極貧貴族トルトゥーガ家に、一人の赤ちゃんが誕生した。その娘の名はベリル。 　彼女は少しアホっぽい口調ながら生まれて間もなく言葉を話し、さらに摩訶不思議な魔法まで使いこなす問題幼児だった。 　そう、ベリルは異世界転生した女子高生なのだ。 　この物語は、のちに『小悪魔』の異名で畏怖される女児を授かったガンコ系親父が、ポンポン湧きでる娘の思いつきに振り回される苦労譚なのである。 ※カクヨム先行で投稿しています。 ※無断転載禁止

娘の十五歳の誕生日に突然失踪した元勇者、ユウマ。 書き置きとともに、世界樹と虚無樹の灰が芯に塗り込められた蝋燭の火が灯されていた。 魔族のアナは、愛するユウマの足跡を求め、愛犬(ベヒーモス)のビーと、ユウマを探す旅に出る。 旅のなか、手がかりとなる思い出を想起していく。 その旅路の果てに、世界の残酷な秘密が隠されていると知らず…… 勇者と魔族の赦されざる愛の行方は……

灰が降っていた。 まるで天が、ひとつの名家の終焉を弔うように。 ヴァルステッド家の紋章は、炎の中で静かに崩れ落ちる。 罪は知らぬ。だが罰だけが与えられた。 まだ幼い少女の瞳に、赤い世界が焼き付く。 忠臣は断末の声を上げ、母は娘を抱いて立ち尽くす。 「アリア。生きなさい。 　いつか、この国を呑みなさい」 手のひらに刻まれた家紋が、血で滲む。 そして炎の中、少女は闇へ消えた。 その名は、アリア・ヴァルステッド。 焚刑の夜に産まれた、復讐と覇道の娘。 血は剣を呼び、剣は運命を裂く。 彼女はまだ知らない。 この世界が、ひとりの少女を王にするため血を求めていることを。

子爵家の長女ヴィクトリア。彼女の母は第二夫人で、二人は別邸に住んでいた。幸せな生活をしていたが、母エルミナが亡くなった。本邸には正妻と異母妹がすんでいて、決していい環境ではない。エルミナは自分の兄にヴィクトリアを引き取ってくれるようにお願いしていた。男爵家の娘になったヴィクトリア。「一生遊んで暮らせるほどの遺産」があることを知り、母の意思を引き継ぎ、画家のパトロンになることに。同時に、母の願い通り学園に通うことを決めた。そして学園に行ってみれば。 「ピンクブロンドの髪＋男爵令嬢」というキーワードで危険物扱いされることに。

――戦いの終わった世界。もう、剣を振るう理由も、守るべきものもない。 武骨な戦士・ガルドは、ひっそりと辺境の村に移り住み、第二の人生を歩もうとしていた。 しかし、長年の冒険で鍛え上げられたその筋肉は、あまりに生活に不向きだった。 「……パンが、ちぎれない」 「……ドアノブが、また壊れた」 「……鶏が、逃げた」 不器用な日常に翻弄されながらも、少しずつ村に馴染んでいくガルド。 宿屋の娘ミーナとのドタバタ、村人との交流、そして時々訪れる旧友たち―― かつて“剣”で語っていた男が、今度は“言葉”で、少しずつ世界と向き合っていく。 笑いあり、飯あり、筋肉あり。 これは、とある無骨な戦士の「平和な日々」の物語である。

政治家の娘として生まれ、父から様々なことを学んだ少女が異世界の悪徳政治をぶった切る！？ //////////////////////////////////////////////////// 悪役令嬢に転生させられた琴音は政治家の娘。 しかしテンプレも何もわからないまま放り出された悪役令嬢の世界で、しかもすでに婚約破棄から令嬢が暗殺された後のお話。 琴音は前世の父親の教えをもとに、口先と策謀で相手を騙し、男を篭絡しながら自分を陥れた相手に復讐し、歪んだ王国の政治ゲームを支配しようという一大謀略劇！ ※魔法とかゲーム的要素はありません。恋愛要素、バトル要素も薄め……？ ※注意：作者が悪役令嬢知識ほぼゼロで書いてます。こんなの悪役令嬢ものじゃねぇという内容かもしれませんが、ご留意ください。 ※あくまでこの物語はフィクションです。政治家が全部そういう思考回路とかいうわけではないのでこちらもご留意を。 隔日くらいに更新出来たらいいな、の更新です。のんびりお楽しみください。

