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作者:坂口正之/作品情報/Nコード:N6510JV
短編 |
彼女は、彼と一緒に「最新鋭バーチャル・リアリティ・アミューズメント」の一室に入った。そのアミューズメントでは、超高性能コンピューターとレーザー・ホログラフィーなどの最先端ハイテクを駆使したバーチャル・リアリティ(仮想現実)の世界が繰り広げられるのであった。
彼女と彼にとっては、このアミューズメントは何回目かの経験で、その日もコンピューターが作り出したジャングル上空でのヘリコプターの操縦やワニとの格闘など仮想現実の世界を堪能し、十分な満足を得て彼女は帰宅した。
そんな時、彼女の携帯電話に元恋人のアツシから電話があり、「一緒に最新鋭バーチャル・リアリティ・アミューズメントに行かないか?」と彼女は誘われた。
既に、他の彼と一緒に何度もそのアミューズメントを堪能していた彼女は、当然、「行かない」と答えたのだが、「最新鋭バーチャル・リアリティ・アミューズメント」には、仮想現実に関する大きな秘密が隠されていた。
ジャンル:空想科学〔SF〕キーワード: 仮想現実 バーチャル 最終更新日:2024/12/08 13:44 読了時間:約13分(6,360文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 8 pt |
作者:坂口正之/作品情報/Nコード:N0657GY
短編 |
博之は、名前を聞けば誰でも知っている極めて有名な音楽グループのギタリストだった。そのグループはボーカルの秀二をリーダーとした五人グループで、彼らが歌う曲は、全てリーダーの秀二が作っていた。
秀二のメロディーメーカー、そしてアレンジャーとしての才能は素晴らしく、次々と作り出される曲は人々の心を捕らえ大ヒット曲を連発し、日本の歌謡音楽界においては、その音楽グループは長年トップの地位を確立していた。
しかしながら、あまりに秀二の才能が素晴らしかったが故に、博之を含め秀二以外の他のメンバーについては多くの人が知るものではなく、影の薄い存在であった。
そんな絶頂期に博之は肝臓癌を発症し、長期の闘病生活に入ることとなった。
博之は、病院のベットの上で、自分はこれまでこのグループで何をやってきたのだろうか? 自分がいなくても単にギターが弾ける人間がいれば、このグループは成立するのではないか? リーダーの秀二さえいれば、あとのメンバーは誰でも良かったのではないか? と悩み始めるのだが…。
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: 日常 バラード 三連符 ギタリスト メロディーメーカー 最終更新日:2021/04/29 13:54 読了時間:約18分(8,961文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:坂口正之/作品情報/Nコード:N5844GU
短編 |
彼女は、依頼屋からの依頼により高額アルバイトを行うこととなった。
そのアルバイトとは、ある男をターゲットとして、その男から痴漢被害を受けたと彼女がウソの証言を行い、その男を犯罪者に仕立てることにより、報酬を得るものであった。
彼女は依頼屋からの指示通り、男の背後から同じ満員電車車両に乗り、男の前に体を滑り込ませたのだが…。
ジャンル:ヒューマンドラマ〔文芸〕キーワード: 日常 痴漢 冤罪 電車 満員 最終更新日:2021/02/20 17:21 読了時間:約33分(16,392文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 2 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:坂口正之/作品情報/Nコード:N3587GS
短編 |
八十才を超えた元医科大学産婦人科医の私の元に、結婚を約束した若い二人が訪ねてきた。その二人のうちの男は、二十数年前に私の治療により実の母親の卵子でもなく、また実の父親の精子でもなく、まったく他人の卵子と精子を使った体外授精児として生まれた男だった。
その男は、自分が結婚相手の女性と実の兄妹ではないかとの懸念により、私のところに訪ねてきたのであったが…。
ジャンル:ホラー〔文芸〕キーワード: 日常 体外授精 人工受精 近親結婚 最終更新日:2021/01/09 12:48 読了時間:約18分(8,769文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 18 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 16 pt |
作者:坂口正之/作品情報/Nコード:N7154GR
短編 |
彼の前の妻は病気で亡くなっていた。それは、突然のことだった。
その後、彼はお見合いサービス会社を通じて再婚していたが、いつも前の妻のことを思い出していた。
そんな時、台所の床下収納スペースの中から、前の妻が亡くなる前に漬けた梅酒を見つけたのであった。彼にとっては、それは宝物を見つけたようであった。
彼は、今の妻が寝た後に、その宝物の梅酒こっそり飲むようになったのだが…。
ジャンル:現実世界〔恋愛〕キーワード: 日常 梅酒 再婚 お見合い 最終更新日:2020/12/28 13:27 読了時間:約8分(3,793文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 2 人 評価ポイント: 8 pt |
