〜古代中国風の世界にタイムスリップ！？ツンデレ皇子と紡ぐ、甘くて切ない宿命の恋物語〜 母の形見は、月のチャームが揺れる小さなアンクレット。 「あなたは宿命を持った子」 母が遺した言葉の意味も分からぬまま、守華は十八歳の誕生日を迎える。 皆既月食の夜――彼女は突然、異世界〈陽月国〉へと導かれてしまう。 そこで彼女を受け止めたのは、冷徹に見えて心の奥に優しさを秘めた第二皇子・蘭明。 互いを警戒し、時にぶつかり合いながらも、次第に近づいていく二人の距離。 だが守華を狙う“黒き影”の存在が、容赦なく彼女に迫る。 なぜ自分はここに呼ばれたのか？ 母が告げた「宿命」とは？ アンクレットに隠された秘密、そして元の世界に帰れる日は来るのか――。 運命に翻弄されながらも必死に生き抜く少女と、孤高の皇子の出会いが紡ぐ 幻想と恋のファンタジー・ラブ史劇。

和空（わから）世奈（せな）は、日本で総合クレーム窓口に勤める女性。 日々、理不尽な「カスタマーハラスメント」にさらされ、心身をすり減らしていた。 唯一の支えは、母から受け継いだ「いつか世奈を守ってくれる」と言われた首飾り。 しかし孤独と絶望の中、彼女は誰にも看取られることなく命を落とす。 ――目を開けると、そこは異世界だった。 着ていたのは死の瞬間のままのパーカーとスウェット姿。荷物も金もなく、ただ首には宝石のついた母の形見のネックレスだけ。 やがて世奈は、その宝石が理不尽を前にすると輝きを変えていくことに気づく。 青から黄へ――スキル【強制共感】。 相手に自分の行為を追体験させ、精神的に「わからせる」力。 そして、赤へ――スキル【わからせ隊】。 世奈の胸から黒き霧があふれ出し、黒騎士たちが現れて相手を圧倒的な力で物理的に「わからせる」力。 転生先でも横行するハラスメントや理不尽。 馬車の乗客から、薬草師を苦しめるクレーマー、収穫を買い叩こうとする商人、そして権力を笠に着る領主の息子まで……。 「前の世界では我慢した。だからこの世界ではわからせる。理不尽に慈悲はない」 世奈は“カスハラハンター”として、人々を苦しめる理不尽に立ち向かう。 やがて彼女は領主から認められ、腐りかけた国そのものを変えるためにお客様は神様だろうがという教団との大きな戦いに巻き込まれていく。

魔法Eランクの落ちこぼれ高校生・天城悠真、聖ルミナリス魔法学園で日々ヘコむ雑魚な俺。 母の形見の星型ペンダントが光り、禁断の墓で聖剣と毒舌聖騎士アルディオン（幽霊！）に出会っちゃった！？ 雑魚なのに試練に挑む！ ツンデレ剣士エルナ、謎めいた視線の転校生リリア、明るい仲間たちと織りなす学園青春ファンタジー！ 悠真、英雄になれるか！？

エリック・ジェミナイはジェミナイ男爵家の嫡男だ。 実家は商会を経営しているため、エリックはジェミナイ商会を継ぐ跡取りでもある。 そんなエリックは孤児院に住む幼馴染の女の子マリーと恋仲だった。 孤児であり平民である彼女と結婚するため、エリックは彼女の本当の父親を探し出すことにした。 マリーの持つ母の形見のお陰もあり、彼女の父親はすんなりと見つかった。 そして無事養子縁組も終わり、これでちゃんと彼女と婚約を結べる。 そう思った矢先、マリアンヌ・アレースとなったマリーに　「あなたとは結婚できない」と言われてしまったエリックだった。 意味が分からず茫然自失となったエリックの前、薔薇のような美しさを持つ一人の令嬢シャーロット・ソラリスが現れたのだった。

侯爵令嬢シャルロットは、卒業パーティーの夜に婚約者である王太子フェルディナンドから婚約破棄を言い渡される。 「殿下は、私に消えてほしいと思いますか？」 「当然だろう」 「では、そのように」 次の瞬間から、シャルロットは姿を消す。 魔法使いであった母の形見の本から、精霊の力を借りて起こす魔法を習得していたシャルロット。姿も気配も痕跡も消した彼女は、あることから魔法大国ラシガムで暮らすことになる。 しかしそれは、祖国にとって破滅へのカウントダウンでもあった。 ※カクヨムにも投稿しています。 ※不定期更新です。 （誤字報告ありがとうございます！）

