いつの時代でも才女として引く手数多、人気になるはずの『王族の婚約者候補』の称号にも関わらず、10年間、誰からも婚約の打診がなかった史上最高にモテない侯爵令嬢のエレナ。 王子の婚約が発表され、正式に白紙になった自身の未来を思い「これからは、仕事に生きます！」と決意した矢先、ずっと行きたかった辺境伯領アルジェント行きの話が。 エレナには秘密の夢があったのだ。 それは、幼い頃に出会った妖精「フー」と再び出会うこと。 アルジェントにいるはずの彼を探しに行けると、胸を躍らせ家に戻ったエレナ。 何とそこには人間嫌いと噂される若き辺境伯アルフレードがいた。 「どうか私と、アルジェントで生きてほしい」 てっきり仕事をしに行くと思っていたエレナは、突然の婚約と知らされた自身の秘密に困惑するが……？ この婚約は政略？義務？それとも溺愛？ 噂とは違い優しいアルフレードにも何やら秘密があるようで……？ 闇落ち寸前の辺境伯アルフレードと、自分を平凡だと信じているエレナの両片思いすれ違いファンタジーです。 ※カクヨムでも掲載しています。

※タイトル変更しました 侯爵令嬢のウルスラは、愛していたはずの旦那様であるモートンに殺された。 全てを奪われ、絶望の中死んだはずの彼女は、なぜか9歳のころに戻る。今度はモートンに殺されないようにと結婚しない選択をしたのに、彼はウルスラを執拗に狙い、またも殺された。 そしてまた9歳に死に戻る。ウルスラはモートンに殺されないようにと逃げたり、奴隷のように従って死を回避しようとした。しかしことごとくモートンに殺される。その回数が5回を数えた頃、ウルスラは唐突に日本人であった前世を思いだした。前世では婚約相手に浮気され、自暴自棄のままでいたところを車に轢かれて死んだ。その記憶からウルスラは一つの価値観を得る。「目には目を歯には歯を……殺しには殺しを」もう殺されない。逆にモートンを殺す。もちろん、ただでは殺さない。ウルスラが全てを奪われて殺されたように、モートンの全てを奪いつくし、絶望の中で殺す。 ――何度も殺され、絶望した少女が、その絶望を火種にした憎しみでもって、一人の男を徹底的に追いつめ殺す。サスペンスラブロマンスをどうぞ、お楽しみください―― ※投稿済みのエピソードに対し、修正していくことがあります。ご了承ください。 旧タイトル『拝啓　旦那様　殺し返すのでお覚悟を』

人類が魔族に追い詰められる中、突如として現れた希望の光。それこそが、勇者であった。 各地で発生している問題を解決して回り、それと同時に魔王を討伐すべく力をつけていく。いつも人にやさしく、決して折れない心を持つまさしく人類の希望としてふさわしい人格と能力を持つ勇者。 しかしそんな彼には、１つ大きな悩みがあった。それが、 「俺のパーティーメンバー、全員人類を裏切りそうなんだが！？」 ということ。 全員すこぶる人類を嫌っており、人の目がなければ人類への悪口は言いたい放題嫌がらせはし放題。本当にそんな仲間たちで魔王を倒すことができるのか不安になってしまうことも仕方のない面子となっていた。 しかし厄介なことに、その力は勇者の仲間としてふさわしい物であることも間違いない。皆個性のある特出した力を持っており、替えは効かないのだから。 それならば仕方がないと割り切って逆に人類への嫌悪感が少しでも和らいでくれるよう祈る勇者であったが、人類は自分で自分の首を絞めていく。魔族に追い詰められていくごとにそのベールははがれていき、人類らしい醜い部分が次々と顔をのぞかせ始める。 果たして勇者はパーティーメンバーを裏切らせず、魔王を討伐することができるのだろうか。そして、醜い部分を見過ぎた影響で自身も闇落ちしてしまうことを回避できるのだろうか。 ※感想・誤字報告等お気軽にお願いします。

目が覚めると、大人気VRMMORPG『Legend of Ragnarok』に登場するチュートリアルで死ぬことから運営の悪ふざけで最強スペックになった悪役――べリウス・ロストスリーに転生していた。 そして、隣にはべリウスを慕うメイドのティアナディアの姿があった。 ティアナディアは狂気的な愛情をベリウスに注ぐメイドであり――何を隠そう彼女は俺の推しであった。 しかし、原作通りならチュートリアルで起こるべリウスの死に絶望し、彼女は闇落ちする。結果、勇者に討たれて報われないまま死んでしまうのだ――だが、彼女がそんな目に遭うなんて許せない！ 俺はこの世界で推しと共に自由気ままに生きるんだ！ そのための障害は、敵も味方も全てこの俺が蹂躙してやる！ ぶっ壊れスペックの悪役に転生した少年による無双譚開幕！

