作者:銀華/作品情報/Nコード:N0665KA
連載中 (全47エピソード) |
※本作品は各エピソードがプロローグ・チュートリアル・エピローグの3つの物語でできています。本編どこいったよ……
- SideA - チュートリアルに向かうプロローグ
7種の種族が存在する大地"セブンスフォード"。人族《ヒューマンレイス》を始めとする種族ごとの国、種族ごとの"術式"が存在する世界。そして、そこに現れた新たな種族"希源種《オリジンワン》"という脅威……。
「あなたは私の全てだ……」
これは英雄とは無縁の"嫌われ者"、シーアという少女のお話
- SideB - 終わらないチュートリアル
聞いてほしい。突如現れた幼女、おっと失礼、女性曰く、俺は英雄の生まれ変わりみたいなものだとか。それで"オリジンワン"とかいう正体不明の48匹の化け物を倒せという。
冗談じゃない! よくわからないがそういうのは他所でやってくれ!
「あなたは元の世界では英雄でした。そして、世界のために……いえ、"世界のせい"で死んだ」
これは英雄という立場は謹んで辞退したいと願う俺、こと、三階 十字《さんかいじゅうじ》の物語。正直始まらなくていいぞ本編は……。
- SideC- プロローグに向かうエピローグ
エピローグにしてすべての始まり。これは物語を創り出すための物語。
「それでは……ともに勤しみましょう。我らが創造主様のために」
そう言って彼女は微笑んだ。
※本作は以前カクヨム様にて執筆していたもの(掲載時未完)を修正して公開しております
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 残酷な描写あり ガールズラブ 異世界転移 ギャグ シリアス 男主人公 女主人公 パラレルワールド クロスストーリー 最終更新日:2025/07/02 13:00 読了時間:約431分(215,459文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 12 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:羽黒海咲/作品情報/Nコード:N2117KL
連載中 (全57エピソード) |
嫁ぎ先の王から「愛することなどない」と言われ、
周囲からは「お飾り王妃」と侮られる――。
それでも、帝国の皇女クリスベルタは微笑んだ。
寵姫がいる? 民に歓迎されない? 上等ですわ。
ならばこの王国、まるごといただきましょう。
冷遇・陰謀・嘲笑? すべてを跳ねのけ、
策略と知略で王国を手中に収めていく“嫌われ王妃”。
ただ「国を獲る」ために嫁いだ皇女が、
冷たい玉座を笑顔で乗っ取る、孤高の王妃の征服譚!
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: R15 残酷な描写あり ダーク 女主人公 西洋 中世 お飾り王妃 国獲り 最終更新日:2025/07/02 12:30 読了時間:約126分(62,649文字) 週別ユニークユーザ: 258人 レビュー数: 0件 総合ポイント: 30 pt ブックマーク: 10件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:無精ひげな日々の男/作品情報/Nコード:N8121KH
連載中 (全95エピソード) |
勇者ギルド星のメンバー、『虹色の風』リリィ達一行が、地球の東京に慰安旅行の目的でやってきました。
(リーダーのリリィと フリーターのマモルとの出会いのシーンから抜粋)
その時、突然目の前の空間がゆがみ、大きなドアほどの円形の魔法陣が現れた。次の瞬間、プロレスラーのような大男と、可愛らしい猫耳の少女が出現した。
「リーダー、美味しいもの食べるなら呼んでくださいニャ〜」
猫耳の少女が頬を膨らませて言った。
「さすがリーダー。もう現地の協力者と食事ですか。手際がいいですね」
大男は腕を組みながら感心したように言う。
マモルは茫然としながら、彼女の言葉がすべて真実なのかもしれないと直感していた。彼女たちは異世界の冒険者なのか。
そして、自分はその“異世界人”たちに巻き込まれてしまった“現地の協力者”なのかもしれない。
猫耳のマーガレットが、リリィの腕を取り、こっそりと囁く。