《当事者視点のアンソロジーで、それぞれ独立した短編として完結しています。気になった話だけをお読みいただいても大丈夫です》 『愛した人が私のディナーに毒を盛っているのですが。』 侯爵家の長女フィリスは、婚約者のテディーが自分の料理に毒薬を仕込み、殺害を企てていることを知った。 懸命に彼を愛そうと努力してきたフィリスは愕然とする。 しかし、彼への想いはすぐに怒りへと変わり……。 フィリスが仕返しに選んだのは至極当然の方法だった。 『あの伯爵令嬢には悪魔が憑依している。』 気弱な伯爵家の令嬢ネイミアは通う学園で性悪令嬢五人組から目をつけられていた。 この日も教科書を破かれ、大切な祖母の形見の髪飾りを壊されそうに。 その時、突然どこからか声が聞こえてきた。 「助けてやるから私と代われ」 体を奪った何者かはまず五人組のリーダーを軽々と（かつ屈辱的に）ねじ伏せた。さらに、その用心棒の騎士達まで雷の魔法であっさり撃退。 学園はネイミアが悪魔に取り憑かれたと大変な騒ぎになった。 『何でも欲しがる妹に婚約者から財産まで全て奪われましたが、やり返してもいいですか？』 男爵家の長女ジョゼットは、突然父から家督も財産も継がせないと告げられる。 そこに妹のミリアがジョゼットのウエディングドレスを着て、ジョゼットの婚約者と共に現れた。 「ふふ、お姉様のものは全て私がいただきました」 妹に婚約者まで奪われてしまったジョゼットは呆然とする。 しかし、その心はすぐに落ち着きを取り戻した。 ミリアはまさかアレを……？ だったら、私は全てを取り戻せるわ。 《その他、随時追加》

魔王が復活したことをきっかけにイブは全てを失った。忠誠を誓った王、師たる騎士、唯一の家族だった母を。人生と信念について思い悩む中、盗賊の青年クルスが母の形見を届けてくれる。イブは彼に命を預け、旅についていくことにする。◇長身の僕っ娘騎士と美青年盗賊が、戦ったり相棒になったり友情のつもりで距離が近かったりする話です。恋愛より男女の友情の方が強め。 ・一ページの文量はまちまちです。 ・とりあえず投稿中。時々修正します。

45歳無職・遊佐麻呂の人生は、30年間使い続けた“エロ専用メガネ”によって一変する。 ある日、メガネ越しに見えたのは、人間の背中に張り付き“欲望”を吸い取る巨大な蚊、そしてそれを操る異星人《紙様》。 少子化の原因は経済でも恋愛離れでもなかった——人類の性欲を狙う異星人の陰謀だったのだ！ 麻呂は、テンガに魂を宿す戦士《テンガマン》、母の形見のバイブを武器にする謎の女《バイブレディ》と共に、 “欲喰い”との戦いに巻き込まれていく。 エロとSFと社会風刺が融合した、前代未聞の異能力バトルコメディ！ 欲望を守れ！人類を救え！そして、メガネの真実を暴け！

ある日、15の裔榠に徴兵令が届いた。中性的な見た目から、れっきとした女性の裔榠は男と勘違いされたが、守銭奴だった裔榠は高給取りとされる兵士になろうと奮起して都へと向かった。 兵士になった裔榠を待つ奇妙な化け物、屍獣達が彼女を死へと誘う。 国を守る霊獣が堕ちたのは何故か。母の形見に込められた秘密とは。今日を生き抜くため、裔榠は兵士として戦い抜く。

文芸編集者の佐倉結衣は、仕事や恋愛に悩みキャリアの停滞を感じていた 。ある日、IT企業CEOの篠原悠斗に、亡き祖母の形見で秘密を綴った手帳を拾ってもらう 。手帳をきっかけに惹かれ合う二人だったが、悠斗が手帳を読んでいたことや、彼の会社の不正が発覚し、結衣は深く傷つく 。しかし、成功への執着の裏にある悠斗の弱さと孤独を知り、彼を支えることを決意する 。悠斗は責任を取り再起を図り、結衣も企画を成功させる 。互いの弱さを受け入れ困難を乗り越えた二人は、固い絆で結ばれ、新たな関係を築いていく 。

