剣聖の大師匠なんて俺が呼ばれる様になったのは、あの嘘がきっかけだった。 薬草の行商人の俺がドラゴンを倒したなんて……そんなことあるはず無いのに。道端に落ちてたドラゴンの鱗を拾って自慢したばっかりに。健気な妹はその嘘を信じてしまったんだ。 そして俺は、妹に嘘がばれるのが怖くて、デタラメの剣術を彼女に教えてしまった……。 しかしそれがこんな化け物を産んでしまうなんて。 俺が適当に教えたでまかせ修行法は、何故かことごとく成果をみせて、またたく間に妹は……この世界で最強と呼ばれるほどの剣士へと成長してしまう。そして妹に剣技を授けた俺は…… さて、前半の物語は、お兄ちゃんが適当に考えた修行方法で妹がどんどんと強くなっていくシーンがメインです。 しかし一方で、後に剣聖となった妹が、王都で開かれる武術大会を前にして過去を振り返りながら剣の師匠であった兄と生き別れになった経緯を語ります。 果たしてこの仲の良かった兄妹は、この武術大会で再会出来るのか、妹は本当に兄に破門されてしまったのか。

――深い森のなかで〈古の神々〉を崇拝しながら生活する人々は、部族間の紛争を繰り返しながら、〈混沌〉からやってくる怪物に対抗し、人類の生活圏を守るため〈境界の守人〉を組織する。 　過酷な生活を強いられ、部族の戦士として辺境の森で戦い続ける青年は、神々の悪意に支配された原生林から脱出する方法を模索していたが、犯罪者や戦闘奴隷、そして没落した名家の集まりで構成される〈境界の守人〉のなかには、彼の存在を疎ましく思うものたちがいた……。

HJノベルス様から2023年5月に「槍使いと、黒猫。20」発売予定。 コミックファイア様から漫画版「槍使いと、黒猫。３」も発売中。HJノベルス様から槍使いと、黒猫。１～20巻まで発売中。謎空間でキャラクターメイキングを楽しんだ主人公は異世界へと旅立つ！これはスケベな元無職が鎖・槍使いを原型として、契約を結んだ黒猫と共に成長していく物語。カクヨム様とノベルアップ＋様にも投稿しています。

現代最強の天才高校生――俺の夢は、「誰にも負けない最強の王」になること。 だが、現実は甘くない。力も、世界も、限界がある。 そんなある日、実験中の事故で、異世界に転移してしまった。 そこは、武がすべてを支配する世界。 転生先は…治療不可能な「寒毒」に冒された、死にかけの少年！？ 「ふっ、俺を誰だと思ってる？ 天才に不可能はない！」 現代知識 × 武術 × チート成長。 最弱の体で最強への道を駆け上がる、王道異世界武闘ファンタジー！ 「今度こそ、俺は――世界の頂点に立つ！」

【第二章完結！】 モブな幽霊が異世界転移で傾国の悪役令嬢に！？ 現代をさまよう幽霊・ハヤメは、電波障害に巻き込まれ、武侠小説の悪役令嬢・梅雪（メイシェ）に憑依してしまう。 そこへ突然襲いかかってきた人狼少年が、のちに物語の黒幕となる、憂炎（ユーエン）で……！？ デッドエンド回避のため後宮入りを拒否したら、やばい男たちに好かれてしまった！　 「君まで死なせたくないから、生きるとしようか」 『闘う女性』による、愛と義侠と欲望が渦巻く、新感覚電脳SF×中華ロマンスファンタジー！ 【第12回ネット小説大賞一次選考通過作品です！】 ◆ブックマーク、☆評価、いいね等ありがとうございます！ ◆小説内で使用しているイラストは、すべて自作のものです ※2023/10/29 『登場人物』に迅を追加しました ※2023/11/25 『登場人物』に蒼雲を追加しました ※2023/12/01 『登場人物』にイラスト2点追加しました

◇◆◇転生したら天魔神教の教祖の末息子であったゆえ、頂点にまで上り詰めてみようと思う◇◆◇ 転生したら天魔神教の教祖の末息子であった。 ゆえに天下統一でもしてみようと思うのだがどうだろう？ 天魔神教は『弱肉強食』で『強者尊』を掲げる組織だ。 まず最初は兄弟姉妹を押しのけて小教祖（後継者）になるとしよう。 そしていずれ、森羅万象この全てを我が眼前にひれ伏させてくれよう。 昇りつめて仙人に……いや、神にさえなって見せよう。

山奥にある小さな学舎「魚龍書院」に入門した徐寒辰は、姉弟子明竹影と出会う。寒辰にとって竹影は尊敬する姉弟子だ。竹影にとっては後輩の一人に過ぎない。二年後、寒辰は、かつて命を救ってくれた恩人である劉紅冬と再会した。