「リーダー、未来の私が、この人間は仲間だって言ってます」
リリィはまっすぐマモルを見つめ、やさしく微笑んだ。
ジャンル:ローファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 残酷な描写あり 異世界転移 春チャレンジ2025 女主人公 西洋 現代 魔法 ハッピーエンド 近未来 天災 勇者ギルド 女神 科学 破局 最終更新日:2025/07/02 10:00 読了時間:約532分(265,734文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 12 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:まりあんぬさま/作品情報/Nコード:N3699KR
連載中 (全5エピソード) |
「――エリスティア・グラン=フィオーレ! 君との婚約は、今この場をもって破棄する!」
声高らかな宣言が、王立アルシェリア魔法学園の大広間に響き渡った。
そこは学園主催の春季舞踏会の真っ只中。煌びやかなシャンデリアの下、貴族の子女たちが凍りついたように沈黙している。
その中心で、金色の髪を持つ王子――レオナルド・アルセレイン殿下は、青ざめた顔をして立っていた。
そしてその前に立つのは、全身を深紅のドレスに包んだ少女、エリスティア・グラン=フィオーレ。
誰もが“悪役令嬢”と噂する、傲慢で高飛車な名門の令嬢だった。
だが。
「……あら。ようやく、ですのね」
エリスは微笑んだ。あまりに静かに、そして晴れやかな微笑みだった。
周囲の者たちは言葉を失う。婚約破棄という屈辱を前にして、取り乱すでも泣き叫ぶでもなく――彼女は、まるで解放されたかのように微笑んでいた。
「私、随分と長い間、殿下の“役”を演じておりましたもの」
「や、役……?」
「ええ。“悪役”という名の、都合のいい飾りを」
その声は、どこか疲れたようでもあり、自由を得た者のようでもあった。
エリスは、ゆっくりとレオナルドに背を向ける。ドレスの裾が揺れ、紅の花が舞うようだった。
「婚約破棄、承知いたしましたわ。……これよりは、私の物語を生きさせていただきます」
その瞬間、沈黙していた会場の扉が音を立てて開いた。
「お嬢様、お迎えに参りました♪」
現れたのは、少女のように愛らしい銀髪の少年――エリス付きの男の娘メイド、フィーネ。
ふんわりとしたスカート姿に紅茶の香りをまとわせて、まるで舞台の幕引き役のように登場する。
「……お嬢、こいつら、全員ブチのめしていいか」
続いて現れたのは、黒い燕尾服に身を包んだ長身の青年、ツンデレ執事ユリウス。
眉間に皺を寄せ、王子を睨みつけながらも、彼の右手はそっとエリスの手袋を取っていた。
「ふふ、やめておきなさい。そんな価値もないもの」
「……ちっ、了解」
そうして、エリスティア・グラン=フィオーレは、悪役令嬢としての幕を下ろした。
けれど、それは終わりではない。
──すべては、ここから始まるのだ。
本当の彼女を愛してくれる者たちとともに。
そして、学園中を巻き込んだ愛と陰謀と溺愛の日々が、今まさに幕を開けようとしていた。
ジャンル:異世界〔恋愛〕キーワード: HJ大賞6 ネトコン13 集英社小説大賞6 123大賞6 スピアノベルス大賞1 パッシュ大賞 アイリスIF7大賞 アイデジIR大賞 女主人公 西洋 逆ハーレム 最終更新日:2025/06/30 22:31 読了時間:約106分(52,519文字) 週別ユニークユーザ: 156人 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:りら/作品情報/Nコード:N1365KR
短編 |
ガダル男爵領の中央区の噴水前、チョコレートブラウンの髪をおさげにした少女が待っていた。
「マリン!遅れてごめん」
「いいえ、エド、私も今来たところだから、気にしないで」少女は柔らかく微笑んだ。
マリンとエドの2人の話。
ジャンル:異世界〔恋愛〕キーワード: HJ大賞6 ネトコン13 集英社小説大賞6 123大賞6 スピアノベルス大賞1 パッシュ大賞 アイリスIF7大賞 アイデジIR大賞 ほのぼの 西洋 中世 最終更新日:2025/06/27 20:43 読了時間:約9分(4,464文字) 週別ユニークユーザ: 152人 レビュー数: 0件 総合ポイント: 28 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 3 人 評価ポイント: 26 pt |