いつもと同じ日常を今日も当たり前のように過ごすはずだった主人公の宮戸蓮兎。だが突然教室に出現した魔法陣によって異世界に転移させられてしまった！獲得したスキルは魂ノ採取と言う無限に成長できる最強スキル！オルグス大迷宮で出会った謎の人(？)のおかげで新たなスキルやステータスアップ！敵を喰らい最強に…いや最狂になれ！

【異変１】虚言の堕天使 ■■■■へ お姉ちゃんはシスコンすぎて怨霊になっちゃったみたいです。 一部:日常編〜虚構 小さな星の平和な国ドリームランド。ある日、そこで魔物が暴れだすようになった。主人公・パチーカは魔物を倒していく。そしてそして、それとほぼ同時にやって来た謎の少女(？)と、異変を起こした張本人である覇王の過去に迫っていく。 二部:怨霊少女!!屍ちゃんの憂鬱〜即堕ち魔法少女は旅をする〜 「妹が心配すぎて成仏できない!!」 とあるシスコン魔術師が、自分達の仇と最愛の妹探してクエストや潜入を繰り返しながら回歴する。親ガチャは当たりだったのに先祖ガチャに大失敗したらしく呪われた一族で々葬送されたけど、固有魔術でなんとか…。そしてついに妹を見つけたと思ったら、闇落ちしてんじゃん私こと気づかんじゃん。もうお姉ちゃん泣くよぉ。ということで魔王城に潜入中。 三部:憎悪と執念の為の復讐劇〜虚言の堕天使 ミカエルの復讐〜 シスコン魔術師がついに自分達の仇を取る!!絶許… アイツは最後までシスコンだった…by表向き主人公 【異変２】水砕画の付喪 「ごめん、マジルテが幼児化しちゃった…」 シスコン魔術師の妹の方がイタズラのために幼児化の薬作ってたら、丁度覗きに来たシスコンに驚いて薬が自分にかかっちゃったらしい。今絵画の魔女が攻めてきてるんだが大丈夫か？ 「ただの‘偽物’なのにね」 名もなき絵画は現実世界に復讐を誓った。生き別れた付喪神の姉妹と遠い昔にいた画家のお話。 —ようこそ、ドロテアの世界へ 【異変3】永遠なる理想郷 なくなった家宝を(ご褒美のケーキの為に)追う！そしたらいつの間にか、ドリームランド星誕の謎に迫っていた。 【異変4】華狂風月の夢泡沫 美にのまれすれ違った友達の物語 【異変5】暗月の星 とうとう現れた暗黒物質。打ち返せ(物理的に) 【異変6】忘失の少女の形見 「「絶対怪しい」」 ある日やって来た謎の秘書。その正体の裏に隠された事実とは。 【異変7】残桜と黒揚羽蝶 世界に見捨てられた者の円舞曲を、どうぞご覧あれ 残念だったね、孤独な春風 【異変8】無と終焉 とあるヤベー宗教団体所属の魔道士により、古代に封印されたはずの破壊神が復活してしまった。 『きみをみていると、ずっとむかしからおともだちだったきがするよ』

闇の魔王に転生したVTuberが異世界で様々な闇に出会い闇堕ち配下を獲得していく。 配下を率いて魔王や勇者と戦いながら世界を闇に染める物語。 ※タイトルは「DRPI　ダークロールプレイングイセカイ」にする予定です。

