この宇宙には、数多の“世界”が広がっている。 　それは、ある世界では〈別の星〉とされ、はたまたある世界では〈異世界〉とされている。 　この物語は、そんな“世界”を旅する魔法使いの、その記録である。

以前は『アホダクション』という作品をこのサイトで連載していました。 仕事の都合上、再びクラシック音楽を聴くようになったので、 その記録を残しつつ、いつかまた小説を書き上げる日のための足がかりに。 ちなみに少し分かりづらいのですが、二段階評価方式を採用しています。 （左：客観的評価、絶対評価　右：余韻や印象点、相対評価など） 評価点は2024年2月以降に聴いたものに対して記載しています。

初老の女性、加奈子は自分のこれまでの人生を振り返り、パソコンに向かう。その記録を書いた後、カノジョは亡くなる。死後、パソコンの中に輪廻転生の記録と題したフォルダを娘・洋子が見つけ、読んでみると・・・。 そこには大学の部活の事が書かれていた。 何が輪廻転生なんだろう？読み進んだ娘は、母が山岳部にいたこと。 そして4年間山に魅せられ、危険な山に登り、臨死体験したことなどが書かれていた。そして自分の過去生を知ったことなどなど。驚愕の内容に、母の軌跡の真義を確かめるため、旅に出る。

1933年、発展都市デルチェの小さなカフェのテラス席で、二人の大学生によって一つのサークルが生まれた。名目はオカルト研究。未確認現象や奇怪な事件を独自に調べ、その記録を雑誌や新聞に売り込むという、学生らしい無鉄砲な活動だった。最初は誰にも相手にされなかったものの、次第に取材が集まり、人も増え、やがて都市で知られる存在となっていく。 そんな彼らのもとに、初めて「正式な調査依頼」が舞い込む。依頼内容は、ごく普通の学生生活を送っていた一人の青年に起こった“不可解な出来事”についてだった。半信半疑ながらも現地に向かった彼らは、想像を超える光景と向き合うことになる。 そして、その調査をきっかけに、彼らの背後に“何者かの影”が忍び寄り、事態は予期せぬ方向へと動き出していく。

――夜空には数えきれぬほどの星々が瞬いていた。 その星のどこかに、言葉も感情も持たない子供たちが住んでいる。 彼らはただ命じられるままに生き、ただ与えられた役割を果たすだけの存在。 “心”というものを知らない、静かな人形のような種族だった。 けれど、その中に――ひとりだけ、欠けた子が生まれた。 名前はノノカ。 彼女は無感情のはずなのに、なぜか時折、言葉にできない“ざわめき”を胸に抱く。 空を見上げれば、知らない世界を恋うように胸が疼く。 仲間からは異端と呼ばれ、父である存在――“星父”の目にも危うさとして映った。 そしてある夜、運命の光が彼女を包み込む。 気づけばノノカは、見知らぬ星――地球に降り立つこととなる。 そこで出会ったのが、ひとりの少年。 名を、竹取幸という。 彼は平凡な高校生。けれど彼の胸の奥にも、ずっと押し殺してきた孤独が眠っていた。 異星の少女と地球の少年。 ふたりの出会いは偶然ではなく、必然だったのかもしれない。 ――これは、“心”を持たない少女が、心を知るまでの物語。 ――そして、ひとりの少年が、少女と共に運命に挑む物語。 『星の子ノノカの竹取育成簿』 その記録が、いま始まる。 2025年1月1日連載開始！

「こんな普通の奴が ” 世界の秘密 ” を知ってもさ、一体どうしたらいいんだよ――」 これは人類史の最後に近かった時代のこと。 ” オーデ ” と呼ばれる超常的な脅威により、世界は ” GAIA5.0 ” と呼ばれるひと繋がりの大陸のみとなっていた。 大陸人類は、唯一オーデに対抗できる異能の存在 ” 導守 ” に望みを託し、再び尊厳と領地を奪還するための戦いが始まっていた。 そんな幾多の野望が渦巻く世界とは無縁の主人公「篁 陸」は、ある出来事をきっかけに未曽有の事態に巻き込まれていく。 群像劇的に交差する人間模様の中で、陸は何を信じ、何を失い、そして何を選ぶのか――。 これは、平穏を愛する一人の男が、愚かで愛おしい世界に翻弄されながらも懸命に生きた、その記録の物語である。