作者:風間 澪(かざま みお)/作品情報/Nコード:N0266KR
完結済 (全6エピソード) |
彼女はすべてを忘れた。
王国も、戦争も、恋も――。
それでも彼は、ただ隣にいて、微笑んだ。
「君が笑うなら、それでいい」
記憶をなくした王女と、すべてを覚えている騎士。
静かな森で交差する2度目の運命。
ジャンル:異世界〔恋愛〕キーワード: 女主人公 身分差 悲恋 記憶喪失 王女 猫 切ない恋 一途な恋 優しい世界 じれじれ 読後ほっこり 癒し 淡い恋 再会 スローライフ 最終更新日:2025/06/24 01:30 読了時間:約7分(3,243文字) 週別ユニークユーザ: 207人 レビュー数: 0件 総合ポイント: 4 pt ブックマーク: 2件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:DAY/作品情報/Nコード:N0247KQ
短編 |
「癒しの力が弱すぎる」として王都から追放された聖女ユリア。
力も家も失った彼女が辿り着いたのは、希望を忘れた辺境の村だった。
「私にできるのは、料理くらい……でも、それでも誰かの役に立ちたい」
彼女の作るあたたかな料理は、体だけでなく心まで癒していく。
気づけば村には笑顔が戻り、かつて失った“聖女”としての輝きが、再び灯り始める。
――そして元婚約者の王子が、噂を聞きつけて現れた時、ユリアは微笑んだ。
「今さら“戻ってこい”なんて、言われても困ります」
ジャンル:異世界〔恋愛〕キーワード: R15 追放 聖女 元聖女 スローライフ 婚約破棄 辺境 料理 ざまぁ 癒やし 最終更新日:2025/06/15 09:12 読了時間:約19分(9,246文字) 週別ユニークユーザ: 5,420人 レビュー数: 0件 総合ポイント: 9,746 pt ブックマーク: 310件 評価人数: 1,083 人 評価ポイント: 9,126 pt |
作者:早乙女ゆうき/作品情報/Nコード:N8313KL
連載中 (全14エピソード) |
五年前の夏、幼なじみの澪は突然姿を消した。伝えられなかった想いだけが、遼の胸に残る。そして今──偶然出会った彼女は、記憶を失い「あなたを知らない」と微笑んだ。名前さえ失くした彼女に、遼はもう一度「好きだ」と伝えられるのか。記憶と心が交差する、切なくも温かな再会の物語。忘れられた夏の日の続きを、ふたりで描き直すために──。
※火曜日、金曜日、日曜日に更新しています
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: 残酷な描写あり シリアス ほのぼの 男主人公 現代 青春 記憶喪失 最終更新日:2025/06/10 17:00 読了時間:約48分(23,701文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:藤原ライラ/作品情報/Nコード:N0245KD
完結済 (全52エピソード) |
王は人が選ぶのではない。神が選ぶ。
兄弟王子を差し置き教会の託宣により次期女王に選ばれた王女エレオノーラは、幼い頃から重責を感じ努力を重ねてきた。しかし、宰相ギルベルトには叱責される毎日が続く。若くして宰相となった天才であり、長年彼女に仕えてくれているギルベルトだが、二人の距離は一向に縮まらない。
そんなエレオノーラの心の支えは、十歳の頃に出会った謎の怪盗 ヴェルデだった。彼は流れ星の形をしたネックレスをエレオノーラに渡し、「いつか本当のレディになったら、君を攫ってあげる」と微笑んだ。その言葉を胸に、エレオノーラはネックレスをお守りとして生きてきた。
ある日、弟の「王配を選ぶべきだ」という進言により、エレオノーラは伴侶を探すこととなる。ギルベルトは王配選びの責任者に抜擢されるが、そこで予期せぬ事件が起きる。エレオノーラが王配候補の男に襲われたのだ。彼女を庇い、ギルベルトは深手を負ってしまう。この出来事をきっかけに二人の関係は大きく変わり始める――。
つよがり王女×冷徹宰相
この献身は果たして愛か、それとも忠誠か。
主従の名の下に隠された本当の想い。二人が共に選び取る未来とは?