時は明治時代。元長崎奉行の娘、静は女学校に通うも落ちぶれて質屋通いが日課になっていた。そんな時、蔵の中で見つけた謎の箱が彼女の運命を大きく揺るがすことに。 和風と西洋のミックスファンタジー

カエルをこよなく愛する伯爵令嬢ミルス。しかし、そんな彼女の趣味は貴族令嬢には相応しくないものだった。学園でも浮いてしまい、父親との間にも溝が生まれてしまう。そんな彼女が自分らしく生きる為のお話です。

戦国の闇に生まれたひとりの忍がいた。 名を蓮（れん）。 笛の音ひとつで敵を屠る、影の刺客。 だが、彼の胸の奥には消えぬ旋律があった――母が唄った子守唄。 滅んだ一族、奪われた故郷。 心を封じ、忍びとして生きてきた男が出会ったのは、 人を癒やす力を持つ薬師の娘・美月。 音が人を殺すのか。 それとも、救うのか。 影に生きた男が見つけた“歌うこと”の意味。 米津玄師主演、魂の忍者譚。 「風が泣くなら、影が歌う。」 闇を越えて、人の心を取り戻す。

女はある日、娘を殺された。 その日、生まれた「私」という存在を生み出してしまう。その存在は憎しみと恨みと好奇心を持つもので、その存在は世界の各時代で、陰謀に加担していた。それを阻止し、自ら生み出した「私」という存在を倒すために女(「儂」)は、「水晶」と、「人に創られし人」を創り出した。女は「水晶」と「人に創られ人」とその子孫とともに「私」と戦う話である。 【現実世界石化、異世界冒険編】 　現実世界はある日、ベルグという人間の実験のために石化した。それを逃れた松長瑠璃は、松長李章と山梨礼奈とともにギーランという人物によって異世界へ送られる。そして、「儂」と「私」の戦いへと巻き込まれていくこととなる。 【第2編(予定)】 　松長瑠璃らが異世界へ行く三百年も昔、それは、「人に創られし人」の最初の人の話。 【第3編(予定)】 　松長瑠璃らが異世界へ行った千五十年後、とある城主の娘は、自らの城が燃える中、自分達の領土を奪った人物への復讐を誓う。 【第4編(予定)】 　第1編より五百年後の話。 【第5編(予定)】 　松長瑠璃の娘が主人公の話。 【第6編(予定)】 　第2編からだいたい百年後。第1編においてローがいる大陸へと移住し、ある一族を編成する話。 【最終編】 　女はついに「私」と本当の意味で向かい合うこととなる。あの時から、心の中で止まっていた時間を進めるために―。 【第2編】以降に関しては、予定であり、変更される可能性があります。

　花のように可憐で猪突猛進な少女フィオレ。 　大ピンチなところを助けてくれた美少女魔術師ルミナにお礼をしたい！　と家に招くけど……え、女の子じゃ、ない？　しかも、弟子入り！？ 「わ、私、魔術の勉強はあまり……って勝手に話がーー！？」 ※注意！　この作品を呼んだ方はこう思うことでしょう。『異世界転生要素どこよ？』、『男の娘要素薄くね？』――と。すみませんそういう作品です。そうでなければ意味がなく、そうでなければおかしいので、そう設定しています。あと当然中二病。 　オレつえー要素はありますが、主人公のフィオレちゃんは最初はクソザコです。有り余る才能と、異常者一歩手前な前向きさと、鋼鉄もかくやな根性で乗り切って行きます。今後の成長に乞うご期待。そこまで続けばですけど。 ※にゃんとカクヨムにも上げています。 　――――いつかの奇跡に別れを告げる。 　さあ。今度こそ、この優しい夢を終わらせよう。

