毎日の日課で絵を描いて自分が愛される物語を想像して現実逃避しているデブで人見知りで地味な主人公。 そんな主人公が異世界召喚されたことによって進んでいく物語。

普通の世界の普通の日本の女子高生「上城美夜」 ある日親友に裏切られた夜に夢に見る。 それは自分が月の神ロナであったことと自分の半身、日の神ルクとの記憶であった。 その夢をきっかけに頭の中で声が聞こえるようになる。 その声はこの世界とは異なる世界へと誘っていく。 そこは同じ日本でも人々が異能の力を持つ異世界だった。 そして声は美夜の半身がこの世界にいること、また二つの世界が崩壊の危機にあることを告げる。 「どうかこの世界を救ってほしい。お前じゃないとできない事なんだ」 そして美夜は決意する。二つの世界を救う事。愛しい半身ルクを見つけ出す事。 それは少女が世界を股に掛けて大切なモノ達を紡ぐ物語。