[年間] 純文学〔文芸〕ランキング - 短編

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8,128pt
作品情報 短編 4,420文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2025/01/04 20:20
私はここで暮らすことが幸せなのです。 家族を愛しながらも相容れない娘の独白。 ランキング1位ありがとうございます。 この年になってもお年玉をいただいた気分です。
2
4,734pt
作品情報 短編 1,909文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2023/02/18 13:00
同じ日に生まれたのに「お姉ちゃんだから」と言われ続けた結花。我慢して、我慢して、最後に全てを捨てた結花の物語。
3
4,136pt
作品情報 短編 5,000文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2023/05/06 07:00
フローレンスは特別な庭を叔父から受け継いだ。特殊な庭で、訪問者となれる人間は極少数だった。春の始めの季節に、その庭に訪れたのは青年と少年の兄弟で──。
4
3,728pt
作品情報 短編 4,515文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/07/15 18:05
 あら、よく私がこの修道院にいるとお分かりになりましたね。辺境伯閣下。  ずっと君を捜していた?  ふふ、捜していたのは、この体でしょう? 本来姉が宿っているはずの。
5
3,562pt
作品情報 短編 12,451文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2025/03/21 22:20
「え? 遺産?」 大学4年生の優真は、ある日突然、弁護士から連絡を受ける。 小さい頃に会ったことのある画家の男性が亡くなり、優真に遺産として家を遺したらしい。 「なぜ俺に……?」 理由が分からないまま家に向かうと、そこにオカルト研究家を名乗る怪しい男が現われた。 曰く、家は呪われた家として有名で、ぜひ買い取りたいという。 「まさかそんな」 そう思いながら荒れた家の中に足を踏み入れた優真は、男性の遺した絵を通して真実を知ることになる。  ※別サイトにも掲載中
6
3,020pt
作品情報 短編 16,470文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/12/13 21:28
1人の元天才少年が、1人の天才少女と出会って、かつての自分を取り戻す話
7
1,838pt
作品情報 短編 6,926文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/10/17 19:27
とある森の中に古びた祠があった。 その祠の神は神無月にある神々の寄り合いのため出雲へ。 無事に寄り合いを終えて森へ戻ると祠は壊され、自身は消失寸前。 このままでは疫病神になってしまう。そうならないために動いた神だが、話は意外な方向へと進んでいき―――――― ※X(旧Twitter)でのタグで6500~7000字の短編を一週間以内に書くというお題で書きました ※ノラノベルにも投稿中
8
作品情報 短編 4,990文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2022/10/05 16:12
王太子は私を『お飾りの正妃』に仕立て上げ、妹を側妃に迎えて溺愛した。 子供のころから王妃となるべく教育を受け、自由も感情もすべて奪われて育てられてきた私。不実な妹たちを責めることもできず、あやつり人形のように、国の母を演じ続けた……。あの人に再会するまでは。 宮廷医師のライサンダー・シェイクスピア卿は、私の幼馴染だった。男爵家に生まれた彼は才能を見込まれ異例の出世を遂げて、宮廷医師の座に就いたという――すべては、『私を救い出すために』。 妹に毒殺されかけていた私を、ライサンダーは救ってくれた。 しかし、私はあえてその毒を求めた……妹たちへの復讐のために。 復讐か愛か。失った恋と心の、その先は……? *掲載サイト:小説家になろう、ツギクル、アルファポリス 【日間ランキング:総合1位、異世界恋愛1位(2022/10/7)。☆・ブクマ等みなさまありがとうございます。心よりお礼申し上げます。】
9
作品情報 短編 771文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2022/11/08 16:07
王太子に婚約を破棄され罠にかけられた令嬢と、彼女の護衛騎士ミゲル。運命に従うか、逆行するか…結末はあなた自身にお選びいただけます。 【重要】ハッピーエンド版を読む際には、本文を最後までお読みいただき文末指示を実行する必要があります。 (掲載先:なろう、アルファポリス、カクヨム、ツギクル)
10
1,282pt
作品情報 短編 1,913文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2025/01/26 22:32
浮気って人の心を傷付けますよね? そんなことに気付かない王子たちはリアルBLが好きな女王にリアルBLを見せるように言われた話。
