令和最大のクソゲー。 　そう呼ばれた、『わくわく！　恋の学園大戦争！』、通称『わく学』。 　平成最後、令和最初のＧＷに発売された乙女ゲームであり……そして、『伝説のクソゲー』としてその名を馳せた乙女ゲームである、その特級呪物を産み出したコウエンジシステムズの新作ゲームとして――起死回生の一発として発売され、そのまま葬送歌となってしまった――乙女ゲーム、『わくわく！　恋の王宮大闘争！』、通称『わく王』。 　なんとなく、ぬぼーっとしたキャラ絵（お金が無くて絵心のあるスタッフ作） 　一枚絵が延々とスライドショーの様に流れるＯＰアニメ（行間を読む必要がある） 　全く深堀しないキャラ造形（乙女ゲーキャラとしての魅力をお腹の中に置いてきた） 　山も、谷も、落ちもないストーリー（制作会社の伝統芸とか十八番と呼ばれる） 　クソゲーのチャンピオン大会に出場するために作られた様な、まるで蟲毒の様なクソゲーの世界に突如転生した高校生、『成宮和也』は今日も思う。 　――なんか思ってたんと違う！！　と。 　このお話は『平凡王子』と呼ばれたルドルフ・ラージナル王子と、『完璧王子』と呼ばれたアドルフ・ラージナル王子、そして『悪役令嬢』クラウディア・メルウェーズと男爵令嬢クレア・レークスの、愛憎――愛憎？　交わるお話である。 　……たぶん。 ※カクヨムでも投稿しています。

田舎の農村生まれの少年レヒトは、10歳の職業鑑定の日に思い出した。自分が転生者であることを。彼の職業「錬金術師」の能力を活用して、レヒトは筋トレと錬金術で作る回復薬使用を繰り返してステータスアップ、魔物を狩ってレベル上げ、様々な薬草の採取を行いながら地道に、しかし効率的に成長する。そのうち彼は、錬金術師という非戦闘職ながら、１流の冒険者として有名になっていく。魔法も使えなければチートもない、特別な才能も持っていない。これはそんなコツコツと努力し続ける、一人の凡人の成長譚。

　高学歴で頭の良い男が何故ニートになったのか？　それは大学受験に何度も失敗したからだった。見下していた人間が出世する度、憎悪と嫉妬に狂った引きこもりのニート。 　歳はもう30を超え、すっかり大人だった。なのに、心には、猛る悪感情ばかり。 　気が付いたらどうしようもなかった。絶望の中で、男はある決心をした。 　自死。男のそれは、決心ではなく逃げだった。それでも、もし次があるのなら、今度は本気で、人生を愛して周りを慈しんで苦難を楽しんで。そうやって大人になろうと思った。 　屋上から飛んだ。浮遊間の中、そこでの思考は長くは続かなかった。 　そうして気が付いたら、フカフカのベッドの上で目を覚ました。硬いアスファルトでは無かった。 　ワンチャンダイブからの転生。 男は今度こそ本気で人生を謳歌すると決めて走り出す。

痴話喧嘩（超級）に巻き込まれて死んだ青年は、別の世界の貴族の子ルーサー＝セラーズとして再び生を受ける。 前世で最近の小説を読み込んでいたルーサーは、周囲の環境から自分が悪役貴族である可能性を疑い始める。 主人公にざまぁされるのは嫌だ、今世は天寿を全うしたい！ 襲い掛かる試練（妄想）をはねのけるため努力したルーサーは、今度こそ寿命で死ぬために、やがて世界をも救うのかもしれない。 ハーメルンにも投げてます。

