葉月家の三兄妹は、"都会の田舎”に引っ越してきた一家。 いたって普通の長男・春詩。とにかく普通。まずもって普通。 美少女と見紛う、いやそのまま女の子といっていい容姿、わけありの次男・莉緒。 元気が取り柄の末っ子・りこ。 三人の兄妹の物語。 中学生の修学旅行で、心ないイタズラを受けた莉緒は、それを克服しながら、兄の通う青陵学園への入学を果たす。 莉緒は過去の事件の影と戦いながら、守ってくれる兄と、信頼できる友人を得て前を向く。 その心には、自分の体と向き合って決めた秘めた気持ちが芽生えていた。 一方、いつも一年おいてきぼり、と駄々をこねる末っ子・りこ。 親友とみちゃんのサポートで、自分の気持ちを見つけていく。

研究所の職員が過労で亡くなってしまった。 国から委託されて異世界素材の研究していた研究所。 政府から労働環境改善を提案され、『国営異世界旅行』に招待された東峰 灯鞠（とうみね ひまり）。 研究員が研究素材のある異世界で、『休み』を謳歌することはできるのか？ 社畜体質の灯鞠がどう立ち回るのか？ 現地のコンダクターと上手くやれるのか？ 行きと帰りを繋ぐゲートはまちまちという。ちゃんとした帰り道を確保する為にも、心正しく過ごす事も求められる試練もある。 何気なく過ごしているのに、社畜体質は抜けず、巻き込まれていく中で、最初にあった精霊は見えそうで見えないホミバード。 隠密や認識阻害のスキルで忍者のような彼らから依頼された仕事は・・・・。 異世界との常識の違いに困惑しながら、自分の気持ちを大切にしていく事を学び、芽生えた恋心、楽しい仲間との旅を経て、異世界でスローライフをする筈が、何故か奮闘してしまうお話。

定禅寺鈴鹿が目を覚ますと、中学三年生の15歳にタイムリープしていた。強くてニューゲームだ！株の知識で億万長者になってやる！そう息巻く鈴鹿だったが、目覚めた世界はなにやら様子がおかしかった。 ダンジョン。富と名声、優れた容姿に人ならざる力までも得ることのできる、夢と希望と欲望ひしめく魔窟。そんなダンジョンが存在する世界に、鈴鹿はタイムリープしていたのだ。 これはダンジョンに魅入られた鈴鹿が自分の気持ちの赴くままに探索して力を付けてゆく、そんな男の成長物語である。

一日一度、何かのタイミングで、好きなことだったり、季節のことだったり、自分の気持ちのことだったり。 そんなエッセイである。

あらすじ：「夢なんて存在しない」とベリンダは喜んで言うだろう。一夜にして奈落の底に落ちてしまったからだ。残されたのは現実だけ。それを日々、苦しみながら築き上げなければならない。 「夢は存在する。そして、育まなければならない」とナオミは反論するだろう。夢から生まれた妖精にちなんで「ティンカーベル」と呼ばれている彼女以上に、この言葉を認めるにふさわしい者はいるだろうか？こうして二人の冒険が始まる。夢と現実を行き来する旅は、やがて再生と真実の愛の発見へと向かう成長の旅へと変わっていく。数々のニックネームの通り、内気で多面的な性格を持つ20歳のベリンダは、夢を諦めてドイツへ旅立つことを決意する。故郷トリノをしばらく離れ、大学で学ぶコースを調べるためだ。ナオミは妹と別れるためにあらゆる手を尽くし、案の定、親友のアナリサと共にベリンダを破滅的な混乱へと巻き込む。すべては、ナオミが敬愛するバンド、しかしベリンダは辛うじて我慢の限界に達しているスクリームのコンサートから始まる。そこで4人の「スター」でありながら、ごく普通の4人の男性との出会いが、3人の少女たちの計画と選択を必然的に変化させる。彼女たちの運命は必然的に絡み合い、葛藤、奇妙な同盟、叶う夢、そして砕け散る夢を生み出し、読者は彼女たちの日々の生活と決断に引き込まれる。ベリンダは、彼女を圧倒するであろう感情の波にうまく対処できるのだろうか？そして、スクリームのカリスマ的なリーダー、ビルとの奇妙な視線のやり取りは、単なる長引く綱引きなのか、それとも、当初は予見できなかった、彼女の漠然とした未来に新たな地平を開くものなのか？ナオミもまた、自分の気持ちや考えを見つめ直さなければならなくなり、16歳とは思えないほどの力で、妖精にしかできない奇跡を起こすのです… 彼女が「ティンカーベル」と呼ばれるのも、当然のことでしょう！夢だけが与えてくれる信念と力を持って、この旅へと出発しましょう。

