2025年の夏に転校して来た堕天なりかけの天使と主人公のちょっぴりホラーな恋愛話し

先代皇帝と共に国を救ったかつての英雄ルシウス・コルヴィナスは引退し身分を隠して地方伯爵の“庭師”として十六年平穏に生きていた。生まれた時から見守っていた愛する伯爵令嬢が十六歳で成人し、婚約者である王太子がこれからは彼女の守護者になるだろうと庭師を辞したルシウスは、旅先で敬愛する伯爵夫妻と、伯爵令嬢が無実の罪で断罪され嬲り殺しにされたことを知り怒りを燃やす。一方王太子は自分の腹心や自分が関わる事業が次々と何者かに「潰されて」いくことに気付き、騎士団長に捜査を命じる。騎士団長は姿を消したかつての英雄が関わっていることに気付き、絶望した。どうあっても王太子は殺される、と。

特別なものは必要なかった

大魔導師を目指して修行中の一人の少女が平和な旅をするお話です。 魔法を使っての戦闘とかはなく、前後のつながりはそれほどない、短編をまとめた形式です。

ある日雪の上で目覚めた少女は名前も自分の過去も何もかもわからないまま目覚めた、いわゆる記憶喪失というものだ、ただここがどこかもわからないなので歩いてみることにした、きっとその先に希望があるから、だがなぜか寒さも感じない 「私は死んでいるのか？」 だが、歩き出すこの白銀の世界を、この殺風景な景色を。 これは名前も過去も失ってしまった機構少女の0番目0号の物語だ。

昨日投稿した活動報告を、もう少し読みやすくして書きなぐったものです。 タイトル通り、無名の私ですが、だからこそ、同じく無名だと思ってる方、web小説投稿始めたばかりでPVとかが伸びないことに悩まれている方に向けて（失礼は承知の上でござる）、お伝えできることがあるんじゃないかなと思って書きました。

いよいよ敵の根城へと乗り込むことになったイサミたちは、手始めに城へ隕石を落として半壊させたのだった！

男運がないのか、変な男にばかりをつかまえてしまう私は、 もう失敗したくないので、友人であるA子に次に狙ってる男を 調べてもらうことにした。 A子はとてもよく調べてくれた。 普段家に帰ったら何をしているとか、休みの日の過ごし方、交友関係。 みそ汁の好み、どんな寝顔をしているのか。 そろそろ行動に移そうと思った時にA子からも会って話がしたいと連絡があった。 良かった。略奪愛になったら困る。そんな形で友人を失いたくないから。

偶然か、超能力か、それはわからないが俺の息子は予知能力があるんだと思う スポーツの結果や、選挙の結末などを言い当てる。 そんな息子に将来……大きくなったら何になりたいか、そんなありふれたことを尋ねた。 「おっきくなりたい」 息子の返事はそれだけだった。

AIを党首とした地方の小さな政党から、某市の市長が誕生した。 市政は問題なくクリーンな政治が行われた。 気を大きくしたAI党は国政選挙に進出する。 しかし、国政選挙では大敗を喫する。 AIにロビー活動を行う発想がなかったためだ。 だからAI党の人間たちは頭首であるAIにロビー活動を学習させた。 その結果、国政に進出することはできたが、国政がクリーンになることはなかった。

人に優しいと周囲からもっぱら噂の評判のA氏が、人生の最後に選択したのは人ではなく発達したAIが搭載されたアンドロイドだった。

僕は死にたい、本当にそうなのか

結婚式当日、夫のトマスに逃げられた花嫁「ヴィオラ」は、その後放り投げられた貴族社会での地位の確立や義両親の介護、没落寸前だった家の立て直しに十年の月日を消費させられた。若かった彼女ももう三十手前、そんな時に書類上の夫トマスが現伯爵の死期を知って戻って来た。子供連れで戻って来たトマスは父の死後に家を継ぐのは自分だし、この子供は貴族として与えられる幸せを全て得る権利があると主張し、これまでヴィオラを「貴方は本当の娘のよう」「君が娘ならよかったのに」と可愛がってくれた義両親も実の息子と孫可愛さにヴィオラを「他人」と扱い始める。「わたしの十年はなんだったの？」ショックで倒れたヴィオラは自身のベッドで目覚め、「2025年の日本人女性なら絶対に泣き寝入りしないからな」と庭でバーベキューを始める。

世界に、自分に絶望し、確かに自殺した主人公 目覚めるとそこはいつもと同じ自室で...?

