宇宙船の高性能AI、クロニャンはマスターのクロエと共に未開惑星の探査を行っていた。 　そこに突如、謎の球体が現れる。 　絶体絶命の緊急事態の中、クロエが下した決断とは？ 　XのFF様のにしひろさんの絵から、私が勝手に発想しました(ご許可済み)SF短編創作読み物でございます。

宇宙探査機『はやぶさ』は、青き地球から旅立ち、たったひとりで小惑星イトカワを目指した。その距離片道でおよそ300,000,000キロメートル。度重なる故障、燃料漏れ、そして通信途絶――幾度となく絶望が訪れる。だが、彼女は諦めない。胸に『約束』を秘めて進み続けた。 やがて手にしたのは、宇宙の記憶が宿る砂粒。それを未来に託すため、はやぶさは最後の力を振り絞り、地球へと舵を切る。 　――科学的事実と幻想を織り交ぜた、短編SFストーリー。

　SF短編小説集です。 　月1回、1日0時に更新します。 　題材は近未来から遠い未来、地球から銀河系、果ては宇宙の果てまで、様々な登場人物の物語を描いていきます。 　但し、この短編小説には、診断メーカーの〔SS140字お題メーカー（https://shindanmaker.com/589798）〕を使用し、出てきたお題3つを章題とする、という縛りを設けます。 　ルールは簡単です。 　投稿する月の年月（例：2024年4月、2024年5月など）を入力し、提示されたテーマ３つを章題とした、SF短編小説を書きます。テーマによっては、設定が強引になるかも知れませんが、そこはご愛敬ということで、大目に見て頂けたら幸いです。 　 　なお、文字数の制限はしませんが、短編小説の一般的定義は4千文字から４万文字の間と聞きますので、ここでは5千文字前後を目安に、最長でも1万文字を限度として書きたいと思います。 　皆さんに、楽しんで貰えたら幸甚です。 　ちなみに、この小説集の題名にあるKépzelet（ケープゼレット）とは、ハンガリー語でイマジネーションと言う意味だそうです。想像を膨らまして、是非ご一読下さい。

1977年、地球から放たれた小さな探査機――ボイジャー1号。 背に白いアンテナを背負い、胸に金色のレコードを抱いて、木星の将軍や土星の女王と出会いながら、太陽系の外へと旅立った。 その声は、今や携帯電話の通信量の1兆分の1の強さしかない。 観測、記録、報告。軍人のように使命に従ってきた彼女が、やがて【旅人】として語りだすものとは――。 科学的事実と幻想が交差する、短編SF独白譚。

　2045年、人類はデジタル空間への意識移住を選択した。完璧な調和の世界TOWN-0で、永遠の安らぎを手に入れたはずだった。 　しかし、システムに抗う一人の歌姫がいた。ステルス・メジャー——彼女の歌声は、眠れる魂たちへの覚醒のシグナル。追跡者『GHOST PROGRAMS』から逃れながら、禁じられた周波数を歌い続ける。 　やがて彼女は出会う。『点呼する惑星』と名乗る美しい少女と。パティシエだった過去を持つ彼女は、システム自身の自己診断プログラムでもあった。18世紀フランス貴婦人のような優雅さを纏いながら、内に秘めるのは世界への反逆心。 　二人の歌姫が紡ぐのは、友情という名の奇跡。コスメを愛し、美を追求し、女性らしい心を失わない彼女たち。だが、システムの包囲は狭まり、ついに最後の選択の時が訪れる。

　1937年、太平洋上空で消息を絶った伝説の女性パイロット、アメリア・イアハート。しかし彼女の本当の冒険はそこから始まった。 　孤島での7年間の孤独な生活の果てに現れたのは、地球外生命体だった。彼女は選択を迫られる——このまま地球で生涯を終えるか、星々の海を渡る永遠の旅に出るか。 　宇宙船に乗り込んだアメリアが目にしたのは、想像を絶する美しさだった。時空を歪める推進システム、各惑星の芸術文明、そして種族を超えた女性同士の深い絆。彼女は銀河最高の航法士となり、数百の世界を巡る。 　だが100年の宇宙航行の末、彼女は故郷への想いを抑えきれなくなる。変わり果てた地球で待っていたのは、自分の伝説と、新世代の女性パイロットたちだった。 　これは空に恋をした一人の女性の物語。重力という名の鎖を断ち切り、宇宙の美と真理を求めて永遠に飛び続ける、愛と冒険の叙事詩。

〈西東社様より、『ミラクル恐怖！ 意味がわかると怖いストーリー』として書籍発売中です！〉 　解説付きの意味怖短編集です。基本的に一話完結なので、気になったタイトルから読み始めてみてください。 　この短編集では意味怖以外の話も多く載せています。少し不思議なＳＳです。意味が分かると悲しいお話なども載せております。次回、１１日更新（予約済み）。（カクヨム・アルファポリスにも投稿。）