室町時代後期（戦国時代）の日本…に似たパラレル世界が舞台。 東軍と西軍に分かれて国内は争乱状態のなか、東軍畠山家の沙羅姫は戦もどこ吹く風で我が道を邁進していた。しかし、突如きまった政略結婚により、その自由な日々を失うことになる。抗うべきは実家畠山家なのか、政略結婚の相手なのか、それとも———宿命なのか。 沙羅姫がその青春を賭けて、恋に戦いに挑む一年の幕が上がる。 応天七年、畠山の沙羅姫斯く戦へり——— 序章…邂逅編（類稀な美貌を持ちながらも、男勝りがすぎる沙羅姫。早春の狩場で貴公子と争い言い負かされる）　 第一章…畠山編（突如告げられた政略結婚に対して納得のいかない沙羅姫。実家からの脱走を謀るもあえなく失敗する） 書簡一（貴公子による報告） 第二章…輿入れ・嫁姑抗争編（貴公子とまさかの再会を果たしてしまう沙羅姫。嫁姑抗争のさなか仲介に入ってくる貴公子） 第三章…逃亡未遂事件・共闘編（仲良し夫婦ごっこにウンザリする沙羅姫。婚家からの逃亡を謀るも途中で夫と野盗に遭遇する） 第四章…離別編（出陣した夫のまさかの訃報に戦場へと向かう沙羅姫。もう会えないとわかって初めて自分の気持ちに気づく） 第五章…未亡人・再会編（夫を亡くしてすぐ二度目の政略結婚を迫られる沙羅姫。決死の逃避行の末、驚愕の真実に辿り着くことになる） 書簡ニ（もうひとりの貴公子による報告） 第六章…六角編（西軍・六角に身を寄せる事になった沙羅姫。新天地での新たな出逢いを経て、ついに南山城の戦場へと足を踏みいれる） 第七章…出城炎上編（狂犬につながるかもしれない間者を追う沙羅姫。吹雪の中で決定的な訣別を迎える。やがて狂犬は沙羅姫のいる城へと牙をむく） 夢の浮橋（ふたりの貴公子による対話） 第八章…出陣編（南山城の戦場に女武者として出陣する沙羅姫。命の奪い合いを目の当たりにする。そしてついに宿願の対決が） 第九章…仇討ち・解決編（自らの恋と人生に決着をつける時がくる沙羅姫。ついに狂犬の正体が判明する。果たして仇を討つことは出来るのか……） 終章…後日談編（南山城の決戦から、三年後。その後の沙羅姫や彼女を囲む人々についてのお話）←いまココ。 室町時代をモデルにした、架空の歴史になります。 実在の人物・事件の名前が出たり出なかったり。厳密な歴史小説ではないものとして、ご理解ご了承くださいませ。

高野高志(たかのこうし)は28歳のフツメンサラリーマン。 他人の事は察する事が出来るが、自分の気持ち(恋)は理解が出来ないあがり症の男。天然、鈍感、人たらしと言われている。 有崎冬真(ありさきとうま)就活生、24歳高身長の爽やかイケメン心にちょっと傷有り。高野に憧れていたがそのうち好きに… そんな二人を取り巻く癖のある知人たちが織りなす日常。楽しくもあり ちょっと苦しくもあり、今日もドタバタと過ぎて行く。今日は平穏な日で ありますように。 この作品はボーイズラブになっております。苦手な方はご注意ください。

下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ コーナーの「ゆいこのトライアングルレッスン」巽さんの原案をお借りして、ゆいこをお祝いする短編です。ゆいこの誕生日当日にサプライズでひろし、たくみが職場まで迎えに来る。揺れるゆいこの思いとお互いの恋心を見て見ぬふりをしてきた3人は誕生日をきっかけにして、自分の気持ちに素直になり…