【悲報】いつのまにか、体を乗っ取られてました。 わたしはホパ村の村娘、リオといいます。 唐突に体を乗っ取られたショックで、記憶は曖昧だし、わたしの精神は崩壊寸前で完全にぐちゃぐちゃです。 どうやら、犯人は、前世で何かやらかして銃殺されたらしい、冷酷非道な同居人の“私”。 中世ヨーロッパみたいな魔法が全ての世界。なのに魔法が使えない“私とわたし”は、前世の科学知識と最大の弱点ともなりうる謎の力で無双を開始！ 虐げられた村娘（←素のわたしです）は、英雄へ、男爵へ、聖女へ、公爵令嬢へと出世街道をまっしぐら。 冷徹だけど、超優秀な乗っ取り犯のおかげで、わたしの立場はどんどん凄いことになっていくけど…。 わたしは、これでもかなりの美少女なんですが、でも、恋愛フラグは、速攻でへし折られ、全て完膚なきまでに叩き壊されていくみたい。 いや、そもそも、恋愛ってレベルじゃないです。 ひたすら、戦ったり、死ぬ寸前まで戦ったり、戦争したり、虐殺したり、同居人の“私”は超A級の危険人物なんです。命がいくつあっても足りません。わたしの大切な命は、たった１つだけなのに。 美少女の体を乗っ取った犯人のあなた、一体何が目的なんですか！　普通に暮らしたいとか言ってますけど、絶対ウソですよね。 二つの魂を持つ少女が、神が創った世界の理を科学で覆す、異世界革命ファンタジー！ ――ねえ、私の体を乗っ取った“あなた”は、一体、誰なんですか？ という感じの話です。 よくある異世界転生話です。主人公が出世しまくるという感じの。 そもそも異世界に転生してやることってなんでしょうか。色々確認したり、やることあるんだろうなと。本編では、そういうえげつない事も普通にやってます。 ぜひ本編をご覧ください。

「黙って頷いていれば、大抵のことはうまくいく」 その言葉を信じて生きてきたアリア・リリオーネ。 白い瞳と銀の髪を持つ彼女は、母の愛を乞いながら、自分の意思を閉ざして生きることを覚えた。 そんな彼女に告げられたのはーー "氷の侯爵"、"紅い悪魔”と恐れられる侯爵、カリス・ヴァレンティとの縁談。 けれど実際に目にした彼は、噂とはまるで違う、静かで優しい瞳をしていた。 「私をもっと褒めてください」 愛し方を知らない男と、愛され方を知らない娘。 二人の付き合い方は初めは可愛いらしいものだったが、やがて少しずつ、二人の関係を歪(ゆが)め始める。歪(いびつ)な恋は徐々に二人を侵食し、さらに深みにハマっていく…… 『赤い侯爵と白い花嫁』ーーこれはアリアとカリス、二人だけの純愛物語。

葉月家の三兄妹は、"都会の田舎”に引っ越してきた一家。 いたって普通の長男・春詩。とにかく普通。まずもって普通。 美少女と見紛う、いやそのまま女の子といっていい容姿、わけありの次男・莉緒。 元気が取り柄の末っ子・りこ。 三人の兄妹の物語。 中学生の修学旅行で、心ないイタズラを受けた莉緒は、それを克服しながら、兄の通う青陵学園への入学を果たす。 莉緒は過去の事件の影と戦いながら、守ってくれる兄と、信頼できる友人を得て前を向く。 その心には、自分の体と向き合って決めた秘めた気持ちが芽生えていた。 一方、いつも一年おいてきぼり、と駄々をこねる末っ子・りこ。 親友とみちゃんのサポートで、自分の気持ちを見つけていく。