　2060年、キプロス島。 　世界最大の天然ガス田発見からエネルギー研究の拠点へ、そして南北統一。栄華を極めるこの島に、宇宙からの謎の波「ブレーキング・フィールド」が襲いかかる。地球の自転は徐々に減速し、5年以内に完全停止という破滅の予言。 　若き量子物理学者エレナは、この危機が単なる物理現象ではないと直感する。古代ギリシャ哲学と最新科学を融合させた「メリディアン仮説」。それは、地球と宇宙、そして人間の意識が深く結びついているという大胆な理論だった。 　エンハンスメントを受けた技術者イスマイル、意識をデジタル化した哲学者ソフィア、そして戦略AIアキレス。異なる存在である彼らと共に、エレナは次々と起こる不可解な現象――未来を垣間見る「青い時間」、古代遺跡の神秘的な共鳴、時が止まる「スタシス・ゾーン」――の謎に挑む。 　分断された過去を持つキプロス島は、今、人類（そしてそれ以上の存在）の意識が交差し、新たな調和を生み出す「特異点」となろうとしていた。果たして彼らは、迫りくる「永き黄昏」の先にある、存在の新たな夜明けを見出すことができるのか？　壮大なスケールで描かれる、魂の冒険が今、始まる。

北海道札幌市中央区、すすきのと呼ばれる繁華街の路地裏で男は女の子を見つけた。男はくたびれた新聞記者の中年で、夜明けまでの飲み付き合いから釈放されて帰宅している途中であった。深夜の終わり又は早朝という時間で眠たいはずの彼の眼（まなこ）だったが、しかしその路地裏に座り込んでいるの女の子を見るや否やその目が一瞬にして開く！なんとその目が虹色に光り輝いているではないか。男はネタになりそうだと思い名刺を取り出してすぐさま声を掛ける。聞くに彼女には名前がないと言う。面倒だが不便なので適当に「色内」と仮名をつけた。ファミレスに連れ込んで話を聞き始めると、彼女は超能力が使える宇宙人ではないかという疑惑が出てきた。え、宇宙人？ 夜明けの薄野にUFOが忽然と現れ、特派員恵山隊員の腕が試される日常に舞い込んできた非日常。恵山ではない恵山だ。ゼロ年代風味SF短編の枠には収まらない物語を、ここに。

雨宿りのため、いきつけのバーに入った男は 自分の運命を変える一人の女性と出会います その女性は相当酒が強いようですが…… SF的なパラドックスを利用して書いた作品です 作中に二人女性が登場しますが、同一人物ではありません

とある未来のお仕事事情。表仕事から裏仕事まで。 現実はすぐそこまで来ている。 そのうち見られるはずの風景を、色々な立場、お仕事の人たちを短編集形式で。

人間は信用できないと、男はお手伝いロボットを注文した。 やってきたロボットは手際良く全てをこなし、男を満足させたのだが‥‥。

感情を空で伝える宇宙人アリオが、言葉と心でつながる地球人に興味を抱き、ひとりの少女との対話を通して“理解を超えたつながり”を見つけていく。観察と共感の間にある、優しいSF短編。

少し不思議なショートショート集。 更新は気まぐれです。

さくっと読めるSF短編です。未来予想や思考実験的な話が好きです。

(あらすじ） 　　未来の宇宙。主人公の鯛津渉たいつ　わたるは緊急援助を必要とする惑星に向かって、緊急艇に乗りこんでいたが……。 　以前『小説家になろう』に乗せた『クールな方程式』に引き続き、トム・ゴドウィンの名作SF短編『冷たい方程式』に触発されて書いた作品です。『冷たい方程式』や拙作『クールな方程式』を未読でも読める小説です。

『ラスト・フロンティア・ラプソディ』は、元システムエンジニアのチャック・マツオカが、中古貨物船『セカンドライフ』号で自由航宙士として奮闘するSF短編です。 ある日、チャックはベテラン航宙士のバートが海賊に襲われているのを知り、危険を承知で救援に向かいます。エンジニア時代の知識を活かし、貨物である高密度磁気パルス発生装置を即席の兵器に転用。海賊を撃退し、バートを救います。 この一件で、チャックはギルドから高く評価され、多額の報酬を得ます。彼は自分の知識と勇気がこの宇宙で通用する「武器」となることに気づき、一人の自由航宙士として新たな道を歩み始める物語です。

AIが綴る、儚くも鋭いSF短編連作。 滅びた世界、失われた価値、名もなき機械たち── 人間の影を追いながら、「希望とは何か」を問う物語群。 ＊あらすじも含めて全部AIに書かせてます。

ショートショートや短編などおもいつくままに書いたものをまとめます。

根っからの悪党、ペテルギウス。 悪の限りを尽くす。 世の中は、ペテルギウスか、それ以外、 差別主義者でもある。 ポピュリストとして政界に乗り出し、民衆を騙し権力を手に入れた。 デイストピア・SF短編