[-1-]
作者:野馬知明/作品情報/Nコード:N1435HH
連載中 (全72エピソード) |
土岐明調査事務所に依頼があった。自殺した女子大生の自殺動機の調査だ。手がかりはその女子大生がのこした日記にある。日記には自殺願望の女子大生が生きる意味を探して彷徨する心象風景が描かれていた。彼女は、自虐、徘徊、絶望、希望、嘲笑、称賛、苦節、背徳、恋愛、悲恋、片思い、をテーマに徘徊の歌を歌い続けた。
ジャンル:純文学〔文芸〕キーワード: 探偵小説 最終更新日:2022/01/16 18:00 読了時間:約312分(155,562文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:野馬知明/作品情報/Nコード:N9104HG
完結済 (全3エピソード) |
土岐明は財団法人東亜クラブに勤務している。ある日、金井事務局長から月給制を年俸制に変更したいという通達があった。金井の仕事は経済産業省への補助金要請の文書作成だった。補助金の大半は経済産業省から天下った専務理事萩本の報酬で消える。勤務中に、大学のゼミの同窓の鈴村から調査依頼の電話があった。帰宅途中に、扶桑総合研究所の鈴村を訪ねると、1週間ばかり、あまり知られていない南アジアの小国へ現地調査に行ってほしいという。東亜クラブでは、アルバイトが禁止されている。土岐は一時休職して、この未知の調査に参加できるかどうか、電話で金井事務局長に相談した。金井は東亜クラブと扶桑総合研究所の間で業務委託契約を締結したらどうかという提案をしてきた。
翌日、鈴村は、担当の砂田をひきつれて、業務委託契約書をたずさえて東亜クラブにやってきた。土岐に依頼したい現地調査は、現在首都近郊を走っているディーゼル機関を電気機関に代替させることの財務的な妥当性を明らかにすることだという。金井事務局長は土岐を介して東亜クラブに臨時収入が入ってくることを専務理事とともに歓迎した。東亜クラブからの帰りに、担当の砂田が土岐に声をかけ、扶桑総合研究所の財務理事の鈴木からの特別な依頼を携帯電話で聞いてくれという。鈴木の依頼は、財務分析の結論を財務的に実行可能であるとしてほしいとのことだった。業務委託契約書に理事長篠塚のサインと印鑑をもらった土岐は、帰宅途中に扶桑総合研究所により、契約書を鈴村に届けた。そこで、鈴村から今後、エイジアン・コンサルタンツ・インターナショナルの財務分析依頼は土岐に任せたいという打診があった。
翌週、財務分析の具体的な作業内容を知るために扶桑総合研究所の窓口になっている砂田を訪ねた。プロジェクトは南アジアの小国が現在のディーゼル機関を電気機関に代替させてエネルギー効率を上げ、石油消費を節約したいというのが狙いだ。ディーゼル機関を電気機関に代替させるためには、膨大な初期費用がかかる。その費用をその後の輸送収入で賄うという計画だ。
ジャンル:推理〔文芸〕キーワード: ミステリー サスペンス 探偵小説 最終更新日:2021/10/30 18:00 読了時間:約324分(161,941文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:野馬知明/作品情報/Nコード:N0049HH
完結済 (全4エピソード) |
南アジアの小国に駐在している大学時代のクラスメートの長谷川から東京に住む土岐に調査依頼があった。アイキルユウという脅迫メールを送信してきた人物を特定してほしいという。長谷川は女性にだらしのない不誠実な男だ。脅迫メールを送信しそうな人物として四人の女性と四人の男性があがる。日本にいる佐知子とメール恋愛を続ける傍ら、現地大使館の一等書記官夫人の慶子、現地銀行行員夫人の優子、商社事務所掃除婦のゴンゲイガウとも関係を持っている。長谷川のもとに一等書記官の加藤から依頼が舞い込んだ。農業派遣員の小川を日本の外務大臣が訪問する日に首都まで呼び寄せてほしいという。