旧タイトル：不貞（冤罪）を理由に離縁されたら呪われた王弟殿下が間男だと名乗り出ました。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 「彼女の浮気相手は俺だが？」 気が付いたら修羅場だった。羽交い絞めにされていて、自分が夫の幼馴染を殺そうとしたとか、浮気をしたから持参金没収の上に出ていけ、と喚めいている夫らしい男に断罪されている。全く意味がわからない。アザレアって誰のことだ。よくある漫画のような異世界転生していて前世の記憶が……という感じではない、自分はさっきまで日本の自分の家にいた。その記憶がはっきりしているのに、悪女、魔女と大勢に罵られている。 とりあえず、自由になる足で夫らしい男の股間を蹴り上げて、全力疾走で逃げ出した。右も左もわからない中、走り回ってひと気のない枯れた庭に駆け込んだ。 そこには死神のような青白い顔の男性がいて、自分を見ても悪女だと罵らない。つまり、敵じゃないということは味方になる可能性があるっていうことだ！ アザレアの体に入った「私」は男性に助けを求めた。その人が、呪われた王弟イドラ・マグダレアとも知らず。 妖精の粉を服用しなければ呪いに苛まれ命が削られていくイドラは、妖精のために庭の花を咲かせなければならない。しかし、妖精の花は「多くの人に愛された物語」がなければ咲かない。生まれて二十年以上、国中の物語を花に聞かせ続けた結果、もう与えられる物語は尽きてしまった。 そんなイドラが見つけた「異世界の娘」、イドラは自分の命のために悪女アザレアを抱きしめて、周囲に宣言する。 性根のひねくれた王弟×憑依型ヒロイン。

小国レンツェの王家の“恥”のエレンディラは王と奴隷の子。父に見捨てられ、異母兄姉たちに虐められる毎日。冬の寒空の下、池に突き落とされたエレンディラはついに絶命した。 ので、前世の日本人の記憶が蘇り「王族全員ブッ殺す！」と、新たな人生のスタート！となるはずだった。 しかし、その日、レンツェは大国アグドニグルに滅ぼされ王宮は一夜で血の海となった。怒れる皇帝はレンツェの国民すべてを奴隷とすると宣言し、王の間で王族たちを集めると全員その場で斬首すると言い放つ。 「有益な者なら生かしてやる」と皇帝は嘯くが、命乞いをする王族は次々に首を落とされていく。 自分の番となり、皇帝に「で？お前は無能か？有能か？」問いかけられ、エレンディラははっきりと答えた。 「陛下！プリンを食べませんか！」 エレンディラ（娼婦の子）から名をシュヘラ・ザードと改名し、千夜千食、美味しいものを作ります！

海で溺れた王子さまの結婚式のあと、島に不幸が押し寄せた。

どちらが正しいのか、それを問うだけナンセンスなのかもしれません。 ※４話で完結の短編です。

捜査官は美しい白百合姫が死んだので、容疑者たちを尋ねる。容疑者Aは「あの子が死ぬはずがない」と一蹴にし、容疑者Bたちも「あの子が死ぬはずがない」と笑い飛ばす。

好きなネット小説の結末に物申そうとDMを送り付けるため立ち上がり、ベッドに頭をぶつけて死亡。断頭台へ並ぶ冬の空の下でそれを思い出した宝砂王女は「前世享年2×歳。今生は13歳か。来世は20年の生を目指そう」と覚悟を決めて処刑台に昇った。しかし、そこでここはもしや、自分が感想を送り付けようとした小説の世界なのではないかとふと思い浮かぶ。グッバイ今世としてしまうのもいいけれど、最後にやれるだけやってみようか。断頭台でギロチンの刃の下にセットされ、宝砂は全力で、某泥棒映画の名シーンのセリフを叫んだ。 「またものを語りに来たのか、貴女よ」 砕ける断頭台。破片と土埃で咽ながら、香の匂いが鼻につく。ギロチンの刃は砕け、砕いたのは宝砂の推しである小説の登場人物だった。 理想通り過ぎる姿と声のその推しの登場に、宝姫は吐血する。 「結婚してください！！」 「なんと？」 不吉な王女と家族に見捨てられた王女と、人間に飽きた神獣が、かつて神獣が異世界人に聞いた物語の料理を再現して美味しくいただきながら、なんやかんやする珍道中。