藤澤　琉生。彼は、アイドル事務所EMエンタテインメント所属のアイドルのタマゴだ。
　私の推しだ。私には、秘かな野望がある。それは、いつか彼に自分の描いた物語の主人公を、実写版で演じてもらうこと……。


短編で出していた「あのね」を連載に変えて出し直しました。
ですので、①話目だけは、以前出したものと同じです。

『いつかきっと』『ほんとの好きを教えて』『何度だって。』との共通のキャラクターがいます。お話がリンクするところもあります。
特に、『何度だって。』とは重なる部分が多いです。

　
　

20XX年、巷では『20XX年11月10日に隕石によって世界が滅びる』という予言があると話題になっていた。絵を描くことが好きな高校生の冬香はそんなものに興味を示さなかった。しかし、そんな冬香は小学校の時に仲が良かった春、夏希、秋穂が予言を理由に集団心中計画を立てていることを知ってしまう。三人は『化け物部』と名乗り「隕石に殺されるくらいなら自ら死ぬ」と言うのだ。そして三人の計画を止めるべく、冬香もまた『化け物部』に加入する――。
その裏には、予言に関する衝撃の事実と本当の彼女たちがあった。
果たして冬香と春、夏希、秋穂の生死はどうなるのか。また『自殺』とは一体何なのか、少女たちは悩み、答えを探していく壮大な物語。

主に12:00&18:00更新予定です

「——生体遺物・パンデクテス、起動しまシタ。マスター、ご指示を」
遺物（ギフト）——それは迷宮の秘する、特殊な力を持った道具。
遺物を狙って迷宮に潜るギフトハンターの少年、イデアはある日美しい少女の姿をした生体遺物・パンデクテスと出会う。ヒトの形をした遺物の価値は計り知れず、イデアはパンデクテスを『プロメテウス商会』へ売り渡す決意を固める。しかし垣間見せたパンデクテスの笑顔に人間じみた情緒を見出してしまい、彼女を売ろうとする罪悪感に苛まれ、一方そのことを知らないパンデクテスはイデアを（暫定）マスターと認めて信頼を深めていく。
裏切りを予期しながらも築かれる関係。その絆に真実はあるのか——
道具と人間、嘘と本当、境界で揺れるイデアの選択こそ、地底に紡ぐ物語。

悪役令嬢アルエットは転生者で、最高の悪役を演じ切り、大好きな乙女ゲーム世界とヒロインの恋愛を盛り上げてやろうと張り切っている。だが、いよいよ本編開始という時に、ヒロインの「ロビン」が、何者かによってすでに殺されていることが発覚する。腹の虫がおさまらないアルエットは、なぜかゲームの序盤から復活させられたラスボス・アザゼルと手を組み、イベントをこなしつつ、ロビン殺しの犯人を突き止めようと奔走する。

ジョスはただの平凡な若者だった。毎日同じ日常に閉じ込められていた。
しかし、ある超自然的な出来事が彼の世界を揺るがし、彼はすべてを一から始めることを余儀なくされる。
理由も分からず、頼る者もおらず、望んでもいない運命を背負わされた彼は、未知に満ちた新たな現実に立ち向かわなければならない。

選ばれたのか？　それとも間違いだったのか？　あるいは、ただの終わりの始まりにすぎないのか？

もはや見慣れた世界ではない場所で、ジョスは気づくだろう——すべての再出発が平和をもたらすわけではない。
中には、本当の戦争への序章となるものもあるのだと。


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　藤城美羽（ふじょうみはね）、如月景（きさらぎけい）、深見崚太（ふかみりょうた）、瀬戸内加奈（せとうちかな）、黒咲（くろさき）つぐみ、暁那由多（あかつきなゆた）、西宮緋音（にしみやあかね）、西宮碧依（にしみやあおい）の八人。
　この八人はゲーム部を自称し、今日も今日とて遊びに興じるのだった。
　我らゲーム部！　ゲームスタート！

※章ごと完結です。各章の繋がりはありません。よってお好きな章からお読みください。ただし、『かくれんぼ』は人物紹介を兼ねているので『かくれんぼ』からお読みいただくことをおススメします。
※『カクヨム』様にも掲載しております。

ここは『コントラクト・ガーディアン―Over the World―』の設定覚書とこぼれ話置き場です。
筆者が本編執筆の際に設定などの確認をするための覚書と、本編に入れられなかった『こぼれ話』を気ままに載せようと思っています。本編を読んでくださっている方で、ご興味があれば覗いてくださると嬉しいです。ただ、その場合は、すべてにおいて本編のネタバレを含みますので、なるべく最新話までお読みいただいてからの方が良いかと思います。
※設定や語録に関しましては、既出の事柄に加え、本編で特に取り上げる予定のない事柄なども載せています。本編に合わせて、随時、更新または訂正をしていくつもりです。

※「ハーメルン」「カクヨム」「暁」にも掲載しております。

「警視庁特別相談室」の職員である坂本たちのもとに、新たな依頼が舞い込む。『目覚めぬ娘を助けてほしい』と。彼らはその少女が目覚めぬ原因を作ったであろう病院や、とある会社を調べていくが、そのうちに人の夢の深淵にたどり着く。彼らはこの夢をどう終わらせるのか。