※本編40話+番外編11話 完結済
R15は保険です 他サイトでも掲載しています
ジャンル:異世界〔恋愛〕キーワード: R15 残酷な描写あり 女主人公 西洋 ハッピーエンド ヒストリカル 主従 クーデレ 王女 溺愛 両片思い 恋愛 一途 じれじれ 最終更新日:2025/06/06 20:20 読了時間:約305分(152,012文字) 週別ユニークユーザ: 337人 レビュー数: 0件 挿絵あり 総合ポイント: 998 pt ブックマーク: 192件 評価人数: 66 人 評価ポイント: 614 pt |
作者:桜井正宗/作品情報/Nコード:N5686KF
完結済 (全85エピソード) |
騎士様からの突然の『さようなら』(婚約破棄)に辺境伯令嬢クリスは微笑んだ。
その時を待っていたのだ。
クリスは知っていた。
騎士ローウェルは裏切ると。
だから逆に『さようなら』を言い渡した。倍返しで。
ジャンル:異世界〔恋愛〕キーワード: R15 残酷な描写あり ハッピーエンド 婚約破棄 騎士 ざまぁ 辺境伯令嬢 宝石 王女 結婚 最終更新日:2025/06/04 08:17 読了時間:約202分(100,601文字) 週別ユニークユーザ: 345人 レビュー数: 0件 総合ポイント: 396 pt ブックマーク: 95件 評価人数: 37 人 評価ポイント: 206 pt |
作者:ひっくん/作品情報/Nコード:N0148KM
連載中 (全20エピソード) |
「星の王国、時空を越えて」
初代エルフ国王ヴァリエンの伝説
創世の時代
かつて、この世界は混沌に包まれていた。空には炎が渦巻き、大地は未だ形を成さず、森も海も存在しなかった。
その闇の中から、一つの輝きが生まれた。
「この世界に秩序を――調和を築かねばならぬ。」
そう語ったのは、初代エルフ国王ヴァリエンであった。彼は星の力を帯びて現れ、この世界に魔法と理を与えた。
ヴァリエンは森を創り、水を流し、空へと光を灯した。その魔法は時を形作り、世界をゆっくりと動かし始めた。
こうして、エルフの王国は誕生した。
王国の繁栄とアカシックレコードへの探求
ヴァリエンの支配のもと、エルフの民は繁栄した。彼らは魔法を操り、森と共に生きることで平穏な暮らしを築いた。
しかし――ヴァリエンは知っていた。
「この世界の真理は、まだ解き明かされていない……。」
彼は古代の文献を調べ、魔法の奥義を極め、やがて一つの答えへとたどり着く。
アカシックレコード――宇宙のすべての記録。そこに至れば、未来すら操ることができる。
ヴァリエンは時空の力を強化し、その門を開こうとした。しかし、その力は神の領域であり、決して人の手で操れるものではなかった。
ヴァリエンの最期……神の神罰…………
王がアカシックレコードの扉を開こうとした時、世界は異変を起こした。
「このまま進めば、均衡が崩れる……!」
側近たちは止めようとした。しかし、ヴァリエンはただ微笑んだ。
「我が使命は、エルフを導くこと。ならば、進むしかあるまい。」
彼は儀式を完成させ、時空の門へと身を投じたそして、消えた。
それが初代国王ヴァリエンの最期だった。
王は消えた。しかし、彼の魂は終わらなかった。
遠い異世界へと流れ着いたヴァリエンの魂は、運命の炎の中で新たな生を得る。
その名は、織田信長。
時空を越え、王は再び世界の命運を握る存在となった。
そして今、彼を迎えるためにエルフの民は戦乱の地へと降り立つ。
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: R15 残酷な描写あり 異世界転生 異世界転移 シリアス 男主人公 和風 戦国 チート 内政 魔法 日常 パラレルワールド 最終更新日:2025/05/25 15:56 読了時間:約39分(19,428文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:紫桃こうへい/作品情報/Nコード:N7026KM
連載中 (全2エピソード) |
「お願い…私が死んだ事は、誰にも知らせないで」
お嬢様が亡くなった。
お食事中の、一瞬の出来事だった…。
先代御当主様と奥様が流行病で亡くなって以来、家名と公爵家の名誉は一人娘のお嬢様が守ってきた。
