魔王に脅かされる世界。 一つの国の王を導きし女神が遣わしたのは『平等の勇者』 彼はその力で魔王を倒……さなかった？

ある時、物語の中の存在であったはずの魔王が現れた。 たまたまそこに居合わせたフェイは魔王を退けることに成功するが……

空にはナニカがあって眩しい。 小学生の俺はそのナニカのせいでほとんど外に出られなかった。 休み時間、外に遊びにいく同級生の背中を見送る日々。 そんなある時、校舎を歩いていると日陰で座り込んでいる少女に出会う。

この世には【異種】と呼ばれる、現実ではあり得ない現象を起こすものが存在する。 それらを人は見ることはできない。 時には自然現象として、しかし時には人に憑き悪さを働くこともある。 主人公、天音桜火（あまねおうか）はそんな異種を認識できる力があった。 高校生になった桜火はそんな異種の力を使い、生徒たちの悩みを解決していく。 しかし生徒たちは異種の力によって記憶を消され、桜火がそんな活動をしていることは誰の記憶にも残らない。 それでも生徒たちの間ではこの学校にどんな問題でも魔法のように解決してくれる存在、「魔法売り」がいるんだと噂になった。 これは魔法売りの名称で噂になった桜火が、異種によって悩む人々の問題を解決していくお話。

素材屋としての仕事を辞めて数年、グロストはある国にいた。 彼は数年経った今も未だ何をするべきか定まらず、何をしても、楽しいという感情が芽生えない、味気ない日常を送っていた。 彼が酒場で感傷に浸っていると、妙な女が。 彼女は言う。 私が楽しさを見つけてあげると。 だが耳を傾けた彼女から出た提案は彼の予想をはるかに超えるものだった。 「一緒にこの国ぶっ壊さない？」 面食らう彼の選択は…… カクヨム、ノベルアップ＋の方でも掲載しています

ふらりと立ち寄った街でとある『花』の話を聞いたファン。魔力を無限に蓄えると言われるその花は師匠が残した書に記されていたものだった。ファンはさっそくその花を摘みに【ドウトの森】へと足を運ぶ。歩く植物に、増え続ける魔獣。厄介な魔物達に絡まれながら進むファンが花園で見たものは……。 魔法とは少し違う、召喚術を使う少年の物語……。

サークルの飲み会からの帰り道、いつもと同じ道を行く玲子の背後に忍び寄るものがあった。