コスモスは正義感が強く思いやりのある男。 そんな彼には、父と同じ勇者となって……多くの人たちを守りたい夢がある。 己の夢を抱きながら騎士団に入ったコスモスだったが……。 騎士団の実態は違法薬物や賄賂……未成年との淫行といった犯罪行為が横行し、さらには向上心を高めるという名目で、セクハラやパワハラが法的に許されている完全なる無法地帯。 彼の正しくあろうとする姿勢を騎士団は目障りに思い、コスモスは非情ないじめに合わされる。 そんな彼を見守る女騎士……リンドウ。 コスモスの幼馴染であり……共に勇者を志すライバルでもある。 彼女はコスモスに想いを寄せているが……彼女はかつて、友人との仲をコスモスに誤解されたくない一心で嘘を付いてしまい、嘘がバレて以降……彼とは距離を取ってしまっている。 嘘をついた罪悪感と騎士の１人でしかない立場上……彼の力になれない自分を歯がゆく思うリンドウ。 そんな２人の仲を妬むリンドウの友人……カタクリ。 彼は勇者ツキミのかつての幼馴染であり……元勇者アブーの恋人でもあったナズが獄中で生んだ子。 母の影響で周囲から迫害されて生きてきたカタクリを唯一……人として接してくれたリンドウに恋心を抱き、その想いを彼女に打ち明けるも……彼女の心はコスモスに固く向けられているため、その恋が実ることはなかった。 リンドウを寝取られたと逆恨みしたカタクリは騎士団に入団し、コスモスに執拗ないじめを企てていき、さらには罪もない人間達を毒殺し……その罪をコスモスに着せる。 　無実の罪で死刑判決が下されるも、突如としてゾンビの大群が現れ、国中の人間を喰い殺し始める。 ゾンビから人を守るため、命がけで戦うコスモス……その最中、ゾンビに喰い殺されそうになっていたカタクリに助けを求められる。 自分に冤罪を着せ……罪もない大勢の人間を殺したカタクリを１度は見捨てようとしたが……見捨てきれず、命からがらカタクリを助けるが……カタクリによってゾンビ達を引き寄せる餌にされる。 周囲にいる人間達も、ゾンビに喰い殺されたくない一心で、自分の家族や子供……友人を犠牲にしていく……。 コスモスは人間に絶望し……ゾンビ達に喰い殺されるも、理性ある特殊なゾンビとしてこの世に戻ってきた。 彼は誰も裏切らない死者こそがこの世を統べるにふさわしいという考えに至り、人間達を救済と称して次々と殺しまわっていく。

ジーク・アルトは家も無いような貧しい生まれの貧民だった。 生き残るために必死で生き抜いてきた彼は、大国リカール王国の士官学校のスカウトマンに戦闘の才能を見抜かれ、名門リカール学園へ入校することが出来た。 ここから彼の逆転人生が……始まらなかった。 身分の高い同級生たちにいいように使われ、 射撃、近接戦、警戒、索敵、料理、雑用……あらゆる役割を必死にこなしてきたジーク・アルトはあらゆる責任を押し付けられ、劣等生の烙印を押し付けられてしまう。 学園のルールにより、彼は戦場の前線へと飛ばされた。 あまりの理不尽、迫る死への絶望……。 しかし、思ったよりも、彼にとって戦場というものは居心地のいい場所だった。 身分など関係なく、殺した数だけが全て。 殺せば、殺すだけ認められる。 ――銃殺、撲殺、刺殺、溺殺、絞殺。 彼は気の向くままに、思うがままに戦場で暴れ回った。 そして、いつの日にか彼の周りには愉快な戦闘狂達が集まっていた。 1年後、数々の武功を上げた彼に驚くべき特別命令が言い渡される。 それは忌まわしき母校への襲撃命令だった。 ただのその時の彼は命令に従う忠犬ではなく、己の欲がままに暴れ回る狂犬と化していた。 学園の同級生たちを、石を投げて来た市民達を、こんな世の中を作り上げた政治家共を、 殺して、殺して、殺しまわる！ 大隊戦友諸君、状況を開始せよ！

「弱いんだから囮ぐらいやってくれ」これは、追放から始まる俺の絶望の物語… SSSランクパーティーから追放された俺、ランジは、凶暴なドラゴンを倒すための囮にさせられ、結果元仲間とも別れてしまう。絶望の中、願いを叫ぶと………【力を、与えよう】と声が！これはスキル習得の声だ！ということは………！ なろうタイトルのなろう小説の中で、多分トップクラスに救いようのない物語。