「後ろ盾の無い令嬢だとは言わせない」
「力を無くした名ばかりの公爵家だと侮らせない」
そう不敵に笑ってみせたお嬢様はもう居ない。
手品師として名を馳せ公爵家へ出入りしていた父が荼毘に付された時、途方に暮れた私を拾い上げてくれたあの温かい手の持ち主はもう、誰も居なくなってしまったのだ。
「実はな…先代御当主様の亡き妹君に、ご子息がいらっしゃったそうだ。容姿こそ御当主様達とは似ても似つかぬが、公爵家の人間に遺伝する痣はあったらしい」
…一度、探してみてはどうだろうか。
そんな折、執事長からもたらされた一縷の望み。
長年仕えてきた使用人達は、残された公爵家の血筋を探すことにした。
けれどその間、お嬢様の不在をどう秘匿するかが問題で。
折悪く2週間後は王宮で開かれるパーティー。
焦りに満ちる空間に、凛とした声を叩きつけた。
「私に、身代わりをさせてください!」
お嬢様専属の侍女として、一番近くで彼女を見てきた。
変装術が得意中の得意な私なら、少しの間貴族達を欺くことくらい出来る筈。
露見すれば縛り首の可能性だってある、危険な綱渡り。
けれど、やらねば。
遺言を果たすために。
お嬢様は多分、公爵家を守るために自身の死を隠匿したのだろうから。
「良いのか?クラリス」
私の身を案じて渋い顔をしてくれる執事長に語り掛けられる。
力強く頷きそうな所を、踵を揃え、胸を張って微笑んだ。
「…はい、私は只今から公爵家当主、ルイーズ・ド・シュヴァリエでございます」
斯くして始まる成り変わり作戦。
まずはパーティーと思ったら…マナー講座!?ドレスでエスコート!?ダンス!?
途方にくれるクラリスの前に、更なる問題が積み重なる。
ご子息は今何処にいらっしゃるの?
パーティー以来付き纏ってくる第二王子の目的は?
お嬢様は本当に…病死だった?
期限は公爵家の後継ぎが見つかるまで!
誰にもバレず、生き残れ。
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 最終更新日:2025/05/21 20:24 読了時間:約14分(6,920文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:混沌のきのこ/作品情報/Nコード:N9945KM
連載中 (全10エピソード) |
都市アルミラは、魔法と機械が共存する街だ。
高い塔の煙突から蒸気が立ちのぼり、空には歯車を回す飛行船が浮かぶ。地上では、数式で制御された魔法が、人々の生活の一部として使われていた。
そんな街の片隅、霧がよく出る通りに「小公女(しょうこうじょ)」という名前の骨董店がある。
重たい扉を押して中に入ると、静かな空気と、少しだけ金属と香草の匂いがする。棚には古い懐中時計や、魔術で封じられた本、歯車で動く人形など、普通の店では見かけない物が並んでいる。
この店の店主は、レンという名の少女だ。
見た目は10歳ほどだが、実際には何百年も生きている不老の存在。人々が忘れてしまった“数式魔術”を使いこなす、ただひとりの魔術士でもある。
レンの隣には、壊れかけの執事が立っている。
名はレオナルド。彼は死んだあと、ゾンビとして蘇り、いまはこの店の手伝いをしている。礼儀正しいが、すぐに体のどこかが外れるポンコツでもある。
ある日、ひとりの来訪者が店の扉を叩いた。
「……この店に、“遺物”の修復ができる者がいると聞いて来たのですが」
現れたのは、黒いコートを着た若い女医だった。名は黒川詩織。
彼女は医学会の主要人物に逆らったせいで、中央から追放され、辺境をさまよっていた。
レンはその目をまっすぐに見て、微笑んだ。
「いらっしゃいませ、“小公女”へ。ここは過去と未来をつなぐ場所。あなたの運命も、もしかしたらどこかに置き忘れてきた“何か”と、関係があるのかもしれませんよ」
こうして、死と記憶、魔法と科学が交わる、静かで不穏な物語が動き出す――。
ジャンル:その他〔その他〕キーワード: ガールズラブ シリアス ダーク 女主人公 西洋 魔法 ミリタリー スチームパンク 最終更新日:2025/05/21 12:05 読了時間:約15分(7,104文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:古見政宗/作品情報/Nコード:N0580KF
