あるところに「誰からも愛され、誰も愛さなかった」お姫様がおりました。馬車の事故で亡くなったお姫様は別の世界で「誰からも愛されない」お姫様として転生することになります。

『全ての機械には乙女が宿る――。 　　　　　　　　これは例外なくほんとうのことなんだ――』 この作品は当初、ソーシャルゲームの企画として立ち上げられたものでした。 一部を変更しつつ、紡がれなかった物語を紡いでいこうと思います。 ■登場人物（ていのいいおぼえがき） 万沢 九十九（めがざわ・つくも）；主人公。教官。 サガン：オトメ 鉄砲形 菖蒲（がんかた・あやめ）：大家 獺待 祭（おそまち・まつり）：生徒いち。 言 ポロクトフォーゼ（わど・ぽろくとふぉーぜ）：生徒に。 鉄砲形 慧（がんかた・けい）：生徒さん。 尊々ヶ崎 鈴（てぇてぇがさき・りん）：生徒よん。 刃原 銀鐘（えじんはら・しろがね）：第二校長 転婆河 金依（とんぼいがわ・このえ）；第一校長

（注意）こちらは「ジャガンナンド～強くあるために必要な、ほんのいくつかのこと～」（https://ncode.syosetu.com/n2268ed/）の別ヒロイン（興猫）分岐ルートとなります。 事前にメインルートの分岐該当箇所（２章「皿騒動」第３８部分『分岐点』）までお読みになった上でその続きとしてお読みください。

わりと遠目の未来。外宇宙開拓ラッシュが始まった地球から出発した、とある一隻の開拓船での日常。

俺の右腕が迷子になった。 しかもどこぞの異世界へ。 何の冗談かと思うかもしれないが本当の事だ。 無数の異世界に繋がっている魔法陣から腕を引き抜けば、やれ歴戦の勇者の右腕だの、天地を揺るがす魔道士の右腕だの、果ては魔界の魔王の右腕だのが飛び出してくるが、肝心の俺の右腕はいつになっても戻ってこない。 本当に困ったものだ。

※こちらの作品は過去に商業用１８禁ゲームのシナリオとして作成されながら諸事情によりお蔵入りとなっておりましたものを一部改変して投稿しております。 　関東地方全てを敷地とする超巨大学園『天文学園』。そこは純粋な力のみが全ての評価となる弱肉強食の場所。 　その学園に新入生としてやってきた二人の男女。天道乱世、鳳凰院椿芽。流派の誇りを守るため――大切な何かを『今度こそ』守るため――。 　学園に君臨する巨大な４大派閥、そして生徒を管理、支配する『聖徒会』。それらの思惑に巻き込まれながらも、天道率いる『天道組』は数多の戦いをくぐり抜けていく。

出オチじゃないです。信じてください。

「すごくよいひと」であり「すごく運の悪い人」でもある浪人生、黒羽零一（くろは れいいち）。 彼は日々、バイトだの勉強だの、人助けだのに走りながら、安アパートで慎ましく暮らしている。 ひとりの幼女と一緒に。 彼は単なる「よいひと」なのか。それとも何らかご時世的にヤバい行為に手を出しているとんだサイコ野郎なのか。 そんな疑念（読者の）を他所に、零一の周囲で不可思議な事件が多発し始める。 ほのぼのした一人の浪人と一人の幼女の生活とは対照的に、やたら血なまぐさい事件は二人と何か関係性があるのかないのか。

幽霊に祟られる事が無く、物理的に干渉ができる霊能者の少年、東江 浩一（あがりえ こういち）。 彼は日々、とある目的のために半ボランティア（自称）で幽霊「駆除」を行っていた。 夏休み明けのある日、彼のもとにそれほど関わりのない同学年の女生徒が依頼（らしきもの）を持ち込んでくる。 空気が読めない、騒がしい、そして謂れのない（東江くん談）暴力。 最初は乗り気のかけらもない浩一であったが、運命の導き（という名の圧倒的な暴力）に導かれるまま、その幽霊「駆除」に乗り出すこととなる。

自称「コミュニケーション研究会」、現実「帰宅部」。 ４人の高校生が空き教室に陣取り発足した部活（非公認）は夏休みも終わった新学期のある日（９月１０日）に突然、謎のの「トンデモ事態」に巻き込まれる。 「（家に）帰れない！」「（日付が）変わらない！」 何がどうしてこうなったか分からない。きっかけも理由もわかってない。 彼らはこのトンデモ事態の謎を解き、終わらない９月１０日を終わらせて無事に自分ちに帰宅することができるのだろうか。 わりとゆるめな状況（部室にはテレビ、ゲーム、マンガその他娯楽完備、わりとお金にも困らない）のせいでそこそこダラダラと過ごせる上、登場人物のおおよそ半数は馬鹿と来ているため望みはじゃっかん薄いが！ でもまだ彼らは諦めていない！　いないはず！　頼むからいないと言ってくれ！ 明日はどっちだ！（文字通りの意味において）