長谷川は事務所所長の川野から邪魔にされていて転勤願いの提出を薦められている。長谷川は優子から妊娠したと告白される。土岐は長谷川とともに小川を説得するため農業試験所に列車で向かう。列車に突然乗り込んできた慶子と長谷川は関係を持つ。長谷川の土岐への調査依頼は小川が首都に来ることを拒んでいる理由を明らかにすることだった。農業試験場に一人残された土岐は小川に首都に来ることを説得するが、うまく行かない。土岐は一人で首都に戻り感動的な夜景を目撃する。土岐は長谷川の調査依頼が長谷川の策略だという確信を持つ。長谷川は小川説得の大使館からの依頼を土岐に負わせ、女との逢瀬を優先させたのだ。首都では慶子と優子と長谷川の三人が駅に出迎えていた。四人で夕食を食べた後、土岐と長谷川は飲みすぎて記憶を失う。その間、何か大事件があったらしい。土岐と長谷川は昼食を共にした現地銀行行員の牛田から慶子と優子のレズ関係を疑っているという耳を疑うような相談を受ける。長谷川は優子に記憶を失った後で起きた大事件が何であったのかを確かめようとするが慶子に聞いてくれと言う。一等書記官の加藤から小川の代役を用意したので小川に断ってくれという依頼を受ける。長谷川は佐知子にメールで結婚を申し込む。その内容を加藤と牛田にも送信する。商社事務所運転手のショスタロカヤとともに土岐と長谷川は駅に小川を迎えに行く。途中で慶子宅を訪問し、記憶を失った夜の大事件の驚愕の真相と牛田が抱いたレズ疑惑の真相を知る。アイキルユウの送信者が明らかになる。
ジャンル:推理〔文芸〕キーワード: ミステリー サスペンス 探偵小説 最終更新日:2021/10/30 18:00 読了時間:約323分(161,484文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:野馬知明/作品情報/Nコード:N0166HH
完結済 (全5エピソード) |
土岐明調査事務所に調査の依頼が入った。用件は佐藤加奈子から亡夫の死亡原因が他殺であることの証拠を探してほしいということだった。未亡人の話では、警察が自殺で処理する方針で、自殺の場合、死亡保険金が下りないばかりか、東京メトロから多額の賠償金を請求されるという。地下鉄で轢死したのは廣川弘毅という元総会屋で、八十歳を超えた老人だった。所轄署の海野刑事から事件の詳細を聞くと他殺の可能性があった。しかし警察は自殺で処理する方向だという。海野の話では調査の依頼者は廣川の内縁の妻で遺産相続で子供たちともめているという。土岐は事件の目撃者、見城仁美に接触しようとするが失敗する。廣川が会長を務める開示情報社の編集人岡川桂やサイドビジネスの協力者相田貞子とその事務員長谷川正造にも動機がありそうだ。廣川の長女金田民子と長男廣川浩司、運転手武井孝にも多少の殺害動機があるが確証がつかめない。廣川の総会屋当時の関係者を調査するため、かつてのマル総担当の元刑事吉野幸三にあって、四十年近く前のインサイダー取引疑惑を聞き出す。同時に仁美にアプローチする目的でその母親に接近するが、若年性痴呆症でらちがあかない。運転手武井の証言から廣川が業界雑誌を自ら配布していたビルで、公認会計士の長瀬啓志、八紘物産名誉相談役の馬田重史、一級建築士の船井肇、玉井企画の玉井要蔵らが事件と何らかの関係を持っていると踏む。調査依頼から一週間後、佐藤加奈子に調査の継続を依頼される。そのとき廣川が事件直前に『学僧兵』という小説を読んでいたことを知る。小説を借りに図書館に行った際、廣川の長女民子が加奈子の浮気調査を依頼した私立探偵澤田英明に会う。澤田から離婚裁判で別居中の民子の夫金田義明と加奈子が不倫関係にあり、金田と競売関係の仕事仲間の金井泰蔵と民子が不倫関係にあることを知る。さらに金井は若いころ廣川の下で総会屋をやっていた。土岐はインサイダー疑惑の廣川の共犯者と疑われた坂本茂に会うために大阪に行く。その車中で『学僧兵』を読み、そのモデルが見城仁美の祖父長田賢治らしいことを知る。