作者:坂口正之/作品情報/Nコード:N2083GQ
短編 |
飛行機の自動操縦システムが開発され、機長も副操縦士もパイロットとしての仕事をほぼ失っていた。飛行の全てが自動操縦システムによってコントロールされているので、パイロットが飛行中に操縦したり、計器に触ったりすることは厳に禁じられ、唯一、パイロットが操縦して良いのは、自動操縦システムでは回避できないような危険な状況に直面した緊急時のみであった。
しかしながら、現実にはそのような緊急時が発生することもなく、そもそもどんな緊急時がそれに対応するのかも分からなかった。
そんな状況下で機長と副操縦士は、パイロットとしての仕事に諦めを感じ、最後に自動操縦システムを解除して、昔のように自らの手で飛行機を操縦しようとするのだが…。
ジャンル:空想科学〔SF〕キーワード: 近未来 飛行機 パイロット 宙返り 最終更新日:2020/11/28 18:22 読了時間:約10分(4,643文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:坂口正之/作品情報/Nコード:N5983GP
短編 |
入社二年目のB君は、上司のA部長に連れられて酒を飲んでいた。酔っぱらったA部長が言うことは「歳を取ると物忘れがひどくなって、人の名前などが出てこなくなる」ことの愚痴だったが、その話は、A部長から何度も聞かされたものだった。
そんなB君も三十年後にはA部長と同じように部長となって、やはり新人のC君を連れて、飲みに行くようになっていた。
ビヤホールで飲んでいた二人は、別の席で飲んでいる見覚えのある美女を見つけたのだが、どうしてもその美女とどこで会ったのか? また、名前もまったく思い出さなかった。
しびれを切らしたB部長は、その女性の元に行き、正体を質すのだが…、彼女からは想像もしなかった意外な回答が…。
ジャンル:空想科学〔SF〕キーワード: 日常 近未来 記憶 物忘れ 同じ話 最終更新日:2020/11/15 16:51 読了時間:約14分(6,691文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 6 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 6 pt |
作者:坂口正之/作品情報/Nコード:N2780GP
短編 |
男は、これまで行った事業の成功により相当の資産を蓄えていたが、さらに、一攫千金の世間があっと言うような儲かる事業はないか探していた。
そんな時、地質学者から「これから儲かる事業なら、絶対に墓石(高級花崗岩)の買い占め」との話を聞いたことにより、墓石の買い占めに奔走するのであったが…。
ジャンル:空想科学〔SF〕キーワード: 近未来 花崗岩 保管 最終更新日:2020/11/08 15:41 読了時間:約9分(4,035文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:坂口正之/作品情報/Nコード:N8967GO
短編 |
ある大学教授が発表した「携帯電話の電波の影響により、脳腫瘍を発症するリスクがある」との論文により、脳を携帯電話の電波から守ることが注目された。そのためには脳を電磁波シールドすることが唯一の対策として考えられ、手段としては頭を導電性のもので覆うことが考えられた。
このため、導電性の炭素繊維を使ったカツラが考えられ、大いに売れることになるのだが、大きな落とし穴が…。
ジャンル:空想科学〔SF〕キーワード: 近未来 携帯電話 電波 脳腫瘍 導電性 最終更新日:2020/10/31 21:02 読了時間:約9分(4,088文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:坂口正之/作品情報/Nコード:N3022GO
短編 |
児玉はスキージャンプのトップ選手だった。昨年の世界選手権でも優勝し、今回の冬季オリンピックでも優勝候補の筆頭であったが、彼には強力なライバルがいた。それはドイツのフィッシャーであった。
児玉と児玉の監督は、そのフィッシャーが競技で不正行為を働いていることを見つけた。磁石の反発を利用した飛距離の増大である。本来であれば不正行為は摘発され、フィッシャーは失格となるところであるが、児玉と監督はその不正を逆に利用して、優勝を狙うこととしたのだが…。
ジャンル:空想科学〔SF〕キーワード: 近未来 オリンピック 飛距離 不正 磁石 反発 最終更新日:2020/10/18 15:45 読了時間:約16分(7,577文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 10 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 1 人 評価ポイント: 10 pt |
作者:坂口正之/作品情報/Nコード:N9727GN
短編 |
生物の再生とは、例えば、手足の皮がむけてもその傷がいつの間にか治ってしまうように、傷などを修復することを言うが、彼は外科医でありながら、その再生について研究を行っていた。
その研究過程で、彼は再生を促進する物質を見つけたのである。
マウスの実験ではこの物質(再生物質)を投与すれば、トカゲの尻尾が切れても再生するように、切断した足の再生が認められたのであった。