長女凜を産んだ麻美。暇つぶしに始めたインスタグラムのママアカウントにのめり込んでいく。次第にフォロワーも増え、同じようなママアカウントを運営する他のママとも仲良くなっていく。
ママアカウントのみんなは、いいねやフォロワーを増やすために、映える写真やコンテンツをアップするようになっていく。
麻美はインスタグラムをやっていくうちに、他のママに対して劣等感を感じるようになる。また、投稿もどんどん過激になっていき、やがて・・・

技術に制限がかけられた未来世界。
階級ごとに隔てられる“技術”は人々に徹底的な格差を生み出していた。
その世界で首席一族の一人として生きるレイチェルはある日、大空を舞う一機の機体が撃墜される様を目の当たりにする。
墜落した機体に乗っていた搭乗者の青年を保護したレイチェルは、この世界の“可能性”に挑み続ける者達の事を知る事となる。

　長野県安曇野市で妖怪討伐をするファンタジー。
　夏休み。高校二年生の柏矢（はくや）は、夏期講習を受けるために予備校を探していた。
　見つけた場所の最寄りは『有明駅』。
　電車に乗り慣れていない彼は、本来行くはずだった東京の有明駅ではなく、長野県の有明駅に到着してしまう。
　そこで彼は、コテコテの信州弁で話すふしぎちゃん、デンパ先生と出会い、彼女が魔術を使って妖怪と戦う魔術師であることを知る。
　予備校で勉強することより魔術を学ぶことに興味を持った柏矢は、デンパ先生が他の仲間たちと暮らしているシェアハウスに転がり込む。
　そこには厨二病のカイザー、似非チャイナ娘のツーちゃん、若ハゲに悩むソンくん、大正ロマンな御眠（おねむ）が暮らしていた。
　観光地としても有名な美しい北アルプスに囲まれた安曇野で、柏矢は様々な妖怪と出会い、田舎ならではの不便を体験し、安曇野ならではの食文化に触れながら生活する。
　そして、安曇野に古くからいる妖怪の親玉「八面大王」を、仲間たちとともに倒す。

瀬戸内海を望む山の麓の高校に、一人の転校生がやって来る。小鬼菊子。それが転校生の名前だった。菊子は、自己紹介をすると思いきや「この学校に桃太郎の子孫の方は、いませんかああああ！」と叫んだ。何と、その声にこたえる者がいた。吉備津桃子、桃太郎の子孫であり、高校１年の女子生徒だった。
何か訳アリの菊子から、話を聞く桃子。それは、鬼の子孫の菊子が語る、古の桃太郎伝説の真実と現在の鬼ヶ島の危機についての話だった。昔、桃太郎が鬼の生活のために、鬼ヶ島に残した財宝が、今、怪人物、天地人虚無大師に奪われようとしている。菊子は、財宝と鬼ヶ島の平和を守るべく桃子に助けを求めに来たのだ。それを受ける桃子。まずは、共に戦う仲間を探さねければ。仲間はどこに……。

うんこを踏ませない任務遂行中の主人公「三弥栄 文楽」（みやさか ぶんがく）は、うんこを踏んだ謎の女性の導きで、異世界へ向かわされることになる。今更後には退けないぞ。だから往くのだ。

あらすじ不要の縁と魔法の学生青春譚。

【第一部】
慶応四年初夏――戊辰戦争の帰趨を決める戦いが、下野・今市宿であった。
壬生藩士・鳥居大和は、師の仇討ちを胸に、激動の戦乱に身を投じる。
仇の名は、新選組副長・土方歳三――。
だが、仇である男は「鬼」ではなかった。土方の懐の深さに触れ、次第に惹かれていく大和。
永倉新八との邂逅、謎の美女・結との出会いを経て、大和は迷いと恐怖を乗り越え、成長していく。
迎え撃つは、土佐の英雄にして“戦の天才”板垣退助。
策略と策略が交錯する激戦の中、大和は永倉と肩を並べ、命を懸けて戦いに挑む。
果たして、その結末は――？

【第二部】南山
会津戦争――。一か月に及ぶ籠城戦。
このとき、若松城の外では籠城戦を支えるため激しい戦闘が繰り広げられていた。
そして会津藩の降伏――。
しかし、会津戦争は終わったわけではなかった。
会津西部の山間部で、会津藩の勝利を信じて戦い続けた少年たちがいた。
起死回生を図る佐川官兵衛の一手。新選組三番隊組長・斎藤一の隠された戦い。
故郷のために戦った少年たちの熱き想い！


※2022年に初めて執筆した長編歴史小説を連載用に再構成し、冗長な解説の削除、表現の修正を施しました。

魔力が空に満ちる世界――
滅んだ魔導大国“セファルディア”。その遺産を抱いた孤島〈レーヴェン島〉で、
少年たちは、まだ“世界の歪み”に気づいていなかった。

ある日、島で見つかった一冊の本。
そこには、石化の病、封じられた力、そして“滅びの文明”の記録が眠っていた。
本を巡る思わぬ接触が、帝国《プロイセン》を巻き込み、
島は抗えぬ運命へと突き進んでいく。