　高校生男子『清水涼太』には片想いする幼馴染がいる。 　特に何をせずとも自然と男子の好意を引き寄せる、アンニュイな雰囲気を纏う美少女『音瀬姫奈』――涼太の初恋の相手だ。 　だが、姫奈はもう一人のイケメンハイスペック幼馴染である『神代蓮』のことが好き。 　涼太は姫奈の幸せのためならと、自分の気持ちを隠しながら、姫奈が蓮にアプローチする手伝いをしていた。 　しかし、高校一年生の文化祭最終日。 　充分な準備を整えて告白に臨んだ姫奈は、蓮にフラれ、失恋してしまう。 「あぁ……もう、どうでもいいや……」 「ねぇ、私のことメチャクチャにしてよ……？」 　いわゆる【負けヒロイン】となった姫奈。 　一時は落ち込んで自暴自棄になるが、涼太の支えによって徐々に立ち直っていく。 　そして、青春を失恋で終わりたくない姫奈が、新たな恋を見付けて幸せを掴み取ってやろうと決意した矢先、涼太が自分に好意を持っていることを知る。 　いつも傍に居てくれて、困ったときは助けてくれる涼太に、姫奈は徐々に惹かれていき………… 「可愛い女の子ならここにもいるんですけど」 「……私、今、フリーなんですけど」 「一人で勝手に私のこと好きになってないで、私もちゃんと好きにさせてよ……リョウ君のこと」 　姫奈は素直になりきれず、不器用ながらにも涼太との距離を縮めようとしていく。 　涼太も、そんな姫奈を今度は自分の手で幸せにしてやるんだと覚悟を決め―――― 　これは、一度は【負けヒロイン】となってしまった幼馴染ヒロインを、今度は自分の手で幸せにしてやろうと奔走する青春ラブコメ！！ 　甘くて苦くて焦れったくてもどかしい……そんな青春恋物語ッ！！

母が再婚し、一緒に暮らすことになった湊と愛菜、「本当に一緒に生活できるのかな?」と自分が嫌われているのではと勘違いしている湊、一目惚れをして自分の気持ちに素直をなれない愛菜すれ違う2人の気持ち。そして湊に長年思いを寄せ続けてきた幼馴染の紗奈。3人の関係はどうなるのか！？

アナスタシアの幼馴染みであるマティスは色気だだ漏れの青年、らしい。 らしい、というのはアナスタシアはもう一人の幼馴染みロンバルトと共に彼の色気がまったくわからないからだ。 幼馴染みの色気にも自分の気持ちにも気づかない鈍感令嬢と生まれながらの色気過剰症の青年とその周囲のにぎやかな日常のお話。

変わらない毎日を、自分のこれからの人生を見つめ直し、もっと変えたい、楽しくしたいと思った主人公は今まで止まっていた時間を取り戻すかのように少しずつ変えようといろんな事に挑戦しようとする。 そんな時に出会った男、変わろうとする主人公を複雑な気持ちで見守る夫……。 主人公は自分が抱く初めての感情に翻弄されながらも、その自分の気持ちに向き合い悩んでいく。 少しずつ狂い出す平穏だった日常……。 牙を剥き始める人がいる事をまだ誰も気付いていなかった。

主人公の卯月乙は、高校三年生を迎えた。二年間で学んだ2つの事柄の真意や、自分の気持ちの変化を受け入れていくためのヒューマンドラマのような、恋愛ストーリー。

AI化が進む日本、主人公の河合陽太はアンドロイドの少女、アリスと一緒に暮らし始める。アリスとの生活の中で彼女への自分の気持ちを理解していく。そんな中世間では悲惨な殺人事件が起こる、犯人は証拠を一切残さず、監視ロボットにも映らない見えない犯人。そんな凄い人に会ってみたいとアリスの発言から、陽太は事件に干渉し出て行く。