11
1,254pt
作品情報 短編 2,939文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2016/01/28 20:01
婚約者である王子の執務室に呼び出された侯爵令嬢。そこには王子だけでなく、王子の側近たちと彼らに馴れ馴れしくしている男爵令嬢がいて・・・
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作品情報 短編 1,562文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/06/19 16:40
俺は昔から“この世界へ復讐してやる”なんてことを考えていたが、心のどこかでそれを諦めてもいた。 「復讐は何も生まない」ってよく言うしな。 すると復讐が「私だって何かを生めるわよ!」と俺に怒りをぶつけてきた。
13
作品情報 短編 4,327文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/12/06 16:35
私はあるオフィス家具メーカーで課長を務めている。 家庭も仕事も順調といっていいが、最近ちょっと気になることがある。 若い部下が―― 「君はこの曲どう思う?」 「個人的にはあまり好きじゃないですね」 こんな具合に「個人的には」という言い回しをよく使うのだ。 理由を知りたいと思った私は、ある日思い切って部下に聞いてみることにした。
14
作品情報 短編 4,629文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/09/12 16:40
幼い頃、俺は絵本で“漁夫の利”を知った。 「この通りにやれば人生で得をし続けることができる」と幼いながらに思った。 そして、俺は―― 小学校の頃はガキ大将の座を狙い、中学では部活のレギュラーの椅子を手に入れるため、高校では恋愛を制するために……という具合に人生の至るところで漁夫の利を狙い続ける。
15
作品情報 短編 2,892文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/08/29 16:35
「私の夫はATMよ」 デザイナーの明子はこんなことを公言しても許される女性である。 なぜなら、彼女の夫は正真正銘の“ATM”なのだから。 明子はATMである夫と、マンションで一緒に暮らしている。
16
1,114pt
作品情報 短編 3,606文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/10/11 23:01
『修業を積んだものの、現在の私はお経を読むのが下手すぎて、亡くなった方を絶対に成仏させてあげられない自信があります。万が一お葬式での読経を依頼される場合は、その点をどうかご了承いただきたく存じます』
17
作品情報 短編 7,013文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2022/05/01 20:28
10歳になった娘が誕生日会をしたいと言った。当日、クラスメイトがやって来て娘をお祝いしてくれた。楽しい時間を過ごせたはずだった。しかし……月日が流れて娘が中学生になったころ。偶然、当時の担任だった女性と再会して真実を聞かされる。 誕生日に伝える「おめでとう」の言葉。そして「ありがとう」の言葉。 この言葉に特別な思いを込めてこの物語を書きました。
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1,104pt
作品情報 短編 4,490文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2025/04/25 18:29
「今日、幼稚園行かなきゃダメ?」いつもと様子の違う娘のさくら。何とか事情を聞き出そうとするも、娘は教えてくれない。さくらの不安の正体とは、一体何なのか。
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1,074pt
作品情報 短編 2,365文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2023/07/17 18:17
二番目のママへ。私は病気で、もうこの子を育てることが出来ません。とてもかわいい、少しおしゃべりな子です。どうか、この子をよろしくお願いします。
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1,020pt
作品情報 短編 2,324文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2025/03/18 09:09
これが最愛。 原因不明の病原菌により、人類は絶滅の危機に瀕している。そんな中、政府が運営する研究所は、男女二人を冷凍保存し、100年後に子孫を残すことを先送りすると決定した。 選ばれた男女のうち、男ユージーンには最愛の恋人ミカがいた。けれど、もう一人選ばれたのは、ミカの親友のカリンだった。 お読みいただければ幸いです。エブリさんでも投稿です。
21
992pt
作品情報 短編 2,141文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/09/18 23:13