祖母の形見分けで手にしたティーカップ。それを使うと不思議と良いことばかりが起きる。しかし、現在の持ち主である艶子以外の者が使うと、その時は……。

母を亡くし、家族から「家の恥」と呼ばれ続けるオリヴェイラ伯爵家の三女リリー。美しい二人の姉とは違い、地味で取り柄のない彼女は、使用人のような扱いを受けながら屋根裏部屋で静かに暮らしていた。 そんなある日、エルゼリア王国で最も権威ある公爵家の跡継ぎ、フレデリック様が花嫁を選ぶ夜会の招待状が届く。姉たちの荷物持ちとして参加することになったリリーは、亡き母の形見のドレスを着て会場へ向かった。 煌びやかな夜会で壁の花となっていたリリーだったが、偶然ぶつかった相手は、なんとフレデリック様本人。彼は突然「君と踊りたい」と申し出る。困惑するリリーだったが、実はフレデリック様は三ヶ月前、雨の日に子猫を助ける彼女の姿を見て、ずっと探し続けていたのだった。

家族に愛されず育った子爵令嬢ルーチェ。彼女の心の支えは、亡き母が遺した唯一の形見であるブローチだった。しかし、その最後の希望さえも婚約者の手で無情に奪われてしまう。全てを失った彼女は、たった一つの宝物を取り戻すため戦うことを決意する。

東京で“敏腕カフェコンサルタント”として働いていた吉田たくまるは、 ある日、祖母の形見の真鍮スプーンでエスプレッソをかき混ぜていた瞬間、 光と潮の匂いに包まれ、見知らぬ港町へと立っていた。 手首には渦巻き状の印——**潮紋（しおもん）**が浮かび、 港の灯台に住む老婆は、それが「海の向こうから呼ばれた証」だと告げる。 たどり着いた木造の小さなカフェ「波間茶房」は、かつて港で一番の人気店だったが、 今は客足も絶え、閉店寸前。 しかし、たくまるの目には、その店のポテンシャルがはっきり見えていた。 港町のパン屋で働く少女・リーナや、頑固な漁師たちとの交流を通じ、 少しずつ店は息を吹き返し始める。 だが港にはもう一つの大きな珈琲店——黒潮珈琲館があり、 その店主バルドは「港の掟」を盾に、波間茶房を追い出そうと動き出す。 港祭り、ギルド審査、そして港全体を巻き込むコーヒー勝負—— 静かな港町の空気は、少しずつ熱を帯びていく。 異世界の日常に溶け込むほんのり恋と、 港の灯台が告げる“呼び声”の謎。 潮紋が導く先にあるのは、安らぎのカフェか、それとも——。

　ダレイオス王国きっての名門メネシス公爵家が、お取り潰しとなりました。 　濡れ衣を着せられて当主が処刑され、夫人は服毒自殺。 　その結果、十二歳になったばかりの一人娘、アリスが取り残されてしまいました。 　それでもアリスは、母から授かった形見の人形を抱えて、派遣メイドに身を落としながらも、健気に明るく生きています。 　ところが、派遣先のホワイト伯爵邸で、酷い目に遭いました。 　老齢の奥様からは歓迎されましたが、三十オーバーの引き篭もり息子には、大切な人形を取り上げられ、人形の衣服も肌もボロボロにされてしまったのです。 　しかも深夜に、その息子が、アリスが寝ている部屋に押し入って来て、 「人形の裸は見たから、今度は生身の少女の裸が見たい。服を脱げ！」 　と命令し、挙句、暴力を振るわれました。 　アリスの悲鳴を耳にして、奥様が駆けつけて来てくれました。 　なので、アリスは奥様に助けを求めます。 　ところがーー。 　今夜も、アリスと人形リリアのコンビが、血濡れた復讐を果たします！ ※ざまぁ系のストーリーです。 ※本作品は、以前に掲載した 『元公爵令嬢アリスは、今宵も血濡れた人形を抱えて笑うーー母が自殺し、独り残されたアリスは、母の形見の人形と生きていくことになりました。ところが、メイドの職を得たお屋敷では、いつも殺人事件が！？』 　という作品の続編になります。 　ですが、独立した作品として楽しむことができますので、読んでいただければ幸いです。

