作品情報
短編
8,587文字
ヒューマンドラマ〔文芸〕
最終更新日:2025/07/17 16:11
小国ラドの王女ディフェリアは、ブルド帝国の皇太子アレントスの側妃として嫁ぐが、歓迎されるどころか古臭い重いドレスを着せられ、夜会の中央で「さらしもの」として何時間も立たされる屈辱を味わう。
アレントスは彼女を嘲笑い、貴族たちもまたディフェリアを蔑む。孤独と痛みに耐える彼女だったが、皇帝の弟ヴァリスと皇妹カトリーヌの介入により状況が一変。
ヴァリスはディフェリアを助け、夜会に椅子とテーブルを用意し、彼女を尊重する姿勢で貴族たちの心を動かす。
そして、ディフェリアはヴァリス達の野望に気が付いた。ヴァリスは皇帝の後継になる事を望んでいるのだ。ディフェリアはヴァリス達に協力することにした。