月が綺麗だという日、俺は母を散歩に連れ出した。日が落ちる頃の公園は、まだ暑くて、たまに犬が鳴いて、銀杏が臭い。月が綺麗で、繋いだ母の手は温かかった……。 老齢になった母とその息子が、月の下で散歩するお話。
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作品情報 短編 11,811文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/06/26 12:07
「あ、危ない! 何か落ちてくるぞ、逃げろーー !!!!」 「いやーーー !!! 何なのよ!」 「まるで、こっちを目指して落ちて来るみたい !」 「「うぎゃーーー!!!!!」」 悲鳴をあげているのは、この国の王太子レナードとその恋人ルディナ。 ここは王宮舞踏会で、多くの貴族が集まっている。 先程公爵令嬢の私、ウィングルは婚約破棄をされたばかりで、その直後にレナードが悲鳴をあげたのだ。 何もない空間を仰視して、恐ろしげな表情で。 この惨状に、ウィングルが深く関わっていた。
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932pt
作品情報 短編 3,219文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2021/11/21 20:34
「そなたが最も美しく、最も幸福な時に、そなたの命を齧り取ることにしよう」 そう約束した竜とヒトの娘。 竜の目には、娘の日々は幸福であるように見えた。妻はいつでも美しく笑っていた。 それなのに、今はもう動かない。 大地とともに生まれた竜と、限りある生命をもつヒトとの、切なくてどうしようもない恋と命の顛末。 (この短編は先日、とあるツイートに感銘を受け、着想を得て、オリジナルの短編小説に仕上げたものです。元ツイの世界観とは一切関係がなく、またツイート主さまには公開の許可を頂戴しております。) (カクヨム、エブリスタにも投稿しています)
24
作品情報 短編 4,231文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2022/02/18 00:10
竹を庭に植えたら大変なことになりますよ。
25
作品情報 短編 10,063文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/06/22 18:25
ある日突然かかってきた、一件の電話。 その電話を最後に、彼は死んだ。 もし彼が、世界を跨いだのだとしたら。 私は彼のため、愚にもつかない物語を紡いだ。 そしてある日私のもとへ、五人の賢者が訪れる。 ――後悔はずっと、自分の中に。
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作品情報 短編 3,557文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/10/14 18:04
せっかく永らえた命ですもの。 望んでいた未来を絶たれても、誰に愛されなくても、私は私のまま精一杯生きていく。 この体で、この中身の、私は私のまま生きていく――。 この話は「私は私として生きていく」の主人公の姉の一人語りです。
27
作品情報 短編 2,099文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/07/25 16:35
ファミレスで食事をしていた私はトイレに行きたくなった。 この時、席にバッグを置いていくべきか、盗まれないためにトイレまでバッグを持っていくべきか悩んでしまう。
28
作品情報 短編 1,367文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/11/23 17:21
 この木の下で約束したんだ。十年後また会おうって。だからぼくはずっと待ってるんだ。
29
作品情報 短編 1,000文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2023/12/11 17:01
王国には、ふたりの王女がいた。 離宮に暮らす、骨ばって瘦せっぽちな"三日月姫"と、後妻が生んだ美姫、第二王女の"星夜姫"。 粗暴な北の王からの要請に、三日月姫を嫁がせることで話を纏め、次に王家と家臣は王子を授かるための祈りを神に捧げるが……。 そこで神の起こした奇跡とは。 ※なろうラジオ大賞5にキーワード「三日月」で参加します。よろしくお願いします! ※2024.06.14.同タイトルを「カクヨム」様でも公開しました。
30
822pt
作品情報 短編 10,110文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2019/11/08 11:56
「ミリアレア・ナロウッズ。僕は君との婚約を破棄し、ルル・ジャスティンと新たに婚約する!」  何を言ってるんだ?  というのがこの場の総意であった。  昼時の食堂である。ルルと楽しく食事をしていたルーファウス王子は、彼の行いを諌めに来た婚約者ミリアレアへそう通告した。  通告である。  決定である。  今日もおばちゃんの料理を堪能していた生徒たちは、手を止めて目で会話する。 (婚約破棄って……) (何の冗談?)
