雨上がりの夜、風呂場でぽつりとこぼれた一言──「河童になりたいな」。 中年会社員・秋庭修司の口から自然と漏れたその言葉を皮切りに、過去の記憶と現在がじわじわと交錯を始める。 忘れていたはずの少女、千波。 川辺で姿を消した、ひと夏の記憶。 一方、娘の美羽が描き出したのは“皿を背負った緑の影”。 静かな日常にじわりと染み出す異常。 水の匂い、濡れた髪、誰かの声。 これは幻想か、祟りか、それとも── 「父として見て見ぬふりをしてきたもの」と向き合う、 湿度100%の現代異界譚。

　妖怪と人間がいまだ共存する日無村。しかし、最近は人と妖怪の間で争いが増えるようになっていた。 　その村に住む日浦小姫に、ある日、異変が起こる。左腕、そして左足が、煙で消えたように無くなってしまったのだ。 　村長でもあり、両者の間を取り持つ調停者でもある彼女の母親に相談すると、妖怪と結婚すれば、元に戻るかもしれないと言うのだが――？ 　一筋縄ではいかない河童の妖怪・乙彦と、調停者の娘である小姫の、異種族間ラブストーリー。

　異世界リーンバイトに召喚された大河太郎は人間ではなくバケモノである。 　幼馴染のちっちゃい中学生女子とイケメン男子を巻き込みつつ、土霊の巫女に呼び出された太郎。彼は己の欲望（年上のお姉たまとキャッキャウフフ）を叶えるべく勇者になる事を決める。 　ところが、勇者の力を授けるオネエ賢者に魔法の才能ナシの宣告を受けてしまう。 　そういう主人公っぽさいらないから！俺にも魔法ちょうだいよ！とか思いつつ勇者の祝福は保留。ファンタジー世界の体験ツアーを受ける事に。 　その先に待ち受けていたのは美形騎士に美味しい中華にゾンビと徘徊老人！？ 　巫女さんに人外の疑いを受けつつ、幼馴染達の愛に支えられながら太郎の冒険はマイペースに進むのであった。

20XX年、スパイクアイランドでの物語。続きはー 小説プラス絵だとかなんだとか 旅は続くぞ

子供の頃、裏山の溜池に住んでいると噂されていた河童……ある日、同級生の少女が行方不明になり、探しにいった私たちが水辺で出くわしたのは、どこからどう見ても、正真正銘、本物の……！？

四国の山奥に週末だけ営業している民宿がある。 父親と母親、息子の小学生・隆は毎週、東京から通ってくる。 隆には喘息の持病がある。 森にはたくさんの動物がいて、隆は大の仲良しだ。 最近、隆に新しい仲間が増えた。 ところが、その仲間をめぐって大騒動が起きる。 人間がドッと押し寄せたのだ。 体調を崩す隆。友達の危機に森の動物が立ち上がった。

結局、どんなあらすじ書いても読まないでしょう？ 読み続けてくれるなら★をくれ！ 　河童の幼児、主人公ツリトは二歳の時、両親を失ってしまう。 　両親を殺した首魁を倒すためにフロンティアの王ゼウスに弟子入りする。 「僕ね、僕ね、フロンティアの王を目指そうかな」 　しかし、首魁と思っていた敵は、大きな闇の右腕に過ぎず・・・ 　この物語はいずれ、世界を救う英雄の一人の物語。ツリトは過去から繋げられたものを、後世にどう、繋ぐのかが見どころです。 　第一章は十万字ほどです。ラノベ一冊分ほどあります。良い感じに面白さが後半に飛び抜けているはずです。疾くとご覧あれ。 　河童と言っても禿げで皿が載っていてボサボサではなく、普通の人間です。ただ、普通の人間に河童の機能がついていると思ってください！ 　こんな感じでたくさんの亜人が登場しますので、普通の概念で読まないでください！ 　

おどろおどろしい百鬼夜行が実は少しも怖くない。 河童が他の妖怪たちに可愛がられながら初恋の人に再会します。 人外×人外故に年齢性別全部が不詳ですが、あえて言おう！ こちらはBL作品であると！