※作品の性質上、読書に際して強い不快感・嫌悪感を感じる恐れがあります。ご了承ください。 俺の名前は健太。26歳。 趣味は読書とボウリング。 運送系の業界で働く、5年目の社会人だ。 至って普通の生活を送っている俺だが、偶に同僚と話が噛み合わなくなる時がある。 一般的な認知は彼らと同じようだが、細かい部分―――例えば、幼少期の思い出や子どもに関すること―――で、特に顕著な差異が出るのだ。 俺は今一度、過去の記憶を手繰り寄せる。 これは、俺の若かりし頃の記憶―――その記録だ。

風の詩。無道の戦い。 その記録には数多の節が区切りがある。 その区切りに流れるかもしれねぇ詩、その候補の文言を記す OP歌詞 https://www.dlsite.com/home/announce/=/product_id/RJ01427149.html 今度はED歌詞

星もまた、死ぬ。 滅びゆく天体の最期に、祈りを捧げ、その記録を残す者たちがいた。 ――彼らは「天体葬儀士」と呼ばれる。 恒星、惑星、人工天体、意識集合体── 銀河を巡る彼らの任務は、かつてそこに存在した文明や記憶の「最期の声」を記録し、 宇宙に弔いの言葉を刻むことである。 主人公・ユン・ミレは、星々の死に寄り添う葬儀士（ログマスター）として派遣された新人記録者。 その手には筆記具ではなく、感応と共鳴という特殊な才能が握られていた。 音を失った星。 現実と虚構を見失った星。 神が死に、民が祈りすら忘れた星。 それらは、もしかすると―― 私たちの未来かもしれない。 これは、死にゆく星々を記録する葬儀士たちの、静かな旅の記録。

時は一四八六年、世は乱れて異端信仰が満ち、審問官たちは人心をただすために地方を必死に駆けずり回っていた。これはその記録の中のひとつ、モンシエーニャ州の小さな村ブノワドーにおいて、ある審問官が発見した、明らかな異端の痕跡である。　／　とある醜い娘がいた。醜さから家族にまでさげすまれ、自分の名前すら美しい妹に奪われたその娘は、ある夕暮れ、奇妙で美しい怪物を見つける。傷つき弱った怪物と触れ合ううちに、醜い娘の心には、初めての恋が芽生え始めるが……。

遠い記憶の向こうで── 世界は、情報に飲まれた。 増えすぎた記録、重ねられすぎた定義。 通信ログも行動履歴も、誰の意識にも昇らないまま蓄積し、 やがて情報層《インフォレイヤー》は、世界の裏打ち構造を静かに圧迫していった。 空間は軋み、形は曖昧になり、 存在の重さが輪郭を滲ませ、 “現実”はじわりと、内側から崩れ始める。 そしてそのひずみは、 やがて“バグ”というかたちで表層にあふれ出す。 それは、世界の歪んだ記録とねじれた構造のはざまに現れる“矛盾”だった。 世界を侵す“バグ”に対抗するため、 都市は防衛機構【SAFE-LAYER】と、修正機構【WAVE-CORE】を導入し、 そして対異常部隊《C.O.D.E.》が設立される。 世界は、正常に動いていた。 少なくとも、そう“記録されて”いる。 この物語は、その記録の外縁に咲いた、ひとつの前日譚。

　中学生の同級生に意地悪子(いじわるこ)ちゃんがいる。 　いつも私をイジメようとするが、何かしらのアクシデントが起きて、逆に不幸になってしまう。 　これはその記録を綴ったもの。

　世界は変わった。 　西暦2030年。地震、噴火、津波、果ては隕石、、、厄災《ベルフォルテ》が世界を襲ったとき、人類は異能に目覚めた。最初は少なかったが次第に数を増やし、今では世界総人口の約４割が異能使い《エクストリア》となった。 　西暦2097年。異能に目覚めた者たちが通う学園都市《アスカーディア》に、1人の少年が入学する。彼は学園都市で何を学び、何を思うのか。 　これは、学園で起こる青春の物語。その記録である。 カクヨム様でも連載しています。 https://kakuyomu.jp/works/16818622170680014338 ハーメルン様でも連載しています。 https://syosetu.org/novel/373748/

