高校一年生から塾に通う僕は、塾帰りの駅で、学校一美少女として有名な三年生・猫目先輩が電車に飛び込もうとしているのを阻止する。 「ペットの猫ちゃんになりたい……」 これが、僕と猫目先輩の、奇妙な主従関係の始まりだった。

双極性障害の私が、気分のままに書いたり書かなかったりする闘病記です。まさしくメメントモリ。死は身近にあります。 双極性障害はハイテンションになり散財したり、徹夜して物事に熱中したり、言葉や態度が乱暴になる『躁』と、動けなくなったり、抑うつ傾向、希死念慮になる『鬱』を繰り返す病気です。薬である程度はコントロールできますが、完全に制御はできません。 私はその双極性障害と戦っています。敗北が確定してるのに。 乱文乱筆失礼。益のある情報を提供するものではありません。気分を害する要素が含まれる場合があります。 このコンテンツは病気の克服やアドバイスなどは一切ありません。 ただ1人の躁鬱患者の日記で駄文です。

軽く始めたダイエット。それが真知子苛み、そして、彼女を壊していく。

ノンフィクション、精神を病んだ家族の話。

自然豊かな南の島で生まれ育った杏奈は夢を追いかけて上京するも都会の喧騒に心を削られていく。 山奥の施設に身を寄せ、美しい自然の中で穏やかに過ごすうちに傷ついた心を癒していたがその施設には少し普通じゃないところがあった。 そしてその〈普通じゃない〉が次第に〈異常〉だという事に気付いてしまう。 幾多の苦難に苛まれながらも自身を見失わず、強く生きようとする杏奈、そんな彼女に執拗に執着する施設の所長。 閉ざされた森に佇む施設で杏奈は所長の支配から逃げられるのか———。 「強さと弱さ」の両面を合わせ持つ人間の内面を描いたヒューマンドラマ×心理サスペンスです。

「全部、自分のせいだ」と思い込んでいた時期がありました。 何をしてもうまくいかなくて、 人の優しささえ痛かった。 苦しみを抱えたまま、“誰のせいにもできない自分”が嫌いで、 ただ静かに、自分を責める日々。 けれど、病院で「あなたは病気です」と言われたとき、 初めて「自分のせいじゃなかったのかもしれない」と思えた。 これは、そんな私が「他責でもなく、自責でもなく」 “自分軸”を取り戻していくまでの、心の記録です。

【第1章　三篠家崩壊編】 三十路を超えて独身一人暮らしの底辺物書き三篠森・Nこと俺。 実家を占拠する引きこもりの弟の家庭内暴力で家を追い出され、可愛がっていた猫にも会えず金魚にエサをやる日々。 そして元より不仲だった三篠家は2021年、ついに離散が決定した。 単身赴任先から帰ってこられない父、父の話題さえ出なければ理想的な母、唯一まともな妹、引きこもり歴6年の弟……。 そんな三篠森・Nが過ごした2021年夏、東京オリンピック期間中のみ許された弟との束の間の仲直りを軸に、我が家の歴史を振り返る。 【第2章　三篠家自死遺族編】 弟が自ら命を絶った。その時、俺は逃げ出した。 【第3章　三篠家介護編】 弟の死の際、あまりにも対応を間違えすぎた父は、家族から見放された。唯一つながりのあった俺は、足に慢性的な痛みを抱える父の受診に立ち会うことにした。そこで直面したのは、足以上に深刻な認知症だった。 家族には無許可でやってるから、急に更新停止になったときは察してくれよな。

　全身を黒で彩った億利病。 大学を卒業してやっとこ就活……しかし、何故か面接は全て不合格。そんな中唯一受かった会社は街中にぽつりと有るメンタルクリニックだった。 　そこの医者は行栄不明の妹を探す探偵のような見た目の詩乃響也という男。 　対応する患者は病気の他にこの世の理から反する力、異能に目覚めていた。 　組織から監視される少年に微笑む女神の崇拝者。ファンタジーの世界から飛び出して来た様な様々な患者を対応していく詩乃とその助手として働く億利。病気と異能に隠された秘密。妹の消えた理由。複雑に絡まった秘密と願いに２人が挑む！