異世界転生×魔法×武侠。 異世界で目覚めた高校生・入江冬磨は、奴隷商人から逃げ出した先で、公爵令嬢エルフリーデの誘拐現場に遭遇する。 正義感から助けたものの、あっさりやられて致命傷を負ってしまうが、そこに謎の女が現れ「命を助ける代わりに、自分を殺して欲しい」という取引を持ちかけた。 契約を交わし、無事に復活したトーマはエルフリーデの下僕として仕えることとなる。そして公爵家に秘蔵され、門外不出とされていた妖剣のタルパ《莫邪》と出会い、彼女の番（つがい）、もう一振の妖剣《干将》を探すことを約束した。 魔法が人を兵器に変え使い捨てにする世界。エルフリーデは己の宿命を知り、果敢に立ち向かう。トーマはそんな彼女を守るため、剣の道に生きる覚悟を決めるのだった。 たとえそれが世界を敵にまわすことになったとしても。 【10/27　第一章「蒼眼の東方人」完結しました】 　 ＊モチベーションに繋がりますのでブクマ＆評価していただけると大変助かります。 ＊基本的に平日のみの更新です

竹林を抜けた渓谷に建つ小さな学問所「魚龍書院／ゆうろんしゅーゆん」に、裸足の旅人がやって来た。旅人の名前は明山雨／みんさんゆう。一夜の宿を借りるつもりが、魚龍書院で学ぶことになってしまう。文字が読めないというのに、秘伝の書を写し終わるまでは書院を離れられない。山雨は脱出を試みる。

復讐の刃と愛の涙が交錯する、古典武侠の風格と切ない恋が彩る長編ロマンス。 古代中国風の架空の王朝を舞台に、幼い頃に家族を殺された女・霜華は、家族の仇を探し求めて孤独な旅を続けていた。一方、穏やかな物腰に卓越した剣技を秘めた武人・無弦。しかしその過去には、不明の奸計より霜華の父を討ってしまったという罪が隠されている。 二人は朽ち果てた五蓮山の廃村で出会い、奇妙な縁から共に旅することになる。危険な旅路で幾多の試練を乗り越えるうちに、霜華は無弦の優しさに触れて心を開き、無弦もまた霜華の強さと美しさに魅せられてゆく。いつしか二人の心は固い絆で結ばれていくが...。 無弦の正体は十年前に殺されたはずの魏国第六皇子。彼は隠密部隊を影に従え、陰で糸を引く奸臣の悪事の証拠を密かに追っていた。身分と許されぬ恋に苦しみながらも、二人は復讐を果たすために立ち向かってゆく。

阿鱗／あらん　は皇帝の娘である。好奇心が旺盛なので知識が豊富だ。ある日海を観たいと思い、城を抜け出し旅に出た。到着した港町で、阿鱗は華麗な少年剣士、梨月／れいゆー　と出会う。初恋が生んだ、難攻不落の港湾要塞都市誕生秘話。

黙龍と盲虎。 かつて中原の大地に、そう称された才人がいた。 一方は、江湖一の武術家として名のあった聾唖の武侠、隆子君（りゅうしくん）。 もう一方は、放浪を好む神出鬼没な殺し屋であった盲目の刺客、胡珀（こはく）。 まったく違うふたつの世界に生きる両者は、来たるべき元宵に邂逅する。 皇帝主催の酒宴の裏で進められている、暗殺計画を食い止めるために――。 ◇2023/05/30「カクヨムWeb小説短編賞2022」短編特別賞受賞しました！ ※カクヨム版：https://kakuyomu.jp/works/16817330647834354835

力を封印された絶世の美少年が、呪いを解き、史上最高の才能を開花させる！ 古代エジプト×エジプト神話×シュメール神話×武侠モノのファンタジー小説！！ 「最弱の疫病神の俺が、空前絶後の天才なんて信じられるわけがない！！！！」 転生し、力を取り戻し、仲間と出会い、さまざまな冒険（ラーの秘庫に入ったり、女装して大神殿に潜入したり、超強力な魔獣が守る地下宝物庫に盗みに入ったり）を繰り広げる！！

元朝末期、群雄が割拠し、中原は動乱に満ちていた。遠く離れたモンゴルの大砂漠には、チンギス・ハンが莫大な財宝を埋めたという伝説があり、その宝には無上の武功秘笈が隠されているとも言われていた。それは復国を果たし、武林を制覇する力を与えるとされている。 蕭逸風（ショウ・イーフォン）：中原の若き侠客で、正道門派「青雲宗」の弟子。性格は剛毅で義理堅く、武芸に優れる。 阿依娜（アイナ）：モンゴル草原の少女。神秘的な身分を持ち、率直で自由奔放な性格。聡明で機転が利き、乗馬と弓術、軽功に長けている。 鉄木真の末裔（テムジンのまつえい）：宝の守護者であり、先祖の遺志に忠実。武功は計り知れず、冷酷無情。 段長老（ダンちょうろう）：青雲宗の長老。宗門の衰退を憂い、蕭逸風を宝探しの旅に送り出す。 バトゥール：モンゴル草原の部族長で、宝を狙う野心家。