虚無を抱えた青年と、目でも顕微鏡でも見えないほど小さな、高度な宇宙人。 ──この出会いが、異世界を変える。 18歳の翔真は、周囲の期待に押し潰され、心に雑音を抱えながら生きていた。 だが、突如として異世界に転生し、辿り着いたのは「ゲアの大地」。 気づけば彼は、荒廃した王国の王 ──リリス・ウェルの身体に寄生型微生物として宿っていた。 謎の声を放つ超微生物アトラーとの邂逅をきっかけに、翔真は仲間たちと共に国を再建し、世界を支える「維持石」を探す旅へ出る。 だがその先には、人々の陰謀、果てなき闘争、覇者を求める声が渦巻いていた。 二人（？）が織りなすのは ──常識外れな異世界の常識を更に覆す創世記の物語。

瀧村家の父と成人した三兄妹（兄妹弟）は、突然倒れた母を死なせないため、代償を払う契約を結び、現代日本とは異なる世界へ赴くことになる。天才ながら天然の長男、太陽のような明るさの長女、頭脳派策士の末っ子。個性豊かな三兄妹は、赤子に生まれ変わった父を育ててながら、ダンジョンを攻略し、現代日本への帰還を無事に果たせるのか。生まれ変わった赤子父は、自らに課せられた使命を果たすべく、最後まで生き抜けるのか。家族のために、それぞれが行きつく果てはいずこか。英雄の方舟に乗った一家の、人類存亡をかけた大冒険

アートのように美しくも不思議な世界、アルテナス。少年テラ・クロフトは、平穏な村を離れ、未知の旅へと踏み出す。魔物、強者、王国の陰謀――次々に立ちはだかる試練が、彼を成長させ、仲間との絆を深めていく。光と闇、創造と破壊が絡み合う世界の秘密は、まだ誰も知らない。運命の糸に導かれ、少年の冒険は今、幕を開ける。

3年前、魔王の侵攻を止めるためにとある国が一人の勇者を召喚した。 　その勇者は３年間もの時を経て魔王を倒した。 　勇者は王との約束で報酬を貰うべく王城に向かうと………勇者に待っていたのは牢獄への監禁！？ 　勇者は魔王討伐によって手に入れたスキル《視聴・閲覧》を駆使して多種多様な世界を旅していき、無事に元の世界(地球)に帰還することができるのか………！？ (第一章完結済み、現在第二章突入)

オレ達は帝都で噂の仮面の戦士『シャドウ』、今宵も悪人や人でなしと踊るように戦う。 その正体は日陰者として疎まれている車椅子の第十二皇子テオドリック。 勿論、この真実を知っている者はほんの僅か。 信頼できる仲間に助けられ、最愛の零距離近接最強戦闘術『ガン＝カタ』を極めるべく、オレ達は夜に暗躍するのだ。 一体何のために『ガン＝カタ』を極めるのかって？ ――『イカしている』以外の理由がオレ達にとって必要かい？ 陰謀×異世界ファンタジー×『ガン＝カタ』 ロマンとスタイリッシュと『ガン＝カタ』を愛する者全てに捧げる異世界歴史物語、ここに開幕。 ※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません！！！！ カクヨム様でも掲載しております。 誤字脱字指摘して下さってありがとうございます！！！！

　ヘタレが絆を繋げて「俺TUEEE」に挑む！ 　チートはあるけど、主人公だけのオンリーワンではない。 　無双や俺TUEEEやハーレムは無し。 　主人公は負けるし泣くしヘタレます。 　主人公を苦しめる格上のライバルは登場します。 　主人公無双系が好きな人が読んだらガッカリさせてしまうと思います。 　腰抜けで一般的な感覚の主人公が、仲間達と力を合わせてスローライフで異世界の生活に慣れつつ、徐々に事件に巻き込まれて、少しずつ強くなる。 　そんなストーリーを目指しています。

気が付いたら俺は、「魔法王国エルドリア」というゲームのしがない悪役、イシュバーンに転生していた。イシュバーンは、使える魔法は１つだけでも態度は超尊大、そんな人物だ。人呼んで「最弱のイシュバーン」。これはそんなひどい境遇になってしまった俺が、悠々自適にスローライフを送りたいだけなのに、最強への道を駆け上がっていかざるを得ない、そんな物語である。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ノベルアッププラスにて、総合日間ランキング1位、週間ランキング1位を獲得した作品です。

