言葉が持つ力と向き合いながら、二人はifの世界で配信者となる。

「追放なんて、しなければ良かった」 期待の新米冒険者である霧崎 掠は転生者。類稀なる実力を持ち、“ブロンズ・ルーキー”として大きな期待を寄せられている。 しかし拘りが強く、一行にパーティメンバーが決まらない。 そんな中で名乗り出たのは、おどおどとして頼りない魔法使い。彼女は「魔力なき者」として扱われる漆黒の髪色を持ち合わせていた。 でこぼこな2人の邂逅から、全ての歯車は回り出す。

「アッシが勇者ですかい！？がははっ、あんさん人を見る目がありますなぁ、薬草でもサービスしときますさかいな！」 世界を暗雲に染め上げた魔王。そんな魔王を倒す為、国王は1人の勇者を派遣しました。 道具屋の息子である彼は、物干し竿代わりに使っていた物凄い伝説の剣を引き連れて魔王城へと旅立ちました。 （息抜きに書いただけです）

彼女の未来を願うには、こうするのが最善だと思った。 けど、それは本当に最善だったのかな。

「……行くぞ。Live配信の時間だ」 ありとあらゆる施設が“ダンジョン”と化した世界。 人々が恐怖し、近付こうともしないダンジョンに足を踏み入れるのは、無知で、向こう見ずな一人の少年だった。 彼は自らを「勇者セイレイ」と名乗り、幼馴染の操作するドローンと共にダンジョンに立ち向かう。 これは、名ばかりの勇者が本物となり、世界を救う物語。

私は、皆と切り離された存在だと思っていたし、実際そうだった。でも、彼が連れ出してくれたんだ。紛れもなく、彼の存在はかぼちゃの馬車だ。

20xx年、全世界を未曾有の大災害“魔災”が襲った。その死傷者数は全人口の八割程とも言われる。また、人々が暮らしの中で利用していた施設は魔物の巣窟――つまり、“ダンジョン”へと姿を変えていた。 人々は魔物の災厄に怯え、その日を生き抜くので精一杯だった。 だが、十年経ったある日、“Sympass”という正体不明の配信サイトが出現。それを機に、ある一人の少年は「勇者セイレイ」として配信を始めた。 世界の色は、Live配信を介して大きく変わり始める。 ……という作品の内訳です。

たった一つ。乗り込んだ電車が違っただけ。それだけだった。

小説を書くにあたり、どうすれば面白い作品を作れるのか。その為にはまず”面白くない要素”を知ることが大切なのではないか。 そう思い、作品として起こしました。

私は、自分自身にさえ嘘を吐いた。その言葉は私を偽りの姿に化かす。その言葉は私を呪う。 だとしても、私を覆う嘘の鎧だけは脱ぐわけにはいかなかった。だって、その言葉だけが唯一私を守るものだから。

優れたルックス、文武両道、という男性として優れたツノを俺は持っていた。 それ故、俺は他人を守る側の人間で居ることが出来、自分自身で何でも解決できる能力を持っていた。他人の力なんて無くたって、他者に勝てるほどの大きなツノを持つカブトムシだったんだ。 だが、そんなある日俺はツノを失った。 俺は、私になったんだ。

作品テーマ：酒のつまみになる話。 とあるこじんまりとした居酒屋に向かい合う男女の二人。 語り合うのは、変わりゆくお互いの姿だった。

彼女は、俺の心に深く五寸釘を打ち込んだ。 この呪いは、一生消えることのないものだった。

井の中の蛙は、大海を知った。 それでも、ここが良かった。

パンはパンでも食べられないパンはなーんだ？ ――それは、隣国との戦争の最終局面で彼が差し出した、たった一つの携帯食料のパンだった。

今日起きた出来事を、４文字で書き表してみましょう。そして、その言葉に関係した内容を、言葉にしてみましょう。 短編小説企画[ふたばのころしあむ]投稿用小説です。

雨は涙を隠す。悲しみの雨の中、彼女は泣いていたのかも知れない。 だとしたら、泣かせたのは、待たせたのは僕自身の方だ。

１＋１＝２であるのは、誰もが知ること。 しかし、１−（−１）＝２になるのは、どうしてなのか。 その答えを紐解いていくストーリー。