クロメルは興奮を抑えきれなかった。目の前にただ一人立つ狼少年は、バトルロイヤルの優勝者。そしてクロメルの〝狩り〟の対象者だ。 　戦いに渇いたクロメルに、狼少年の死を乗せた爪が迫り来る。自分を「気狂い」と吐き捨てる少年を、クロメルは指差した。 「さっきからずっと、笑っているよ？」 ※「カクヨム」「Nolaノベル」にも掲載。 ※本作は「ゆるプロット前夜祭」参加作品です。 　蝉時雨あさぎ様のゆるプロットに沿って執筆したお話になります。 お題は、『青年（２０～２９）の男と 　　　　　ティーン（１１～１９）の人外の 　　　　　異世界ジャンルで 　　　　　「バトルジャンキーな男と人外」が 　　　　　「出会ったことで運命が狂わされる」話』

嘘ばかりついていた少年に猟師が悟すお話。 今回は嘘つきな少年でも救われるお話です。

ある村に一人の少年がいました。彼の仕事は羊を食べる狼を見張ること。だけど、ちょっとだけ抜けている彼はウサギやイノシシを狼と見間違えては「狼が来たぞー！」と叫んで村人たちを呆れさせてしまいます。 そんなある日、盗賊団が村を襲おうと武器をもってやってきました。見張りをしていた彼は盗賊団に最初に見つかってしまい、さあ大変。

いつも水底から祈るように、少年は天青を臨む。 夕と暁の明星を司る、二つの王政の治世は波乱に巡る。 戦乱の最中、恐ろしい森から可憐な妖精にも似た少女は逃げ延びた。彼女に魅了され、救済したのはとある少年だった。男性を恐れる彼女への初恋は、彼に手段を選ばせない。 彼女達の聖域は、デイドリームの嘘で出来ている。

あの、迫真の演技で通報致しますので、どうぞよろしく……。

繰り返される毎日の日常の中。私の脳裏に、とある寓話が蘇った。。

　ある日、突然ウソしか言えなくなってしまった少女がおりました。少女が猫を指差し犬だと言ったり、食事に毒が入っていると言い出したりしたので、両親は少女をウソつき呼ばわりし、家を追い出してしまいました。 　そして少女は出会います。狼が来たとウソをつき続ける少年と…………

嘘をついたことのない狼少年の話

どこにでもいるような、でもどこか孤独で、オオカミを好む少年、黒澤優。 優は現実世界とどこか距離を感じながら学校生活を送っていた。だが、ある日を境に、優の世界に国語科の教師である中上光が現れるようになる。彼は心のこもった会話を通して優のこころの扉を少しずつ開いていく。恩師を媒介に世界に開かれようとしていた優のこころ、しかし、不運にも開かれたとたんに閉じられていく扉―― 優はさらに深まった、以前とは性質の異なる孤独の中で、誰かとの出会い、会話を切望する。 そして、恩師中上の妻・恵との偶然の出会いと恩師の遺した一枚の絵をきっかけに、優の世界は狼の世界へと変貌し、そこで狼アトルの一生を体験することになる。 ふたつの分裂した世界で書かれた少年と狼の物語。

【完結】TRPG初体験プレイヤーによる、初めてのTRPGリプレイ。初心者にわかりやすくをモットーに書きました。シナリオビルド型シナリオ -システム・アヴァロン- を使ってのプレイです。 ※途中挿入されているタロットのイラストはイラストACさん（https://www.ac-illust.com/）から、イグニス城のイラストは蕗ノ下まほそさん（https://www.pixiv.net/users/10798028）からお借りしています。 本作は、「グループＳＮＥ」及び「株式会社ＫＡＤＯＫＡＷＡ」が権利を有する『ソード・ワールド2.0／2.5』の、二次創作です。 (C)GroupSNE (C)KADOKAWA

ショートショートです。「イノシシが出たぞ～！」少年は大声を張り上げ村を駆け回った。彼はいったい何者なのか？

　ある日、子供達と狼少年が村の林で出会う。 　だが、村の大人達に見つかり村を出ていくことになる。 　村に戻りたい、前の生活に戻りたい、堂々と暮らしたい。子供達と狼少年はそれらの願いを叶えるため自称魔法使いに会いに行く。

僕は狼。 フサフサした毛皮を身に纏った狼。 でも、ある日突然それは変わって… ※全て子狼の目線になっています。

彼は狼に育てられた、文字通りの狼少年だった。 ■ 　これは実在の存命人物を題材としたフィクションです。

昔々、あるところに売れない服屋がありました。その服屋は閉店セールを敢行します。最初の1回は無事、成功するのですが...

狼少年のトウリと天然系お嬢様栗原静音とその愉快な仲間達が巻き起こすドタバタ恋愛コメディ！？ 異世界から飛ばされてきたトウリと静音が出会って一緒に暮らすことになったようで────！？

人殺しの天使、番外編です。 最終回の後、嘘つき少年の心を書いたお話です。

ボクは小学四年生。男子だ。実はこの夏から、ボクは狼少年になってしまったんだ……

僕は人殺しだ。 あいつは嘘つきだ。 僕は嘘つきだよ。 あの子は人殺しだよ。 そして天使なんだーー。 人殺しの子供と嘘つきの狼少年。 二人の人生が交差したとき、何かが終わったーー。 それと同時に何かが始まるーー。 これは不器用な生き方しか出来ない二人の歪で滑稽な人生のお話ーー。 ※作品の性質上同性愛描写がありますが、BL、GL小説ではありません。

ある山の中の村に、ひとりの少年がいました。彼にはかまってもらう相手がおらず、嘘をついて村人の興味を惹き、退屈を凌いでいました。 そんなある日の朝、少年は大声を上げたのです。 「狼が来たぞおっ！」