妻に裏切られ、すべてを失った男。清水創太。 彼は妻と間男を殺害し、命を絶った。 しかし、彼は異世界へ転生を果たす。 「ソーラ」という名前。異なる身体・異なる世界。 困惑していたソーラであったが、役人の腐敗や山賊の蔓延る現状。 旅の僧侶との出会いや「替天行道」という書籍に出会い、 すべてが変わり始める。 ソーラと仲間の未来は.......？ ※水滸伝をモチーフにしたものが多く登場いたします。

かつて剣術の大家だった父の名誉回復をかけて、江湖の剣客に勝負を挑んでいる青年・律九珠。 ある日、竹林の隠者・簫無唱との戦いで九珠はあっさり敗れてしまう。ところが簫無唱は九珠を弟子にすると言い、最強の剣術と新たな「剣の道」を伝授して再び江湖に送り出す。 一方、江湖では、九珠に伝説の剣客「李玉霞」の面影を見出した者たちが動き始めていた。様々な人々と交流するうちに、九珠はかつて繁栄を極め、内乱で滅亡した名門鏢局の真相を知ることとなる。 謎、名誉、伝説、凋落。 野心と陰謀が渦巻く江湖で、最後に九珠が見出した道とは—— 【おもな登場人物】 ・律九珠（りつ　きゅうじゅ） 青年剣客。かつての誇りを取り戻すという父親の悲願のために江湖を渡り歩き、強者たちに勝負を挑んでいたが、簫無唱との出会いで変わり始める。 ・簫無唱（しょう　むしょう） 竹林の中の寂寧庵を守る女の隠者。圧倒的な実力を持ち、九珠の新たな道標となる。 ・律峰戒（りつ　ほうかい） 九珠の父。かつて江湖でその名を轟かせたが、大一番に敗れたことで落ちぶれ、その恨みを晴らすべく九人の息子たちに家伝の「律白剣譜」を仕込んでは名だたる剣客と戦わせている。 ・飛雕（ひちょう） 大英雄になりたい弓使いの少年。九珠を兄と慕い、行動を共にする。 ・常秋水（じょう　しゅうすい） 江湖最強の剣客。律峰戒と同世代で、彼とは覇を競い合った好敵手同士。 ・鄧令伯（とう　れいはく） 商業都市・蘇口に拠点を置く大富豪。武術好きという一面を持ち、江湖の英雄たちとも交流がある。 ・李玉霞（り　ぎょくか） かつて江湖の頂点に君臨した女剣客。その後鏢局を営む名門一族・公孫家の次男に嫁いだが、一族の滅亡とともに姿を消した。 ※カクヨムからの転載です。カクヨムにて公開中の同名の短編を長編として加筆修正したものになります。

「この世界は一つの扉であり、大人物も小人物もいる。しかし変わらないのは、天地の間にあるその本心である。」

目が覚めると、僕は異世界にいた。 何故? どうして? そう考える間もなく、両親には捨てられた。 犬に襲われ、どうしようもない状況で、僕は魔法に目覚める。 さしあたって、求めるのは安全と知識。開拓村で魔法の力を使い、知識を求める日々。 安定した日々の中、新たに目覚める力。 その力の代償に、僕は村から新しい街へと踏み出さなければならなかった。 これは少し臆病な少年が、知恵を使い、暴力を使い、時には運に助けられながらも懸命に生きるお話。 彼はいつしか、<奇跡>と呼ばれた。

長い修行の時を経て、気功の極みに到達した望月竜哉は、元はただの日本の学生であった。 酒に溺れ堕落した師から離れ、新たに世の人々に道を説けという使命を負った竜哉は、二千年目にして初めて異世界の地に足を踏み出した。

　千年前、ある偉大な皇帝が廃されたあと、大秦国の皇宮から五つの神器が盗まれた。 　神器はすべて穢され、怨念渦巻く呪物と成った。 　数百年の間隔をあけて呪物を受け取った人々は、己の内に抱く憎悪をはらすべく、凶行に出る。 　しかし、それらの行動は全て一人の人物によって仕組まれた陰謀の始まりに過ぎなかった。 　現代に再び穢れた神器が現れれば、また惨劇が起こる。 　それを阻止すべく、海を渡った先にある国、蓬莱国からやってきた一人の少女が立ち上がった。 　特殊な力を持った長命種の人間が住まう領域に足を踏み入れ、協力を仰ぐために。 　果たして悲劇は止められるのだろうか。 　「守りたい人を守れるように強くあれ」 　この誓いを胸に、若者たちが強大な悪意に立ち向かう。