若き天才暗殺者であり、アベリア王国の闇ギルドのギルドマスターであるヴァイスは、突然彼の師匠に学園に通うように命令された。 その命令に疑問を抱きつつ入学した学園で様々な事件に巻き込まれる。 その事件の裏に隠された目的は果たして何なのか。 そしてヴァイスの師匠の目的は何なのか――。 もう一つの作品「必ず死ぬ君を救うには」をメインに投稿するので、あちらより亀更新になります。 ( ノ;_ _)ノ

『ヒューリ・エンバス』彼は天才だった。あらゆることにおいて群を抜き、わずか11歳で誰からも期待され、それらに応えてきた。 そんな彼の中身は傲慢で満たされていた。 この国の王となり世界すら手中に収めようと、あまりにも大きな野望を抱いていた。 本来であればその道を辿り、悪徳貴族として黒い華を咲かせ、そして散る事になっていただろう。 だがそうはならなかった。 ある日、彼に耐え難い運命が下される。 12歳の年に行われる『信託の儀式』そこで得られるはずの『称号』それを表す紋章が彼には授けられなかった。 代わりに得たのは自分が何者にもならずに、魔族に捨て駒にされ、何もなし得ず朽ちる未来のみ。 だが、その耐え難い未来の光景は、味わうはずのなかった屈辱と共に、本来開くはずのなかった彼の才能を開花させた。 その才能はあまりにも強すぎ、また、内側に潜む感情も強すぎた。 国の『影』呼ばれる秘匿部隊に入り、国を裏から牛耳ることを目指してみても、その傲慢さと激情が仇となりこれまた失敗に終わる。 他にも悪徳…というにはあまりにも派手で単純な思考回路がその道すらも歩ませない。 彼にとっては、 死ぬ運命も、 『紋無』と蔑まれる事も、 王女との婚約解消も、 全てが『屈辱』だった。 彼の頭の中にあるのは『舐められないこと』『この屈辱を晴らすこと』のみだった。 ならば、周りに目にものを見せるしかない。 歩むはずだったその覇道を、なんども目指すが、なぜかその道は遠のくばかり。 その屈辱が傲慢な感情を反転させる。 死物狂いで努力に浸り、負けるたびに発狂寸前、敵わないと知るたびに激情に呑まれる。 そんな彼の落ち着きも冷静さも、カケラもないただただ屈辱を晴らすための地獄の道のりが切り開かれる。

[毎日2話投稿！] 王国立カレイドフローラ学園。 入学初日に「落ちこぼれ」と判定された少年は、貴族から決闘を挑まれる。 途方に暮れる彼の前に現れたのは――宙に浮く緑の炎。 導かれるままに訪れた遺跡で手にした“特別な力”と、 十年が端数に感じるほどに及ぶ修行の果て、心身を鍛え抜いた彼は決闘の舞台へと立つ。 仲間との絆、学園での戦い、そして未知の力が導く運命。 落ちこぼれだった少年の学園バトルファンタジー、ここに開幕。

♦︎龍の力を振るう 異能の者たち の饗宴が幕を切る♦︎ 隆盛を極めるロゴスの國—— 『龍神が宿るこの地。まさに極楽の園』 龍神は、信仰心篤き民の胸に豊穣と秩序をもたらした。 だが—— 500年という悠久の時を経て、人々の心から信仰は静かに薄れ、龍神の眼差しは遠く離れつつある。 見放された時代を生きる、少年少女たちの物語。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ １話目を抜粋〜 教壇の奥——信仰の象徴である龍神像の手前には、一本の燭台が静かに据えられている。 その先端には、一見すると何の変哲もない、片手で持ち上げられるほどの小さな岩塊が、ぴたり嵌め込まれていた。 ジュナは小さな岩塊にそっと触れて、静かに目を閉じる。 太陽のように心地よく暖かな光を頭の中に思い描きながら、低く囁きように言葉を紡ぐ。 「輝け」 その瞬間、岩塊が胎動するかのようにわずかに熱を帯び、内に秘めた力が淡く発光しはじめた。 その光はまるで、ステンドグラス越しの陽光のように幻想的で、周囲を優しく包み込んでいく。 この岩塊は『龍石』と呼ばれ、 龍神の血を継ぐ者――すなわち『龍の子』のみが干渉し、恩寵を引き起こすことができる。