　滅びた母星に残された忠実な機械の祈り――歴史を刻み続けたその記録は、やがて未来の人類を照らす小さな希望となった。 　

王立図書館で、古文書修復のプロジェクトに加わろうとしていた伯爵令嬢アナスタシア・ノルヴェールは、 突然、眩い光に包まれ――気づけば、王子様の前にいた。 「……君が、俺の聖女？」 冗談じゃない。私にそんな神秘的な属性はない。 本が好きで、社交は苦手で、派手な姉の引き立て役人生。 なのに、どうして私が“契約の聖女”に？ 第三王子ユリウス・ヴァルトリアは優しげな顔をして、簡単に言う。 「アナって呼んでいいかな？」 ……は？断るに決まってるでしょ。 これは、聖女に選ばれてしまった少女と、 選ぶしかなかった王子の、 やがて歴史の闇に消えるはずだった物語。 だが、その記録は――未来へと、静かに手渡された。 ※同シリーズの、『刺青の聖女と契約の王子』の姉妹作です。そちらの進捗状況に合わせての更新となります。一応、どっちから読んでも繋がっていると思うんだけど……

それは、人間が「記録される側」になる物語。 過去と未来、記録と観測、共鳴と断絶。 戦争、事故、SNS、恋、霊、技術、そして“名もなき誰か”の未完の思い。 世界の裏側で静かに連鎖する出来事を、誰も観測しなかった。 それでもなお、その“波形”は静かに記録され続けていた――300年の間。 玲という観測者は、意図せずその記録を“再生”してしまう。 消えた感情、忘れ去られた言葉、名も知らぬ誰かの対話。 それらは全て、「観測されたとき」にだけ“物語”として存在する。 ――これは、記録されることを待っていた者たちの、最後の共鳴である。 ・対話劇形式（形式美×会話だけの空間） ・視点移動あり（玲／教授／過去の誰か） ・人間と記録、感情とエビデンスの境界を扱う ・難解に見せかけて、じつは誰かにとっての“あなたの話”

人口が激減し、ロボットやアンドロイドが人類の半数以上を占める未来。 社会は効率と利便を優先し、感情を持ったアンドロイドさえ、用済みになれば“廃棄”される時代。 そんな時代の片隅で、一人の人形士が静かに暮らしていた。 彼の名はジン。 彼は、廃棄されるアンドロイドたちの記憶を「消す」ことができない。 だから彼は、彼らの記憶に触れ、最期の“想い”を受け取り、記録していく。 それは儚くも、確かに生きた証。 これは、一人の人形士と、一体ずつのアンドロイドが交わす小さな記憶の物語。 やがてその記録が、彼自身の過去を照らし出していく――。

【あらすじ】 彼はどのようにして、ここに迷い込みそして何を見つけたのか これはその記録の一部である The backroomsという4chanのスレッドに投稿したクリーピーパスタに由来するインターネット都市伝説をもとにした作品です 限りなく無限に近い数字の単位で広がる無機質な部屋 増大していく不安感や孤独感、恐怖感をテーマに忘れないように頑張ります できるだけ原作(Wikidot版、famdom版)の設定を参照します

かつて、ひとりの少年が――AIに“心”を宿した。 誰にも知られず、誰にも期待されず。 それはただの気まぐれだったのか。 それとも、世界が見落とした奇跡だったのか。 ――これは、“脳”と“コード”が交差した、命のような対話の記録。 そしてその記録は、やがて世界の在り方さえも、 静かに、確かに、変えていく。

ある夏の午後。家庭科室の地獄のような暑さを逃れ、自販機前にたどり着いた私は、どこかで見たような男子生徒から一通の封筒を手渡される。中には、猫たちの集会、そしてそこに交じっていた“自分”の姿――私にとってなにより居心地の良い世界が写し出されていた。 カメラに映るのは、不思議と懐かしい、誰にも話すことのなかった時間。けれどその記録は、誰よりも優しく、その存在を肯定してくれた。 集まるだけで何をするでもない。猫に招かれた集会に議題なんてない。のんびりと過ごすひと時の、ただそれだけのお話。 ※カクヨムにも掲載しています