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作者:薬屋綿流/作品情報/Nコード:N2082DB
短編 |
一人の男子生徒が転落死した。人間の命に価値があるのだとすれば、善人と悪人とそれ以外の者たちでは、如何ほどの差があるのだろうか。転落死は事故として処理される。悪人が突然の死に見舞われた場合、世間ではそれを『天罰』という。仮にそうだとしたら、その『天罰』を作った人間は、どんな人間なのだろう。悪人か、善人か、それ以外か。
※自作品の転載です。
ジャンル:ノンジャンル〔ノンジャンル〕キーワード: バッドエンド シリアス 事故 殺人 最終更新日:2016/01/03 21:05 読了時間:約15分(7,168文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 2 pt |
作者:薬屋綿流/作品情報/Nコード:N2072DB
短編 |
ある日、暇を持て余していた朝霞千尋は、伯父から無理やり人捜しの仕事を押し付けられる。伯父は「仕事仲間から頼まれた」と言い、その内容は息子の友人を捜して欲しいというものだった。しかし、訪れた依頼主は珍妙な格好をした少女だった。依頼主の代理だという彼女は、一通の手紙を差し出した。宛名は『親愛なる先生』、差出人は『生徒』、全て省略された本文、追伸には絶望の言葉が綴られていた。
『私は、人間に疲れました』
『私は、人間を諦めました』
『私は、人間をやめました』
まるで時間切れのように、積み上げてきたものが崩れ始め、葬り去ったはずの過去が蘇る。手に入れたものと失ったもの。『先生』と『生徒』。青かったあの日の空は、いつの間にか黄昏に変わっていた。千尋は犯した罪を受け入れ、全てを終わらせると決意する。冷酷な真実と、優しい嘘を残して。
※自作品の転載です
ジャンル:ノンジャンル〔ノンジャンル〕キーワード: シリアス バッドエンド 最終更新日:2016/01/03 20:47 読了時間:約19分(9,012文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 8 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 8 pt |
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