生活保護を熟知した人間が闇落ちしたら。 そんな振り切った『無敵の人』備前はある日、駅前で座り込んだ底抜けに明るい家出少女を拾います。身体目当てではなく、生活保護を受けさせて甘い汁を吸うために。 貧困ビジネス。受給者を囲い込んでピンハネする方法もその一つ。あたかも犯罪行為のようですが、現実に、平然と、合法的に、現代日本の一般企業としてさえ存在します。 ●登場人物は大体ヤバい！　社会問題もカオスでエグい！ 不正受給、家出少女、境界知能、チンピラDVモラハラ浮気夫、中年童貞ニート、シンママ恋愛脳、セクハラホームレス、高IQ希死念慮、精神病(仮病)、家賃滞納者、更年期多重債務者、ソシャゲ破産女、知的障害者ゲーマー(チー牛)、クレーマー外国人、絶望家族(鬱病自殺未遂、不貞ヒステリック女、暴力息子、離婚)、徘徊ボケ老人(認知症)、幻聴幻覚・統合失調症ツイフェミ女、老害頑固ジジィ、無年金ババァ、疑似婚姻制度！ ●若干のパロディで意外と雰囲気も軽め！ ●行政側の事情もあり。晒してほしくない情報もあるでしょう。規約に反する既存制度や政治批判は控えますが。 ●この作品では行政側であった主人公、備前がリアル制度や荒業、裏技、抜道を上手く利用します。自己責任と言われてきた氷河期世代ですから容赦などいたしません。犯罪上等、法律なんかクソ喰らえ。強いて言うなら氷河期を軽んじた時代の自己責任。 これからもっと生活保護申請がはかどりますネ！ そんな無邪気な思いを込めて、氷河期世代に送るエールとして書きます。 ■賛否両論？　読んでいい人、悪い人■ 生活保護希望者、学びたい人にオススメ。 保険や税金の取立てにも詳しいので、いつか抜け道や知識をひけらかすかもしれん。 都市や地方で異なる立ち回り方の違いも……？ 正直、言っていいのか悪いのか危ういラインを攻めるのでマズい内容なら教えてほしい、前向きに修正検討する。 ●主人公の性格は最悪だが、たまたまクズ主人公を描きたかっただけで、作者の意思を反映したものでも、代弁させたいものでもない。だが特定の属性を持つ人間には辛辣かもしれんので読まないでおけ。そこら辺を理解できない人は読まないほうがいい。かなり口が悪く、やること為すこと悪い主人公なので、「人権がー！」とか言う人には読んでほしくないすらある。ＰＶと☆1だけ入れて無言で去るのがよいだろう。

国外追放を宣言された令嬢のお話。 ベタな設定かつ割と突飛な展開… 書きたいとこでけ書いたので、補完して読んでくださるとありがたいです。 ブチッと切ってあります… 恋愛要素は…ある、はず…

　私、悪役令嬢のエリーゼ・フォン・キャロルットは思い出してしまったのです。よりにもよって婚約者であるフィオナ王太子殿下との婚約パーティーの真っ最中に。 　ここは前世でプレイしていたゲームの世界で、最推しは弟君のリオネル様。このまま行くと愛しの彼は、闇落ちラスボス死亡ルートに直行してしまうと……！ 　そんな事にはさせません。例え悪役になろうと、死亡フラグが立っても、私がリオネル様を守る！ 　と、意気込んでいたけれど、婚約者も最推しも、何故かヒロインまで悪役令嬢の私への反応が好意的に変わってきて……？

平凡な日本の女子高生、紗奈は愛する野良猫「ネコスケ」を交通事故から守ろうとして命を落とす。次に目覚めた時、彼女はやりこんでいた乙女ゲームの悪役令嬢「イエーネ」に転生していた！ 悪役令嬢のイエーネは、6年後に両親を失って闇落ちし、最後は魔女として討伐される運命。 果たして回避できるのか……

主人公リリカは前世オタク女子。幼馴染で推しの魔導師・アシュレイが、他ルートでは暴走して闇落ちし、最後にはヒロインに討たれる悲惨な運命にあることを知り、転生直後から彼を救うことを決意する。 しかし、アシュレイは幼馴染ゆえに主人公にベタ甘で独占欲全開。破滅回避の作戦を立てても、彼がそれを阻むほどの溺愛っぷり。ゲームのフラグも邪魔され、思わず笑ってしまう日々が始まる。 やがて二人の絆は深まり、他の攻略対象すら「お前だけ特別」と認めざるを得ないほどの甘々な関係に。運命改変に成功し、アシュレイは永遠に主人公だけを愛することを誓う。

久しぶりに会った幼馴染は闇落ちしていて、俺は無惨な姿で殺されてしまった。 既婚成人男性から女の子の”エミリー”に転生した先の世界には、元の世界と同じ星と"英語"があった。 どう考えても地球にいるはずなのに、魔法があり、魔物がいて、知らない国が存在している。 物理法則が同じはずの地球上で何故魔法が使えるのか。元の世界と繋がりの無い世界で何故”英語”が使われているのか。 分からない事だらけの異世界で魔法の才能が開花し、元の世界に戻るためには伝説上の魔法を習得する必要があると分かる。 元の世界に戻るための物語。

