王旗を掲げよ　西に出彩雲 王旗を掲げよ　導きし星 二作品の続編で、王旗を掲げよの本編になります。 六種の人種と十の国で成り立つ世界。 ルクスと言う魔法のような力のある世界。 この世界の神、創聖皇に日本に隠されていた隆也は、十七歳を機にエリス王国に帰還した。 自らの覚醒の為に、一緒に転移してきた友人を失いながら王となった隆也は、いびつに歪んだ世界を正すために動き出す。 生きるために命を懸けて覚醒をしたアムルは、ラルク王国で印綬と同格の者として寿命のない天籍に移った。 アムルは歪んだ国を正すために、フレア女王と共に動き出す。 隆也とアムルが出会い、創聖皇の計画も動き出した。 世界は大きく揺れ始める。 様々な思いと正義を胸に、世界は生き残りを賭けて剣を手にする。 、

　17歳の誕生日を迎えた隆也は、異世界から探し物に来た美しい少女と妖精のような二人に会った。 　探し物は蔵の中にあると言い、人には影響ないから蔵ごと貰い受けると言われる。 　翌日、親友二人と蔵の中にいた隆也たちは、蒼い光に呑み込まれて異世界に飛ばされた。 　蔵の召還途中にラミエルという天外の者に襲われ、巻き込まれたのだという。 　創聖皇という神の治めるその世界は、六種の人種が十国を統治し、ルクスという魔法のような力が介在する世界だった。 　隆也は、分けて貰ったルクスと蔵にあった古い刀を頼りに自分の世界に戻る旅をする。 　妖獣に襲われ、震えていた隆也だったが、ルクスの使い方を覚え、刀を操り、ラミエル討伐をも決意する。 王旗を掲げよ～導きし光　も連載中です。そちらも是非、ご覧ください。

時系列は「王旗を掲げよ　西に出≪いずる≫彩雲」の五年前になります。 　六種の民が十の国を治める世界。ルクスという魔法のような力で身を護る世界。 　人種樹〈エルミ〉の民の国、ウラノス王国の内務大司長だった父は、謀反の罪を王に掛けられ殺された。十歳のアムルは政治犯としてエルドニア牢獄に入れられる。 　その牢獄で、かつて父が冤罪を着せて収監したボルグたちと出会い、アムルは世界を学んだ。 　ルクスの安定しない13歳で自らの意識を潜り、人が到達し難いルクスの河にまで到達する。 　成長著しいアムルに、生きる道は一つしかないとボルグたちは教え、アムル命を賭しては決行した。 　自由になったアムルは、自らの居場所を求めて旅に出る。 　やがて、彼は人種妖エルグの国で一人の少女と出会った。 　ラルク王国の導きの光、極星と呼ばれた少年の物語です。