連載中 (全1エピソード) |
翔太はこの日、4打数0安打4三振。
バットに当てることすらできなかった。
ロッカールームは重い空気に包まれ、選手たちは黙々と着替える。登米だけが、淡々と後輩たちに声をかけた。
「開幕戦で負けるのはいつものことだ。明日からだぞ」
翔太はユニフォームを脱ぎながら、今日の試合を反芻していた。
そのとき、スタジアムの外野席に設けられた簡易ステージで、異様な空気が流れた。スーツ姿の少女がマイクを手に立ち、観客に向かって話し始めたのだ。
藤堂すずめ、18歳。仙台シルバーフォックスの新社長だ。黒のテーラードジャケットに、白いブラウス、タイトなスカート。長い黒髪は緩やかなウェーブで肩に落ち、鋭い目つきが場を支配する。
「皆様、今月から仙台シルバーフォックス球団の新社長に就任いたしました藤堂すずめです。本日は開幕戦にお越しいただき、ありがとうございます」
彼女の声は、冷静で、どこか威厳を帯びていた。観客席のざわめきが一瞬静まる。
「我々は現在、厳しい状況にあります。資金難、施設の老朽化、そして成績の低迷。しかし、私はこのチームを必ず再生させます。皆様のご支援が必要です。共に、シルバーフォックスを再び輝かせましょう。本日は残念な試合でしたが引き続き応援のほどよろしくおねがいいたします。」
すずめの言葉に、観客からまばらな拍手が起こる。だが、その中に冷ややかな声も混じる。
「なんでこんな若い女が新社長なんだよ! 球団潰す気か!」
すずめは動じず、軽く微笑んだ。
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: BK小説大賞 HJ大賞6 ネトコン13 集英社小説大賞6 男主人公 女主人公 現代 職業もの ハーレム 群像劇 日常 青春 ラブコメ 最終更新日:2025/05/09 22:31 読了時間:約7分(3,410文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:廣井イマ/作品情報/Nコード:N9855KE
完結済 (全99エピソード) |
冷凍睡眠から目覚めた一ノ井イヒトは、その変わり果てた世界に愕然とした――
社会の底辺で「ゴミ漁り」と蔑まれながら生きるイヒトは、ある日、廃墟の中で冷凍睡眠装置に眠る少女を見つける。
目を覚ました少女は、自らを 「人間模型」リィズリース と名乗り、イヒトに向かって微笑んだ。
「世界のために、死んでくれませんか?」
目覚めさせた責任からリィズリースを引き取ると決めたイヒトだったが、彼女はたびたび余計な騒動を巻き起こす。やがて、イヒトは狩人協同組合を追放され、さらに過酷な運命へと追い込まれていく。
※毎日投稿中です。よろしくお願いします。
※カクヨムにも投稿しています。
ジャンル:空想科学〔SF〕キーワード: 残酷な描写あり BK小説大賞 HJ大賞6 ネトコン13 男主人公 未来 ロボット アンドロイド 超能力 人工知能 ライトノベル ポストアポカリプス 追放 冷凍睡眠 遺跡発掘 SFファンタジー 最終更新日:2025/05/01 17:31 読了時間:約676分(337,581文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 挿絵あり 総合ポイント: 30 pt ブックマーク: 3件 評価人数: 3 人 評価ポイント: 24 pt |
作者:セイジン/作品情報/Nコード:N5005KK
短編 |
亡き恋人を忘れられず、青年技師ユリウスは彼女を模した機械人形を作り上げる。
完成した“ミア”は、なぜか彼女しか知りえない記憶を語り、まるで本物のように微笑んだ。
それは奇跡か、執念が生んだ幻想か。
再び恋に落ちそうになるユリウスだったが、彼女は静かに問いかける――「私は、あなたの未来になれる?」
過去と向き合い、止まった時間を超えて、新たな一歩を踏み出す再生の物語。