水瀬ミアは、明るく親切で頭も良く、クラスでも人気のある女子高生。 多くの人に憧れられても、彼女は決して傲慢にならず、自然体でいることを大切にしていた。 そんな彼女の平穏な日常は、転校生・黒岩タケルの登場で一変する。 優秀で、運動神経も抜群、さらに容姿端麗。最初は恋愛に興味がなかったミアも、次第に心惹かれていく。 しかし、現実は衝撃的だった――タケルはミアの婚約者だったのだ。 しかも、タケルは偶然にもミアがずっと憧れていた人で、彼女の心は混乱するばかり。 さらに、もし学園中に二人の婚約が知られれば、周囲の注目や噂の嵐は避けられない。 ミアは戸惑いながらも、タケルとの距離をどう縮めるか、自分の気持ちをどう整理するか、そして注目の目の中でどう振る舞うか、悩み続けることになる。 当初はただの義務のように感じていた婚約は、少しずつ深い関係へと変わっていく――。 不器用な優しさを見せるタケルと、誠実で悩めるミア。二人の心が少しずつ近づく、思わず胸がときめく恋物語の始まりである。

　突然の悲鳴が頭に響いた。多くの生命が消えた事を悟った。彼女の記憶を揺さぶるモノがあった。 　それは何なのかわからないけど知っている…いずれわかる…彼女はそう思い自分の気持ちを確かめながら歩き出す。彼女はそれが自分の進んで行くべき道なのだと…光に輝く自分の道なのだと確信があった。 　そして彼女は皆んなを幸せへと導いて行く。

高い壁に囲まれた屋敷には姫がいた。 ナギの仕事は姫が「お役目」をはたす日まで護衛すること。 その時が来るまで、自分の気持ちに蓋をしたはずだった。

　ラブコメ主人公が魔族に転生！？　魔族管理社会で生まれる愛の軌跡！ 　鬼の一族、九鬼家が魔族の脅威から人間を護っている現代日本。そこでは、真の自由を勝ち取ろうと戦う違法魔族を、九鬼家直轄の魔族自衛官《CRAT》が取り締まり、平和を維持していた。 　だがそういう物騒な話は魔族特区での争いがほとんどで、地方都市で暮らしている高校教師――永守真昼《ながもりまひる》は別の問題に悩んでいた。 　それは恋の悩みだ。真昼は自分の教え子、辻中美夜子《つじなかみやこ》のことが好きで好きでたまらない系ティーチャーなのだ。 だが教え子に恋するなんてご法度だから真昼は自分の気持ちを押し殺し、教師として美夜子と接していた。 　そんな真昼の気持ちなんてお構いなしに美夜子は様々な方法で真昼の心を揺さぶってくる。 　誘惑上手な美夜子に翻弄される真昼だったが、なんとか手を出さずに耐えた。 　そして美夜子が卒業してからしばらくした頃、真昼は美夜子がいないとダメな人間になっていた。このままじゃダメだ、と思って真昼は美夜子のもとへ行く。そこで真昼から告白してようやくふたりは結ばれた。 　けれどその日、ふたりを引き裂く事件が起き、物語は動き出す―― ※１章は前世編で、２章から魔族として生きていく話になります。

ちょっとうっかり者で鈍感な門脇柳の幼馴染である甘縄凪沙は柳のことがとんでもなく大好きだった。しかし本人はそのことを柳自身にうまく伝えられないままで柳と同じ都立清花高校に合格し同じクラスになってしまった。偶然隣の席になった凪沙はなんとか自分の気持ちを伝えようと様々な作戦を考えるが、柳は中学の頃に図書室で見かけた水無瀬飛彩という女子のことが気になっているようで...。柳たちと同じクラスで柳のもう1人の幼馴染の山鹿昴など、1-Bや都立清花高校の登場人物達と共に織りなされる柳と凪沙のじれったくてかわいいすれ違い青春劇。

学園の卒業パーティーで、この国の第2王子であるアランが言う。 「フィリア、すまない。君との婚約は破棄させてもらう。私は、イリスと婚姻を結ぶことに決めた。勝手だが、イリスを愛してしまったんだ。自分の気持ちに正直にありたい」 「ごめんなさい、フィリア様。ですが、私もアラン様を愛しているのです。これから、しっかりと王子妃教育を受けて、フィリア様に恥じない王子妃となりたいと思います」 　アランの隣にいるイリスが涙を流しながら申し訳なさそうに言った。 　そう、侯爵令嬢フィリアはアランの婚約者だった。 ✳︎ざまぁはありません。ゆるふわです。