これは、少し未来で起こった本当の話。 ファンタジーでも魔法の世界でもありません。 母親からの家庭内暴力に苦しむ少女、さくら。彼女はアリス症候群と妄想癖を抱え、現実と幻覚の狭間で日々を過ごしていました。そんなさくらの唯一の心の拠り所は、彼女がペットとして飼っているフグのポテトです。ある日、ポテトが突然言葉を話し始めます。ポテトの不思議な“魔法の言葉”を使って、さくらの閉ざされた心に光を灯し、彼女を苦しみから救い出していくことになるのですが…。

普通の生活を送っていれば、必ず出会うであろう付き合いづらい人。 人格障がい者，発達障がい者・・・とまではいかないが、付き合うにはかなりの努力を要する人はどこにでもいて必ず出会う。 そういった困った人ではあるが、障がい者とまではいかない人を私は”難儀な人々”と呼んでいる。 難儀な人を理解しようと努力しつつ、難儀な人を見分け、その人に応じた適切な距離を置く。 これを日常の指針としている。 そんな私の職業は、・・・医者の診断を受けた障がい手帳を持っている人の支援活動をしている者である。 偉そうに言うが、かくいいう私もそういった難儀な人々として片足を突っ込んでいるのである。 先ず、社会の仕組みとは足並み揃えられないのでアウトサイダーな道を歩んできた。 到底、社会とは相いれないので、じゃぁそういった社会から外れた人々の中だったら生きて行けるのではないか？と思ったのが、この仕事に就いた理由である。 道半ばに、素晴らしい洞察、新しい知識、私の苦悩を理解してくれる同志に出会い、ぱあぁぁぁっと視界が開けた喜びにも出会ったりしたので、分かち合いたいと思います。

わがままで心やさしくて美白な２９才、マヨ。尽くしすぎるのがいけない？それとも。。。

「僕はただ彼女を愛しているだけです」 　愛に飢えた幸助。 　それに律儀に答えようとする彼女の結衣。 　幼いながらも二人は愛し合おうとするが、どうにも上手くいかない。 　病に犯された幸助は結衣に対する欲求がどんどん膨らむ。 　自殺をほのめかしたり、自傷行為を続けた幸助はとうとう精神病院に送り込まれる。 　 ※本作は閉鎖病棟、パーソナリティー障害、境界性パーソナリティー障害の体験談を含むものです。 　閲覧の際は十分ご注意されてください。

皆さんは、境界性人格障害という心の病を、どこかで聞いたことがあるでしょうか? たまにドキュメンタリーだったり、某テレビにて話題を取り上げた事もありました。 これは、私が克服した事で解ったことがたくさんあったので、もし、同じように苦しんでいる方が居たら、少しでも参考になればと思い、筆を執りました。 また、近くに同じような人が居る方も、そうなんだと、何となくでも伝われば嬉しいなと思います。 大丈夫ですよ。 時間はかかりますが、必ず治ります。 苦しんでいるのは、あなただけではないんですよ。 大丈夫。 もう、自分を責めるのは辞めてあげましょう。 大丈夫。 あなたはひとりではありませんよ。

「満開の森の桜の下は、いつも空白のような静寂がある。僕はそんな静寂をあの人と共有していた」 花曇りの雨が降りしきる庵で、木彫を続ける青年。彼が待っていたものとは。桜の季節の企画短編は、九王沢慧里亜が解き明かす、社会派伝奇ミステリです！

順風満帆だった私の生活。留学先のオーストラリアで迎えた22歳の誕生日。私の人生において最大の転機が訪れる一年になることを願った。

正直なあたしの気持ち。