目が覚めると私は昔読んでいた本の中の登場人物、公爵家の後妻となった元王女ビオラに転生していた。 人嫌いの公爵は、王家によって組まれた前妻もビオラのことも毛嫌いしており、何をするのも全て別。二人の結婚には愛情の欠片もなく、ビオラは使用人たちにすら相手にされぬ生活を送っていた。 それでもめげずにこの家にしがみついていたのは、ビオラが公爵のことが本当に好きだったから。しかしその想いは報われることなどなく彼女は消え、私がこの体に入ってしまったらしい。 嫌われ者のビオラに転生し、この先どうしようかと考えあぐねていると、この物語の主人公であるルカが声をかけてきた。物語の中で悲惨な幼少期を過ごし、闇落ち予定のルカは純粋なまなざしで自分を見ている。天使のような可愛らしさと優しさに、気づけば彼を救って本物の家族になりたいと考える様に。 二人一緒ならばもう孤独ではないと、私はルカとの絆を深めていく。 するといつしか私を取り巻く周りの人々の目も、変わり始めるのだったーー

「おかしい、私は何故子どもの頃に戻ってる？　しかも」 最強の敵として、かつてのライバルだった天才・ジークレインの前に立ちはだかり、しかし最期は彼を守って死んだ男・クロード。 しかし、次に気が付いた時には、彼は騎士養成学校の落ちこぼれであった、10歳の時の姿になっていた。 かつてのライバル、かつて愛した少女。 そこはあまりに昔の自分がいた場所にそっくりな世界だった。 そして、 「何故女になってるんだ――！？」 ただ一点、以前の世界と違うところ。 クロードはなんと、10歳の『少女』になっていたのである。 クロードが闇に落ちた原因は、慕っていた姉と少女の不審な死、それから母国であるアルフィリア王国の王侯貴族の腐敗だった。 しかしクロードは悔いていた。闇に落ち、王国に反旗を翻し、あまたの人々を犠牲にしてきたことを。けれども慕う二人の死を見れば、自分はまた同じことをくり返してしまうかもしれない。何より、二人の死を、もう見たくない――。 死の果てに『戻ってきた』クロードは、姉と最愛の少女の死を回避すべく行動を開始する！ ※TS転生もの故に、非常に軽微ですが『BL/GL』要素を含みます。（主人公の性別が変わっているため、厳密にはボーイズラブともガールズラブとも言えないためキーワードは外しました。） ※この作品は『ノベルアップ+』にも掲載しております。

絶望の果てにUFOに轢かれ、サイボーグヒーローとして異世界に転移させられた男、中野零士。 かつてブラック企業で身を粉にした彼は、そこで待っていたのが”ダークファンタジーゲーム”の世界だと知る。 虐殺、裏切り、闇落ちが当たり前のこの世界で、彼はなぜか正義の味方として振る舞うことに。 そんな中、零士は同じくUFOに轢かれ、悲惨な運命を辿ったことでヴィランと化した美少女、ルナと出会う。 元ブラック社畜のサイボーグヒーローと、元ヒーローのヴィラン。 「正史」を知る廃ゲーマーの相棒と共に、彼らの旅はゲームのシナリオを大きく狂わせていく。 宇宙人がもたらした”無自覚な悪意”が世界を崩壊させようとする中、二人はそれぞれの正義を貫くことができるのか？ これは、一人の社畜が、愛と正義と勇気で彼女と、ついでに異世界を救う物語である。

王国魔術師団の頂点に立っていたエリシアは、禁忌魔法の冤罪で地位とすべてを失い、辺境へ追放された。 孤独の只中で出会ったのは、過去を“編み直す”力を持つ古の魔導書――そしてその声は、かつての恋人を思わせる響きを持っていた。 代償は記憶。取り戻すたび、彼女の中から大切な断片が消えていく。 小さな失せ物から編み直していくそれは次第に膨れ上がり、最後には救えなかった命にまで、エリシアは手を伸ばす。 しかし改変を重ねた先で待っていたのは、懐かしい姿をした彼と、空白に侵食される自分自身だった。 ※こちらの作品は「ムーンライトノベルズ」の方でもR18シーンを追加して投稿しています。