——その力は本物か、あるいは—— “巫女姫“と呼ばれた母を亡くし、やってきた義母と妹に虐げられる令嬢・ヴィオレット。婚約者であるはずの男は、妹と人目もはばからず親しくしている。 支えは、母の形見と幼なじみの侍従だけだった。だが、その形見すら失った時——不思議な出来事が起こる。 それは“巫女姫”の力の目覚めなのか。 屈辱の果てに、彼女はすべてを思い通りにする選択を下す。 ——これは一人の令嬢の、静かな逆転劇。

　【カクヨムさん・アルファポリスさんでも掲載中】この屋敷は、わたしの居場所じゃない。 　薄明かりの差し込む天窓の下、トリノは古びた石床に敷かれた毛布の中で、静かに目を覚ました。肌寒さに身をすくめながら、昨日と変わらぬ粗末な日常が始まる。 　かつては伯爵家の令嬢として、それなりに贅沢に暮らしていたはずだった。だけど、実の母が亡くなり、父が再婚してから、すべてが変わった。 「おい、灰かぶり。いつまで寝てんのよ、あんたは召使いのつもり？」 「ごめんなさい、すぐに……」 「ふーん、また寝癖ついてる。魔獣みたいな髪。鏡って知ってる？」 「……すみません」 トリノはペコリと頭を下げる。反論なんて、とうにあきらめた。 この世界は、魔法と剣が支配する王国《エルデラン》の北方領。名門リドグレイ伯爵家の屋敷には、魔道具や召使い、そして“偽りの家族”がそろっている。 彼女――トリノ・リドグレイは、この家の“戸籍上は三女”。けれど実態は、召使い以下の扱いだった。 「キッチン、昨日の灰がそのままだったわよ？　ご主人様の食事を用意する手も、まるで泥人形ね」 「今朝の朝食、あなたの分はなし。ねえ、ミレイア？　“灰かぶり令嬢”には、灰でも食べさせればいいのよ」 「賛成♪　ちょうど暖炉の掃除があるし、役立ててあげる」 三人がくすくすと笑うなか、トリノはただ小さくうなずいた。 　夜。屋敷が静まり、誰もいない納戸で、トリノはひとり、こっそり木箱を開いた。中には小さな布包み。亡き母の形見――古びた銀のペンダントが眠っていた。 　それだけが、彼女の“世界でただ一つの宝物”。 「……お母さま。わたし、がんばってるよ。ちゃんと、ひとりでも……」 　声が震える。けれど、涙は流さなかった。 　屋敷の誰にも必要とされない“灰かぶり令嬢”。 だけど、彼女の心だけは、まだ折れていない。 　いつか、この冷たい塔を抜け出して、空の広い場所へ行くんだ。 　そう、小さく、けれど確かに誓った。

これは、“感情”が鍵となる異世界ファンタジー。 母の形見である指輪と共に、少年レオンが目覚めたのは、 星々が導く運命と、世界を蝕む「闇の怪物」だった。 絶望に飲まれかけたその時、彼の「希望」が呼び寄せたのは、 星の記憶を宿す存在──月のアストラル体・アルテミス。 闇の封印が解け、再び動き出した星々の歪み。 人とアストラル体がペアとなり、感情の意味を問う旅が始まる。 世界を救うのは、力ではなく、心の選択── 感情が「力」となる世界で、少年は“未来”と出会う。 ◆ YouTubeにてアニメーションも展開中！ https://youtube.com/@alchemy12_animation_project?si=DL1Umcwar23ou_RO

冒険者リシェルは子ども時代を過ごした街へ帰る。ダンジョンに捨て去られた母の形見を探すため。かつて、自身を追い出したダイターが治める街へ。故郷であるにも関わらず、過去の遺恨から歓迎されないリシェル。それでも、ついてきてくれた子どもたちと共にダンジョンへ潜る。やがて、彼女の存在が、閉鎖的な街に大きな波紋を呼び起こし、眠っていた過去の真実が蘇る。

冷遇されていた少年が母の形見の日記に記された予言の物語を標（しるべ）に、難を逃れるお話。 従者（ガイ）×主人公（アル/金髪美少年） 冒頭で王子とアルのキスシーン入りますが二人は結ばれませんし、最初から思い合ってもいません。 母親が異世界転生者、転生先は乙女ゲームの世界的なふんわりしたどこか！…が、作中には出てこない設定です。 ゲームファンの母親は覚えている限りの物語を日記に書いてありましたが、そんなこととは知らない息子はそれを予言書として受け取りました、というオチ。 pixivにも投稿しています。