ジャンル:推理〔文芸〕キーワード: ミステリー サスペンス 探偵小説 最終更新日:2021/10/30 18:00 読了時間:約483分(241,134文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:野馬知明/作品情報/Nコード:N0089HH
完結済 (全5エピソード) |
大学院博士課程を修了した土岐明は定職のないまま、指導教授岩槻の紹介で警察統計研究所で奇妙なアルバイトをすることになった。テーマは未成年者の事故死に関する統計調査で、事故死を減少させるための提言を求められていた。正所員の能美亜衣子と一緒に報告書を作成する中で、特定の年から特定の都府県で若干死亡率が継続的に高まっている事実を発見した。報告書の参考にと直近の少女転落死の事案を定年間際の南條刑事とともに調査することになった。そこで遺体の近くに落ちていたメソポタミア文字△△△―のバッジの謎が浮上する。完成した報告書はマスコミの注目を浴び、少女の死亡率が高くなったことがテーマパーク開設と因果関係があるとテレビの情報番組で印象付けられた。千葉ドリムランドの渉外担当の永山奈津子から風評被害を訴えられた土岐は奈津子に心を奪われながらも不信感を抱く。南條刑事の依頼で土岐は千葉ドリムランドの業務で渡米する永山奈津子の素行調査をすることになった。アナハイム在住の南條の旧友の林博治の協力を得て自動車のナンバープレートと住居表示の4桁の数字3411に秘密の鍵があることをつかむ。帰国後土岐は永山奈津子と奈津子の運転手長田尊広に拉致監禁される。長田尊広に生殺与奪を握られた土岐は少女の遺体遺棄を手伝わされる。土岐が山中に投棄しようとした遺体は永山奈津子だった。土岐が南條とともに永山奈津子殺害の調査を始めたところ、長田尊広も殺害された。土岐は南條とともに、長田尊広の母親長田浪江と妻規子のアリバイを調べる。同時に、長田尊広の火葬に立ち会った中田老人を追求し、長期にわたり埋没していた少女殺害の驚愕の実態とおぞましい背景を剔抉する。迷宮化されていた戦慄の事案のほぼすべてが闡明されたあと、まだ残っていた未解明の謎について土岐は南條刑事から衝撃の告白をうける。
ジャンル:推理〔文芸〕キーワード: ミステリー サスペンス 探偵小説 最終更新日:2021/10/29 18:00 読了時間:約521分(260,268文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:野馬知明/作品情報/Nコード:N0064HH
連載中 (全1エピソード) |
土岐明に南アジアの小国にいる商社マン・長谷川から調査依頼があった。長谷川は学生時代の土岐のクラスメートだった。長谷川はI kill youという脅迫メールを送信してきた人物を特定してほしいという。現地商社事務所の川野所長は長谷川を日本に帰国させたがっている。長谷川が御膳立てした現地巨額プロジェクトの手柄を独り占めするのが目的だった。長谷川は日本にいる結婚を迫る佐知子とメール恋愛を続ける傍ら日本大使館の一等書記官夫人・慶子、日本政府系銀行の行員夫人・優子、現地商社事務所の掃除婦・ゴンゲイガウとも関係を持っている。慶子の夫・加藤も優子の夫・牛田もゴンゲイガウの夫も長谷川との関係を薄々感づいているようだ。長谷川に一等書記官の加藤から依頼が舞い込んでいた。日本政府からの農業派遣員の小川を首都まで呼び寄せてほしいという。日本全権大使が小川を訪問予定の日本の外務大臣に合わせたがっている。土岐は泊りがけで首都から遠距離にある農業試験場で小川を説得するが、うまく行かない。小川は好意を寄せていた慶子が長谷川と抱き合っているのを目撃したことがあるという。やがて長谷川の調査依頼が土岐を利用するための策略ではないかという疑念を持つ。土岐は小川の確約を得ないまま、「明日、首都の終着駅で待っている」と告げて農業試験場を去る。首都のホテルで土岐と長谷川は慶子と優子と飲みすぎて記憶を失う。翌日、長谷川は唐突に佐知子にメールで結婚を申し込む。その内容を一等書記官の加藤と銀行員の牛田にも送信する。長谷川が顎で使っている、おかかえ運転手・ショスタロカヤとともに土岐と長谷川は首都の終着駅に小川を迎えに行く。途中で慶子宅を訪問し、記憶を失った夜の大事件の真相を知る。小川は来ない。駅でI kill youの送信者が明らかになる。
