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作者:みかげ石/作品情報/Nコード:N4609IH
連載中 (全3エピソード) |
書評というのは、作品に一本の糸を通すようなものだと私は感じています。それがよいものであるかどうかは、ひとまずのところ問題ではありません。どんな形であれ、そこに糸が通うということ自体が作品の持つ奥行きや豊かさを、結果として浮かび上がらせることになるからです。
私は本来、自分の言葉なり表現というものを持たない側の人間ですが、そういう誰かの言葉や表現に蔦を這わせることでしか文章を綴れない人間が、こうした場で居を設けることは相応しくないと言ったら、否定してくださる方はおそらくいらっしゃることでしょう。というのも、小説に関する場である限り、ここには書かない人間がいるとしても、読まない人間はいないからです。そして、自分の小説を好きに書くことで自分を満たす以外に、この場に私が居合わせる意味があるのだとしたら、読み手として振る舞うことの可能性を示すくらいしか、私には思い当たることがありません。
誰もが表現に向かうことのできる場というのは掛け値なく素晴らしいものですが、ひとりの人間の受容性を遥かに凌駕する物量の作品が今この瞬間も生まれていることを思うと、他人の文章について私たちが持ち合わせている警戒心、このどうしようもなく冷静に作品を峻別してしまう私たちの眼差しには、確かな正当性があるとも言わなければなりません。これは誰の責でもない、それぞれが読み手として勝ち得た私たちの立派な能力なのですから。
ですが、叶うのなら私はそういうものを崩してみたい。この眼差しに耐えられるものだけが私にとって読まれるべき優れた作品ではないということを、私の持てるすべてを使って示してみたい。私の構えを解き、躓かせ、膝をつかせたその先で、私の目がとりこぼしてきたものを優しく掬い上げる新しい作品があることを、私自身が知らないままにこの人生を終えたくない。今はただ、そういう気持ちでやってみようと思っています。これを読まれる若い方に肩を並べられるだけの熱量を私が持ち合わせているとしたら、おそらくこの一点に限ってでしょう。
この書評がどれだけ続けられるとしても、それは最後まで作品性というものをひとかけも持たない文章の羅列になるでしょう。そしてそういうものを、私は誰に恥じるでもなく平然と続けていくつもりです。それだけが私が自分を許すことのできる、誰にも奪うことのできないものだと、そう信じているからです。
ジャンル:エッセイ〔その他〕キーワード: 書評 最終更新日:2023/07/02 09:20 読了時間:約31分(15,246文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:みかげ石/作品情報/Nコード:N3521IG
短編 |
備忘録がてら、日々の中で読んだ本の感想を書いています。
こうして取り上げるからには、誰かに読んでもらいたいと思えるものを扱いたいですし、「なろう」の作品についても、気に入ったものを取り上げていきたいと思っています。
このレビューを通じて、誰かひとりでも実際に本を手にとってくださったり、「こういう面白い本があるよ」と私に教えてくださったりと、そういう新たな出会いに繋がることを夢見ています。
ジャンル:エッセイ〔その他〕キーワード: 書評 最終更新日:2023/06/03 22:27 読了時間:約9分(4,106文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:みかげ石/作品情報/Nコード:N3497IG
短編 |
備忘録がてら、日々の中で読んだ本の感想を書いています。
こうして取り上げるからには、誰かに読んでもらいたいと思えるものを扱いたいですし、「なろう」の作品についても、気に入ったものを取り上げていきたいと思っています。
このレビューを通じて、誰かひとりでも実際に本を手にとってくださったり、「こういう面白い本があるよ」と私に教えてくださったりと、そういう新たな出会いに繋がることを夢見ています。
ジャンル:エッセイ〔その他〕キーワード: 書評 最終更新日:2023/06/03 21:46 読了時間:約9分(4,158文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:みかげ石/作品情報/Nコード:N3493IG
短編 |
備忘録がてら、日々の中で読んだ本の感想を書いています。
こうして取り上げるからには、誰かに読んでもらいたいと思えるものを扱いたいですし、「なろう」の作品についても、気に入ったものを取り上げていきたいと思っています。
このレビューを通じて、誰かひとりでも実際に本を手にとってくださったり、「こういう面白い本があるよ」と私に教えてくださったりと、そういう新たな出会いに繋がることを夢見ています。
ジャンル:エッセイ〔その他〕キーワード: 書評 最終更新日:2023/06/03 21:42 読了時間:約10分(4,553文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 12 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:みかげ石/作品情報/Nコード:N7973ID
連載中 (全27エピソード) |
一度人類が滅んだあとに再び創られた世界において、家出をした少女が仲間と出会い、旅を通じて自らを見つめなおす物語、になると思います。
少女の名前はフラン。神々にも伍する力を期せず与えられたことに戸惑い、また養父との確執を埋められずに家から逃げ出してしまいます。「私に由来しない力」を怖れ、生身の身体で生きていくと決めたフランの前に男が現れ、彼女の素性を見抜いてしまうところから物語は始まります。
(以下は説明的な補足です。知らなくても読めますし、いずれ作中でも言及があるものですが)
「創世の女神」、「創世の致命者」
小説の世界は、一度は滅んだ人類が女神の加護によって再び創り出された世界となっています。そこでは人間たちに魔力が与えられ、ちゃんと習えば、誰もが生活魔法くらいは使えるような、そういう世界観です。
ちなみに女神は創世の際に肉を去っていることから、彼女のことは「創世の致命者」とも呼ばれています。
「考古学」
作中では、「考古学」という言葉が現実とは違う内容で使われています。
小説では、魔力を元手に過去に繁栄した人類の科学技術を透視する・させる力を持った人間たちのことを「考古学者」と呼んでいて、彼らは古い地層から得た石や、遺物など、物の記憶を探ることで、おぼろげながら、私たち人類の生活様式を掘り起こし、それを模倣するような形で生きています。
土地によって掘り起こす記憶はさまざまでしょうし、また記憶が私たちのどの時代を映したものかもそれぞれでしょうから、それによって作中では時代錯誤的な描写も多々現れるかと思いますが、こういう説明じみた話も、作中のどこかで触れられると思います。
「アトリビュート(=持物「じぶつ」と読みます)」
アトリビュートというのは、神話や歴史を描き出す次元において、鑑賞者が一目で画面の人物を判別できるための、ひとつのツールです。
ローマ神話では大鎌を持つ男神は、農耕の神サトゥルヌスとされましたし、キリスト教の文脈では、鍵を持つ老爺は「第一の使徒」として、イエスから天国の鍵を渡された聖ペテロを表しているように、つまりは、鎌や鍵といった「アイコン」が彼らを同定する持物という訳です。
ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕キーワード: 残酷な描写あり ガールズラブ 日常 青春 冒険 一人称 動物の神 生霊 旅 アトリビュート GL? シリアス ほのぼの 女主人公 人外 最終更新日:2023/05/14 02:11 読了時間:約133分(66,115文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:みかげ石/作品情報/Nコード:N5780IE
完結済 (全2エピソード) |
バラの咲き始めた裏通りでひとりの少女と出会った少年。ふとした経緯からふたりはデートをすることになって……
ジャンル:異世界〔恋愛〕キーワード: 日常 青春 掌編 ほのぼの 男主人公 西洋風 最終更新日:2023/04/21 19:54 読了時間:約11分(5,198文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 6 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 6 pt |
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検索時間:0.0525918秒
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