31
作品情報 短編 2,057文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2025/02/08 07:20
風が吹いたので、“あのことわざ”を信じて、私は桶屋を開業することにした。 しかし、桶は一つも売れず、私は頭を抱える。 それでも私は諦めず、「桶の強みを見つけるんだ!」「桶を研究するんだ!」と思い立つ。 研究の末、私は再び桶屋を開き、その店は少しずつではあるが繁盛していく……。
32
作品情報 短編 5,080文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/05/28 00:18
幼い頃から存在しないはずの婚約者の記憶がある彼。しかし、その記憶は閉じられたはずだった。彼が記憶を取り戻したとき、世界は形を変える。
33
766pt
作品情報 短編 9,879文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/11/10 10:40
「才能がない」といわれて好きな道を絶った女性が見つけたものとは 尊敬する画家である父親から絶望的なひとことをつきつけられ、絵筆を折った主人公。 その後はふわふわと生きてきた。 しかし、結婚も間近になったあるとき……
34
作品情報 短編 1,000文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/12/05 11:05
同級生のまなぶは、絶望的なぐらい紙飛行機が下手。飛距離ゼロな男だった。 ※第6回「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」大賞参加作品です。キーワード『紙飛行機』
35
作品情報 短編 3,243文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2025/03/14 16:40
俺は仕事帰りスーパーに立ち寄った。 レジに並んでいると横からおっさんに割り込まれてしまい、俺は何も言うことができなかった。 そのことについて落ち込んでいると、俺は同僚の女の子から励まされる。 そして俺は、彼女とよく喋るようになり……。
36
688pt
作品情報 短編 6,418文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2023/10/14 07:44
「エスメラルダ、君との婚約を破棄する」 「え……」 卒業式を間近に控えた王立学園、生徒会室にて。 ベントリー公爵家の令嬢エスメラルダは、10歳の頃からの婚約者である第一王子殿下クラークにそう告げられた。 そこに入ってきたのは『身持ちが悪い』と噂の男爵令嬢。 ※設定は緩いです※ 設定や内容の改変・そういった部分への要望や不満にはお答え致しかねますし、感想を削除する場合がございます。 ※エンタメとして書いてません※ タイトルから所謂『婚約破棄モノ』を期待している方は多分ガッカリされると思います。ジャンル【純文学】でそのへんを是非察して頂きたく。 自己責任で宜しくお願いします。
37
作品情報 短編 2,554文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2021/10/08 07:19
私を捨てた母が、13年ぶりに姿を現した。 毎日のように土下座をする母の目的を知った時、私は復讐の支配下にいるのだと気付いた。
38
作品情報 短編 2,000文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/10/08 21:03
子供を産むと食べられないもの第一位、ラーメン。 しいなここみさん『麺類短編料理企画』参加作品です。しいなここみさんありがとうございます。
39
作品情報 短編 2,640文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/10/11 19:02
南国の海を見て癒されるはずが、荒れる波と分厚い泡。 緑と白の取り合わせが、まるでクリームソーダだ。 そう呟いた傷心の男の前に、古風な異国美女が現れる──。 南国の伝説×婚約破棄された男性。 ※辻堂安古市様と幻邏様の共同企画「クリームソーダ後遺症祭り」参加作品です。
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634pt
作品情報 短編 1,000文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/12/17 09:34
「絶対毎日めくってね」 それが入院することになった妻の言葉だった。
41
作品情報 短編 7,707文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/05/23 20:12