ジャンル:異世界〔恋愛〕キーワード: 恋愛 ファンタジー 最終更新日:2025/04/30 19:44 読了時間:約17分(8,095文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 14 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 12 pt |
作者:鶏かにたま/作品情報/Nコード:N6473KF
連載中 (全83エピソード) |
ライムフォレストの女性兵士、キリ・エヴァンスは、全ての精霊の加護を受けたこの国随一の槍術士だった。戦場では無双の強さを誇る一方恋愛には疎く「好き」という感情が何なのかまだ分からないでいた。
そんな彼女の前に、フロストウィルからの交換訓練兵士、エルク・ヴァルターが現れる。彼は寡黙でぶっきらぼうだったが、初めてキリを見た瞬間、その姿に一目惚れした。エルクの視線に気付いたキリは食堂で彼に声を掛け、次第に距離を縮めていった。
エルクは槍の腕も立つ兵士だった。しかしキリとの模擬戦を何度も行ったが負け続けていた。しかし、彼女と親しくなるにつれ、エルクはどんどん強くなっていった。そして、国へ帰る2ヶ月前、ついにエルクはキリに勝利した。
驚いたキリは「自分に勝てるエルクも精霊の加護をがあるのでは?」と思い、彼を神殿へと連れて行った。するとエルクには地の精霊の加護があることが判明する。しかも、その加護は後天的に得たものであり、先天的に加護を持つ者よりも、より強い力を持つ可能性があると言われた。
精霊との繋がりを感じたエルクは、同時にキリとの繋がりも強く意識した。
そして、自分の想いを彼女へと告げる。
「……俺はお前が好きだ。」
キリは、彼の真剣な瞳を見つめながら、戸惑いを隠せなかった。
キリの鈍感さを知っていたエルクは、静かに微笑んだ。
「お前に"好き"の意味を教えるのは、俺だ。」
それからキリはエルクと共に「好き」という気持ちを探し始めた。それは、最初に彼と出会った頃から、ずっと心の奥にあったものだった。
だが、エルクの帰国の日が迫る中で、彼がいなくなることを考えたとき、キリの心は強く揺れた。
(……エルクがいなくなるのは、嫌だ。)
それに気付いたとき、キリは自分の進むべき道を選んだ。
「私、エルクと一緒にいたい。」
しかし全ての精霊の加護を持つキリは、ただの一兵士としてフロストウィルへ行くことはできなかった。 ライムフォレストの王宮は、彼女の存在を外交の武器として利用することを決めた。
「私は政治の道具としてフロストウィルへ向かうことになる。」
それでも、彼女の決意は変わらなかった。どんな立場であれ、エルクと共に生きる道を選ぶことに意味があると思った。
こうして、キリは祖国を離れ、エルクと共にフロストウィルへ向かうことになった。
ジャンル:異世界〔恋愛〕キーワード: シリアス 男主人公 女主人公 西洋 中世 魔法 最終更新日:2025/03/23 14:00 読了時間:約390分(194,768文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 12 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:クーヤ/作品情報/Nコード:N1847KF
完結済 (全16エピソード) |
処刑台の上に立つ少女の姿があった。
銀の髪、澄んだ青い瞳。
それは、この国の聖女として崇められていた少女――セレスティア。
だが、今や彼女は罪人として断罪されようとしていた。
「偽りの聖女に裁きを!」
「魔女め! 王国を穢すな!」
民衆の罵声が響き渡る。
彼らの誰一人として、かつて自分が救われたことを思い出そうとはしなかった。
王と大司教。
そして、かつての友であったもう一人の聖女――リリア。
彼らの策略により、セレスティアは反逆者として処刑されることとなった。
「セレスティア、あなたの罪は万死に値するわ。」
リリアが冷たく宣告する。
セレスティアはそれを静かに聞いていた。
涙は流さなかった。
(私は、間違ってなどいない。)
剣が振り下ろされ、世界が闇に沈む。
――だが、それは終わりではなかった。
次に目を開いたとき、彼女は深い闇の中にいた。
彼女の髪は漆黒に染まり、瞳は深紅に輝いていた。
「これは……?」
新たな力が彼女の中に宿る。
それは、聖女として許されなかった“闇の力”。