ジャンル:推理〔文芸〕キーワード: ミステリー サスペンス 探偵小説 最終更新日:2021/10/25 18:00 読了時間:約57分(28,337文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:野馬知明/作品情報/Nコード:N0057HH
連載中 (全1エピソード) |
土岐明に南アジアの小国にいる商社マン・長谷川から調査依頼があった。長谷川は学生時代の土岐のクラスメートだった。長谷川はI kill youという脅迫メールを送信してきた人物を特定してほしいという。現地商社事務所の川野所長は長谷川を日本に帰国させたがっている。長谷川が御膳立てした現地巨額プロジェクトの手柄を独り占めするのが目的だった。長谷川は日本にいる結婚を迫る佐知子とメール恋愛を続ける傍ら日本大使館の一等書記官夫人・慶子、日本政府系銀行の行員夫人・優子、現地商社事務所の掃除婦・ゴンゲイガウとも関係を持っている。慶子の夫・加藤も優子の夫・牛田もゴンゲイガウの夫も長谷川との関係を薄々感づいているようだ。長谷川に一等書記官の加藤から依頼が舞い込んでいた。日本政府からの農業派遣員の小川を首都まで呼び寄せてほしいという。日本全権大使が小川を訪問予定の日本の外務大臣に合わせたがっている。土岐は泊りがけで首都から遠距離にある農業試験場で小川を説得するが、うまく行かない。小川は好意を寄せていた慶子が長谷川と抱き合っているのを目撃したことがあるという。やがて長谷川の調査依頼が土岐を利用するための策略ではないかという疑念を持つ。土岐は小川の確約を得ないまま、「明日、首都の終着駅で待っている」と告げて農業試験場を去る。首都のホテルで土岐と長谷川は慶子と優子と飲みすぎて記憶を失う。翌日、長谷川は唐突に佐知子にメールで結婚を申し込む。その内容を一等書記官の加藤と銀行員の牛田にも送信する。長谷川が顎で使っている、おかかえ運転手・ショスタロカヤとともに土岐と長谷川は首都の終着駅に小川を迎えに行く。途中で慶子宅を訪問し、記憶を失った夜の大事件の真相を知る。小川は来ない。駅でI kill youの送信者が明らかになる。
ジャンル:推理〔文芸〕キーワード: ミステリー サスペンス 探偵小説 最終更新日:2021/10/25 17:00 読了時間:約63分(31,210文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:野馬知明/作品情報/Nコード:N9109HG
連載中 (全1エピソード) |
南アジアの小国の国際空港で現地世話役の丸山が土岐を出迎えた。丸山はエイジアン・コンサルタンツ・インターナショナルの正規社員で土木エンジニアリングが担当だ。フィージビリティスタディに参加しているのは、土岐をのぞくと十人だ。プロジェクトマネージャーが王谷、副プロジェクトマネージャーが吉川、電化エンジニア主任が松山、電化エンジニアが川野、運行エンジニアが山田、軌道エンジニアが高橋、電信エンジニアが浜田、信号エンジニアが畠山、輸送エコノミストが中井、そして土木エンジニアが丸山という布陣だ。