「お姉さま。私、タンポポの綿帽子が大嫌いなの。体がバラバラになって、遠くに散って離れてしまうのは寂しいもの。………生まれ変わっても、これだけは嫌だわ」 姉と二人、庭園でお茶を飲む昼下がり。 私の言葉に頷き、カモミールティーを一口だけ含んだ後、カップを置くお姉様。 「……そうなのね。貴女は」 お姉様は楽しげに呟きました。 お姉様は、前王妃イルビナ様の娘。 隣の魔法国の姫だったイルビナ様は、政略結婚で父(現国王エドマール)と結ばれました。隣国には魔法があり、その血を取り込むのが目的だったそうです。 そして生まれたのが、モニカお姉様。 けれど、イルビナ様は産後の肥立ちが悪く儚くなりました。 その後に王妃になったのが、現王妃の私の母ファルム。 父エドマールが、少なからず思っていた相手だったと(乳母に聞きました)。 本当はイルビナ様が存命中から、側妃の打診があったのですが断っていたそうです。 公爵の娘の母は上に3人の兄弟がいて、政略結婚は必要がない位、派閥の力もあったそう。 母はその時演劇に夢中で、それを知った父は何度も母を誘い観劇し、贈り物もたくさんしたそうです。 父の献身を無下にできずに受け入れ、求婚を受けた母。 既にその時、モニカお姉様は4歳。 彼女の周りには、イルビナ様と共に自国から来た侍女や侍従が遣えていました。 そして、彼らは怒っていました。 モニカお姉様に対する、国王の関わりが薄いからです。 「亡きお嬢様が不憫です。こんな野蛮な国に嫁がされ、この地で死んでしまうなんて」 「生きてさえいてくれれば、王子も産めたでしょうに」 「ああ。男児であったならば、王位は確実でしたのに」 「……離縁させて、国に帰してあげたかった。無駄に命を散らしてしまって………お嬢様……」 「王妃にばかり構い、モニカ様に会いにも来ない。あれで父と呼べるのか?」 みんな黙してモニカお姉様に遣えていましたが、彼女がいない所では先程のような愚痴が溢れていることを、彼女は知っていました。 「ああ。私ができることは、亡き母の祈願であるこの国の頂点に立つことだけなのね」 モニカお姉様はそう考え、懸命に学びを進めました。 王位の継承は、男女関係なく才能のあるものに渡されていたからです。 その間にも、父と母は睦まじく語り合い、私メリアンが生まれました。
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600pt
作品情報 短編 999文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/12/05 13:13
私は今日もすでに出来ているお弁当を持っていく。 もうすぐ高校を卒業する。これが最後のお弁当。
43
596pt
作品情報 短編 2,925文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/05/24 23:10
本日は我が施設『人間花壇庭園』の見学へお越しいただきありがとうございます。
44
作品情報 短編 1,000文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2025/02/21 07:03
或る猫が眺める日常。お猫さまは我々人間よりも一枚上手かも。 →本当に世話が焼けること。私は猫。名前はあるのよ、ちゃんと。でもねぇ……。 『猫と子どものお話』をテーマにしたためた掌編、さくっとお読み頂けます。
45
作品情報 短編 1,985文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/09/30 07:01
仕事で疲れた男の唯一の愉しみとは。きっとあなたも月見うどんが食べたくなるはず。 →新天地に転勤して3ヶ月が経過した俺は、疲れを癒すため或る店を訪れる。おいしい気分でさくっと読めるショートストーリーです。 しいな ここみさん主催『麺類短編料理企画』参加の一品です。
46
592pt
作品情報 短編 1,547文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/05/13 06:36
泉に斧を落した時と正直者には金の斧と銀の斧をくれる女神様。どうやら日本人に悩んでいるみたいです
47
作品情報 短編 6,924文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/06/09 08:03
好きなものを好きと言える勇気、あなたにはありますか? 好きなものに囲まれて理想の生活を送る? 女性と、愚直に夢を追いかける女性の出逢いを描いた短編です。 →私の好きなもの。シャンパンゴールドカラーのフレンチネイル。ふわりとカモミールの香るオーデコロン。奮発して買ったルブタンのパンプス。 好きなものに囲まれて日々を過ごす私は、何不自由ない人生を送っている。 そんな或る日、職場に歳上の女性である櫻井さんが派遣社員としてやってきて……。 いでっち51号さん主催『劇団になろうフェス』参加作品です。
48
556pt
作品情報 短編 2,729文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/08/07 20:00
町内に住んでる人は、いい人ばかりではない。
49
作品情報 短編 2,352文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2024/09/26 16:40
先輩と飯を食べていて、「ウニが苦手」だと言ったら、「本当に美味いウニを食ったことがないからだよ。人生の半分損してる」と言われた。 俺はこの『人生の半分損してる』というフレーズをよく言われるのだ。
50
544pt
作品情報 短編 3,492文字
純文学〔文芸〕
最終更新日:2017/12/06 08:00
婚約破棄?解消?された令嬢たちに異世界から呼ばれた聖女様はありがとうございますとお礼を言われる。誰もが幸せになる婚約破棄とは・・・
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