作品情報
短編
12,634文字
推理〔文芸〕
最終更新日:2022/01/02 13:28
『──このままここで生きていくことに耐えられなくなりました。誰もここから逃がしてくれないのなら、苦しみを自分で断ち切るしかありません』
リサは三ヶ月前、紳士的で優しく、容姿端麗なブレント・エドモンズ伯爵と結婚した。伯爵には二年前に亡くなった最愛の奥様がいたという。
ある日屋敷を回っていたリサは、前の奥様の部屋で彼女の遺書を見つける。そこには普段の優しい伯爵からは考えられない彼の暴力的な一面と、奥様の地獄の日々が書かれていた。遺書を読み進めるうちに、リサは残酷な真実に辿り着く。
◇誤字報告ありがとうございます!
◇アルファポリス、ベリーズカフェにも同名の話を投稿しています