突如として異世界から来たとされる謎の寄生虫”アンノウン” それによって寄生された動物――通称”寄生獣”によって完全に崩壊した世界。 そんな世界で生きる少年、黒木奏太は今日も生きる為に――そして、唯一の家族である祖父の為に、”運び屋”として寄生獣が跳梁跋扈する危険な外へと出向いていた。 これは、そんな少年が生き抜く物語である。

宮内ツカサは異世界転生者だが、生まれた先は魔界である。 魔族が支配するそこでは、人間なんて単なるジビエ。 それでも15年間、現代知識を駆使して健康に気をつけて生きてきたツカサだったが、とうとう吸血種の人間狩りに巻き込まれてしまう。 「俺ってかなりウマそうに見えるでしょ!?」 「ウワッなんじゃこいつ急に」 死にたくなさのあまり様子のおかしい主人公による、グルメっぽいのじゃロリ吸血姫への、売り込みという命乞いによる魔界ブラッドコメディ。

祖父と孫娘が湖にボートを浮かべて二人で漕いでいます。 孫娘は時がたてば死んでいく人の命を嘆いて祖父に聞きます。 「ねえ、おじいちゃん　どうして　時は進むの？」と 水面に浮かんだ木の葉も現れたと思ったらすぐ沈んで行く。 人の命もそれと同じで悲しいねと。 そこからふたりの対話が始まります。

僕は、人の命を助けるためにこの世に生まれてきたんだ。 僕は、死なない。 何度でも、よみがえる事ができるんだよ。

疾走するベビーカーを止められるのは誰だ！

鹿児島県南九州市知覧町、特攻の街である。 平和を祈り、毎年、メッセージを応募している。 今年投稿した作品。

　私、ルーシア・ヴィクセンは伯爵令嬢にして、王国唯一の女騎士だ。周囲は王女付き近衛騎士隊に所属する私を模範的な騎士だと思っているらしいが、本当は使命感や正義感から騎士になったわけじゃない。幼馴染であり、婚約者であるエリック・カーシウスの傍にいたいからだ。でも同じ近衛騎士隊に所属する肝心の彼は、主君である王女エメセシルに実らぬ片思いをしている。私はこの恋心を隠して、真面目な騎士を演じ切る―――彼が私を同じ主君に忠誠を捧げる同志だと認め、誇り高き騎士だと称えてくれている限り。 　※残酷な戦闘シーンや、人が死ぬ描写が後半出て来ます。苦手な方はご注意下さい。 　※ヒーロー視点のストーリーを拙作『君は僕の真面目な婚約者』にて展開しています。視点違いでは御座いますが、当作品の前後ストーリーをそちらからお読み頂けます。 ※本編のあとの後日談、番外編は『君は僕の真面目な婚約者』の結末から繋がっています。当作品の結末に追加された設定があることをご了承下さい。

カプセルホテルから起きて、公民館に集まり主人公安達浩輝を含む十八名は人形？　からゲームを強いられることに……

森の奥深くにある小さな村の領主は自分の人生に満足していた。 だが穏やかな日々は突然終わりを告げる。 静かな朝に空から落ちてきた『それ』によって。 どう扱ってよいか分からないので甘やかしたら懐かれた挙句、助けたお礼に国をくれるとか言い出した。 いやいらないんだが……言ってみたけど無視された挙句嫁も用意された吸血鬼の苦労話。 ※他サイトでも掲載中。

「信じて」この言葉は人の心を一度リセットし、決断させる力を持っている。 …人付き合いの上手な高校生、三鷹 龍平。彼は秋に転校してきた同級生、飛山 羽衣に恋をした。これまで女子との交流を重ねるも、「好き」という感情を持てなかった龍平だが、高校生活２年目にしてやっと羽衣に一目惚れする。龍平の猛烈なアプローチの末に、まず「友達」という関係になる二人。龍平はその先の関係を目指して交流を続ける。しかし彼はその過程で、「羽衣は龍平を頼りにしていない」と感じるようになり…

とある小説投稿サイトのランキングを目の前にした、『僕』と『彼女』の……主に彼女の思いの丈が詰まった小話。

時計屋っていうお店があるんだってさ。 そこでは欲しい時間が買えるようでね、やり直したかったら行くといいよ。 でもその時間っていうのが少し高価でさ、 代金じゃなくて代償を払わなきゃならない。 もし、あなたがそこへ行くとするなら 忘れないで。 「代償は、君の記憶」 高校1年生の結由よもぎは、周りとは違う時間軸で生きていた。話が噛み合わず、独りぼっちなよもぎ。しかし、あるきっかけで、時計屋を名乗る少年と出会い…。