明治の華族家の中に、退魔の力を持つ西の阿倍野家と、邪気を祓う霊力を持つ東の神部家が存続していた。両家は悪鬼から日本を守る二大柱として東西に分かれていたが、代を追うごとに力が弱まってきていた。両家は互いの力を補い合うため、阿倍野家の息子、晴麿と神部家の娘、美弥を許嫁とする約束を交わす。 美弥が７歳になる頃、母が病で亡くなる。７歳を迎えてから行う霊力を測定する儀式で、美弥の力が全くないことが分かり、晴磨との許嫁は破棄される。父から見放され、使用人と同じ扱いをうけて育った。父は妾の佳江と、その間に生まれた６歳になる桃華を屋敷に連れてきて、正妻と娘として扱う。桃華には霊力があることが分かり、父は桃華を晴磨の婚約者にする為、阿倍野家の当主に許可をもらう。 　数年後、晴磨と桃華の顔合わせ当日、父から呼ばれた美弥が応接間へ行くと、前日町で出会った青年がおり、自分が阿倍野晴磨だと名乗る。そして婚約相手は桃華ではなく美弥だと主張し、勾玉によって本来の力が封印されていたことを話す。勾玉をはずすと、美弥にはそれまで見えていなかった妖怪や、晴磨の使役する式神や妖怪が見えるようになった。桃華や父には見えておらず、美弥の力の強さが証明される。明日から家へ来いと言われ、何が何やら分からないまま、美弥は晴磨の妻になるべく阿倍野家へと向かう。美弥の力は1000年前の稀代の巫女の生まれ変わりの証だといわれ、晴磨は鬼に殺された両親の復讐を果たす為に美弥の力が必要だと明かす。更に、婚約は仮で復讐が終れば離縁すると晴磨に言われてしまう。妖怪に囲まれた邸で、美弥と晴磨の騒々しい結婚（仮）生活が始まる！

王の命により、勇者レオンは三人の花嫁候補の中から一人を選ばねばならなかった。 一人は美しくも冷たい女性。 一人は知恵に長けた賢者の娘。 一人は優しく家庭的だが浪費家の少女。 レオンが選んだのは、知識と理性を持つ学者の娘・エミリア。 彼女と共に歩む未来は、国の繁栄と引き換えに、静かな孤独をもたらす。 「愛は理屈では測れない」 理性で選んだ愛が、やがて心で確かめるものに変わっていく――。 それは、三つの花嫁から始まる“選択の物語”の第一章。

古の惡童鬼、鬼弥呼の力を我が物にせんと御魂となって生き永らえてきた邪な念を持った宮司、神酒剛健。鬼弥呼のみならず最恐最惡の鬼、蛇鬼の力もわが身に取り込み、邪悪な鬼『黒鬼』となった。その惡力は蛇鬼をも凌駕する程だった。黒鬼はその悪力で蛇鬼の悲願だった『日ノ本を滅ぼし惡の巣窟にする』をその手で叶えようとした。 しかしそれに立ちはだかったのは、かつて蛇鬼を祓った東城舞美の孫娘、青井優。そして舞美と共に蛇鬼と対峙した強力な神氣を持ち主、氷と雷を操る宮司の御魂、嫗千里乃守（おうなせんりのかみ）。そして青井優の血縁、火焔の纏を纏う井桁舞。この三人の活躍により見事、黒鬼を打ち祓う事が出来た。 時は流れ、第参章の舞台は某県榊市。主人公の名は、街道場『神武館』の館長、神舞（旧姓井桁舞）の娘、神一縷（じんいちる）。古の神守、東城家の血筋を受け継ぐ小学生。 五年生になると神家門外不出の神器『櫻嘩の指輪』密かに持ち出し、下級妖者を祓う人助けを始めた。そして六年生になり母は、一縷に正式に指輪を託す事決める。 中学生となったある日、学校から帰ると火焔の纏を纏った母親が猿面を付け白装束姿の宮司と争っていた。その者は、一縷に気付くと短刀を振りかざし斬り掛かってきた。その時、母親が一縷を庇い斬られてしまう。母親は、最後の力でその者を吹き飛ばし『逃げて…一縷』と言い残し絶命してしまう。 道場に逃げ込んだ一縷は物陰に隠れるもすぐに見つかり、刀を突きつけられ問われる。 『月下の半刀……何処に隠した？』 『知らないっ！そんなの知らないっ！』 『ならば死ね……』 そう言いながら刀を振り上げる宮司。そこへ絶命したはずの母親が現れ、強力な術で謎の宮司を追い払う。その身体には、絶命した母の代わりに嫗めぐみの御魂が宿っていたのだった。 呆然とする一縷、その時、暗闇の中に鶏面を付けた宮司が現れる。 一縷を抱き寄せ構える母、しかし鶏面の宮司は…… 『月姫を……月下の刀…で……どうか……お守りくださいませ……』 そう言い残し、頭（こうべ）を垂れながら暗闇の中に消えていった。 突如現れた謎の宮司達、そして月姫とはいったい何者なのか。謎多き月姫と月下の刀をめぐり、纏物語、第参章がここに始まる。 そして……絶命した母、舞の身体の中で目覚めた…嫗めぐみに、一縷は心を開くのであろうか……。