特異魔法『暗黒』を発現させ、死神の通り名で知られるギールは自ら命を絶ち、五百年後の世界で再び生を受ける。 前世とは違った生き方を求めた彼は人を助け、充実した学園生活を送っていた。 しかし逃れられたと思っていたはずの過去は長い時を経て再び彼を絶望の淵に追いやった。 彼は自身の『過去』と向き合い、答えを導き出せるのだろうか？ ※文章や表現など違和感があったら、どんどん指摘してください。 　仕事との兼ね合いもあるので、不規則な投稿ペースで目指して頑張っていきたいと思います。 　ハートや応援コメントなど付けて頂ければ生きる気力が湧いてきます。

舞台は神々が創造した潤沢な資源に恵まれた土地、ゼレス大陸 魔術と剣が響き合い魔王と勇者の宿命が交錯するこの世界は、長らく平和な時代が続いていた しかし魔王復活の予兆が報告されかつての平和は遠く、暗雲が立ち込める そんな混沌の時代、月神歴1680年、四大大国が一つアルケミア王国に生を受けた主人公、レイドヴィル 建国の英雄の家系であるシルベスター家の末席に身を置き、強力な魔術を持つ彼は厳しい鍛錬の中で勇者としての強さを身につけていき、十六歳になったレイドヴィルは王立アルケミア学園へと入学する 勇者と貴族という二つの秘密を隠して 学園での出会い、青春と暗躍、次々と巻き起きる様々な事件、そしてレイドヴィル自信すら知らぬ出生と血、そして魂の「秘密」 その渦はやがて、世界そのものを巻き込む動乱を生み出していく―― これは救世の英雄の生涯を描く、最後の英雄譚――否、痛みと葛藤を伴う現実の物語である ＊この物語はフィクションであり、実在の人物・物語・思想とは一切関係がありません

目が覚めると学園の寮にいた平民出身の第一騎士団員シンクルドは、寮の同室を名乗る少年からとある手紙を受け取った。 ……それは第一騎士団の団長から送られたものだった。 団長曰く、この学園には国を転覆しようと企む"反乱軍"と名乗る集団がいるらしい。今回はその反乱軍を調査して動向を探ることが任務、というすごく曖昧な指示が書かれていた。 このめちゃくちゃな任務を仕方なくこなそうとするも、残念ながら国家転覆を目論む反乱軍には大体の事情がバレていたのだった。 地獄の学園生活が今、始まる。

　ある日異世界に転生した今作の主人公、オニキスは、ここが前世でプレイしたことのあるゲームの世界だと気づく。 　同時に、自分が物語の敵役だと気づいたオニキスは、学園を舞台にした勇者と魔王の戦いに、積極的に介入していく。 「文字通りこれが人生最後のゲームになるわけか...せっかくだし思いっきり楽しもう！」 　オニキスは楽しみを求めて進みだす。 　勇者との関係、ヒロインの救済、裏ボスの解放、魔王の討伐、ゲームでは明かされなかった謎、オニキスはゲームでは決してたどり着くことの無い、この世界の完全攻略へ、歩を進める。 　勇者も魔王も彼の快楽を満たすための娯楽に過ぎない。 　

第八王子のレイは羽化を遂げたが、羽化の守のジュディスと同じ十三歳になってしまった。レイは小さくなったのをいいことに、ジュディスと同じ講義にも時々参加する始末。魔力と精霊の力の制御も難しくて想定外のことが起こる日々。同時に始まった魔術騎士科の補助講師の仕事もあり二人は大忙し。そんな折に、神聖南方王朝からの使者が現れる。