信じるべきは、理想か。
貫くべきは、正義か。

――そして、戦うのは“かつて友だった者”かもしれない。

冷静な戦術家・アルド。
誰も犠牲にしない剣士・セイル。
共に学び、共に笑ったふたりは、選択の果てに刃を交える。

滅びを継ぐのは誰か？
世界を変えるのは誰か？

これは、選び取った未来が“希望”になるまでの物語。
『セファルディア ～滅びと継ぐ者たち～』ここに開幕。

※当小説の無断転載、無断使用等を固く禁じます。

目覚めるとピンク色の雲が漂う不思議な空間にいた。そこにはヘンテコリンな女の子がいて…神様だと名乗ってきた。僕は疲れて変な夢でも見てるのかと思っていたが、どうやら違うようであった。なんと、現実世界の僕は死にかけているのである。話を聞くと、このまま死ぬか…。もしくはゲームのような異世界を救うか…ということだった。僕はゲームのような…という言葉に惹かれ、まずは自分のステータスをみせてもらうことにした。だが、とんでもないステータス…。いやクソスキルのせいで…僕はハードモードでニューゲームすることとなったのであった。そこからはクソスキルのせいで更にとんでもない目に合っていく…。四天王…。魔王…。コーラまみれ…？　そして…謎の黒い魔物との戦い…。だが、そんなスキルも運命という名のシナリオの一つに組み込まれていたなんて僕は知らなかった。世界を…この星を…救うために僕は進む…。異世界ゲームＲＰＧ！　


【毎日10時更新】
お時間がありましたらぜひご覧ください。
作者のモチベーションになりますので、
面白かったらブクマもしくはレビューをしていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします

「お前みたいな年増に迫られても気持ち悪いだけなんだよ！」

そう言って思い切りローズを突き飛ばしてきたのは今日夫となったばかりのエリックである。
ちなみにベッドに座っていただけで迫ってはいない。

「吐き気がする！」と言いながら自室の扉を音を立てて開けて出ていった。

年増か……仕方がない……。

なぜなら彼は5才も年下。加えて付き合いの長い年下の恋人がいるのだから。

次の日事故で頭を強く打ち記憶が混濁したのを記憶喪失と間違われた。
なんとか誤解と言おうとするも、今までとは違う彼の態度になかなか言い出せず……

運命は作るものなのか、従うものなのか、眺めるものなのか。
愛するって、結婚って、生きるって。

驕れるハイヒール、護る信仰、世界を揺るがす衝突。

豊かで伝統を重んじる国家「ナバル王国」の聖域《光輝諧律（こうきかいりつ）の聖堂》は、平穏と規律、そして絶対的な謙遜が重んじられる場所。

肌を露わにするような服装で、神聖な大理石の庭園に足を踏み入れる者などいない――今日までならば。

工業国家「アルブレヒティア」から来た非情な女性CEO、クレア。

そして、ファッション先進国「ガリエンヌ」の才気溢れる芸術家兼芸人のジュリエット。二人は鋭いステッキヒールと現代的で優雅なビジネススーツで聖堂の価値観に対する歩くような侮辱を身にまとって現れた。

彼女たちは、敬虔な聖職者たちが「文化の窃盗」と見なす事業の認可を求めにきた、ビジネスウーマンとしての来訪者である。

その行く手を阻んだのは、聖堂の誇り高き若き守役、聖父アーミルだった。

義務により彼女たちの不敬を憤慨し、入堂を拒否せねばならない。

しかしながら、彼は理由もなく心惹かれてしまう。

クレアの揺るぎない女性としての威厳は彼が稀にしか目にしない敬意を要求し、ジュリエットの燃えるような『負けん気な女性』の魂は彼の信条の全てに挑戦してきた。

単なるビジネス上の拒絶は、理想を巡る容赦ない戦争へと発展する。

美、自由、信仰についての議論が熱を帯びるほどに、予期せぬ禁断の緊張もまた高まっていく。

聖父アーミルは神聖な義務と危険な新たな憧憬の間で引き裂かれる。

しかしナバル王国において、聖堂の人間が外部者に目を向けることすら、背信行為なのである。

文化の衝突は、ほんの始まりに過ぎない。

企業のライバルが影で策謀を巡らせ、外部の影響を浄化せんとする宗教的過激派が台頭する中、アーミル、クララ、ジュリエットの三人は、三国間の戦争を引き起こしかねない嵐の中心に立たされる。

彼らは政治的陰謀、文化的な地雷原、そして自身の矛盾した心の網を掻い潜らなければならない。

敬虔な聖職者、鋼の意志のCEO（最高経営責任者）、挑発的な芸人は、共通の基盤を見出せるのか？

それとも、彼らの世界は、伝統と進歩、そして欲望の重みによって粉々に砕けてしまうのか？

これは、禁断の吸引力、異文化衝突、そして理解がもたらす革命的な力を描く物語。