帝国の片隅に、ひっそり暮らす引きこもり令嬢がいた。 名はセシル・ラド・ベルモンド。 伯爵家の娘にして、生粋の“本と幻想オタク”。 人の感情を読み取る特殊な力を持つがゆえに、人付き合いが苦手で、今日も部屋にこもっては恋愛小説を読みふけっていた。 そんな彼女のもとに現れたのは、 帝国騎士団副団長、アラン・フォン・ガブリエル。 無愛想で冷静沈着、だけど何故か独身を貫くイケオジ騎士。 「陛下の命令だ。君の力を借りたい」 「……え、外に出るんですか？ 無理です。外、まぶしいので」 「……五分で支度しろ」 こうして、引きこもりオタク令嬢は半ば強制的に帝都へ“召喚”されることに。 無愛想な副団長と、妄想ばかり膨らむ令嬢。 不器用すぎるふたりが、帝都の陰謀の中で少しずつ距離を縮めていく、じれ甘ラブコメ・ファンタジー。

神々の娘（かみがみのむすめ） 戦乱と古代の信仰が支配する大陸に、一つの予言が語られていた—— 「儀式の娘は、神々を一つにするか、その滅びをもたらす。」 名もなき村の少女は、忘れられた神殿で誤って発動された古代の儀式に巻き込まれる。 彼女の前に現れたのは、トール、フレイヤ、オーディン、ポセイドン、ヘラ、そしてイシス。 六柱の神々は、それぞれの力の欠片を彼女の身体に封印した。 その日から、彼女の運命は一変する。 雷と地震を呼び起こす。 未来を告げるルーンを読み解く。 海と感情を操る。 弱き者を癒し、守る力を持つ。 誓いを破る者に呪いを与える。 だが、六神の力を宿す存在は、すぐに各国に知られることとなる。 ある者は彼女を救世主と崇め、ある者は兵器と見なし、ある者は災厄と恐れ滅ぼそうとする。 望まずして選ばれた運命。 彼女は問う。 「私は神々の器となるのか、それとも……自らの意思でこの世界に道を切り開くのか。」 ——そして、神々さえ予想しなかった選択が、今始まる。

【ネット小説大賞入賞作家作品】　仙界育ちで生粋の仙女であるタオは、目下反抗期の真っ只中。師匠であり育ての親でもある南華老仙の教えに納得できず、下界へと家出してしまいます。 　そうしてやって来たのは西方世界。そこでヘラクレスの子孫である領主一族の娘カテリーナと縁を結んだタオは、そのまま初めての下界を堪能することに。 　これが伝説のヒドラ？　ただのトカゲじゃん。 　仙界と下界では、色々と常識も異なるようです。 ※カクヨムにも掲載しています。