朝起きて、テレビをつけると親が都市伝説系統を紹介する番組を流していた。何かの誘拐事件の噂らしい。同じぐらいの年代だったため気をつけないとなと肝に銘じる。朝ご飯を食べ終え、空手の稽古の荷物を持ち玄関に足を運ぶ。 　玄関の靴棚の上にはたくさんのトロフィーが置かれている。「全国空手大会　市ヶ谷　宏瀬　優勝」と…それ以外でも数々の大会で結果を残した形跡がある。「はぁ」とため息をつき、「行ってきます」と声を出す。だが、返事は帰ってこない。 　稽古場への道中、ふと誘拐事件の事を思い出す。すると、辺りに轟音が鳴り響き目の前に強めの光が目を覆った。 目を開けるとそこは異世界だった、そう聞いて舞い上がる人もいるだろう…だが彼は舞い上がるどころか失望した。何故なら…そこは見るに耐えない悲惨なものだったから。

９月下旬、外は少し肌寒くなってきた頃大森 涼護は推しの誕生日イベントに向かっていた。だが、突如蒼白い閃光が涼護を包み込み涼護は異世界に転移した。転移したさきは森の中、早速犬の魔獣に襲われるが、リョウゴは反撃する。そこで身体能力が強化されていることに気づくが、どうにもならない状況だった。そこに赤髪の少年が現れ、命からがら救われる。彼は自分と同じ異世界転移者だった,,,彼の紹介で騎士団に入り、邪神と邪神十傑の討伐を決意する。それは儚き英雄願望であった。 異世界来た特典、身体強化を手に入れる。特別な権能も、知識もない。それでも少年は英雄になることを望んだ,,,語られる彼の英雄譚、それは幻想か,,,否か,,, ちょくちょく、設定（本編に影響のない程度）やセリフ等が変わることもあると思いますがご了承ください。 あ、ツイッター始めました。