病気の子供たちへお薬を運ぶ河童

京都の日常生活に、ちょこっと入り込んでいる非日常の一コマ。 なんていう事もない、のんびりした短編です。 京都、妖怪、まったりが好きな方におすすめです。

「このサラダは僕が食べるものだから、別に君が本気にするようなことではないよ。」

　カッパが好き過ぎて、カッパ研究の日々を送り、カッパをリスペクトするウェブサイトを主催する大学生・二木あるはのもとに、ある夜突然、カッパが訪ねてくる。そのカッパは亀ケ岡駿一郎と名乗り、亜麻月カノハという人間の少女と友達になって欲しい、と言った。 　亜麻月カノハも実はカッパなのだと聞かされ、カッパへの探求心を抑えられない二木あるは、友達になることを引き受けたのだが、亜麻月カノハのとんでもない行動とその能力に振り回されることになる。 　そして、その日が訪れ、二木あるはと亜麻月カノハは「二人の運命」を知らされることになる……

河童の世界へ行った私は王として子作りに励まねばならなくなる

あるところに河童の目撃情報が多発するようになる。 たっくんは河童とお友達になろうと思い立った。 アルファポリス様でも投稿しています。

カクヨムコン9短編部門の一次選考通過作品です。 昔話で馴染みのある妖怪と、その周りの人間たちを描いています。

ひょんなことから河童の男と付き合っている。相手は河童であるのでいろいろなことがある。いろいろあるが、いろいろ楽しいのである。 ――恋多き大学生の麻衣は、河童の河僂耶（かるや）に命を救われ、いつしか彼を好くように。二人はささやかながらも楽しい夏を過ごすが、大学では麻衣の「物好き」が噂になり、やがて秋が来て…？　人間と妖怪の恋愛事情を描く、荒唐無稽なラブコメディ。 ◼︎この作品は2016年7月にpixivで連載したもので、現在も公開しています。尚、2024年6月には製本用として修正版（読み切り）を同サイトに再度投稿しています。

中学二年に進級した守流(まもる)は、どんどん変わっていく周りから一人取り残されているようで、気の晴れない毎日を送っていた。 そんな時に出会ったのは、用水路で一人、ゴミ拾いをする少年。 ところが、薄汚れた格好のその少年の頭には、小さな皿が乗っていて……。 河童を名乗る少年は、守流が忘れていた勘じいちゃんとの思い出を呼び起こす。 これは、守流の14歳の半年を温かく彩った、不思議なお話。

口癖が「早く嫁に行け」なんて信じられないっッーー！ 生活力は一切ゼロ、社会人一年目の【高取美波】は、ご先祖様の習わしで、生まれたときから一緒に暮らしている河童の末裔の従者がいる。 身の回りのお世話してくれる十歳年上の【河田正臣】の任期は、美波が無事にお嫁に行くまで。 お嫁に行けば、二人の首筋に彫られている契約の印は消えて、主従関係は解消される。 正臣を自由にしてあげるためにも、いい相手を見つけなくてはならないのに、美波は今まで一度も誰かを好きになったことがない 超恋愛初心者で…… 福岡の街を舞台にした、河童と胡瓜と妖を巡るドタバタで、ちょっと甘くて超両片思い。 焦れキュン炸裂な二人の行く末とは？ 【本作は第五回アルファポリスキャラ文芸大賞奨励賞作を改稿し投稿しています】 ※プロローグ　河童の松のものがたりは、実際に福岡で語り継がれている昔話です。

日本は海に沈み、銀座ではカッパが一匹住んでいるだけになった。 ある日、カッパ君の元へ秋葉原に住む人魚の国から建国の招待状が届いたのだが……。 人魚は肉食で獰猛で、あまり信用がおけないのだけれど。 ポストアポカリプス水没都市もの。

　安藤優はオカルトとなんちゃってオンミョウジを趣味とする重度のシスコンかつ中二病。霊を妹にできた彼女は姉に紹介しに行くが爆発事件に巻き込まれ死んでしまう。 　死後に招来された異世界で龍王を妹にした際にノリでいった「結婚しよう」を真に受けられた優は妹を嫁に持つことになった。 　そんな彼女が取得していたのは失われかけたモノに接触していれば強制的に妹にすることができるスキルである『妹転換』 　怪獣と魔法仕掛けの巨大ロボ、王機が戦う異世界で彼女は妹を増やしていく。 　王に従者に河童と増える妹の傍ら疑似スキルである『妹融合』を開発。 　これはなし崩し的に増えていく癖のある妹達となんちゃってオンミョウジの姉が怪獣のいる世界で生きてく物語。 　ブックマーク、評価ありがとうございます。 　※カクヨム様にも投稿しています。