そんな時、駅のホームから転落して列車に轢かれ、右足を切断した患者が彼の元に搬送されてきた。彼は、その患者に彼が見つけた「再生物質」を投与することとしたのだが…。
ジャンル:空想科学〔SF〕キーワード: 切断 再生 最終更新日:2020/10/11 15:56 読了時間:約9分(4,484文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 38 pt ブックマーク: 1件 評価人数: 4 人 評価ポイント: 36 pt |
作者:坂口正之/作品情報/Nコード:N9121GN
短編 |
花火会社の七軸煙火工業株式会社は、世界最大の大きさである「四尺四寸玉(四十四号玉)」の花火を打ち上げると発表したのであった。
この「四尺四寸玉(四十四号玉)」とは、直径一メートルを大きく超え、重量も約五百六十キログラムと、とてつもないものであって、花火師仲間は誰もが成功はあり得ないと思っていた。
そうして、その打ち上げ当日がやってきたのだが…。
ジャンル:空想科学〔SF〕キーワード: 近未来 花火 四尺玉 八重芯 世帯最大 最終更新日:2020/10/10 13:23 読了時間:約17分(8,238文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:坂口正之/作品情報/Nコード:N6413GN
短編 |
彼はカラオケが嫌いだった。正確に言うと、さらにその上に「大」がいくつも付くくらい嫌っていた。なぜ、それほど嫌いなのかと言えば、それは歌が下手だからである。職場の仲間との飲み会の二次会でカラオケを歌わされるのには、本当に辛いものがあった。
そんな時、彼はカラオケレッスンを行う会社の新聞広告を見つけた。仕事帰りにその会社を訪ねてみると、彼のレベルでは通常のレッスンでは改善は望めず、特別な治療法を進められるのであった。
その治療法を試したところ、驚くほど上手に歌えるようにはなったのだが…。
ジャンル:空想科学〔SF〕キーワード: 音痴 上達法 治療 レッスン 最終更新日:2020/10/04 16:35 読了時間:約22分(10,716文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:坂口正之/作品情報/Nコード:N3090GN
短編 |
ユミコはマラソン選手で、オリンピックでも優勝が期待されているトップランナーだった。しかしながら彼女には強敵のライバル、ロシアのラチェンコフ選手がいた。
オリンピックを直前にして、ユミコのコーチはラチェンコフに勝つために血液ドーピングを提案し、ユミコは、それを受け入れて試合に臨んだ。
血液ドーピングの効果は大きく、ユミコはこれまでにない素晴らしいハイペースで走ったが、ラチェンコフも負けないペースで駆け抜け、ゴール直前までデッドヒートを続けた。
ラチェンコフにも大きな秘密があったのだが、ユミコにはそれが分からなかった。
ジャンル:空想科学〔SF〕キーワード: 近未来 オリンピック マラソン 血液 給水 最終更新日:2020/09/27 15:40 読了時間:約19分(9,026文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:坂口正之/作品情報/Nコード:N0720GN
短編 |
テロリストによる航空機のハイジャック対策として、政府は航空機の無人化運転技術の開発を進めていた。つまり、ハイジャック時にはパイロットに代わり地上のコントロールセンターから航空機をコントロールし、安全に着陸させるものであった。一方、パイロット組合の委員長は、それを進めることは、いずれパイロットの仕事を完全に奪うことになりかねないことから、大反対を表明していたのであるが…。
ジャンル:空想科学〔SF〕キーワード: 近未来 ハイジャック テロリスト パイロット 自動運転 自動着陸 無人化運転 最終更新日:2020/09/23 12:00 読了時間:約11分(5,071文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
作者:坂口正之/作品情報/Nコード:N5880GM
短編 |
彼の病気は、心臓、肺、肝臓、膵臓、腎臓の五つもの臓器が同時に侵されるという極めて稀で、また、その治療には、それらの臓器移植以外には極めて困難なものだった。しかし、心臓や肝臓などと言った単独の臓器の場合は脳死患者からの臓器移植による医療は珍しいものではないが、さすがに5つの臓器の同時移植による治療となると、困難を極めることが予想されていた。
そんな中、偶然にも適合する脳死状態となった臓器提供者が現れ、彼は5つの臓器の同時移植手術に臨むこととなった。その結果、手術は成功し、彼は目を覚ましたが、そこに現れた現実は彼が予想していたものとは大きく異なるものだった。
なお、本作品は2000年(平成12年)6月25日に作成したものです。
ジャンル:空想科学〔SF〕キーワード: 近未来 臓器移植 心臓移植 脳死 最終更新日:2020/09/13 16:03 読了時間:約11分(5,041文字) 週別ユニークユーザ: 100未満 レビュー数: 0件 総合ポイント: 0 pt ブックマーク: 0件 評価人数: 0 人 評価ポイント: 0 pt |
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