前作9月18日に公開した、 「死神にプロポーズ」の続編になっています。 真琴が十八歳のとき、死神テラは真琴を迎えに来た。 恐怖と拒絶から始まった二人の関係は、やがて互いを想い合う絆へと変わっていく。 真琴は「テラと一緒に行く」「私と結婚してくれる？」と、プロポーズをする。 テラは、真琴を生きさせてやりたいと、自分の使命を捨て、存在を失い真琴を生かした。 そして、三十年の歳月が流れた。 三十年もの間、毎朝窓を開け「テラ、おはよう」と呼び続ける真琴。 そして真琴に訪れた旅立ち。 テラへの愛が強過ぎて、他の死神が見えない真琴。 テラは、真琴を救うため、王から「一千年の扉」へ行くための、体を授かる。まだ誰も経験したことのない、「一千年の扉」へ。 そこは、想像を絶する過酷な試練が一千年続いた。 乗り越えた者だけの願いが一つ叶う。 死を超え、時を超え、一千年の試練さえも超えて辿り着いたそこには…。 天界と人間界を巻き込んだ、永遠の愛の物語。 ぜひお読みいただきコメントなどいただけると、とても嬉しく励みになります。

【完結保証】——— 陰謀と戦乱を共に乗り越えた二人の時間は、甘く熱を持つ。 「私が本当に好きな人は夫じゃない」 オルヴェル帝国第二皇子の妃シルキーは義兄に密かな恋心を抱いていた。無愛想皇子×猫系おてんば妃殿下、犬系ふわふわ男子×しっかり者皇女が傷つけあいながらも少しずつ惹かれあっていく、恋と謀略がうずまく西洋風宮廷ラブストーリー。 全てを救うのは愛ではなく、筋肉かも。 ☆続編「猫愛でる皇子と月満ちる白猫」が完結・公開中です。 ※こちらは旧版を読みやすく、また、見どころを大幅に加筆し修正した新版です。旧版と途中から物語が異なります。 ※ノスタルジア本編の親世代達の物語ですが、こちら単体でお楽しみいただけます。 ※カクヨムでも公開中。

【のじゃロリ神様】×【ぼんやりもののけ神使】×【現代和風ファンタジー】 ※カクヨムでも先行して連載中 神様×もののけ神使。訳あり主従の現代日本神話異伝、開幕。 時は現代。 とうの昔に社を失い、神使も失い、適当に現世をふらついていた豊穣神・ミツルギは、ある日、なぜか「武神」として再び人に祀られることに！？ そして、着の身着のまま復興された神社に辿り着いたミツルギの前に現れたのは、一羽の不思議なカラスだったーーー。 ちょっとズレててお人好しな神様と、正体不明の物の怪•クロ。2人のワケありコンビが織りなす、再出発の主従譚。 笑って泣ける、和風ファンタジーへようこそ。 ※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・神様とは一切関係ありません

学校帰り、真琴は誰かにつけられている気がした。 振り向くと、そこにいたのは背の高い好青年。 彼の名前は「テラ」天界から来た死神。 死神といえば恐ろしい存在だと思っていたが、テラは、静かに優しく寄り添った。 命と向き合う日々、怖くて、悲しい、それでも少しだけあたたかい。 泣いて、笑って、ときにはカンニングまで…。 そして少しずつテラに惹かれていく真琴。 真琴を想うテラ。 「テラと一緒に行く…」 真琴からの告白。 テラは…。 少女と死神が紡ぐ切ない、そして希望の物語です。 ぜひお読みいただきコメントなどいただけると、とても嬉しく励みになります。 今後ともよろしくお願いいたします。

仕事帰りの並木道。落ち葉を踏む小さな楽しみが、同じ部署の佐伯さんとの偶然の時間を生んでいく。たわいもない会話が嬉しくて、いつしか一緒に帰るのが当たり前に。けれど、耳にした噂ひとつで心が揺らぎ、道を変えてしまった水野さん。すれ違い、自己嫌悪、そして勇気。──季節の香りに包まれながら、彼との距離は少しずつ近づいていく。 秋風のカフェで味わうプリンのように、ほろ苦くて甘い恋の物語。

商家の令嬢ミアはとことん運が無い。行く先々で起きる不運や不幸には慣れきっていたミアだったが、母の遺品のネックレスを失くした時は、それを探すことを諦めきれなかった。ネックレス探しをしていたミアは、婚約破棄を言い渡され落ち込む男爵グイドに出会い、ひょんなことから自分が転生者であることを知る。 困っている人を放っておけないグイドは、不運や不幸を呼び寄せてしまうミアを救えるのか。マイペースなミアと常識人グイドの、ラブコメ要素強めの物語。 ※乙女ゲームの世界に少女達が異世界転生する『ディアマンテ王宮恋物語』シリーズ第四作&最新作。