セレスティアは、静かに微笑んだ。
「ならば……これは、神がくれた復讐の機会ね。」
彼女は生まれ変わった。
聖女ではなく、悪女として。
そして、世界に裁きを下す者として――。
――闇の女王の復讐が、今始まる。
ジャンル:その他〔その他〕キーワード: R15 残酷な描写あり シリアス ダーク 女主人公 西洋 中世 チート 内政 魔法 ハッピーエンド 超能力 聖女 王国 最終更新日:2025/03/14 15:00 読了時間:約32分(15,751文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 126 pt ブックマーク: 9件 評価人数: 15 人 評価ポイント: 108 pt |
作者:小川敦人/作品情報/Nコード:N4826KD
短編 |
市民文化会館で行われた劇団四季の『Cats』公演。隆介は、書店の常連客である菜緒子を誘い、久しぶりに女性と二人で劇場へ足を運んだ。亡き妻・三津子を失って十五年、ずっと閉ざしていた心が、彼女との時間を通して少しずつ解けていくのを感じていた。幕間、ロビーでの会話も自然に弾み、彼女の笑顔に安らぎを覚える隆介。しかし、そんな二人を遠くから見つめる人物がいた。
照江は三津子の高校時代の親友であり、密かに隆介に想いを寄せていた過去があった。彼女は、隆介と菜緒子が並ぶ姿を目にし、動揺しながらも、どこか安堵していた。後日、隆介にメッセージを送り、「美人と一緒だったけど、再婚したの?」と冗談めかして尋ねる。隆介は「ただの常連客だよ」と返すが、彼の言葉の端々には、長年閉じていた心の扉が開きつつある気配があった。
その後、菜緒子と喫茶店で再会した隆介は、彼女の若い頃の写真を見せてもらい、衝撃を受ける。「美人だね」と思わず漏らすと、菜緒子は少し照れながら「でもね、歳を重ねるのも悪くないわ」と微笑んだ。その言葉に、隆介は彼女の魅力が過去だけではなく、今この瞬間にも宿っていることに気づく。
「幸せになっていいんだよ」――照江の言葉が頭をよぎる。隆介は再び歩き出そうとしていた。人生の最終コーナーに差し掛かった今、新たな物語の幕が、静かに開こうとしていた。
ジャンル:その他〔その他〕キーワード: 最終更新日:2025/02/25 20:36 読了時間:約12分(5,587文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:ワルツ/作品情報/Nコード:N1729CE
連載中 (全195エピソード) |
本作品は、ある魔女のための鎮魂歌【第1部】の続編です。物語の核心部分に触れるため、先に第1部【http://syosetu.com/usernovelmanage/top/ncode/125881/】を読了してから読むことをお勧めします。
アズュールでの戦いから約1か月が過ぎた。穏やかな日常を取り戻したかに見えたが、キラは心の底である想いを抱えていた。一方、唯一あの戦いに関わることができなかったオズは密かに戦いの真実を追い求めていた。
そんなある時、村に「イオ」という子供がやってくる。黒い髪、青い瞳を持つその少年はキラのよく知る誰かとよく似ていた。
イオの来訪。それはこれまでの物語の舞台裏への扉だった。
これまで本当は何があったのか。村人達は本当は誰だったのか。
全ての種明かしが終わったら、真実のねつ造を始めよう。
最初で最後の悲劇を選んだその瞬間、魔女は優しく微笑んだ。
これはある魔女の為の鎮魂歌。これは誰の為の物語?
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: R15 残酷な描写あり シリアス 魔法 ラブコメ ファンタジー 異世界 魔法使い/魔女 最終更新日:2025/02/16 14:41 読了時間:約2,274分(1,136,811文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 挿絵あり 総合ポイント: 58 pt ブックマーク: 13件 評価人数: 6 人 評価ポイント: 32 pt |
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