現地国鉄の作業所で、土岐は中井から乗客予想のレポートを受け取った。中井はかつてEUの調査会社が書いた乗客予想のレポートを下敷きに、適当に数字を加工して作業を終わらせようとしていた。プロジェクトマネージャーの王谷は定年間際で、今プロジェクトを成功させて、エイジアン・コンサルタンツ・インターナショナルの取締役就任を企てている。王谷は外務省ノンキャリアからの天下りで、権謀術数をめぐらせる極めて腹黒い男で、どこでなにをされるかわからないという。王谷には、プロジェクトを成功させたいという強い動機がある。その夜、土岐と丸山は現地国鉄の財務副部長のシュトゥーバに夕食の招待を受けた。シュトゥーバの自宅を見て貧しい生活であることがよくわかった。土岐はシュトゥーバから、公明正大な財務分析を要望された。
交通エコノミスト中井は次の仕事で東欧に去った。その作業事務所に南国バケーションスタイルの商社マン南田がやってきた。作業に必要な部品や機材は南田が勤務する巨大商社が一手に引き受けることになっている。プロジェクトが実行に移されれば、巨額の口銭が南田を経由して日本の本社に流れ込む。南田にとってこの国の駐在員であることは不本意であるが、プロジェクトにかかわる売り上げを手土産に出世することを期待している。そういう意味でプロジェクトを成功させることに強い動機が南田にはある。実際、軌道の仕様がエンジニア高橋の推す安価なバラストから南田が推奨する高価なスラブに決定された。王谷の鶴の一声だった。
ジャンル:推理〔文芸〕キーワード: ミステリー サスペンス 探偵小説 最終更新日:2021/10/24 00:00 読了時間:約125分(62,199文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:野馬知明/作品情報/Nコード:N9074HG
短編 |
三流大学の女子大生が殺害された。捜査にあたるのは定年間際のノンキャリ刑事と新米のノンキャリ刑事だ。第一発見者は自営業のフリーターのような男・土岐明で、女子大生の父親に女子大生の母親の身辺調査を依頼されていた。二人の刑事は通り魔の捜査を後回しにし、女子大生の身辺から捜査を始めた。父親には殺害の動機もなく、アリバイもある。別居中の母親、ロリコンのような大学のクラス担任、三流大学の友人、アルバイト先の店主、老齢の刑事が犯人とあたりをつけたのは、新手のアリバイ偽装を企んだ意外な人物だった。
ジャンル:推理〔文芸〕キーワード: ミステリー サスペンス 探偵小説 最終更新日:2021/10/23 18:00 読了時間:約41分(20,315文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:野馬知明/作品情報/Nコード:N9081HG
短編 |
土岐明は国選弁護人を引き受けた弁護士から殺人犯の被告のアリバイ調査の依頼を受けた。検察側が供述調書に従って主張する犯行当日の被告の行動について、犯行現場までの移動ルートに設置されていた複数の防犯カメラに被告の画像が残っていた。一方、弁護士が接見で被告から聞いた移動ルートは供述調書と全く異なり、犯行現場の近くまでは行ったものの利用したのは地下鉄ではなく都営バスだった。そのうえで被告は無罪であることを主張する。物証としては殺害現場の近くに捨てられていた凶器に被告の指紋が残っていた。土岐明は被告の無罪を立証するため調査を行ったが、何一つ立証できなかった。それでも調査を終えて、土岐明は被告が無罪であるとの推理を立てた。
ジャンル:推理〔文芸〕キーワード: ミステリー サスペンス 探偵小説 最終更新日:2021/10/23 00:00 読了時間:約54分(26,552文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 20 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 3 人 評価ポイント: 20 pt |
[-1-]
検索時間:0.0050928秒
最新の情報と異なる場合があります。予めご了承ください。