　かつて繁栄した人類は大崩壊によって未曾有の危機に瀕してから千年の時が経つ。 　一千年の間に文明は回復し人間、長寿種が暮らす大陸ーーその大陸の中心に位置する罪人の流刑地で一人の少年が目醒める。 　自身の名も過去もかつて抱いていた夢も何もかも忘れてしまった少年は、大崩壊の一端を引き起こした魔人の遺産と魔人を討伐した聖女の遺産を求める盗賊のシスティナと出会う。 　そしてシスティナに連れられて外へ出た少年は未知の光景に戸惑いながら自身の記憶と少女の目的のために旅が始まる。 　ハーメルンの方でも更新中です。

元・臨床薬剤師の相楽咲は、帰り道で事故に遭い、気づけば古い帝都の薬師の娘として転生していた。 十六歳の身体に宿った現代薬学の知識を武器に、咲は小さな薬局で患者を助けながら、宮廷に潜む疫病や権力争い、薬にまつわる噂の謎を解いていく。 そこで出会った冷静で理知的な若き宰相補佐・如月凛。彼の心の痛みを理解する優しさに触れ、咲は薬だけでなく、人の心の癒やし方も学ぶことになる。 “薬と恋の調合”は、少しずつ──ゆっくり、確かに──二人を変えていく。

王立図書館に通うのが日課の貴族令嬢セシリア。そこでの彼女の楽しみは本を読むことと、憧れの人である地の公爵ルーカをこっそり眺めること。ところがある日、セシリアは王宮庭園の『聖樹』を育てる役目を仰せつかり、その流れで自分の前世の記憶を取り戻す。この世界が前世で遊んだゲームの世界であること、ルーカがいずれ牢に放り込まれることを思い出したセシリアは、それを防ぐために本来の主人公『アリーチェ』を探して奔走する。そんな中、火の男爵グイドから婚約申し入れの手紙が届いた。ルーカの未来を変え、自分の幸せを掴むため、セシリアがくだした決断は。訪れるセシリアの危機に駆けつけたのは。 ※乙女ゲームの世界に少女達が異世界転生する『ディアマンテ王宮恋物語』シリーズ全四作品公開中。

こんにちは藤咲美来（ふじさきみらい）です。 いつもお読みいただきありがとうございます。 9月4日 「動物とロボットと妖精と」 公開しました。 短編小説、読切になっています。 「パン、焼き上がりました。カレー屋さんのご長男（カレーパン）メロンの心変わり（メロンパン）ジャムの討論会（ジャムパン）いかがですか」 学校帰りに立ち寄る、小さなパン屋さん。 大きな八重桜の、木の傍のパン屋さんには、 ユニークで美味しいパンを作る動物たちと、心優しいロボット店員「八重さん」がいた。 毎日のようにパン屋さんに行く少女は、ある日の出来事をきっかけに、動物たちのことを知り、動物たちやロボットと深く関わり、笑って、泣いて、助け合っていく。 たまに見かけるおばあさん。おばあさんはいったいどこから？ 不思議な縁が紡ぐ優しいファンタジーです。 ぜひお読みいただきコメンとなどいただけると、 とても嬉しく励みになります。 今後ともよろしくお願いいたします。

「フィオレンティーナ……水の伯爵の最愛の者に手を出したことを後悔してもらおうか」 婚約者にそう告げられた夜、フィオレンティーナは前世の記憶を思い出した。この世界が前世で遊んだ『ディアマンテ王宮恋物語』という乙女ゲームの世界であること、そして自分がしてしまった事の罪深さ。悲しみと良心の呵責に耐えられず川に身を投げた所で、フィオレンティーナは風の侯爵ジェラルドに拾われる。それは甘く、少し危険な生活の始まりだった。 8/25に投稿した『導きましょう、死の運命から幼馴染を救う婚約破棄を〜転生した庭師、気まぐれに伯爵様を籠絡してみました〜』の、フィオレンティーナsideのお話です。 ※乙女ゲームの世界に少女達が異世界転生する『ディアマンテ王宮恋物語』シリーズ全四作品公開中。

期末試験を前に机に向かうけれど、何も頭に入ってこない。寒さと孤独が染みる夜更け、小さなノック音。 ドアの外には隣の部屋の松下さん。 「ココア、作りすぎちゃって…よかったら」 差し出された、温かいマグカップをきっかけに挨拶程度だった松下さんと、少しずつ言葉を交わすようになる。冬のアパートの前で交わした、小さな約束。ほろ苦くも優しい青春の、心温まる冬の物語。

男爵令嬢エレオノーラは、幼馴染の水の伯爵クラウディオのパートナーとして招かれた舞踏会で、突如前世の記憶を思い出す。今自分が生きている世界が前世で遊んだ『ディアマンテ王宮恋物語』という乙女ゲームの世界であること、そして幼馴染のクラウディオが婚約者に暗殺される悲劇のキャラクターであることを思い出したエレオノーラは衝撃を受ける。 クラウディオの運命を変えるはずの『ディアマンテ王宮恋物語』の主人公アリーチェが不在という危機的状況の中、エレオノーラは運命に抗いクラウディオの死を回避できるのか。幼馴染を生かすためにエレオノーラが選んだ道は、庭師兼クラウディオの茶飲み友達！？ ※乙女ゲームの世界に少女達が異世界転生する『ディアマンテ王宮恋物語』シリーズ全四作品公開中。