ある精神病を患う患者が病院への通所の奮闘する。

うつのぼくの日記のようなものです。 続くか続かないかはぼくにもわかりません。

体調を崩した俺は、会社を休職することになった。 チームの皆には本当に申し訳が立たない。 「謝る必要なんてないよ。きみのことを教えてあげる」 そんな俺にどこからか声が聞こえてきた。

サトシはサキに会いたくていつも病院に出かけていた サキもサトシに助けて欲しくてつながりを求めていた 悪いのはいつだって大人である SNSで人を殺してしまおう びっくりするくらいあっけらかんとした人の営み サキとサトシのひと夏の出来事のお話

既に詰んでいる僕の話。

現在、80万人いると言われているアルコール依存症、その予備軍を加えると100万人〜150万人、共依存(家族を巻き込んだ被害者)を含めると300万人〜500万人になります。 誰でもが陥る可能性があるアルコール依存症、社会復帰できるのはほんの数％に過ぎません。 アレン・カー著『禁煙セラピー』のようなHOW TO 本では克服できないのがアルコール依存症です。 実体験を経験談として活用していく以外、アルコールの底無し沼からは這い上がれません。

主人公の小池は、田舎にある精神病院で看護師をしている。この病院には、名物患者がいる。せん妄状態にあり、自身をゲーム「サルドネの花嫁」の主人公だと思い込んでいるのだ。小池は最近、この患者、通称「アルベルティーナ」の担当になった。以前、この患者の担当だった同僚の上嶋、医師の野島から、患者の仔細を伝えられる。小池は患者の境遇に思いを馳せつつ、今日も業務に取り掛かるのだった。

何も聞こえない。私の世界から音が消えた。 その理由が精神的なものだなんて、認めたくなかった。 「生きてる意味ってあるのかな」 心の中で声が聞こえる。それは本当に私の声なのだろうか。 心の奥に眠る、かすかな命の音。 その音に気付いた時、私の世界は少しずつ動き出す。 これは、何も聞こえない世界で足掻く少女の再生の物語。

本投稿では、創作詩 ”白鯨の親子” を発表します。精神科の隔離病棟に入院している妻を見舞った男が偶然に偶然に目にした「11歳の患者が描いた鯨の絵」をモチーフにして詩に紡ぎました。なお、本詩は、2023年に投稿した掌編小説 「長い坂の先に立つ病院」から抽出した一場面です。

ある精神病棟の一室で日記を書き綴っている男がいる。その男は自分の体験を言葉にして綴っているのだ。今日もまた一人、男が何をしているのかと気になって、その話を拝聴するものがいる。男はその者たちに嬉々として語って聞かせるのである。己のくだらぬ愛慾の物語を。

天音咲夜。クリニック診療をしている。 統合失調症の患者、高峰東（あずま）。 解離性の統合失調症の患者。 自分自身が何者なのか？良くわからなくなり、精神が不安になりやすい傾向がある。 人に合わせる生き方が、自分が関係性を築く上で、大切だとわかってから、人生は、人に擦り合わせた生き方になってしまい、彼は甘えている。 本当の自分らしさが、見えなくなり、完璧さ、スピード性を求められる、生きにくい時代に、仕事が負担になり、休みがちになり、解雇されると、上に言われて、めげていた。 障害者雇用施設、支援Ａ型という種類の会社に属し、会社の類型は、特例子会社という、浅い繋がりの人間関係に見切りをつけ、ネット社会で、居場所を見出した。 社会的に孤立し易い傾向が強く、悩んでいたが、長い人生の中、現実には不向きな、人間という難解な存在との関わりに煩わしさを感じ、そんな自分に気づき、もう現実世界を見限った。 早く、仕事を終えなければ。 ネット社会が心地良い居場所だった。

最近、何かと話題になる「認知症」 ただの物忘れやボケとはまるで異なる認知症、それは実際に介護した者にしか分からない。 その恐怖体験を回顧録として綴ります。一部、異様な描写が出てきますが、ありのままを描述していますので、ご了承ください。