前回「音占い」「貴方のご相談の音をお聞かせください」1 の、主人公川村風花が慕う先輩、谷口修二の目線からの物語です。 本を愛し、静かな時間を大切にしてきた谷口修二。 気がつけば、同じように紙の本を愛する後輩、川村風花の存在が心に入り込んでいた。 ようやく芽生え始めた関係を試すかのように、突然の転勤辞令。 本屋の静寂、雨の夜、言えなかった言葉。 そしてクリスマスカードに込められた想い。 「音占い」 「貴方のご相談の音をお聞かせください」1 では描かれなかった彼の胸の内。 彼女の「勇気」と彼の「後悔」が交わる時、物語 はもう一度動き出す。 小説1主人公（川村風花）を読んでから、小説2主人公（谷口修二）を読んでいただくと、同じ出来事が違う角度から立体的に見えて、小説1だけでは見えなかった面白さがあるのではないかと思います。

狸たちはかく語りき。「狸の愛くるしさを世に知らしめよ！」 記念すべき第808回全日本狸連盟総会が開催された。これは、議事録を元に会話形式で総会の内容を記した記録書である。 総会では、全国の狸代表が一堂に会し、政治・教育・啓蒙活動について真剣に議論する。はずである。狸だって真面目に議論してもいいじゃないか。 真面目と馬鹿馬鹿しさが混ざり合う、全方位狸まみれの議事録コメディ。

自分に自信が持てず、空元気で、占いを拠り所に 生きてきたOL川村風花。 偶然出会った、名前と生年月日を打ち込むだけで、自分の内面を見抜く不思議な「音占い」 画面越しに寄り添い、背中を押してくれます。 憧れの先輩との会話、本屋のデート、そして突然訪れる別れ…。 そんなとき「音占い」も消えてしまいます。 誰に聞いても、誰も見たことのない「音占い」 「音占い」が残したものは 「自分らしく生きる」という花言葉と、少しだけ勇気を持てる自分だった。 「音占い」実態は…？ 占いと人の出会い、不思議で優しい成長の物語です。 ぜひお読みいただきコメントなどいただけると、とても嬉しく励みになります。 今後ともよろしくお願いいたします。

【ノスタルジア番外編】 　無愛想皇太子とおてんば妃殿下に第一子誕生！　だが一筋縄では行かない甘々×ドタバタハートフルストーリー。相思相愛状態から始まります。 　闘わなければいけないものは多いけど、想い合う二人なら共に闘える（物理的にも） ※注　妊娠出産の話があります。 　連載小説「ノスタルジア」親世代編第二弾。第一弾は『白猫に惑う律動、紅薔薇に捧ぐ輪舞曲』（シルキーとバイエルが両想いになるまでの物語）ですが、こちら単体でも読めます。

　ノーヴァ帝国第八皇女のアンネリーゼは、幼い頃に父である皇帝に連れられて行った敵国の王都で自分と同じ年頃の子供を拾った。時は流れて10年後、アンネリーゼはノーヴァ帝国魔法学校に通っていた。彼女の護衛はエミールという少年。ノーヴァ帝国によって滅ぼされた王国の王子であった彼は、アンネリーゼと同時に魔法学校に入学し、首席になるほどの魔法の才能を持っていた。ワガママなアンネリーゼに振り回されるエミールとアンネリーゼの間にあるのは、信頼か、恋情か、憎しみか。 『アンネリーゼは嘘をついている。とても嫌な嘘を』 ※カクヨムでも公開中

数日前、大好きなおばあちゃんが旅立ちました。まだ小さな莉子にはその意味がよくわかりません。そんな莉子にお母さんは言いました。 「おばあちゃんは、星の世界に行ったのよ。」星の国で出会った王様から、おばあちゃんは不思議な「糸」を託されます。 それは、大切な人たちの笑顔と幸せを願いながら紡ぐ愛の糸でした。別れた後もつながり続ける心。 優しくて温かい星の物語。

「私は“しあわせのタネ“をまいただけです。食べた方の優しい心が肥料になってしあわせの花を咲かせてくれるのです」 仕事に疲れ、日常に希望を見失いかけていた主人公、高橋真一。 ある雨の日、偶然入った「喫茶ケルマ」で不思議なケーキに出会います。 ケルマと呼ばれる老婦人が、作るチーズケーキには「しあわせのタネ」が入っていました。 出世競争、失恋、虚しさ、何かを失ったとき 「しあわせのタネ」の入ったチーズケーキと、ケルマの静かに、温かく語る言葉。 そして「喫茶ケルマ」で出会う人々とのふれあい。 少しずつ真一の心を変えていきなす。 そんな静かな再生と出会いの物語です。 あなたの心にも「しあわせのタネ」が届きますように。